2007年12月13日

日々の気づき 318 【「質問する」ことの魔術】

日々の気づき 318

【「質問する」ことの魔術】



●最近、立て続けに対人関係、

特に交渉術を扱う本を読んだのだが、

その際、ハタと気づいたことがある。

●それは、不平不満ばかり言って来る客、

常に愚痴っぽい家族、恋人、同僚、

又、セールスの際、

ちょっとやそっとでは「陥落」しないお客さんには、

こちらから、

「では、あなた(○○様)はどういうことを

ご希望ですか?」と質問してみると

実に効果的だということである。

●「質問する」ということは、

信じられないぐらいの魔術的効果を発揮する。

なぜなら、

人はよく不平や愚痴や泣き言を他人に訴えるが、

実際のところ、自分がどうなったら不満が解消するのか、

理想的な姿は何なのか、何が欲しいのか、

ハッキリと考えがまとまっていないことが多い。

何かこの商品は自分の好みと違う、

なんとなく自分の趣味に合わない、ぐらいの曖昧な理由で

自分の欲しいものが正確に把握できていない場合が

圧倒的に多いのだ。

何が不満なのか一日中鳴いているウルサイ近所の犬と

結局そう変わらないのである。





●よく言われることだが、

口に出して欲しいものをハッキリと明示しない限り

(あるいは文字ではっきり書いて示さない限り)、

ほとんどそれらが現実化しないという法則がある。

ブライアン・トレーシー曰く

「見えない的を射ることはできない」。

つまり、

「求めるものがハッキリしない限り、何も手に入らない」

「何でもいいからほしいと言っている人は

結局何も得られない」ということなのである。

「ただ大金持ちになりたい」というのと、

「手取りで、最低月収100万円以上稼ぎたい」というのでは、

圧倒的に後者の方が実現する可能性が高い。

「質問する」ということも、結局、

似たようなことを言っているのである。

●人間は、よく不平や不満、苦痛を訴えるが、

そのレベルでただ留まっている人が圧倒的に多い

(例・「彼女(彼氏)がいないのはつらい、

カップルを見ると羨ましい(ムカつく)、

独身は情けない、ただただ、恋人が欲しい、など」)。

ならば、どうしたら解決するの?という解答レベルまで

ちゃんと用意されている人が少ないということだ

(例・どういう交際相手がほしいのか。相手の外見は、

職業は、年齢層は、年収は、婚歴は気にするか、

どうしたら交際相手が見つかるか、どこに行けば出会いがあるか

自分の何を変えればよいか、妥協する点は何か、などなど)。

●だから、何でも不満、苦情、反論ばかり

言ってくる人には、「魔法の質問」をしてあげることだ。

「ならば、あなたは何を望んでいるの?」

「これがダメなら、じゃあ、どうしたいの?」

「それなら、どういう○○がほしいの?」

「私の考えが受け入れられないならば、あなたは

どうしたらいいと思っているのですか?」と。

不平不満レベルは、考えがまとまらず、

曖昧模糊として、解決実現性はほとんどない。

質問して解答したレベルでは、考えがまとまり、

具体性を帯びるので、解決実現性がより高まる。

●「質問する」ということは、要は、

真っ暗闇の中を懐中電灯で照らしてあげて、

探しているものを見つけてあげる行為に似ている。

いつでも、相手に欲しいものをハッキリ質問してあげる。

ただ不平不満をグダグダと言っているだけでは

いつになっても解決しないし、時間のムダでもある。

悩みや不平はただ聞いて同情してあげただけではダメ。

「ならば、どうしたいのですか?」と解決策まで

しっかりと質問してあげるのがより効果的な方法だし、

本当の思いやりだとも言える

(ラジオのテレフォン人生相談を聞いていても、

ただ自分の境遇の不幸を嘆いているばかりで、

だからどうしたいのか、

善後策や願望がまとまっていない人が

非常に多い。

加藤諦三先生はさすがプロだけに、

そこらへんの勘所をよく把握していて、

「ならば、あなたの今日の相談というのは

どういうことですか?」と最後にきちんと質問している)。


ラベル:質問すること
posted by miura at 18:47| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の気づき・旅日記・その他告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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