2008年01月09日

必読本 第578冊目 玄秀盛 金を斬る!―新宿歌舞伎町駆けこみ寺出張相談所

必読本 第578冊目

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玄秀盛 金を斬る!

―新宿歌舞伎町駆けこみ寺出張相談所

玄 秀盛(著)

¥1,470(税込み)

マイクロマガジン社

単行本:244ページ

2004年6月10日 初版




●ショッピング依存症、消費者金融、

ヤミ金、自己破産…。アナタを蝕む「病原金」を、

新宿歌舞伎町でさまざまな駆け込み相談に応じる

著者が退治する! ビビるな! 逃げるな! 立ち向かえ!

●「お金持ち」系の本が

相も変わらず珍重される一方、

昨今の傾向として、人間としての最低限度の

生活さえままならない、「ワーキングプア」の問題が

テレビでも書籍でも、大きく取り上げられている。

別に俺は億万長者などの高望みなどしていない、

雨露をしのぐ家があり、今日の食事に困らず、

体を壊した時に病院に行くだけの余裕が

ありさえすれば、「普通の生活」さえできれば

よいという考えを持つ層は都会を中心に、

相当するいるものと思われる。

●ワーキングプアにまで転落した原因は

一様ではないが、

サラ金で無計画に借金するなど、

お金の問題が端緒となり、

人生がおかしくなった人は相当数いるものと

考えられるので、

今回は、玄さんの数年前に出された、お金にまつわる

相談本をご紹介したいと思います。

●著者の他の本と同じく、

一般のマスコミなどではとても報道されないような

生々しい人間模様が描かれている。

派遣社員、大企業のエリート社員、自称起業家、パチンコ狂いなど、

歌舞伎町の玄さんの相談室の門を叩く人間は、

実にバラエティ豊かで、下手な本を読むより、

よっぽど人生勉強になります。

●4年前の本で、細かな法律の変更点があるかもしれないが、

基本的な借金整理法は、素人でもわかるように

丁寧に解説されているので、非常に参考になります。

表に出てくることなどできない、非合法の塊である

ヤミ金から借りた金など返す必要が全くない、

無視して、ありがたくもらっておけという裏アドバイスにはちょっと笑えましたが。

●青木雄二さんの本に親しんだ方などにも

おススメですね。

今時、クレジットカードの1枚も持っていない人など

いないだろうし、ちょっと街を歩けば、

危ない誘惑、ヤバい人間がウジャウジャいるような

物騒な世の中です。

お金のトラブルになど巻き込まれたくないと思っている人

すべてに推薦したいと思います

(巻末には、玄さんの10分間相談無料券が付録で

ついておることも付記しておきます。

本当にヤバイ状態になったら、相談に行くのも一考でしょう。

「本気」の人には、誠実に対応してくれるようですから)。


【マストポイント】

@テレビCMなど、サラ金のイメージがどんなに良くなっても、

借りることの怖さ、馬鹿らしさは一向に変わっていない。

どんなに金に困っても、

サラ金だけには手を出さないという歯止めは必要。

金に窮したら、親族に借りる、会社に借りる、

金になりそうなものを売る、などの方法を取る。

一度サラ金の借り癖がついたら、

容易には借金体質は直らない。

Aにもかかわらず、

サラ金、クレジット会社の支払いに窮したら、

すぐに自己破産という道を取らずとも、

他にも特定調停、任意整理などの借金整理術がある。

ゆめゆめ、強盗に入ったり、ヤミ金で借りたり、

夜逃げしたり、風俗で働いて返そうなどと思ったりしてはいけない。

しかるべき法律書を読んだり、専門家に相談に行くなど、

一人で思い悩まず、即座に行動を起こすこと。

B借金する原因は大体3タイプに別れる。

1、車、ブランド品、持ち家など、高額商品の浪費癖、無計画な購入→

見栄を張るために、高級品を買っていないか自問する。

物持ちにならず、金持ちになることを目標にする。

2、ギャンブル好き→仕事に身が入らず、

ヒマで他にやることがないから、

ギャンブルで金を稼ごうなどというヨコシマな考えが起きてくる。

パチンコ屋の経営者は高額納税者になるけれど、

ギャンブラーが高額納税者になったなんて話を聞いたことがない。

是が非でも縁を切り、仕事に励むこと。

3、異性好き→配偶者、本命以外の

異性とねんごろな関係を持ってはいけない。

夜の人間や浮気相手の中には、

美人局、ヒモなど、

とんでもない輩がいることを忘れないこと。


【著者略歴】

玄 秀盛
大阪市西成区で在日韓国人として生を享け、幼少期は親戚中をたらい回しにされた。中学時代からグレ始め、補導歴8回、逮捕歴6回。成人後は不動産、サラ金、スナック、探偵など次々と事業を興し、金のためならなんでもやる生活を送っていた。暴力団との抗争も絶えなかったという。しかし2000年、自身がHTLVウイルスの保持者であることがわかり、その人生は一転。平成14年に「NPO法人・日本ソーシャル・マイノリティ協会」を設立。新宿救護センター、通称「駆けこみ寺」の所長となり、資金難の中、DV、金銭トラブル、家出、ストーカーからサラリーマンのリストラまでの駆けこみ相談に応じている。

新宿救護センター 公式ホームページ http://www.jsma.jp/

posted by miura at 13:17| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お金・貯蓄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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