2008年01月17日

必読本 第584冊目 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック (Best of business)

必読本 第584冊目

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「話し方」の心理学

―必ず相手を聞く気にさせるテクニック (Best of business)

ジェシー・S. ニーレンバーグ(著), 小川 敏子(翻訳)

¥1,575(税込み)

日本経済新聞社

単行本:294ページ

2005年10月20日 初版



●プレゼン・営業・コーチング・面接でも使える

究極の心理テクニック集。

全米で40年にわたり語り継がれてきた

ビジネス&コミュニケーションの古典的名著。

●タイトルを見てもわかる通り、

本書は、スピーチ、セールス、プレゼンなど、

およそ人と人とが出会う場面において交わされる

会話術、コミュニケーション術のポイントを、

「心理学」的に考察する本である。

アメリカではなんと1963年初版の古典の部類に入る本。

●内容的にもドッシリとしているというか、

非常に重厚感にあふれる。

名著の誉れに恥じない本格的な作りの本である。

全13章にわたって、

トークの裏に隠されている人間心理を、

心理学者らしい巧みな分析力で事細かに解明していく。

デール・カーネギーの話し方教室の本に

比肩するほど、痒いところまで目配りがされていて、

一読すれば誰もが心を奪われる。

昨今、雨後のタケノコごとく登場した、

小手先のテクニックばかりの

同種の本が霞んで見えるぐらいである。

●文章は非常に平易だが、

300ページの分厚さで、

一息に読破できるようなボリュームではない。

熟読玩味することが大切である。

何か話し方術の本1冊と心中しようと思うなら、

真っ先に推薦できます。

重要ポイントは太字になっているので、

時間がない時はそこだけをザッと読むという方法も可能です。

●また特筆すべきは、

心に響く名言が豊富に掲載されていること。

例えば、

「わたしたちはさまざまなメッセージを間接的に伝える」

「誤った情報は知識がゼロの状態よりも救いがない」

「私たちの感情はとてもたくみに願望を事実とすりかえる」

「自分にとって楽しいことは相手にもきっと

楽しいはずと思うのは幻想である」などなど。

メモしておきたいものが少なくない。

それを探るのも楽しい1冊である。

●本文の実例が近似しているものが多いという意味において、

人を説得、指導する場面が多い業種の方、

医師、教師、セールスマン、コンサルタント、

会社経営者などに是非とも推薦したい。

コミュニケーションの極意を

多面的に解き明かした白眉の書である。


【マストポイント】

@会話にのってもらうためには・・・

1、会話の目的を告げてから会話に入る。
(質問する時に、その理由を告げないと、
 対話する相手が不信感を抱きやすい)
2、相手の気持ちを尊重する。
(話している時は、相手の立場に立って自分の言葉を聞いてみる)
3、的外れの質問を受け止め、なぜその質問が出るかを考える。
 (相手の頭の中には、こちらの予想外のことがいっぱい
詰まっている。何を言い出してもアドリブで対処できるようにする)

A怒りは決して危険なものではない

(怒りが暴力、犯罪までいくのは例外的なケース。

怒るたびに暴力に訴えていたら、人類など

とうの昔に絶滅している)。

感情というものが抑圧することができず、

どうしても発露してくる性質がある以上、

相手がカンカンに怒っていた場合は、頭ごなしに

否定したり、批判したりせず、

素直にその怒りに理解を示し、受容して楽にしてあげる。

怒りの感情を全部吐き出させてしまえば、

たいていの場合人間は落ち着くものである。

B話を聞いてもらうには・・・

1、話は短く(20秒以内で話を締める)
2、具体的な言葉を使う(抽象的な言葉は誤解を招く)
3、新鮮な情報と多数の情報を
(わかりきったことを言われると聞く気がなくなる)
4、本題からずれない(人は同時に二つのことに集中できない。
本筋のテーマ以外の情報は削ぎ落とす)


【著者略歴】

ジェシー・S・ニーレンバーグ
産業心理学者。心理学博士。ニューヨーク大学などにて心理学と対人関係について教鞭を執るかたわら、1952年にトレードウェイ・サイコロジカル・サービスを設立。企
業向けに心理学的な見地に立った人事コンサルティングをおこなった。対人術のワークショップも頻繁に開催し、ビジネスと心理学をつなぐ分野で幅広く活躍した。

posted by miura at 12:34| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | セールス・マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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