2008年01月28日

必読本 第591冊目 学校の勉強だけではメシは食えない! ―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想

必読本 第591冊

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学校の勉強だけではメシは食えない!

―世界一の職人が教える

「世渡り力」「仕事」「成功」の発想

岡野 雅行(著)

¥ 1,470 (税込)

こう書房

単行本:214ページ

2007年11月10日 初版



●自分の夢の叶え方がわからない、

どんな仕事についたらよいかわからないなど、

「何をやったらいいか」わからない若い世代に、

“痛くない注射針”などの開発で著名な著者がアドバイス。

人生の役に立つ1冊。

●岡野さんが昨年末に出された最新刊。

対談したことが縁で

親しくなったビートたけしさんの帯の推薦文が

一際書店でも目立つ。

発売後、気になりつつも、

ずっと読めずにいたのだが、

本日やっと読めました。

●今までの著書と違い、

Q&A方式で、若者の人生相談に乗るような形で

完成された本です

(ただ、ちょっとまずいのは、

(断定はできないが)若者たちから

実際に岡野さんに寄せられた質問ではなく、

編集者が、若者だったら当然出てくるだろう

典型的な質問を想定して岡野さんに答えさせていることである。

普通に読んでいると、何かとってつけたような、

質問が散見され、非常に違和感を感じるのである。

そこだけはちょっと残念なところでした)。

●例によって、口述したものを

文字に起こした文章ゆえ、読みやすさは最上。

200ページだが、一気に読めます。

岡野さんが製作した金型の写真の数々や、

奥様、父上、お嬢様、社員、若かりし頃の写真なども

豊富に収められております。

ちょっと気になったのは、

トレードマークとも言える紺色のデニムシャツの首元に、

過去の本では見えなかった

(モノクロページだがおそらく)金のネックレスをしていること。

ちょっとヤクザっぽくて岡野さんらしくないが、

誰かから贈られた品なのでしょうか。

非常に目立ちますね。

●これから世の中に出る若者を

対象にした本なので、将来の就職先で

悩んでいる学生さんなどに特におすすめですね。

たけしさんが帯で書いているように、

小難しい参考書を読むよりも

よっぽど人生成功にとって役立ちますよ。


【マストポイント】

@人から何かしてもらったら、

4回はお礼を言いなさい。

世の中は、なんだかんだ言っても

「義理と人情」で出来上がっている。

人というものは自分がしてあげた恩はずっと忘れず、

他人からしてもらった恩などは、すぐに忘れる習性があるもの。

よって、人から何かご馳走になっても

何もお礼を言わない人間は、非常に恨みを買う。

逆に、繰り返しお礼を言う人は、当然かわいく思われるから、

何度も何度も奢ってもらえる。

A今の時代は非常にラッキーな時代。

なぜなら、昔はみんながまじめに働いたから、

一人頑張っても突出して儲けることなどできなかった。

しかし、今は遊んでいる奴が多いから、

一生懸命に働くと簡単に儲けることができる。

辛抱20年。一人前になるには、20年かかると思って、

己の技術を日々磨く。

B岡野さんは自分の持ち出しになっても、

お客さんが震えるぐらいの試作品を完成させることに

心血を注いだ。

よって、感動したお客さんからは、

岡野さんの赤字分を補って余りある追加の発注が

以後、続々と寄せられた。

お金は、それ自体を追えば追うほど逃げる。

しかし、仕事自体を追求していけば、

嫌でもお金は後からついてくる。


【著者略歴】

岡野 雅行
1933年2月14日東京都生まれ。1945年向島更正国民学校卒業。東京都墨田区にある家業の金型工場を手伝う。1972年、父親から家業を継いで岡野工業株式会社を設立。ステンレスの深絞り加工で一躍有名になり、その後も世界的に注目される製品を次々に開発。液漏れしないリチウムイオン電池のケースを開発して携帯電話の小型化に貢献。また、テルモ株式会社と5年間かけて、刺しても痛くない注射針を共同開発。これは「2005年度グッドデザイン大賞」を受賞。「誰にもできない仕事をする」をモッ
トーに、つくった金型は家電・パソコン機器・医療機器等多岐にわたる。2004年秋の勲章「旭日双光章」を受章。


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