2008年02月15日

必読本 第606冊目 健康問答2 本当に効くのか、本当に治るのか? 本音で語る現代の「養生訓」。

必読本 第606冊目

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健康問答2

本当に効くのか、本当に治るのか?

本音で語る現代の「養生訓」。

五木 寛之(著), 帯津 良一(著)

¥ 1,470 (税込)

平凡社

ハードカバー: 256ページ

2007年12月14日 初版

 

●民間療法はホントに効くか?衝突する西洋療法と代替療法。

混迷する医療の現実に名医と作家が本音で迫る 

薬と治療法が気になる現代人必読の平成「養生訓」。

●ベストセラーになった五木寛之さんと帯津良一さんの

健康対談本(必読本第412冊目参照)の第2弾。

第1弾は水、温泉、サプリ、ウォーキングなど、

健康を語る上で誰もが興味を持つような基本的テーマを

網羅的に扱っていた本だったが、

本書はやや上級者向けというか、

一歩踏み込んだ内容となっている。

鍼麻酔、ホメオパシー、気功、祈り、ガン代替療法、

音楽療法、スピリチュアル・ヒーリングなど、

初心者がそう簡単には近づきがたい領域、

代替療法に相当興味を持たれている人以外は、

馴染みが薄い、やや高度でマイナーな分野を扱っている。

よって、第1弾を読んだ後に読むことが望ましいでしょう。

●対談テープをそのまま文章化し、

各話末尾に「医者の見解」と称して、

帯津さんの一言アドバイスを

載せるという構成は第1弾と同じ。

実にスラスラと読める本で、内容の楽しさもあり、

それほど時間を要せず読み切れる。

●しかし、前著と同じく、五木さんの

博覧強記の医学知識と健康意識の高さには驚かされる。

簡単には医者には行かない、薬は飲まないと

公言しているにもかかわらず、

自己流で瞑想、呼吸法を励行していたり、

その道の権威である帯津さんの

ちょっと込み入った専門分野の話にも

アドリブで対応できるなど、

自分の体は自分で守ろう、

必要な情報は自分で積極的に探し求めようという姿勢が、

終始一貫して強く感じられた。

改めて、医療関係者の言うことを鵜呑みにせず、

直感を大いに活用しながら、

自分の健康は自分で維持していかなければならないのだという

ことを我々は思い知らされますね。

●本書は、世にあまたある無数の健康法の真贋、

効果性の程度を比較検討する上では

非常に参考になる一般向けガイドブックだと思う。

健康情報も大変充実していて、

ガンなど、のっぴきならない重篤な病に冒されている方などには、

すぐにアクセスしたくなるような貴重な情報も多いが、

普通の健康読本として一般人が読んでも十分有用な本だと

思います。

●コチコチの西洋医学関係者ならば頑として認めるはずもない、

帯津さんのトンデモ系の話が数多く紹介されているなど、

スピリチュアル関係の話題も非常に多く、

その方面が好きな方には面白く読めると思います

(帯津さんがロンドンから遠隔治療で念を送って、

川越の重症入院患者を治したエピソードなど)


【マストポイント】

@五木「なんでも、自分自身でやってみる。

他人が自分の体の面倒を見てくれるわけじゃないし、

自分の体は自分で面倒を見るしかないですから」

帯津「ほんとうにそうです。医者は一緒についていく伴走者ですから」

(本文より抜粋)。

Aアンドルー・ワイル氏の名言

「絶対に効くという方法もないし、

絶対に効かないという方法もない」。

よって、これをやれば絶対に治りますよ、完治しますよと

平気で言い寄ってくる治療家、健康食品業者には注意を要する。

又、たとえ西洋医学の医者が一笑に付すような民間療法でも、

自分の直感が促している時には、躊躇なく試してみる。

B「少し話をしてみると、わかります。

なんでもそうですが、達人は、みな謙虚です」

(五木さんの「一目で鍼灸師の達人がわかりますか?」という

質問に対する帯津さんの答え。

又、本書でも前著でも、「人相がいい人かどうか」を

健康指導者、販売者の判断基準にするように、

口が酸っぱくなるぐらいに繰り返されている)。
 

 【著者略歴】

五木 寛之
1932年福岡県生まれ。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に聴講生として通学。ニューヨークで刊行された英文版『TARIKI』が2001年度ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に。2002年、菊池寛賞を受賞。2004年、仏教伝道文化賞を受賞。

帯津 良一
1936年埼玉県生まれ。61年東京大学医学部卒業。都立駒込病院外科医長などを経て、82年帯津三敬病院を開設し、現在は名誉院長。西洋医学に中国医学や代替療法を取り入れ、ホリスティック医学の確立を目指す。日本ホリスティック医学協会会長、日本ホメオパシー医学会理事長、調和道協会会長などを務める。

帯津三敬病院 公式ホームページ  http://www.obitsusankei.or.jp/

posted by miura at 12:45| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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