2008年03月24日

必読本 第635冊目 感動は心の扉をひらく―しらくも君の運命を変えたものは?

必読本 第635冊目

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感動は心の扉をひらく―しらくも君の運命を変えたものは?

椋 鳩十(著)

¥ 893 (税込)

あすなろ書房

単行本: 91ページ

1988年7月10日 初版



●何が人間の才能をひきだすのか。

感動は人間を変える。何に出会い、何に感動するか。

この本は、1981年9月20日(伊勢原市民文化会館)

『よい本をひろめる会』主催の講演をもとに編集したものです。

●先日ご紹介したばかりの清水克衛さんの本

必読本第628冊目参照)の中で推薦されていた本。

動物文学の第一人者、椋鳩十さんの傑作講演録です。

子供の頃、図書室から借りたりして読んだ方は多いのでは

ないでしょうか。

●巻頭に掲載された、

いかにも優しそうな好々爺という感じの

顔写真にまず著書の人柄が偲ばれる。

全90ページで、目次を見ると

章が7つに分けられておりますが、

本全体で、ひとつの講演会の模様を

そっくりそのまま収録したものとなっております。

章立てはあくまで書籍化した上での便宜的な区分けです。

●内容的には、動物だけが持つ不思議な力、

子供の教育上大切なこと、いじめの問題、

読書の重要性などが、ユーモアたっぷりの言葉で

語られております。

文字のサイズも大きく、とても薄い本なので、

大人の方が一人で読むのにも、

お子様に語り聞かせながら読むのにも最適です。

●この本のクライマックス、

本書の副題ともなっている出来損ないでいじめられっ子の

「しらくも君」が、大人になって、ある1冊の本

(ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』)がきっかけになり、

地元を代表する農業指導者にまで変貌を遂げた話は、

魂がワナワナと震えるような感動を与えてくれます。

本嫌いのお子さん、学生さんへに

このエピソードを読ませたら、まず間違いなく

自分から率先して本を読む読書好きになるはずです。

教育関係者や、小さいお子さんをお持ちの親御さんに

是非とも推薦したい、心暖まる本です。



【マストポイント】

@劣等感を抱かせるような言葉を

子供時代に植え付けられると、

その子が持っている大いなる才能にフタをしてしまうことになる。

「お前はバカな子供だ」「何をやってもダメだ」などという

レッテルを絶対に子供に貼ってはならない。

A「感動」には、閉じていた人間の心の扉を

開いてくれる驚異的な力がある。

本、恩師、動物、自然、映画、赤ちゃんなどなど、

感動できるものと常に触れ合うことが肝心である。

B人を大きく変えてくれるもののひとつとして、

やはり本との出合いは欠かせない。

偉人の伝記、世界的な文学作品など、

定評のあるもの、ちょっとやそっとでは読破できない

長編ものなどを若い内に是非とも読んでおくこと。


【著者略歴】

椋 鳩十(むく はとじゅう)

本名・久保田彦穂は、明治38年(1905年)長野県下伊那郡喬木村阿島に生まれました。 法政大学卒業後、鹿児島県に教員として赴任してから作家活動を始めました。 戦後、鹿児島県立図書館長となり、「片耳の大鹿」、「孤島の野犬」など新作を次々と 発表。戦時中に命の尊さと勇気や友情を訴えた作品は高く評価され、全国の小中学校の 教科書に採用されている作品は数多く、その作品は海外でも高く評価されました。ま た、「母と子の20分間読書運動」を展開するなど、図書館活動、文化活動にも大きく 貢献しました。 1947年(昭和22年) 鹿児島県立図書館長に就任(19年間勤務) 1951年(昭和26年) 著書「片耳の大シカ」出版。(文部大臣奨励賞を受ける) 1961年(昭和36年) 著書「大空に生きる」で小川未明文学奨励賞受賞。 1967年(昭和42年) 鹿児島女子短期大学教授に就任(11年間勤務)1971年(昭和46年) 著書「マヤの一生」「モモちゃんとあかね」で第1回赤い鳥文学賞受賞。1987年(昭和62年) 12月27日82歳で他界。

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