2008年04月06日

必読本 第647冊目 奇跡は路上に落ちている

必読本 第647冊目

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奇跡は路上に落ちている

軌保 博光(著)

¥ 1,155 (税込)

角川書店

単行本:142ページ

2000年5月25日



●元気の出る、言葉です。

自信がないなんて、もう言わない!

出逢いも、夢も、感動も、みんな路上に落ちている。

魂を揺さぶる言葉を書く男、軌保博光が贈る、

史上最強の路上日記。

●先日ご紹介したばかり(
必読本第641冊目参照)

のてんつくマン、軌保博光さんの路上日記です。

1998年11月9日から2000年2月28日までの

間に起こったエピソードを日記風に綴った本です。

●映画を作りたい!ただそれだけの夢のために、

何のあてもなく始めた路上での「楽描き屋」稼業だったが、

当初は、子供の小遣い銭かというような

すずめの涙の収入しか得られず、

周囲の店舗のおばちゃんから水をまかれるわ、

売り物の書を踏んづけにされるわ、

警察に通報され指紋を採られるわ、

怖いお兄さんたちからは囲まれるわ、

散々な日々だった。

ここらあたりの心境は、ビラやティッシュ配り、ガードマン、露天商など、

街頭で仕事をされた経験のある方などは実に

共感できるところだろう。

雨露をしのぐ屋根もなく、数多くの通行者からの

軽蔑したような目線と、犬畜生のような冷たい対応、

不安定な身分と低収入・・・。経験者しかわからない辛さである。

●しかし、ある日、天使のような女の子から

「私を見て言葉を描いて下さい」と依頼されたことが

きっかけとなり、著者の中で何かが変わる。

その作品も徐々に評判となりはじめ、

人だかりができるほどお客さんの数も増え続ける。

噂を聞きつけたマスコミの取材、雑誌、ラジオなどのレギュラー決定、

作品の書籍化、全国ツアー敢行

(驚くべきことに、このツアー中、香川の路上で出会った

女の子と、後にちゃっかりと結婚までしてしまう)、

個展開催、ニューヨーク武者修行など、

まさに奇跡的な展開ですべてが好転し始める。

●この本は、仕事に限らず、何か新しいことを

開始したいんだけど、その一歩を踏み出す勇気がない、

どうも恐怖心、不安感がすぐに頭をもたげてしまう、

面白いアイディアはたくさんあるんだけど、

何かまわりの支援、協力が得られないという方に

是非手にとってほしい本です。

膨大な借金を抱え、一時はたくさんの友人、支援者の

期待を裏切るようなことをしてしまうも、

夢をあきらめず、行動、継続することの大切さを

身を持って示しくてくれる軌保さんの姿に、

熱いものを感じることができるはずです。


【マストポイント】

@やりたいことはまず口に出そう。

そうすることで応援してくれる人が現れる。

そして、自分に対して逃げ道をなくすこともできる。

もし、仮にできなくて恥をかいたとしても、

「それぐらいの恥が何やっちゃうねん!」と開き直ろう。

織田信長も坂本竜馬も小さな失敗は無数にしているのだ。

Aほめられたら、謙遜より感謝しよう。

自信がないから、カワイイ女の子が、

他人から外見をほめられても、素直に「ありがとう」ではなく、

「そんなことないですよ〜」と否定モードになってしまう。

怖いお兄さんたちに路上で絡まれても、

当初はビビリまくりの軌保さんも、

自信がついたら堂々と対応できるようになった。

B「頼るのは、神でもなく、他でもなく、まず自分自身」

ある新興宗教教祖の本を持っていたおばちゃんに書いた言葉。

それを書かれたおばちゃんは不機嫌そうに帰っていたという。

著者曰く、

「もし、神がいるとしても、「助けてください」とすがる存在ではなく、

「やるから見ていて」と誓う存在だと思う。

ましてや、「人類は滅びる」とか、恐怖心を煽って、

入信させるのは最悪だ」。

 

【著者略歴】

てんつくマン(軌保 博光)
1988年お笑いコンビ“TEAM 0(相方:山崎邦正)”結成。1994年吉本興業退社。1996年10万人100万人で創る史上初の参加型映画の製作チームを結成。1997年製作費を集める宣伝を兼ね、1カ月連続フルマラソンに挑戦、完走。映画撮影2日前までたどり着くが、準備不足のため撮影延期。1998年映画の製作費を集めるため、書道もしたことがないのに、一か八かで路上の座り筆と墨を使いインスピレーションで言葉を書き始めると奇跡の大ブレーク、路上詩人と呼ばれる。2002年日本を3周しながら、講演活動、百貨店での個展、本の販売などにより、映画の製作費6000万円を集める。名前を映画のタイトル「107+1―天国はつくるもの」からとり、“てんつくマン”と改名。2003年11月より上映開始。ただ今、映画を観て心震えた多くの方々が上映主催者となり、全国各地にて感動上映中。2004年映画の制作をきっかけに環境問題・海外支援に関心を持ち、日本国内に留まらず、海外まで飛び回り、アホで熱いNGO「MAKE THE HEAVEN」を仲間ともに立ち上げる。

てんつくマン 公式ホームページ http://tentsuku.com/

posted by miura at 13:01| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・詩集・エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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