2008年05月14日

必読本 第674冊目 起業戦争の極意―ユダヤの商法

必読本 第674冊目

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起業戦争の極意―ユダヤの商法

藤田 田(著)

¥935(税込み)

ベストセラーズ

単行本: 205ページ

1991年5月5日 初版

 

●年商2000億円を目指す「日本マクドナルド」社長の著者が、

ビジネス成功の極意を披露する。

『ユダヤの商法』で明らかにされた金儲けの原理原則を踏まえつつ、

新手創造のノウハウを実践と経験で盛り込んでいる。

●古本屋さんで未読の本を見つければ、

即買いするほどハマッている藤田田さんの本だが、

本書は、著作6冊目にあたる本。

大ベストセラーとなった
処女作『ユダヤの商法』

必読本第629冊目参照)発刊から

20年目の時期に書かれたものである。

●一連の著書とスタイルは全く同じく、

一話読み切りの形で、

ビジネス成功のヒント、商売繁盛のノウハウを

思いつくままに伝授してくれる。

マクドナルドの大成功だけに飽き足らず、

おもちゃの「トイザ“ら”ス」、

レンタルビデオの「ブロックバスター」にまで進出、

この「3頭体制」で最晩年に更に一花咲かせてやる

というような心意気が全編にわたって溢れている。

そろそろ、引退間近という老齢に差し掛かっても、

藤田さんは鼻息が荒いというか、万年青年というか、

ずっと野心を失っていなかったようだ。

●例によって、マクドナルドを日本に持ってきた直後の

エピソードが圧倒的に面白い。

日本一号店である銀座三越のマクドナルドは、

もともとハンドバッグ売り場だったところを超突貫工事で

改装し、なんと39時間でマクドナルドに変えてしまったのだという

(銀座通りという超一等地に面したエリアを、

何週間も工事中で閉めておくわけにはいかなかったので)。

「心の友」とも言える、あの伝説の起業家レイ・クロックとの

交遊録も含め、

若かりし頃の藤田さんの武勇伝は、

やはり、今読んでも非常に参考になります。

●他にも、大金持ちなのに、700円のカシオの腕時計を

愛用していたこと(舶来品を盲信せず、日本製品に誇りを持て)、

コカ・コーラを2倍売る方法

(お神酒やお茶の代わりに、コカ・コーラを

神棚、仏壇にお供えさせるにはどうしたらいいか?、

他にも、てんぷらとコーラの相性がいいので、

「てんぷらコーク」はどうか?など)、

漢字は目から、英語は耳から

(図形的に理解する漢字と、音で理解する英語では、

言語としての構造が全く違う。英語はともかく耳から覚えろ)などなど、

例によって、刺激的かつ目からウロコのお話が満載です。

●最終章「「ユダヤ流」起業家魂の燃やし方」は、

過去の本との重複もあるが、

藤田さんの生き様、信念をコンパクトにまとめた

特に、秀逸な部分。

何か、後世の起業家予備軍に残した遺言のようにも

感じられ、一際心を打ちます。

下に何個か掲載しますので参考にして下さい。



【マストポイント】

@「To be a success in business,

be daring, be first, be different.     by RAY KROC」

(「ビジネスに成功するには、先ず一番乗りであれ。

そして他人と同じことをやってはダメだ。

やる以上は大胆に行動せよ。」 レイ・クロック。

藤田さんが社長室に掲げていた言葉)

A「人間は裸で生まれ、裸で死ぬ」

藤田さんがビジネスで成功した秘訣は、

財産を残そう、名声を得たいなどという「欲望」からではなく、

生まれた時も裸、死ぬ時も裸、

その中間の人生で失敗して裸になってしまっても

別にいいじゃないか、というダメもと精神、

ある種の達観があったからだという。

私心を捨て去り、

「いつも裸だ、裸になってしまってもいいのだ」という

開き直り、腹のくくり方を持つことが、

起業家としては何よりも大事だと述べる。

B「解決できないトラブルはない」

「凡眼には見えず、心眼を開け、好機は常に眼前に在り」

(前者は、藤田さんの口ぐせ。

普通の人だったらたじろいでしまうようなトラブルでも、

いつもこの言葉を口ぐせにし、また、心から信じてもいたので、

困ったことは本当に起こらなかったという。

後者は、藤田さんの座右の銘で、

レターヘッドにまで印刷し、毎日眺めていたという)

 

【著者略歴】

藤田 田
1926年大阪生まれ。旧制北野中学、旧制松江高校を経て、1951年東大法学部を卒業。在学中GHQの通訳を務めたことがきっかけで「藤田商店」を設立、学生起業家として輸入業をてがける(現会長)。71年世界最大の
ハンバーガー・チェーンである米国マクドナルド社と50:50の出資比率で「日本マクドナルド(株)」を設立。同年7月、銀座三越1階に第1号店をオープン、日本中にハンバーガー旋風をまき起こす。わずか10年余りで日本の外食産業での売上げ1位を達成し、以後、トップランナーとして走り続ける(現社長)。過去2回、マクドナルド・コーポレーションのアドバイザリー・ディレクターを務めるなど、マクドナルドの世界戦略にも参画。89年大店法規制緩和を旗印にアメリカの玩具小売業トイザらス社との合弁会社「日本トイザらス(株)」を設立し、全国展開中(現副会長)。また、世界一のネクタイ・スカーフ製造販売会社である英国タイラック社と提携し、全国店舗展開している。86年藍綬褒章受章。社団法人日本ハンバーグ・ハンバーガー協会初代会長。2004年79歳にて逝去。
 

日本マクドナルド ホームページ http://www.mcdonalds.co.jp/

posted by miura at 12:14| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お金・貯蓄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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