2008年06月09日

必読本 第694冊目 論語 新装版

必読本 第694冊目

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論語 新装版

吹野 安(著)

¥ 1,575 (税込)

笠間書院

単行本: 330ページ

2008年3月30日 初版


●人類の古典、東洋のバイブル、論語。

原文に加え、読み方、語釈・語法、通釈、参考で、

論語の世界をわかりやすく伝える。

●繰り返し繰り返し暗記するほど読み込んでいても、

やはり、私の最大の愛読書『論語』の新装版が

書店で発売されておれば、素通りすることなどできない。

本書は本年3月末に発売されたばかりの論語全訳本です。

●本文構成は、原文、読み下し文、語釈・語法、通釈、参考

という順番になっている。

原文(または読み下し文)と現代語訳だけのシンプルな構成の

中国古典本に親しんだ方には、やはり煩雑な感じがあるが、

語釈・語法と参考の部分で、

非常に詳しい解説が施されていて、

今まで曖昧だった部分、表面的な理解に留まっていた部分が

ハッキリするというメリットもある。

●この本が類書の中でも特に秀でている点は、

巻末付録の部分にある。

多数出てくるため、なかなか覚えづらい孔子の弟子たち一覧と、

『論語』を代表する重要成語が一気にまとめられているのである。

これは非常に利用価値が高く、

本文を通読する時間がない方などは、

この付録部分だけでも精読する価値がある。

※個人的に特に心に残ったものは下記に抜粋しておきます。

●使いやすいソフトカバーだし、

内容的充実度のわりに値段も良心的で、

本格的な論語本をどれにしようか迷っている方には

強く推薦できる本です。


【マストポイント】

@釣(つり)すれども網(もう)せず(述而)

釣り糸で魚はとるが、

網をかけて全部とるというようなことはしない。

生物を根絶するような殺生はしないということ。

A小忍ばざれば即ち大謀(たいぼう)を乱る(衛霊公)

小事に辛抱できないようでは、

大事をなしとげようとしても必ず失敗する。

B行くに径(こみち)に由らず(雍也)

裏通りや小道を歩かない。

公明正大、常に正しい道を歩み行なう。

C人にして恒(つね)無くんば以って巫医(ふい)を作(な)すべからず(子路)

人というものは常に不動の正しい心を

持っていなければならないのに、

それがないような人は巫女や医者でも救いようがない。

D躬(み)自ら厚くして薄く人を責むれば即ち怨(うらみ)に遠ざかる(衛霊公)

自分にはきびしく反省を加え、人の欠点を責めることには

寛大であるというと、うらみを受けることが少ない。

(以上、巻末付録、『論語』重要成語より。

3つに絞りきれないので、今回は特別に5つ掲載しました)



ラベル:論語 孔子
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