2011年06月21日

必読本 第988冊目 だれでも思いどおりの運命を歩いていける!―幸運を手に入れるココロとカラダの習慣

必読本 第988冊目

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だれでも思いどおりの運命を歩いていける!

―幸運を手に入れるココロとカラダの習慣

越智啓子(著)

¥ 1,260

青春出版社

単行本: 222ページ

2005年3月1日 初版


●素敵な人やものと同じ波長になれば、きっと引きあえるはずです。

1日たった3分であなたの魅力がひらきはじめます。

沖縄で活躍する人気精神科医からの“新しい人生”の贈り物。

●先日ご紹介した、西本真司さんの本(必読本 第980冊目参照)の

中で紹介されていて、興味を持った本。

過去世リーディングなど、一般の西洋医学では用いられていないような

独特の治療法を導入することで有名な、精神科女医の本。

全く初めてその著書に触れる。

●医師が書いた本だというので、硬質な文体、

専門的な難解な内容を予想したが、

女性週刊誌の文章かというぐらいの、くだけた感じの口語調。

普段、あまり読書習慣のない人でもスイスイと読み進められる。

内容的には、恋愛、人間関係、仕事、お金、健康などのテーマに分け、

女性が幸せな人生を歩むことができるように、

オリジナルのトレーニングや口ぐせなどのアイディアを伝授してくれる本です。

●表面的には非常に軽いテイストに仕上がっていますが、

前世などの輪廻転生、守護霊、言霊、潜在意識など、

超常現象、精神現象のメカニズムをわかりやすく解説してくれているという意味で、

意外に侮れない本です。

人生がうまくいかないのは、「間違った思い込み」に引きずられているから、

「信じられないかもしれないが、両親は自分で選んで生まれてきた」、

「すべてがうまくいっている」という言葉は、最高にご利益があるマントラであるなどという

本文の言葉は、先日ご紹介したばかりで、

大変感動させられたルイーズ・L・ヘイの傑作(必読本 第984冊目参照)にも出てきた点で、

その偶然さにも驚かされました。

●本書内で紹介されている、気楽な健康法、トレーニングの類にも

すじに実行したくなるような魅力的なものが少なくない。

個人的には、「鼻だけでゆっくり深呼吸」と、

「3分間瞑想」と、「不要なものを一掃して、部屋を整理整頓」するということを

早速取り入れてみたいと思いました。

他にも非常に数多く、面白いトレーニングが紹介されております。

●ストレスを軽減し、肩の力を抜いてリラックスして

日々を生きたいと思っている女性に特におススメの本です。

セックスレス、ファッション、パワーストーン、お金との付き合い方、

いい男性との出会いなど、女性ならば誰もが頭を悩ますテーマに関して、

非常にわかりやすく優れた教えを伝授してくれます。

なぜこれほどまでにハイテンションになれるのか?と不思議になるぐらいの、

著者のノリノリの文体にも、必ず元気をもらえるはずです。

 

 【マストポイント】

@「いつ、どこで、いい人に出会うかわかりません。

そんなとき、暗い顔や、ぶすっとした顔をしていると、

相手にいい印象を残せないのです。

何といっても、笑顔が一番!

笑顔で一日を過ごせたら、いい人との縁には困りません。

毎日会う人に絶品の笑顔で挨拶や話ができたら、

相手の人が喜んで縁を運んでくれます。

いつ出会ってもOKにするには、笑顔の習慣を早く身につけたほうがおトクです」

A「もし、自分が、生まれる前に親を選んだとしたら、

人間関係の基礎になる両親との関係が、そう思うだけで、ぐっと良くなります。

母親からは、信頼を学びます。

父親からは、社会性を学びます。

誰のせいでもなく、自分が魂の成長のために引き寄せた現象にすぎないとわかるのです」

B「言葉にはパワーがあり、断定して、強く言いきると、あるいは声に出して

宣言すると、さらにパワーアップして言霊になります。

『幸せになりたい』と言うと、まだ幸せではなくて、願望があるという状態です。

『幸せになりたい』を口ぐせにすると、このままの状態を潜在意識は持続しようとします。

幸せの状態に到達する前の状態が続くことになります。

『やっぱり、いつも私は幸せになりそうでならないの!』と言って、ため息をつくのです。

『私は幸せです!』を口ぐせにしていると、

もうすでに幸せな状態であると潜在意識は認識して、どんどん本人の幸せの状態を

創り出すのです。

これがシンプルな宇宙の法則です」 

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

越智 啓子
精神科医。東京女子医科大学卒業。東京大学付属病院精神科で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、国立精神神経センター武蔵病院、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年、東京で「啓子メンタルクリニック」を開業。99年沖縄へ移住。過去生療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリング、ヴォイスヒーリングなどを取り入れた、新しいカウンセリングによる治療を行う。沖縄を拠点に、クライアントの心(魂)の治療をしながら、全国各地で講演会やセミナーなどを開催し、人気を呼んでいる。



ラベル:越智啓子
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2011年06月13日

必読本 第986冊目 読めば読むほどフサフサになる 育毛セラピー―いつまでもハゲと思うなよ

必読本 第986冊目

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読めば読むほどフサフサになる 育毛セラピー―いつまでもハゲと思うなよ

鈴木 拓也

経済界

¥ 840

単行本: 235ページ

2010年12月15日 初版

●安全である、お金がかからない、誰でもできる、健康になる。

うす毛の家系に生まれ、カッパハゲになる寸前で奇跡のV字回復を果たした著者が、

試行錯誤の末に編み出した「究極の育毛法」。

●ここ数年来、ブログ筆者は、父方の薄毛家系を忠実に遺伝したためか、

はたまた、都会生活のストレス過多、暴飲暴食などの生活の乱れのせいか、

前髪から頭頂部にかけて、看過できない薄毛、脱毛が生じている。

毎日、鏡を見るたびに暗澹たる思いに駆られる。

当然、気分の良い状況ではない。

普段はそのハゲ部分があまり目立たないように、

3mmの坊主刈りにし、できるだけ外出時は帽子を着用しているのだが、

できれば若者の頃のように(今年40歳になるが)、

フサフサとした髪の毛を復活させたいと熱望している。

そんな時にアマゾンで偶然見つけた本。

運よく、地元の図書館にも所蔵されているので、

借りて読んでみた(当然、過敏な私は、

図書館の受付の女性の方から、本書を渡される瞬間、

少なからず恥ずかしさを感じた。

本来ならば、人目を気にして、ネットでこっそり買うタイプの

本だが、この手の本の中には救いようのないインチキなものが

結構な頻度で紛れていることが多いので、

内容を確認する意味で安全策を取り、図書館で借りた)。

●タイトルは、2匹目のドジョウとばかりに、

世間で話題になった健康本の2大ベストセラー、

「禁煙セラピー」と「いつまでもデブと思うなよ」を思い切り拝借。

かなりの試行錯誤を経た上で完成した著者渾身の内容の様で、大いに期待感が持てる。

巻末の参考図書の膨大さからも、

ひとかたならぬ熱意の入り方、真剣さが伝わる。

●著者の基本コンセプトは、

高価なわりに効果が怪しいいわゆる「魔法の杖」の類を一切相手にせず、

「規則正しい食事と睡眠、ストレスをためず、適度な運動をする」などの、

ハゲ改善以前に当然守るべき健康生活の原則を実行しながら、

できるだけ費用をかけず、万人が利用可能な補助的メソッドを利用して、

ハゲを効果的に治していこうというものである。

●本書の最も注目点は、飲むハゲ治療薬プロペシアと、

毛髪に著効があるというオリジナルブレンドのハーブティー、

そして黒豆を積極的に食事に取り入れようということである。

第2章は本書の最も重要かつ基本となるところで、

これだけでも、相当の「奇跡」を起こしそうである。

プロペシアは毀誉褒貶相半ばするアイテムだが、

飲み始めの数か月の「休眠」期間を経た後に、ジワジワと効果を発揮するような

効き方をするようで、著者は肯定的に捉えている。

後者2種は今すぐにでもアマゾンなどで購入可能。

ハーブティーが発毛に効果があるというのは初耳の人が多いだろう。

●他に興味深いところは、一日2食主義だろうか。

朝と昼を、自分の「本能力」(詳しくは本書を参照されたいが、

なかなか類書でお目にかかれない独特の考え方である。

簡単に言ってしまえば、細かい栄養素の計算などをせず、

自分の体が本能的に欲している栄養素が入っている食材、食事を

直感的に選ぼうとする能力のこと)に従った健康的な食事を摂ることによって、

十分な栄養分を確保し、夜はほとんど摂取せず、あるいは豆乳などであっさりと済ます。

筋トレなどの運動も大いに推奨されている。

デブとハゲには大いなる相関関係があると本書にあるとおり、

メタボ的なだらしない体型がハゲを生じさせていることは確かなようなので、

この際、肥満とハゲはダブルで改善したいものである。

●後半は、こんなことがハゲに関係あるのかよ?と

ブーイングの声も聞こえてきそうな、

早寝早起き習慣などの睡眠術、

残業、長時間労働からオサラバ、会社人間から離脱する、

姿勢を正すなどの、ありふれた健康法、習慣改善術が語られている。

意外に侮りがちな点だが、一日一日の日々の生活習慣が、

結果としての今の体の変調、不調に現れているのだから、

こういうごくごく基本的なことを守っていくことも大事になってくるだろう。

●世間でこれでもかと宣伝されている、

スカルプDなど、誰もが無視できない育毛系シャンプー、

リアップなどの育毛剤に関しては、

 高価だが、効果はほとんど期待できない、利用する価値はほとんどなしと断罪。

先日、イングランドプレミアリーグ、マンUの人気選手ルーニーが

植毛手術を受けたということをカミングアウトし話題になった(費用は約110万円ほどだったという)が、

アデランス、リーブ21など、

かつら(違った問題を引き起こすなど、著者は一切認めていない)、植毛など、

いわゆる育毛、発毛産業にまつわる記述は一切なし。

自助努力で、かなりの程度まで発毛を復活させることが可能、

あるいはハゲの進行をストップさせることができるとハッキリと述べているのは

多くの読者に勇気と希望を与えてくれるはずだ。

●会社員の傍ら、フリーライターもされているとのこともあって、

文章は軽妙洒脱で読みやすく、

自嘲的にハゲの悩みの深さを細かく分析してみせた第1章などは、

ハゲ以外の人でも、一つの読み物として十分面白く読める。

惜しむらくは、著者の「使用前」、「使用後」写真が皆無だった点。

是非、データとして残していれば、

より説得力が増し、本書の売上にも貢献したはずである。

本書の内容で復活した体験者の手記などを

多く含めた第2弾に期待したい。

 

※ 【マストポイント】 は、今回は健康本のため、割愛致します。


【著者紹介】

鈴木 拓也
1968年、北海道のとあるうす毛の家系に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。会社勤務の傍ら、2008年よりライターおよび翻訳稼業を始める。35歳頃いわゆる「ザビエル型ハゲ」を発症するも、苦闘の末克服。42歳の今は、30代の時分よりも髪のボリュームが豊かになっている。

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2011年05月04日

必読本 第976冊目  私はできる! ―すべてをかなえる「おまじない」―

必読本 第976冊目

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私はできる! ―すべてをかなえる「おまじない」―

ルイーズ・L・ヘイ(著), 住友 進(翻訳)

サンマーク出版

¥ 1,260

単行本: 127ページ

2010年1月15日 初版

 

●繰り返し口にすれば、人生が必ず変わる180個以上の「おまじない」をあなたに!

自らガンを克服し、世界3500万部のベストセラーを著したルイーズ・L・ヘイが贈る、

人生をバラ色にする一冊。

●1年ほど前の発刊直後からとても気になっていた本。

早く買おう、読もうと心の奥底でずっと思っていたが、

なかなか機会が得られなかった。

ゴールデンウィーク期間中は特に用もないので、

さらりと読める分量だったこともあり、おとといあたりに読破しました。

●著者は、自己啓発、成功哲学やセルフヒーリング関係の本を

熱心にお読みの方ならば、知っている方は多いのではないでしょうか。

あえて説明を加えるならば、幼少期は親から虐待を受けて育ち、

結婚後は愛する夫から浮気された後に離婚、

その後は子宮頸がんに冒されるなど、

これ以上ないというぐらいの悲惨な半生を過ごすのだが、

口ぐせを変え、おまじないを唱えることによって、

難病を自らの力で克服するという奇跡を起こす。

本書は、著者自らが実践し、効果抜群のおまじないの言葉を

テーマごとに列挙し、そのやり方、コツなどを解説してくれる本です。

●構成的には、「健康」、「ゆるし」、「愛情」、「成功」など、

8つのテーマごとに分けられ、おまじないを唱える時のアドバイスをはじめに述べ、

その後、章末におまじないの数々をまとめて掲載するという配置になっている。

とにかく薄く、シンプルで読みやすい本で、

ダラダラと無駄なことを述べず、重要なポイントだけが

手際良くまとめられている良書。

口ぐせ、おまじないがなぜ人生を変える力を持つのかを

説得力を持って解説してくれます。

●斎藤一人さん、佐藤富雄さん、五日市剛さんなどの本に触発され、

プラスの言葉を口ぐせにしようと決意された方は多いでしょうが、

挫折された方も少なくないでしょう。

そういう方に特に推薦したい本です。

再チャレンジしてみようという気に間違いなくさせられます。

病気や破局など、落ち込んでいる知り合いへのプレゼントとしても最適でしょう。

●著者を代表する名著は、既に絶版になっていて、

アマゾン、ヤフオクともに、結構なプレミアがついている。

それらの購入に逡巡している人にでもおススメの入門書。

類書の中でも、ずば抜けて付き合いやすい本で、

手元に置いて、何度でも読み返したくなります。 

 

 【マストポイント】

@「おまじないは、あなたが抱えるすべての問題を解決する糸口になります。

問題を抱えているときにはいつでも、次のおまじないを何度も繰り返し唱えてみると良いでしょう。

すべてのことが良いことです。あらゆることが私を最高に豊かにしてくれます。

今の状況からは良いことばかり生まれてきます。もう私の心には不安はありません

この簡単なおまじないを唱えることで、人生に奇跡が起こります」

A「毎朝、目を覚ましたら、あなたに贈られたこのすばらしい一日を祝福し、

感謝の意を捧げてください。

そして、人に何をされようと、今日一日、楽しいことを考える決意をします。

あなたが生きているのは、今この一瞬です。

思い通りに生きられるのは、今この一瞬しかありません。

自分の考えを自由に操ることができるたったひとりの人間はあなた以外にいないのです。

今後、あなたが完全に支配できるのたったひとつのものがこの思考です。

そして、あなたが何を考えているかによって、

人生で手に入れられるものが決まってくるのです。

『昨日は過ぎ去り、明日はどうなるかわからない。

今日という一日こそ、私たちに与えられたプレゼント(贈り物)なのです。

だから今現在のことを英語でプレゼント(present)というのです』

私のヨガの師匠の言葉です」 

B「豊かさを味わいたいなら、自分の考えも豊かにしなくてはいけません。

長年、私が使ってきた豊かさを手に入れるためのおまじないがふたつあります。

私には効果抜群でした。あなたにもきっといい効果が表れてきます。

私の収入はどんどん増えていきます

どこにいても私は豊かになれます

このおまじないを使い始めたとき、私にはほとんどお金がありませんでした。

しかし、何度も繰り返しているうちに、この言葉は現実のものになりました」 

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

ルイーズ・L.ヘイ
1925年貧しい家庭に生まれ、虐待を受けて育つ。高校を中退するも、成人してからはファッションモデルとして活躍。結婚し幸福な生活が続くと思われたが、14年後夫の浮気で離婚。その後、子宮頚ガンとなる。しかし、ガンは子供のころからの恨みや怒りを持ち続けていることが原因だと確信し、その恨みや怒りを手放し、自然療法による健康回復に全力を尽くすことで、ガンを克服した。1984年には出版社ヘイ・ハウスを創設。

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2011年02月01日

必読本 第951冊目 寺門ジモンの「取材拒否の店」

必読本 第951冊目

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寺門ジモンの「取材拒否の店」 

寺門 ジモン(著)

¥ 1,000(税込)

扶桑社 

単行本: 143ページ

2010年7月12日 初版


●雪のようにふわふわでソースに溶けるキャベツ、芸術的コロッケパン、

日本一予約の取れない高級ステーキ、

宝物のようなドーナツ、「表3秒・裏3秒」の悶絶焼肉、59年間変わらない煮込み、

女性ウケ必至の薫り高き路地裏ピザ、最後の晩餐にしたい牛テールおじや、

“肉好きの聖地”が誇る刺し身…。

テレビ・雑誌でほぼ見たことない究極の30店。

●昨年まで、金曜日深夜のディープな時間帯、なおかつ、たったの15分番組にも関わらず、

飲食店関係者やグルメマニアの間で根強い人気を誇っていたダチョウ倶楽部寺門ジモンさん

司会のフジ系「取材拒否の店」(雑誌SPAでも番組とコラボしながら同時連載)。 

私もほぼ欠かさず予約録画して見ておりました。

最近終了した番組の中では、最も復活してほしいものの中の一つです。

本書は、番組の中で取り上げたお店の中から、選りすぐった名店30店を紹介、

併せて、取材の裏側部分や、ジモンさんへのインタビューなども収められた本です。

●その収録された30店なのですが、「取材拒否の店」と銘打つだけあって、

店名、最寄駅、電話番号、住所などの連絡先、そして人気メニューの写真まで

すべて快く掲載OKをしてくれた店はごく一部

(ジモンさんが無名時代から家族同然に付き合っている店とか、

ジモンさんの食に対する見識が高いことなどをオーナーから見初められたetc)。

番組をご覧になっていた方ならばおわかりだと思うが、

ガードが固い店は、AVのように、店の外観や人気メニューの写真に

モザイクがガッチリとかかっているし、

店名、最寄駅、連絡先など、すべて(あるいは一部分)非公表にしているものが大半である

(巻末には、さすがのジモンさんでも口説き落とすことが出来なかった、

お蔵入りの、「取材拒否の店」の中の「取材拒否の店」のお店が数軒紹介されている)。

●テレビ番組やグルメ雑誌などで、

飲食店が広く(それも広告代を払うことなく全くの無料で)世間に紹介されるということは、

非常に宣伝効果が高く、一夜にしてありえないぐらいの集客と売上を達成してしまうことが

容易に可能となるので、オープンしたてのお店では本来大歓迎のはずなのだが、

本書でマスコミ嫌いになって「取材拒否」を打ち出しているお店の大半が、

マスコミからの取り上げ方が予想とは違ったとか(何時間も収録したのに、放送されたのがほんの数十秒)、

益少なく労ばかり多かった(ただでさえ忙しいのに、長時間拘束された)、

予想外の客がいちどきに大量に来店し、業務がパンクした、又は、常連さんに迷惑をかけたなど、

ただ意味もなく頑固に取材拒否を貫いているのではなく、

それなりの理由をそれぞれお持ちだということに、何か考えさせられるものがありました。

●まあ、そういうお店側の事情はさておき、

本書では、ネットであらゆる情報を検索し、なおかつ現地まで実際に出向いて

地元住民に散々聞き込みをし、運が良ければ訪れることができる。

それぐらいに、辿り着くことが超困難なシークレットな名店ばかりが掲載されております

(又、紹介者がいないと絶対に入店出来ない会員制の店や、

いくら取られるのかチェックの時にならないとわからないドキドキものの超高額店も紹介されているなど、

お店を特定できても、入店するのが違った意味で至難な店も一部にある)。

●頻繁にドジをやらかしたり、絶品メニューに対する思いが熱すぎて、

意味不明な言葉を連発したりなど、笑える要素も満載な本ですが、

幼少期より食に対して並々ならぬ思いを持ち、

外食回数2万回を誇るというジモンさんの語る言葉の数々は、

やはり非常に説得力を持ち、頷ける部分が少なくありません。

下のマストポイントにも書きましたが、飲食店経営者など、業界関係者には、

人気メニューを生み出す秘訣、マスコミ取材の対応の仕方、

お店の営業方法などを学ぶ上で、非常にヒントになる本です。

●一般のグルメ本に飽き足らない、ヘビーな食通の方にもおススメです。

第2弾も発売されているようですので、普段お目にかかかれないような

絶品メニューを堪能したい方は是非手に取ってみて下さい。

ジモンさんの知られざるプライベートの様子も数多く紹介されておりますよ。

 

 【マストポイント】

『あなたにとっての“宝物のようなお店”を見つけるための名店10カ条』

1、屋号で良し悪しがわかる(店名が、オーナーの考えや味か美味かどうかの一つの判断基準になる)。

2、毎日、築地に出入りしている(料理人自ら食材を選んでいる)。

3、ワンオーナー(フードグループは利益中心。オーナー兼料理人の店がやっぱり美味しい)。

4、料理人が無理をしている(寝ずに何日も煮込んだり、採算度返しの高級食材を使ったりする)。

5、オヤジさんの顔がメインの料理に似ている(いつも食べているもの、扱っている食材に料理人が似てくる)。

6、大通りに面していないけど、いつもいっぱい(美味しい店に立地は関係ない)。

7、料理人が美味しそう(5とも関係。美味しいものを作りたいと思っている人は、食いしん坊でいつも美味しいものを食べている)。

8、観葉植物が枯れていない(店内の花、掃除さえちゃんと出来ない店に美味しい料理を提供することはできない)。

9、一つの料理をやりつづけている(時代に流されずにひとつの料理を固守していくのは並大抵のものではない)。

10、見た目が10割(皿、盛り付けなど、見た目がキレイなものは必ず美味。見た目がダメで美味なことはほぼない)。』

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

 寺門 ジモン
1962年、兵庫県生まれ。ダチョウ倶楽部のメンバーとして、また自然と同化した芸人・ネイチャージモンとして活躍中。時計、ジーンズ、スニーカー、軍モノ、ブランド物など、無類のグッズマニア。オオクワガタの採集・飼育にも定評がある。

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2010年12月26日

必読本 第944冊目  築地御厨の野菜仕事

必読本 第944冊目

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築地御厨の野菜仕事

内田 悟(著)  

¥ 1,365

主婦の友社

単行本: 80ページ

2010年8月20日 初版


●目利きのポイントから保存法、調理法、オリジナルレシピまで、

野菜の魅力を引き出すわざを、野菜卸業一筋30年の野菜のプロが徹底伝授。

チコリやエンダイブなどの新顔野菜も紹介。

●「野菜の目利きの達人」として、

昨今の“野菜ブーム”を象徴する存在でもある青果商、内田悟さんの、

先日ご紹介した本(必読本 第938冊目参照)に続く、著作2冊目。

前作と同じく、野菜の原産地までさかのぼり、植生を研究、

最も美味しく食べられるという「旬」の時期にこだわりながら、

野菜選び、調理法、保存法などを事細かに説明してくれる本です。

●ページ数は100ページにも満たず、非常に薄い本で、

書籍というよりも、むしろムックとでも読んだ方がいい本。

普段使用するような一般的な野菜はほぼ網羅されているので、

キッチンやリビングにでも置いて、今夜の夕飯を何にしたらいいだろうかと

思案する時になど丁度良い、気軽に付き合える体裁の本です。 

●しかし、前作同様、内田さんが考え出された野菜料理のレシピの数々は、

見ているだけでヨダレがこぼれてきそうです。

野菜のうまみは、他の動物系の食材を使わず、野菜だけで引き出したいという内田さんの考えは、

アトピーやアレルギーのお子さんをお持ちのお母さんや、

マクロビ、菜食主義を実践されている健康志向の高い方に大いに参考にしてほしいと思います。

個人的には、数種のジャガイモだけを使用した「肉じゃが」ならぬ「じゃがじゃが」と、

「豆腐のロールキャベツ」を作ってみたいと思いました。

●巻末には、内田さんのお店が卸している野菜を使用する東京のレストランの

紹介ページがあります。

予算は6,000円以上のものばかりと、ちょっとお高めの店ばかりですが、

首都圏に在住している方は是非一度行かれてみてはいかがでしょうか。 

 

※今回は、野菜関係の本なので、 【マストポイント】は割愛致します。



【著者紹介】

内田 悟
1955年北海道三笠市生まれ。フラン料理店での修業中に野菜への関心を深め、26歳より23年間青果納品業に勤務。その後築地場内の仲卸店で有機無農薬野菜のコーナーを立ち上げたのち、2005年東京都中央区にレストラン専門青果店「築地御厨」を創業。評判を呼ぶ。2007年からは、無料の「やさい塾」を開講。安全安心な野菜の選び方や扱い方を独自の視点でわかりやすく伝え、幅広い支持を得る。野菜の目利きとして、テレビ、雑誌などで広く活躍中。

ラベル:内田悟
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2010年11月23日

必読本 第938冊目 青果店「築地御厨」直伝 野菜の選び方、扱い方。―料理上手の基礎知識

必読本 第938冊目

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青果店「築地御厨」直伝 野菜の選び方、扱い方。―料理上手の基礎知識

内田 悟(著)

¥ 1,890

マーブルトロン

単行本: 223ページ

2008年1月30日初版


●本当においしい料理は旬のおいしい野菜を選ぶことから。

無肥料無農薬野菜を中心に卸す青果店「築地御厨」代表・内田悟が主宰する「やさい塾」が教える、

おいしい「野菜選び」と「扱い方」をまとめる。

●日本が誇る一流レストランに、無肥料無農薬野菜を中心に卸す青果店「築地御厨」。

その代表である内田悟さんが伝授してくれる美味しい野菜を見極めるための本。

内田さんは、テレビ東京系『ソロモン流』の出演後、一気に有名になりました。

●構成的には、春夏秋冬に分けて旬の野菜を分類し、

各々の野菜を、いい野菜を選びのコツを記す「目利きの眼」、

正しいカット法・火入れの法・保存法 、

野菜本来の旨さを引き出す至極のレシピ という配置で、解説していく。

収録されている野菜の数は、以前紹介した高橋書店の本(必読本 第924冊目参照)ほど

多くはありませんが、普段使用する定番野菜はほぼ収められております。

野菜の瑞々しさをリアルに示すためにこだわったという

写真もきれいで、見ていて楽しくなります。

●西洋料理のコック出身で、なおかつ愛娘のアトピーを治すために

体に優しい無農薬野菜を徹底的に勉強、研究されてきた蓄積があるだけに、

内田さんの野菜に対する思いは、一切の妥協を許さない。

糖度が高い美味しいトマトは水に入れると沈む、

夏野菜であるキュウリは風を嫌うので、風が流れる冷蔵庫内では保存せず、

冷暗所で頭を上にして保存する、

キノコのカサの裏側が茶色に変色しているものは鮮度が悪い証拠など、

一般の八百屋さんでも教えてくれないような深い知識を伝授してくれます。

意外と知られていない野菜の種の話や、仕入先の農家との深いつながり(あの木村秋則さんのリンゴも仕入れている)

を記したコラムと共に、野菜に対する熱い思いや愛情がヒシヒシと伝わってきます。

●野菜本来の旨味を賞味してもらいたいとの思いで

紹介されているレシピの数々も、シンプルな作り方ながら、

一流のレストランで出されてもおかしくないほどの素晴らしいものばかりで、

見ているだけでヨダレが垂れてきそうです。

野菜料理の味の基礎となる出汁「ベジブロス」は、私自身初めて知りましたが、

これは洋風料理を好んで作っている方は是非覚えておくといいでしょう。

他にも内田さんオリジナルの野菜ピューレと手作り調味料、市販のおススメ調味料など、

料理好きにはうれしい情報が満載です。

●外国野菜の農薬問題など、野菜の安全度にこだわりがある方は昨今多いでしょう。

野菜のことにもっと詳しくなって、家族の健康を守りたい、

より高品質の野菜を選んで、美味しい料理を作ってみたいという方に是非おススメしたい本です。

 

※今回は、野菜関係の本なので、 【マストポイント】は割愛致します。


【著者紹介】

内田 悟
1955年北海道生まれ。26歳まで料理人の道を歩き、フランス料理店で修業中に、取引していた青果納品業者を手伝ったのをきっかけにこの道へ。その後、レストラン専門の野菜納品業者に23年間勤めて退職。築地市場の中の中卸店にて、2年間働き、有機無農薬のコーナーを立ち上げる。2005年に、安心・安全な野菜を見極めたいと、中央区湊に『築地御厨』を開業する。2007年5月より、料理人や一般の消費者が自分の目と舌で野菜を観察するかっかけづくりになればと、本業のかたわらに「やさい塾」を開講。

ラベル:内田悟
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2010年11月02日

必読本 第932冊目 木村秋則と自然栽培の世界

必読本 第932冊目

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木村秋則と自然栽培の世界

木村 秋則(著, 編集)

¥1,575

日本経済新聞社

単行本:272ページ

2010年6月24日 初版


●自然栽培はリンゴだけでなく農作物全般へ応用可能だ。

木村秋則とその仲間たちが就農希望者や消費者を主な読者に無肥料・無農薬栽培とは何か、

実践する際の注意点、全国各地からの事例報告、流通上の課題などを紹介する。

●無肥料・無農薬栽培の「奇跡のリンゴ」の栽培に成功した木村秋則さんの考えに共鳴し、

全国で同様の栽培を実践、活躍されている生産者、流通業者、研究者の

事例報告をまとめた本。

木村さん自身が総まとめ役として、責任編集という役回りを演じ、

その指導や影響を受けた全国の方々が自分の成果、現状を報告するという体裁を取る。

今までの木村さん関連の本とやや違い、農業関係の専門書という風情に仕上がっております。

●木村さんの執筆箇所、ならびに対談部分以外は、

2段組みの文章がギッシリで、サラリと読破するわけにはいかないボリューミーな本。

この分野にこれから意欲的に取り組むたいとお考えの方以外の一般読者は、

読破までには相当の時間を要するはず。

時間がない方は、木村さんの部分だけでも集中的に読まれると良い。

やはり、非常に示唆的なメッセージに満ちている。

●木村さん以外の部分で心に残ったのは、

木村秋則の名前が付いている商品はやはり飛ぶように売れるのだが、

同様の品質を誇る一般生産者の商品が、いまいち反響が薄いという事実である

(宮崎県の東国原知事のケースを想起するとよい)。

木村人気だけにあやかろうとするのではなく、

一般生産者、流通業者が、自立した経営を目指さなくてはならないと主張されている方が多かったのが

とても印象的であった。

単に生産に成功するだけではなく、採算がとれるような仕組みづくりを両輪で実行することを

忘れてはダメであるとのことである。

●巻末おまけには、自然栽培の簡単なマニュアルが図解入りでついていて、

これから家庭菜園などをお考えの方には非常にうれしい特典である。

是非活用されたい。

●本書に関連して、先月9月24日に東京有楽町で木村さんの講演会を実際に聴いた感想を

最後に少々書いておきたい。

そのお姿を一歩でも間近で見てみたいと思い、かなり早くから並び、

最前列のベストポジションに座ることができたのだが

(守護霊らしきものが背後に出るかもしれないと、固唾を飲んで

凝視し続けたが、そのようなものは一切出現しなかった。笑)、

まず、その農家らしい細身で垢ぬけしない容貌に似合わず、

語り口が非常にパワフルだったのに驚かされた。

物怖じしたところが一切なく、本当に使命感からこの仕事をやっているのだ、

自分がやっていることを世間に広く伝え、一刻も早くこの世の中を変えていきたいのだ、という

意欲がヒシヒシと伝わるような圧倒的な口調だった

ユーモアセンスも抜群で、歯が一切ないので、食物はヘビのように丸飲みされるらしく、

レントゲンを撮った医師が、

「普通の人と違い、胃のひだが独特の形に進化しているので、是非研究用に長生きしてほしい」と

頼まれたなど、爆笑の連続であった。

講演主催者によれば、やはり、大人気の方のようで、講演のオファーは引きも切らないらしい。

近場で聴く機会がありましたら、万難を排してでも是非駆けつけてみてほしい。

多くの気づきと感動を確実に得られると思う

(ただ、講演の時間的制約があり、当日、来観者の質疑応答を一切受けつなかったことと、

場内で発売されていた書籍にサインがなかったのが残念だった)。

 

【マストポイント】

@「【木村秋則の4カ条】

1、常識にとらわれない。

2、バカになれ。

3、自分に置き換える。「もしも自分が(りんご、米、大豆・・・etc)なら」

4、足りない足りない、工夫が足りない」

A「私は講演なんかで、『バカになれ』とよくいう。

それは常識にとらわれるなということ。

これがもっとも大事なこと。

テレビニュースで新事実を発見したと伝えられることがよくある。

それは常識にとらわれなかったから生まれた場合が多い。

私は温故知新という言葉が好きだ。昔はこうだった。

それが戦後の高度経済成長の中ですべて忘れ去られて、

常識と思っていることが全く逆になっていることがよくある。

人間の知識のついたてが邪魔して、正しいことを正しく見られない身になっているのではないか」

B「これからの農業は、食べる人のことを考えていかなけば発展しないと思います。

それで、生産者には「農薬・肥料を多投する栽培を見直そう」、

消費者には「正しい食をしよう」という話をしています。

日本は、農薬漬け、肥料漬けの農業を見直し、新たな考えを持って取り組むべきときではないかと思います。

そして、農業は楽しいものだ、農業はやり甲斐がある仕事なのだということを、

農業に取り組もうとする人たちすべてに分かっていただきたい気持ちでいっぱいです」 

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

木村 秋則
1949年青森県弘前生まれ。木村興農社社長。弘前実業卒。川崎市のメーカーに集団就職、1年半後に故郷に帰り、71年から家業のリンゴ栽培を中心に農業に従事。農薬で家族が健康を害したことをきっかけに、無農薬、無肥料栽培を模索した。10年近い無収穫、無収入の苦難を乗り越えて成功。「奇跡のリンゴ」と呼ばれた。現在は、国内各地と世界各国で自然栽培の農業指導を行っている。

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2010年10月16日

必読本 第930冊目 リンゴが教えてくれたこと

必読本 第930冊目

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リンゴが教えてくれたこと

木村秋則(著)

¥893(税込)

日本経済新聞社

単行本:240ページ

2009年5月8日 初版


●自然は全部知っている。私は自然が喜んでくれるようそっとお世話をしているだけだ。

常識はずれの無農薬・無肥料・リンゴ栽培を成功させ、

「奇跡のリンゴ」で時の人となった農業家が苦難の足跡をたどりながら独自の自然観を語る。

●先日、木村さんの本(必読本 第925冊目 参照)はご紹介したばかりですが、

あまりにも面白かったので、続けざまに図書館から借りて読んだ本。

昨年、『奇跡のリンゴ』(必読本 第875冊目 参照)に続けて発売された本だと記憶するが、

今回の本も傑作である。

結構多忙だったのだが、他のことを脇にどけても先が読みたくて、一気に読破しました。

●本書は、今や余りにも有名になりすぎた無農薬・無肥料でのリンゴ栽培成功までの

苦難のエピソードのみならず、米、大豆栽培のやり方や、

雑草、虫、微生物、土壌に関する独自の考え、

日本の農政など、より専門的な内容に話が及んでいる。

農業に直接関係のない人でももちろん楽しく読めるが、

本書は、実際、農業に従事している方々にとっては、

土壌作り、種植え、雑草取り、害虫駆除、作物の刈り取り、経営的なことまで

より踏み込んで語られているので、一層関心を持って読めるかと思う。

●本書で、特に個人的に衝撃を受けたのは、

世間で広く流通している「有機野菜」と名がついたものが、

著者の実験によれば、意外に早く腐敗することが多く、

人々が思っているほど、安全で健康的なものではないという事実である。

従来の農業のあり方をことごとく転覆させてみせる木村さんの主張とともに、

やはり、他人の噂話や世間の常識というものは、鵜呑みにはできない、

自分で実際に検証するまでは、安易に信用はできないと思わされる。

●木村さんの本がこれほど読みやすい理由は、

本文中にもあることだが、手紙やFAX文書など、とにかく筆まめで、

なおかつ無類の書物好きなことにある。

ユーモラスな内容とともに、いっぱしのビジネス系作家が霞んでしまうほど、

文章は軽妙洒脱で、一気に読み進んで行けます。

出版不況の中、次々と新作が出る理由でしょう。

●本書は、現在、何か目標に向かって日々努力しているが、

なかなか結果が出ず、煩悶している方、

生きるか死ぬのかの大問題に一人悩んでいる方にこそ読んでいただきたい。

家族を路頭に迷わせないために、風俗店のバイトで犬畜生の扱いを受けても、

その地域一帯から白眼視され、村八分の孤立状態になっても、

己の信念を貫き通した木村さんの実体験を読めば、

ちょっとやそっとのことでは負けていられないというファイトが体の奥底から溢れ出てきます。

併せて、無農薬野菜など健康で安全な食材に興味がある方や、

農業への就職、転職をお考えの方、家庭菜園をお考えの方にもおススメです。

 

【マストポイント】

@「私は死に損ねたわけですが、死ぬ気持ちで行かないと自然は答えを教えてくれませんでした。

自然は残酷だと思いましたが、こうして生きて自然栽培のリンゴにたどりつくことができました。

私は何度も失敗して答えを得ました。失敗がなければ答えがないわけです。

人よりも多く失敗したから答えを多く得た、ただそれだけじゃないか。

私はバカだからそれを乗り越えた。リンゴも仕方ないと思ってくれたのでしょう。

山の自然からのご褒美だったかもしれません」

A「(無収入のため、ピンサロでアルバイトをする著者を、親戚が偶然目撃し、

)酒臭い息を吐きながら、見下げたような言葉を私に吐きました。

私も夜の世界の水商売を低く見たことがあります。

しかし、この世界に飛び込んでみて初めて、仕事に良い悪いはないと思いました。

実家の母が、「仕事に貴賎なし」と言ってくれた時、お袋がでっかく見えました。

人様に迷惑を掛けない限り、どんな仕事でもいいではないかと。

自分の見栄を捨てること、これが当時の私に必要でした。

見栄さえ捨ててしまえば、あいつはドンパチだとかかまど消し(共に、破産者、グウタラ者を意味する方言)だと言われようが、

もうそれより下がないのですから、何と言われても耐えられました」

B「私のような自然栽培をやろうとしたら、田んぼなら3年かかります。

リンゴなら8年かかります。

自然栽培には手間暇がかかります。

でも自分の子供をほったらかして育てられますか。

育てるというのは手間暇がかかることなのです。

お父さん、お母さんの愛情が必要です。でもそれは当り前です。

「手間暇惜しむものにいいものなし」。昔からそう言われます」

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

木村 秋則
農家。1949年、青森県中津軽郡岩木町生まれ。弘前実業高校卒。川崎市のメーカーに集団就職するが、一年半で退職。71年故郷に戻り、リンゴ栽培を中心とした農業に従事。農薬で家族が健康を害したことをきっかけに78年頃から無農薬・無肥料栽培を模索。十年近く収穫ゼロになるなど苦難の道を歩みながら、ついに完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功する。現在、リンゴ栽培のかたわら、全国、海外で農業指導を続けている。

ラベル:木村秋則
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2010年10月14日

必読本 第928冊目 からだにおいしい野菜の便利帳 世界の野菜レシピ

必読本 第928冊目

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からだにおいしい野菜の便利帳 世界の野菜レシピ

高橋書店編集部 (著)

¥1,155

高橋書店

単行本:168ページ

2010年5月15日 初版



●緑豆のトマト煮、きゅうりのガスパチョ、なすのオーブン焼き、じゃがいもとピーマン炒めなど、

世界各地の家庭料理をもとにした野菜レシピを400以上収録。

各国の野菜にまつわる習慣なども掲載。

●大好評の「野菜の便利帳」シリーズの今年に出された最新刊。

各種様々な野菜、果物、ハーブごとの、世界中で食されている家庭料理を紹介するという内容の本です。

●料理のレパートリーが少ない方というのは、

たとえば、トマトならばサラダだけ、ナスならばマーボー茄子、

じゃがいもならば、肉じゃがとかカレーライスとか、限定されたメニューだけしか作らない(作れない)

ことが多いかと思います。

この本は、ひとつの食材に付き、数個の世界の料理が、極めてシンプルなレシピと色鮮やかな写真と

一言メモという形で掲載されておりますので、

今までレストランでしか食したことがなかった世界の料理が、

家庭でも簡単に作れるようになります。

●個人的には、最近、サラダ作りとスープ作りにハマっているので、

その2点のレシピが数多く紹介されている本書は、

普段の食事のマンネリ感を防ぐことができるという意味で、非常に重宝します。

ケーキ、トースト、ピザなどのスイーツ、デザートなども、

外食でしか無理だと思っていましたが、意外に簡単に作れそうなので、

是非チャレンジしたいと思います。

●生食で食べることが多いキュウリは、日本以外の海外では加熱調理されて食べられることが多いとか、

ごぼうを食べるのは日本だけではなく、イタリアやフランスなどでも食べられているとか、

キャベツを千切りする調理法は日本だけにしかないとか、

食にまつわるウンチクも数多く掲載されております。

イタリアン、フレンチ、中華、エスニック、韓国、アメリカ、ロシアなど、

全世界のおふくろの味に関する知識は確実に増えるでしょう。

一通り眺めているだけで、何か、海外でホームステイしているような、

又は、ホテルのバイキングを食べに行っているかのようなワクワク感を

感じさせてくれる本です。

忙しくてなかなか海外旅行を楽しむことができないという方は、

本書を読んでみれば、かの地を訪れているかのような錯覚を覚えるかもしれません。

●しかし、くどいようですが、こんな廉価で大丈夫なのでしょうか?

1,155円というのは、情報量の多さ、全ページフルカラーであることを考えると、

驚異的な破格値だと思います。



※今回の【マストポイント】は食品関係の本なので、割愛致します。








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2010年10月13日

必読本 第927冊目 100歳まで元気に生きる!

必読本 第927冊目

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100歳まで元気に生きる!

ジョン・ロビンズ (著), 高橋 則明 (翻訳)

¥2,100

アスペクト

単行本:334ページ

2006年9月26日 初版



●健康的な食事、運動、心の充実など、超高齢化時代において幸福な老い方をするにはどうしたらよいのか?

アメリカで絶大な支持を集める食生活研究の第一人者が説く、

自分らしい“生涯現役”を実現するためのヒント満載の一冊。

●今はそれほどではないが、

数年前の、いわゆる勝間和代ブームの中で、

勝間さん自身の健康を劇的に改善するきっかけとなったということで話題になった本。

氏の本の中で推薦書として挙げられていたのだが、

やや高価格なことと、なぜか書店で実際にお目にかかる機会がなく、

なかなか読むことができなかった。

今月初頭は時間的にかなり余裕があったので、

図書館から借りて、細切れ時間に少しずつ読んできました。

●本書の構成は、まず冒頭第1部で、世界有数の長寿エリアとして名高い4地域の長寿の秘密を

詳細に分析。

そのうちの3地域は、交通もままならない未開地域で、戸籍がろくに残っていないような

ひどい状態だが(自己申告で自分は今130歳だとか、200歳近くまで生きた老人がいるとか、

マユツバものの話が出てくる)、

最後に取り上げられた地域がわが日本の沖縄で、

温暖な気候と、健康的な沖縄伝統料理、よく働く習慣が、長寿の秘密であると

説明されている。

日本人としては誇らしい気持である。

敗戦の焼け野原の日本が、マッカーサーが取り入れた数々の施作によって、

世界有数の裕福さと健康状態を同時に獲得したと指摘した部分と共に、

日本人には受け入れられやすい路線の本である。

●後の第2章から第5章までは、長寿を達成するために不可欠な要素を、

既述した4地域から導き出した結果、食事、運動、愛情、精神に分け、

そのポイントを詳細に解き明かすという内容になっている。

各章末には、「あなたにできること」と題して、その章のポイントが箇条書きで

一気にまとめられていて非常に便利。

時間がない人は、この部分だけを読んで、自分の生活に取り入れても良い。

●医師や薬などに頼らず、自助努力で完全な健康を獲得したいとお考えの方ならば、

アンドルー・ワイル、ディーパック・チョプラ、ハ−ヴィー・ダイアモンドなどの、

一般人向けの健康指南書のベストセラーはそれなりに読まれているかと思います。

本書も、その系譜に位置する本です。

読了して改めて思うのは、やはり、人間の健康を維持し、長命を保つための

原理原則、基本要素というものは、地域や時代を問わずそれほど変わらない、ということです。

勉強熱心な方には自明なことでしょうが、特に重要な点を私なりにまとめてみると、

@食事は、新鮮な野菜、果物、穀物などの植物性食品を中心に、できるだけ生に近い状態で食する。

A肉、牛乳、砂糖、脂肪、加工食品、ソフトドリンク、

ジャンクフード、アルコールを極力減らす、又は一切止める。

Bできるだけ体を動かす。

C孤独にならず、他者とのつながり(ペットも含む)を大事にする。

などに集約できるかと思います

(下のマストポイントでは、類書ではなかなか出てこないような新奇な点を挙げておきます)。

●この本が、とりわけ興味をそそるのは、

著者が、アメリカを代表する大企業バスキン・ロビンズ(サーティーワンアイスクリーム)

創業者の御曹司であるにもかかわらず、

その事業継承を放棄し、その家業すべてを一切否定するかのような

ナチュラル志向の健康指導者になったということにある

(創業者一族が巨万の富を獲得するが、家業の超不健康な商品が元で短命で死んだり、

深刻な健康被害を被りつつも、その原因を自社商品のせいだと一切認めず、

後年、著者が提唱する健康法にようやく共感するというくだりはなかなか心を打つ)。

先祖伝来の食事法、ライフスタイルを守ってきた地域に、

病気知らずの長寿者が数多く幸せに暮らしているという事実があるにもかかわらず、

コカ・コーラ、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンなどに代表される、

いわゆるアメリカのジャンクフード系巨大企業が 

進出してきた途端に、その地域の健康状態が著しく冒されるという事態は、

やはり、大きな衝撃を与える。

糖分、脂肪分過多で、添加物てんこ盛りのアメリカ式食生活は、

あらゆる意味において、人間の健康を保持するには向いていない、

クッキー、チョコ、ゼリー、ポテトチップス、カップラーメン、

ハンバーガー、フライドチキン、ステーキ、炭酸飲料などを

好んで摂取している人は、今すぐ改善しなくてはならないと心底から痛感させられます。

●あえて、欠点を書きますと、ちょっと文章量が多すぎるということでしょう。

長寿を達成するためのポイントだけに絞って、もっとコンパクトにまとめることが

できたのではないかという気がします。

個人的な見解をナイーブに語るところなどは、不要だと思ったら飛ばし読みで良いでしょう。


【マストポイント】

@「栄養価の高い食品を食べているのならば、カロリーを計算する必要はない」

(良く言われるように、肥満はカロリーが原因ではなく、脂肪が原因である)

A「ほかの人たち、とくに配偶者や親密なパートナーとの関係をあたりまえだと思わないように注意する。

人間関係を自分の都合に合わせて利用するのではなく、もっと愛情深い人間に成長するために使おう」

(結婚生活に失敗し、離婚して孤独になったり、

団体活動に参加せず、引きこもりがちだと、若死にしたり、深刻な病になる可能性が高いと

指摘した箇所はとても興味を引く)

B「あなたが日常でおこなうささやかで単純なことが、この世界に光をもたらすことを忘れないようにしよう」 

(全くの余談だが、先日のテレ東系「ソロモン流」に女優の浅野温子さんが登場されていたが、

冗談好きで常にニコニコと笑顔、気取ったところや飾ったところが全くなく、

花を愛し、自然の中をゆっくりと散歩、日本神話を好み、

独特な独り舞台をライフワークにされる。

49歳とは思えない若々しさとともに、こういう年の取り方をしたいものだと心底共感した)

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

ジョン・ロビンズ
世界最大のアイスクリーム会社であるバスキン・ロビンズ(サーティワン・アイスクリーム)創業者を父に持つが、社長継承を放棄して家を出る。その後、健康な食生活や生き方の研究を続け、1987年に「アースセーブ・ファンデーション」を設立。また健康食に関する著書を多数出版し、なかでも『エコロジカル・ダイエット―生きのびるための食事法』(邦訳・角川書店)は全米で大ヒットとなった。



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2010年10月06日

必読本 第926冊目 もっとからだにおいしい野菜の便利帳

必読本 第926冊目

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もっとからだにおいしい野菜の便利帳

白鳥 早奈英 (著, 監修), 板木 利隆 (監修)

¥1,470

高橋書店

単行本:208ページ

2009年5月15日 初版



●体を浄化し心を癒やす、旬の新鮮な野菜たち。

そのすぐれた効能を引き出す食材の組み合わせやお役立ち情報を集めました。

食用とする部位別に分類・表記し、産地・旬、栄養・効能、選び方・保存法、料理などを紹介します。

●この前ご紹介したばかりの本(必読本 第924冊目参照)の続編。

先日、池袋の大手書店を訪れたら、「シリーズ合計で90万部突破」と、

最も目立つ場所にうず高く平積みされていた。

大変な売れ行きを誇る本のようである。

今年は、魚の本(必読本 第920冊目参照)が出されたばかりだが、次はどんな切り口で来るのだろうか?

大いに楽しみである。

●アマゾンのレビューなどでは、前作と今作で重複している品目が多く、

買う意味があるのか?という批判的な意見があったが、

今作では、前作では掲載されることがなかった、野菜の食べ合わせにより重点が置かれている

(例・「キャベツ+レモン→美肌作り」)。

野菜でも、果物でも、単品で取るよりは、他の食材と組み合わせて食べたほうがより美味しかったり、

健康効果を高めることができます。

プロの管理栄養士の方が、その絶妙な組み合わせを教えてくれます。

簡単なレシピも掲載されているので、どんな料理下手な人でも気軽に作ることができますよ。

●取り扱われている品目の多さにもとにかく驚かされる。

リンゴひとつ紹介するにしても、「ふじ」「津軽」「世界一」と、

その品種群をすべて網羅的に紹介するなど、手抜かりがない。

田舎に旅行に行き、その産直売場でしかお目にかかることができないような

地方野菜のコーナーがあったり

(私の地元の庄内野菜が掲載されていたのはうれしかった。アル・ケッチャーノの奥田さんで

一躍有名になりましたよね)、

高級スーパーでしか売られていないような世界の珍しい野菜も紹介されてあったりと、

本当に時間を忘れて没頭してしまうような素晴らしい本です。

例によって、掲載写真がキレイなのも最大の魅力のひとつです。

●また、保存法にも前作以上に力が入れられております。

単身の方、夫婦二人だけの家庭などでは、どうしても野菜というものは

一回の調理で使い切ることができず、次回のために保存しなくてはならないのですが、

その正確な方法を習う機会というのはなかなかあるものではありません。

この本では各品目ごとに正しい保存方法が掲載されているので、

これからは無駄に腐らせてしまったりなどの失敗がなくなります。

●しかし、かえすがえすも、こんな低価格で販売していいのだろうか?と

余計な心配をしたくなるぐらいの大バーゲン価格である。

倍の3,000円の価格にしても、絶対に欲しくなる本だ。



※今回の【マストポイント】は、食品関係の本ゆえ、割愛致します。




【著者略歴】

白鳥 早奈英
栄養学博士、心療カウンセラー、健康運動指導士。青葉学園短期大学食物栄養科、日本女子大学食物科卒業後、東京農業大学栄養科、アメリカ・ジョージア州立大学栄養科で学ぶ。エモリー大学講師、バークレー科学大学大学院客員教授。1982年、日本で初めて栄養学的な面から「食べ合わせ」を提唱。新聞や雑誌での執筆のかたわら、テレビのコメンテーターとしても活躍。。著書は70冊に及ぶ。「食塾」主宰。

板木 利隆
農学博士。神奈川県園芸試験場長、同農業総合研究所所長、JA全農技術主管を経て、板木技術士事務所所長。JA全農や(社)日本施設園芸協会、(財)日本園芸生産研究所、日本生物環境工学会等、多くの団体や学会の委員・顧問を務めるかたわら、講義や執筆活動を精力的におこなっている。




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2010年10月03日

必読本 第924冊目 からだにおいしい野菜の便利帳

必読本 第924冊目

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からだにおいしい 野菜の便利帳

板木利隆 (監修)

¥1,365

高橋書店

単行本:208ページ

2008年4月30日 初版



●健康への意識もあり、年々野菜に対する期待感が高まっている。

そこで、おいしい食べ方、栄養知識、安全、旬、正しい選び方など、いくつもの視点から、

広く流通している野菜の魅力と楽しみ方を紹介。101の簡単レシピつき。

●先月ご紹介したばかりの『からだにおいしい魚の便利帳』(必読本 第920冊目参照)より

先に出版された姉妹本。

一昨年に発売されたものだが、いまだに高い人気を誇るようである。

●本の構成は、前記した『からだにおいしい魚〜』と全く同じで、

実、根、葉、果物、海藻などの野菜関係食品に大別し、

日常、頻繁に食する代表的な品目を、一品ごとにカラー写真入りで解説する

(出版社によれば、その品目の最も代表的な写真を撮影するためだけに、

1年以上の時間をかけたという。たしかに、写真は色鮮やかで、

どこかの資料から適当に転載したような手抜き感が一切感じられない。

本書が好まれている最大の要因の一つ)。

●その説明文にいたるも、

来歴、関連&改良品種、栄養成分や効能、旬の時期、代表的な産地、初心者でも簡単に作れるレシピ、

上手な保存方法、豆知識など、普段ほとんど不必要だと思われる専門的すぎる情報を

絶妙にそぎ落とし、本当に知りたい最低限度の知識だけが厳選されて掲載されている。

このあたりの編集責任者のバランス感覚の良さは見事としか言い様がなく、

大いにベストセラーになり、後続本が更に2冊出る要因となったはずだ。

しかし、これほどまでに完成度が高い食品関係の本と言うものは

めったにお目にかかれるものではない。

料理好きの主婦の方や、調理関係の方ならば、一読しただけで買わないではいられなくなる。

●また、随所に挟みこまれている関連エッセイも、

精進料理、有機農産物、野菜流通の仕組み、食物繊維、地方野菜、イギリスの家庭菜園など、

その道の専門家が書いた興味深い内容で、知識が大いに広がる。

●この本は、野菜嫌い、果物嫌いの方にこそ是非とも読まれたい本である。

普段、それらを好んで食べない人と言うのは、

たいていの場合、野菜の味が嫌いであるというよりも、その本当の栄養価、効能の高さに関しての

情報、知識、興味が決定的に欠落しているというケースが圧倒的であると私見ながら思う

(若い頃の私自身が実際そうだったからだ)。

こういう便利な本を一通り読めば、誰でも、野菜、果物を摂らないのは損だ、

これからは積極的に食べるようにしようと、認識が一変するはずです。



※今回の【マストポイント】は、食品関係の本ゆえ、割愛いたします。



【著者略歴】

板木 利隆
神奈川県園芸試験場長、神奈川県農業総合研究所所長等を経て、板木技術士事務所所長。JA全農や(社)日本施設園芸協会等、多くの団体や学会の委員・顧問を務めるかたわら、講義や執筆活動を精力的におこなっている。



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2010年09月27日

必読本 第922冊目 あなたのために―いのちを支えるスープ

必読本 第922冊目

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あなたのために―いのちを支えるスープ

辰巳 芳子(著)

¥2,730

文化出版局

単行本:199 ページ

2002年9月2日 初版



●離乳食に始まり人生最期の時まで私たちを支えてくれるスープこそ、家庭料理のとりで。

自身の介護体験と和洋の料理研究の果てに築き上げたスープ、汁物のすべてを、懇切丁寧にお教えします。

●以前、通学していた調理師専門学校の栄養学の先生が授業で言及したことにより興味を持った本。

本書を読む前に、NHKから出ていた著者のDVDを先に鑑賞したのだが、

著者は、料理の中でも、とりわけスープ作りに情熱を注いできたらしい。

クリスチャンでもあり、聖心女子大出身、大手企業重役のお嬢様というセレブな育ち、

西洋哲学など、随所にインテリを感じさせる独特の文体が異色の料理本です。

●なぜ、スープ一筋にこだわってきたかというと、

実父が半身不随、嚥下困難になるほどの闘病状態になり、

その介護をする中で、唯一摂取可能だったのが、スープだったからであった。

私自身、ラーメン屋に行っても、麺よりスープの方にこだわるぐらい

汁物にはうるさいので、興味をそそられ、読んでみることにしました。

●専門の料理本らしい、ハードカバーの重厚な本で、

和風汁物と、洋風スープに大別し、代表的なレシピをカラー写真入りで

丁寧に説明していくというスタイルをとる。

著名な料理研究家でもある実母と、著者が師事した有名フランス料理シェフの

教えを巧みに取り入れ、著者主宰のスープ教室で磨きに磨きをかけて

完成された厳選スープがずらりと掲載されている。

●ただ、掲載されているスープの大半は、普通に手に入るありきたりな食材を使用し、

特に難しい調理法をするわけでもなく、

誰もがやる気次第で、難なく家庭で調理可能である。

料理素人にも、それほど敷居は高くない。

水、味噌、火力、出汁など、関連のコラムも、

著者の信念が詰まっていて読み応えがある。

汁物に関する知識、情報は過不足なく掲載されています。

●冒頭、辰巳さんの名を決定的に有名にしたと言っても過言ではない、

玄米スープとしいたけスープが掲載されているのだが、

これは、まさに薬効あらたかな漢方の煎じ汁と言ってもよいような代物で、

疲労回復、難病治癒など、多方面で効能があるらしい

(ネットで検索すると、そのレシピは容易に判明します)。

今手元に、良質な玄米と梅干しがないので、すぐに作ることができないのが残念だが、

私も疲労困憊した時などに是非一度自作してみようと思う。

写真を見ているだけで、体の悪いところが、一遍で治ってしまうような気さえ起こさせます。

この部分だけでも、本書を購入する価値があります。

●今年の8月以降、この本の影響と全く関係なく、

味噌汁を飲まない生活は健康に悪いと突如思い立ち、

昆布やしいたけで出汁をとり、2種類の合わせ味噌のみの超シンプル味噌汁を

毎日のように食しているのだが(刑務所で出されるような、具材を一切入れず、

味噌だけで溶いた味噌汁で飲むことが多い 笑)、

やはり、体調はかなり良くなりましたね(味噌汁を毎日飲む一方、

汁物替わりで頻繁に食していたカップラーメンを一切食べなくなったこともあるでしょうが)。

本書に掲載されているスープ、汁物を一通り眺めていますと、

こんなに食材にこだわり、手間ひまかけて、丁寧に汁物作りをすることが

習慣化されている家庭ならば、家族全員が健康に、なおかつ容姿端麗に育つだろうな、と

心底から思わされます。

お湯だけ注げば、あっという間に出来上がるような、

品質粗悪なインスタントみそ汁、スープ、カップラーメンの類などを一切欲しなくなるでしょうね。

●本書は、著者最大のベストセラーであることのみならず、

味噌汁やスープを極めたい方ならば必携の一冊と言っていいですね。

それなりの価格はしますが、これで家族全員の健康が守れると思ったら、安い買い物です。





※食事関係の本なので、今回の【マストポイント】は割愛いたします。



【著者略歴】

辰巳 芳子
1924年、東京生れ。料理家、随筆家。聖心女子学院卒業。料理研究家の草分け的存在だった母・浜子の傍らで日本の家庭料理を体得し、シェフ数人について洋風料理を長く学ぶ。雑誌やテレビなどで料理を発表するのみならず、日本の食文化を世界のそれと比較してとらえる視点や、食といのちのかかわりへの洞察をもって積極的に発言している。現在NPO「良い食材を伝える会」代表理事、「確かな味を造る会」最高顧問。「スープの会」を主宰し、自宅等で教室を開き、地域高齢者へのスープサービスも行なっている。





ラベル:辰巳芳子
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2010年09月23日

必読本 第920冊目 からだにおいしい魚の便利帳

必読本 第920冊目

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からだにおいしい魚の便利帳

藤原昌高(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 主宰) (著)

¥1,470

単行本: 208ページ

2010年6月15日 初版



●もっともっとおいしく魚を食べるためのコツがわかる。

食べず嫌いにさようなら。

300種を超える魚介類の、おいしい食べ方、旬、選び方、栄養価などから

おもしろ雑学までがまるごとわかる魚の便利帳が、ついにできました。

おいしい食べ方、手間なしシレピ、選び方・さばき方、冷凍解凍保存法、旬。

お役立ちが満載。

●この本は、いつも利用している地元の図書館の新刊コーナーにあるのを

偶然見つけて借りてきた本。

よく中身を確かめず、何の期待感もなく借りてきたのだが、

自宅で読み始めて非常に驚きました。

●なぜなら、食用の魚、貝、海藻などをひとつひとつピックアップし、

カラー写真付きで、その生息地、旬、調理法、栄養価、豆知識など、

コンパクトにまとめた、百科事典+料理本÷2のような本なのです。

●書店で中身を確かめていただければわかりますが、

よくもまあ、これほどまでの膨大な情報を、この低価格で、

一冊にまとめ上げることができたものだと感嘆せずにはおれない労作です

(個人的には2,100円(税込)ぐらいにしてもいいぐらい)。

魚好き、料理愛好家の方ならばもちろん、

普段、魚を好んでは食べないという人が読んだら、

一発で魚好きに変身することが間違いないぐらいに充実した内容です。

タレントのさかなクンなどが読んだら、驚嘆しそうな本です(笑)。

●料理法に関して言えば、基本の3枚おろしを始め、

刺身の切り方、焼く、煮る、蒸す、揚げるごとの料理のポイント、

海藻の戻し方、果ては、缶詰の味比べに関してまで解説があります。

寿司ネタになる魚は、その握られた寿司の写真もきちんと掲載されております。

美味しい魚選びのポイントや、魚屋さんとの上手な付き合い方まで載ってるのも

親切さを感じさせます。

●港に近い場所に住んでいる方は、魚市場で、

採れたての魚を見る機会がよくあるかと思いますが、

全く初めて見る、名前も聞いたことがないような

珍しい魚がたまに売られておりますよね。

当然、一尾魚で買ってきても、調理法がわからないから、

泣く泣く買わないで諦めてしまうという羽目になってしまうのですが、

本書では、各魚ごとに最低一つは素人でも出来るシンプルな料理事例が載っていますので、

そういう悲しい思いをすることはもうなくなります。

魚料理のレパートリーを増やしたい主婦の方にも、文句なくおススメです。

●この本に先行して、『野菜の便利帳』というものが

既に発売されているようですが、

私自身未読ながら、アマゾンの書評によれば、相当に評判が良い

本のようなので、近日中に是非ご紹介したいと思います。

図書館から借りて読んだ本で、

良い本だったから改めて自分で購入するということはめったにないのですが、

本書は百科事典的な使い方ができるという意味で、

近日中におそらく自分でも購入すると思います。

料理習いたての方へのプレゼントとしても絶対のおススメです!



※今回の【マストポイント】は、料理関係の本なので割愛いたします。


【著者略歴】

藤原 昌高
徳島県生まれ。ウェブサイト『ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑』主宰。島根県水産アドバイザー。三十余年にわたり日本全国で収集した情報を、1日のアクセス数が5万件を超えるサイトにアップし続けている。同サイトには魚貝類のみならず多彩な生物を掲載し、2000種以上の一般的な食用水産生物を網羅。また、寿司の掲載数は1000貫を超える。テレビ番組や雑誌、書籍の監修は多数あり、画像や情報の提供も行っている。




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2010年07月10日

必読本 第914冊目 すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる

必読本 第914冊目

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すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる

佐藤 剛史(著)

五月書房

¥ 1,575

単行本:208ページ

2009年8月28日 初版



●一昨日の夕食は思い出せなくても、弁当の思い出は、鮮やかによみがえる。

心の中に弁当が刻まれている。それが弁当の力だ。

きっとあなたも弁当がつくりたくなる。

人気コミック『玄米せんせいの弁当箱』にも関わった佐藤剛史が、

あなたの「手づくり弁当」の思い出を、強い力に変える。

●本書は、たしか、清水克衛さんの本の中で推薦されていたものだったと思う。

全く初めて手にする著者だが、

自分自身、現在、飲食業に関係していること、自炊や食育に関心があることもあり、

図書館から借りて読んだ本です。

涙腺が緩む、魂が震えるという意味では、久々のヒット作となりました。

●著者は、九州大学農学部の教員で、

食育、特に「弁当」が持つポテンシャルの凄さを

啓蒙することでその道の第一人者と言われている。

本書は、家庭で手間暇かけて作る「弁当」が

子ども、大学生、家庭、地域、学校、企業、ひいては日本そのものを

どのように変えていく力を持つのかを、

著者の周辺から集めた多くの体験談を絡めつつ、解説してくれる本です。

●まず、本書の顕著な特徴として、

児童、大学生を始めとする「弁当」にまつわる思い出話が

豊富に掲載されていて、それが、まあ、何とも泣ける話が多いということがある

(具体的な弁当レシピを紹介することが主眼の本ではない)。

学生時代に母親から毎日弁当を作ってもらっていたが、

それをごく当たり前のことだと、何の感謝もしてこなかった人は、

大いに身につまされるはずである。

めったなことでは読書で感動しない私が何度も涙が滲んできたぐらいなので、

人前では読まない方が良いかと思います。

●コンビニ、ファーストフード、ファミレスなどで済ます食事は、

確かにお手軽で便利であるが、

経済的にも肉体的にも精神的にもメリットが多いとは言えない。

そんなことは誰もが頭ではわかっている。

しかし、面倒臭い、忙しくてやる時間がない、

または、そもそも料理を習ったことがない、手作り弁当を作ってもらった経験がないなど、

さまざまな理由で弁当作りを避けてきた方は少なくないかと思います。

しかし、本書を一通り読み終わった後は、

自分から率先して弁当箱を買い求め、スーパーでも食材を厳選し、言い訳など一切しないで

弁当作りを実践してみよう、いや、実践しないのは損だという気持ちに

間違いなくなるはずです。

私も、最近、自炊には消極的な日々を過ごしてきましたが、

是非再開し習慣化しなくてはならないと痛感させられました。

●添加物、農薬、有機農法、食料自給率など、食糧問題に関心のある方

(105円のコンビニおにぎりを安いと考えるのは間違っていると

指摘した箇所は特に新鮮な驚きだった)、

不健康な外食生活から、思い切って弁当、自炊に切り替えたいけど、

それを後押ししてくれる啓蒙書を求めているという方、

顔弁当、キャラ弁当など、これから弁当が必要になるお子さんをお持ちのお母さんや、

スタミナ不足やメタボが気になる独身男性に特に推薦したい本です。

両親や家族への感謝の気持ち、家族愛を再認識したい方にもおススメです

(また、旧帝大の名門である九大の教え子たちが、社会人になってからも弁当作りを欠かさず、

それが暗黙的だが、自分のキャリアにプラスに働いているということを紹介しているという意味では、

本書のテーマにあまり関心がないエリート層にもおススメの本です)。

●ともかく、「食の大切さ」、「家族の絆」を思い知らせてくれるという意味では筆頭の名著です。

マイナーな本かと思いますが、

今年には早くも続刊も出ているようですので、関心のある方は是非手に取ってみてください

(最後にやや余談めきますが、世の中、ITだなんやと騒ぎつつも、

結局、人間にとって本当の意味で大切で、

変革するための真のパワーを持つものというのは、

掃除、食事、言葉など、ごくごく基本的なことが多いということですね。

本書を読んでシミジミそう思わされました)。



【マストポイント】


@「トラブルを抱えた子どもたちの多くは、

その家庭にあたたかい食卓がなかったという。

コンビニ弁当ばかり与え続けられるような食生活を送っていると、

子どもは食べることを重要だと思わないようになる。

そして自分が大切にされているとも、自分が大切だとも思わないようになる。

子どもは、食卓の上で単にカロリーや栄養バランスを食べているのではない。

手づくりの料理には「あんたは大事なんよ〜」という親からのメッセージが込められている。

子どもは「あんたが大切なんよ〜」というメッセージも食べているのだ」

A「食事を作ることの大変さが分かり、家族を有り難く思った人は優しい人です。

手順良くできた人は、給料を貰える仕事についたときにも、仕事の段取りのいい人です。

食材が揃わなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更ができた人は、

工夫できる人です。

友達や家族の調理のようすを見て、技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。

こまやかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。

旬の野菜や魚の、色彩・香り・触感・味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。

一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。

スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は、賢い人です。

食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。

自分の弁当を「おいしい」と感じ「うれしい」と思った人は、幸せな人生が送れる人です。

シャケの切り身に、生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。

登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、慈しむ心のある人です。

「あるもので作る」「できたものを食べる」ことができた人は、たくましい人です。

「弁当の日」で仲間がふえた人、友だちを見直した人は、人と共に生きていける人です。

調理をしながら、トレイやパックのゴミの多さに驚いた人は、社会を良くしていける人です。

中国野菜の値段の安さを不思議に思った人は、世界を良くしていける人です。

自分が作った料理を喜んで食べる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。

家族が手伝ってくれそうになるのを断れた人は、独り立ちしていく力のある人です。

「いただきます」「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。

家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、家族の愛に包まれた人です」

(自らの学校で、「弁当の日」を創始した学校長が生徒に贈った言葉)

B「私は税理士で、若い頃から本当に忙しく働いてきました。

だから、子どもにほっかほか弁当も食べさせましたし、500円を渡して

「今日はコンビニ弁当で済ませて」というようなこともありました。

子どもの一人が、あるスポーツのクラブチームに入り、厳しく食事指導されました。

朝からフルコースのような料理で、練習後の食事はもっと重要でした。

私は、ちゃんと作らないといけないようになりました。

しかし、やってみたら、できたんです。

今まではやったこなかっただけ。忙しいと理由をつけて、やらなかっただけ。

やろうと思ったらできる。

できる・できない、ではなく、やるか・やらないか、なんですね」

(40代女性の体験談より)

(以上本文より。一部改変)



【著者略歴】

佐藤 剛史
1973年大分県生まれ。九州大学大学院農学研究院助教。研究だけでなく、市民参加型のまちづくり、食育などの実践活動にも精力的に取り組んでいる。年間の講演、ワークショップの回数は100回を超える。著書に、『すごい弁当力』(五月書房)『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社:共著)『いのちをいただく』(西日本新聞社)など。






ラベル:佐藤剛史 弁当力
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2009年08月05日

必読本 第901冊目 ミシュランガイド東京2009 日本語版

必読本 第901冊目

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ミシュランガイド東京2009 日本語版

¥2,415(税込)

日本ミシュランタイヤ株式会社

ソフトカバー:495ページ

2008年11月28日 初版



●今回は、今更こんな本を紹介するの?という声が

数多く聞こえてきそうですが、あのミシュランガイド東京版の

2009年版をご紹介いたします。

実を言いますと、図書館の貸出予約に数ヶ月前に登録していたのですが、

話題になった人気本ゆえ当然のように予約リストに希望者が殺到し、

今頃になって私に順番がやってきたため、こんなに

遅くになってから紹介するという裏事情があったのです。

あらかじめご了承下さい。

●中身に目を通した方が既に多いでしょうから、細かいことまでは書きません。

簡単に言えば、東京にあるレストランとホテルの中で、

特に選りすぐりの超一流店を抽出。

見開き2ページに一つお店を紹介し、それに、

あの賛否両論渦巻く星付けするという趣向のガイドブックです。

念のために書いておけば、覆面調査員、ミステリーショッパーという

職種の人を一躍クローズアップさせたことでも有名な本です。

●単刀直入に感想を申し上げます。

相当の労力をかけて完成された本だろうから、

この定価になったのでしょうが、それにしても高すぎる。

定価1,890円ぐらいが適正価格。

来年以降、是非改善すべきでしょう。

この点が変わらない限り、購入を見送る人は多いはずです。

●内容的に言っても、この星の付け方はどういう基準なの?

何であの有名店が掲載されていないの?

(マスコミに頻繁に登場される、いわゆる、鉄人、巨匠

などと呼ばれている名料理人の店はほとんど掲載されていない。

おそらく、優劣を付けられることを嫌い、店側で掲載拒否をしたのだろう)と、

疑問に思わざるを得ない部分が多々ある本。

レストランのランチもディナーも、ホテルの宿泊も、

まあ、普通の中流階級以下の身分の我々が、気軽に立ち寄れるような

お店はほとんど全く収録されていない。

はっきり言って、フェラーリ、ベンツなどの超高級車を、

値段に頓着しないで即買いしちゃうような有産階級の人々向けに書かれた本。

普通のサラリーマンが、女の子にいい所を見せようと思って

本書にあるお店を利用したとしても、まず値段的にも気分的にも大やけどすること

確実の、超ハイレベルな店ばかりがズラッーと並んでいる。

●結論として言えば、こういう世界があるんだな、

いつかはこういうハイレベルなお店を

普通に利用できるような成功者になりたいものだという、

羨望の眼差しで読むしかない本。

普通の身分の人にとって、実用性はほとんどないと言って問題ない。

日常的に利用する、リーズナブルで敷居の低い人気店を

探す飲食店ガイドブックならば、大手書店にゴマンと置かれているので、

そちらの方が利便性は高いでしょう。


※今回の【マストポイント】はガイドブックのため割愛いたします。





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2009年08月01日

必読本 第900冊目 京味のお椀

必読本 第900冊目

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京味のお椀

西 健一郎 (著)

¥ 5,460

幻冬舎

大型本: 225ページ

2009年3月20日 初版




●各界著名人が愛してやまない割烹「京味」の主人が

初めて明かす「四季のお椀」の極意。

●節目となる第900冊目にどんな本をご紹介するべきか、

ここ何日の間少々悩んでいたのですが、

私自身今現在東京の調理師専門学校で

料理の基礎を学んでいるという事情があることもあり、

料理本の名著を紹介することにさせていただきました。

本書は、日本料理の分野では知らない人がいないぐらいの名料理人、

新橋「京味」の主人、西健一郎さんの今年3月に発売されたばかりの

四季のお椀のレシピを紹介する本です。

西さんは、見城徹さんから直々に口説かれたのか、

幻冬舎からの出版が多いですよね。

●本の定価を見ていただければわかる通り、

丈夫な紙を使い、がっしりとした図鑑のような頑丈さを

誇る大型写真集のような本です。

見開き2ページで一つのお椀のレシピを紹介。

左ページにお椀のアップ写真を載せ、右ページに

そのレシピと一言解説を載せるというシンプルな構成です。

●一通り通読して思うのは、

やはり、和食分野では「神様」とも称される料理人の

作る料理は想像を絶する素晴らしさである、

食べるのがもったいないぐらいの芸術品のような出来栄えである、

ということである。

●中央に蟹のしんじょ(白身魚や鶏肉、えびなどのすり身に、

卵白、山いも、くずなどのつなぎや調味料を加えて形を作り、

蒸したりゆでたりして火を通した練りもの。椀だねの基本)を配し、

その周りを細かく切ったゴボウを縦向きに配し、ウドをばちにして、

太鼓に見立てて作った椀だねなど、

お椀のふたを開けた瞬間、お客さんがパッと喜ぶような

遊び心満載のレシピが数多く紹介されていて、

見ているだけでも非常に楽しめる。

●のみならず、日本を代表する超一流店のお椀を家庭で

供してみたいとお考えの主婦の方にも、非常におススメの

実践的な料理本です。

西さんの本は実にシンプルな作りで、

本を読んだだけでは理解しづらい部分がないこともないのですが

必読本 第873冊目参照)、

出汁のとり方、山菜の灰汁の取り方、

しんじょ地の作り方などの基本事項もきちんと記載されておりますので、

初心者の方も、臆することなくチャレンジしてほしいと思います。

もちろん、プロの料理人の方も、

イマジネーションが膨らむという意味で、一読の価値があります。

料理本は高額なものが少なくないのですが、

本書は一生の使用に耐えると、文句なく推薦できます。


※今回は料理本のため、 【マストポイント】 は割愛いたします。



【著者略歴】

西 健一郎
昭和12年8月8日、料理人・西音松の四男として、京都に生まれる。京都の割烹店で修業ののち、30歳で独立、東京新橋に「京味」を開店する。命名は裏千家15代家元、現在の千玄室氏。



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2009年07月29日

必読本 第898冊目 太一×ケンタロウ 男子ごはんの本

必読本 第898冊目

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太一×ケンタロウ 男子ごはんの本

ケンタロウ (著), 国分 太一 (著)

¥ 1,890

M.Co.(角川グループパブリッシング)

単行本: 143ページ

2009年4月20日 初版

 

●テレビ東京で毎週日曜日に放送中の「男子ごはん」が待望の書籍化。

“食べる天才・国分太一”と、“作る天才・ケンタロウ”によるコラボで考え出された、

身近な材料でおいしく、簡単に作れるレシピ1年分を大公開。

●連日、猛暑、竜巻、大雨、皆既日食と、日本全国異様な天候が続いておりますが、

皆さん夏バテなどせずに元気にお過ごしでしょうか?

おかげさまで私は、7月27日より1週間ほどの予定で

山形県酒田市の実家に帰省中です。

毎日深夜まで夜更かしし、午前10時ごろまで寝て、

食事、洗濯などをすべて家族に任せてリフレッシュ中です(笑)。

やはり、バタバタとした東京暮らしから田舎の実家に戻ってきますと、

心身ともにリラックスできますね。

会う人会う人に「ちょっと痩せた?」と言われるのが少しショックですが・・・。

●それはさておき、今回は、毎週日曜日お昼にテレビ東京系で好評放映中の、

『太一×ケンタロウの男子ごはん』の書籍版をご紹介いたします

(残念ながら、我が山形県では放送されていない)。

この本は発売直後から大変な人気で、

7月28日現在アマゾンでも完売してますし、

どこの書店でも品薄状態で探すのに一苦労しました。

●基本的には、第1回目放送分から第43回目までのレシピが、

春夏秋冬、季節ごとに分けて写真入りで紹介されている「料理」本(写真撮影は国分さんが担当)ですが、

国分さんとケンタロウさんの番組裏側部分を忌憚なく語る対談コーナーや、

ケンタロウさん愛用の料理グッズ紹介、番組スタッフのインタビューなど、

レシピ以外のサイド部分も実に充実した作りとなっております

(お2人のファッションセンスの良さにも注目)。

価格的にちょっと高いかな?と思われる方もいるかもしれませんが、

その元は十分に取れる本です。

コラムなどにもウンチク的な内容が満載されていて、

編集者の力の入れ様がまざまざと伝わってきます。

●この本を読んでつくづく痛感したことは、料理を難しく考える必要は更々ない、

アマチュアが家庭で作る分には、楽しみながら調理することがやっぱり大切だということです。

全編を通して非常に印象的なのは、お2人の写真に笑顔が実に多いということ。

小難しい料理技術など一切抜き、

気が置けない男友達2人が、あり合わせの食材を使って、

日曜昼間からビールを飲むためのつまみを作るかのような感覚で、

冗談を言いながら料理を作っていくユルユル感が実に心地良い。

男の料理はこれぐらいに脱力した感じでいいのだ、ということを

しみじみ痛感させてくれます

(玄人はだしで有名なあのタモリさんも、

料理は難しく考える必要はないと、事あるごとに

『いいとも!』で語っておられますよね)。

●連日、外食やコンビニ弁当ばかりで、栄養が偏っているな、

何か体力が減退しているな、とお悩みのサラリーマンの方が、

「初めの1冊目」の料理本として購入するという意味では

非常におススメの本です。

また、男好みのガッツリ系のメニューが多いので、

料理初心者の女の子が、意中の男性を落とすための

料理本として購入するという意味でも十分使えるはずです。

どちらにしても、料理に対する抵抗感、苦手意識

見事なまでに払拭してくれる、初心者向けの快著と言えます。

 

※今回は料理本のため、【マストポイント】は割愛いたします。

 

【著者略歴】

国分 太一
1974年生まれ。1994年、TOKIOとして『LOVE YOU ONLY』でデビュー。グループでは、キーボードを担当。音楽活動と同時に、TV、ラジオを中心に幅広いジャンルで活躍中。俳優としては、単独初主演映画『しゃべれどもしゃべれども』で、第62回毎日映画コンクールにて男優主演賞を受賞。

ケンタロウ
1972年生まれ。武蔵野美術大学在学中よりイラストレーターとして活動を始める。その後、料理家としてデビュー。

 

●『太一×ケンタロウ 男子ごはん』公式サイト http://www.tv-tokyo.co.jp/danshigohan/

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2009年05月20日

必読本 第885冊目 高血圧は薬で下げるな!

必読本 第885冊目

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高血圧は薬で下げるな!

浜 六郎(著)

角川書店

¥720(税込)

新書: 204ページ

2005年9月10日 初版



●血圧180/100まで治療はいらない。

高血圧の基準値に疑問あり!薬で下げるこれだけの危険。

降圧剤が寿命を縮める?!

降圧剤に頼らずに賢く血圧をコントロールする方法。

●今まで、極度の医者嫌い、薬嫌いで通してきた私だが、

先日、やんごとなき事情から健康診断なるものを受診しなくてはならなくなり、

その時、意外にも血圧が高め傾向だったもので、

自らの不摂生とオジサン化現象を反省する意味で読んだ本。

ちなみに、斎藤一人さんの近刊(必読本 第844冊目参照)巻末で

推薦書としても挙げられている本でもある。

●まあ、一言で言ってしまえば、

安易に薬に頼るのはやめましょう、

ホイホイ医者の言うことを鵜呑みにしたらいけませんよ、ということを

注意喚起するための本である。

著者は大阪大医学部出身のきちんとした医師のようだが、

メインストリームの医師会、薬品業界からは白眼視されるような

医学界の「真実」を平気で暴露してしまう、

一般には煙たがられるタイプの方のようである。

●前半部、降圧剤の危険性などを豊富な実験データとともに

検証する箇所がずっと続くが、正直、門外漢には読むのがしんどい。

細かい数字や図表が連続するので、

挫折しそうな方は飛ばしてもよいでしょう。

●降圧剤を飲み続けていると、功よりも罪の方が多いということが

判明した後、では実際我々は自分でどのような対策をとればいいのかと

いうことを指導してくれるのが第3章と第4章である。

食事、運動、お風呂など、お金がかからず、

簡単に血圧を平常にコントロールするための

方法が手際よくまとめられている。

私も4月に上京してから、ストレス度の高い日々をずっと続けてきたが、

深呼吸、睡眠、節酒などをしっかりと実行しなくてはならないと

反省した次第であった。

あまりにも粗食だと逆にデメリットが大きい、

正常体型よりも、やや太め体型の方が長生きするというのは

新しい情報であった。

●アマゾンの書評では毀誉褒貶相半ばしているようだが、

降圧剤を一生飲み続けるのは嫌だ、

何か代替的な療法はないかとお悩みの中高年の方々や、

安易に医師、薬品に頼りたくない、自分の健康は自分で確保したいという

若者の方々には有益な書だと思います。



【マストポイント】

@大事な打ち合わせや会議の前、イライラしたり情緒不安定な時は、

大きく10回ほど深呼吸をすると、

血圧上昇を防ぎ、脈を安定させることができる。

また、息は吐く時に血圧が下がるので、意識して吐く息を大きくすること。

また、どんな人でも血圧は変動しているので、

一時的に出た悪い結果で一喜一憂しないこと。

A心ある医師は、患者の益にならない不要な薬は処方しないものである。

あまりにもホイホイと数多くの薬を処方しすぎる医師は

「算術」系の医師である可能性が高い。

ちょっと血圧が高めだからといって、安易に降圧剤に飛びつかないこと。

自助努力でいくらでも平常血圧に持っていくことは可能である。

現在流布している薬の中には、値段が高額なのにもかかわらず、

効果が怪しいものが無数にあることを忘れないこと。

B血圧を測る時に腕に巻く布は、

心臓と同じ位置で、上腕部に巻いて計ると、より正確な値が出る。

また、できれば服を脱いで肌に直接巻くこと。



【著者略歴】

浜 六郎
1945年、徳島県鳴門市生まれ。69年、大阪大学医学部卒業後、大阪府衛生部を経て阪南中央病院に勤務。86年に医薬専門家向けの独立医薬品情報誌TIP(正しい治療と薬の情報)創刊、副編集長を務める。97年、医薬ビジランスセンターを設立、2000年4月にNPO法人化。医薬品の安全で適正な使用のための調査研究と情報収集・広報活動に取り組んでいる。専門は内科・治療学・薬剤疫学。




ラベル:浜 六郎
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2009年05月07日

必読本 第882冊目 斎藤一人大宇宙エネルギー療法―無償の愛の奇跡の連発!

必読本 第882冊目

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斎藤一人大宇宙エネルギー療法―無償の愛の奇跡の連発!

柴村 恵美子(著)

KKロングセラーズ

¥1,575(税込)

単行本: 193ページ

2009年5月1日 初版



●この宇宙には癒しの波動があります。

無償の愛からなる、エネルギーがあるんです。

この宇宙エネルギーをもらうと、人は元気になります…。

みんなハッピーになれる、一人さん秘伝の癒し法を紹介します。

斎藤一人講演会CD付。

●今月5月頭に、前回ご紹介した一人さんの新刊と同時発売された本。

ここ最近のまるかんの新機軸ともなっているのだろうか、

一部で大ブームになっているという、一人さん直伝の、

宇宙エネルギー療法に関する本である。

●で、その宇宙エネルギー療法なのであるが、

それを披露し、周囲の度肝を抜く一人さんの超不思議な話からはじまり

(私も全く不案内だが、何かエゴを捨て去った無我の境地になり、

神様や相手の守護霊と交信し、愛の波動を送って、その人の悪い部分を

発見し、除去してあげるような療法であるようだ)、

その後、それによって癒され、奇跡を起こした体験者たちのエピソードが

羅列されているのであるが、

結局、肝心のそのやり方が一切詳述されていない!!

これは怪しげな宗教とは全く関係ない、法外な料金も取らないし、

あくまで善意の活動なのですよ、と事あるごとに但し書きがされてあるが、

いかな一人さんであっても、大いに誤解を招くであろう行為であることは

確かなわけであって、やはり正しく方法論を学んでほしいという意図が

あるのか、しかるべく先達者の元に連絡を取って、

きちんとマスターしてほしいという流れをとっている

(これを一人さんが公にしようと決断するまでに20年の歳月を

要したことからも、そのことがわかる)。

無料と言いつつも、水晶玉などの道具代として

一応2000円ほどはかかるようだが、

本当に興味ある方は本文にある連絡先に問い合わせ、

真剣に学んでみたらよいでしょう(ネットで検索しても出てくるはず)。

●肝心の宇宙エネルギー療法が学べず、やや失望感を覚えさせる内容だが、

付録でついている一人さんが福井で行った講演会のCD(約67分間)は、

やはり、とても勉強になるとともに爆笑必至の内容である

(しかし、日本一のお金持ちとして万人の尊敬を集め、

神のごとく信奉されている存在にもかかわらず、

コンビニではエロ本を買い求め、AVも見ているということを

聴衆の前で堂々と告白して笑いを取るというのは、

相当の器の大きさがなければできるものではない)。

本には少々ガッカリさせられるが、

この講演会CDがついているので、本代は十分元が取れる。



【マストポイント】

@「「一人さんは、宗教について、どう考えているのですか?」と

たずねたとき、一人さんは、

「私は、宗教をやっていないから、宗教のことはわからない。

だけど、どんな宗教であれ、大勢の人が信じて、続いているものだから、

いい教えがあるんだと思うよ。

ヘンな宗教なら、そんなに人は集まらないし、長くは続かないでしょ。

だから、各自、自分が信じている神さま、教えを大切にすればいいと思う。

それでなおかつ、大宇宙エネルギー療法をやりたいというのなら、

やればいいんじゃないの?

個人の判断に、外野の私たちがとやかくいう筋合いはないよ」」

A「しあわせな人生を送っている人は、たいがい、こういうことをいうの。

「自分はどうも、なにかに守られている気がしてしょうがないんだ」

その人は、なにに守られているかというと、守護霊さまです。

成功し続けている人のほとんどは、守護霊さまの存在に気づいています。

守護霊さまという言葉を使わなくても、自分を守ってくれている

目に見えない存在がいる、ということに気づいています」

B「ひとつ頭に入れておいてほしいことがあります。

大宇宙エネルギー療法を世の中に広めることによって、

私は精神的な豊かさをえることはできるけれど、

得をすることはないんだよね。

なにをいいたいかというと、人に無理強いをしないでほしいの。

それ、神さまに失礼だからね。

私は宗教家でもなければ、どこの宗教団体にも属していないけれど、

信仰心は人一倍厚いと自負しているんだよ。

だから、神さまに失礼なことはしたくないし、

みんなにもしてもらいたくない。

いいね、「やってみたい」という人にだけ教えるんだよ」

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

柴村 恵美子
銀座まるかん柴村グループ代表。18歳のとき日本指圧学校で、斎藤一人氏(銀座まるかん創設者・生涯納税日本一)と出会う。数年後、斎藤一人氏に「世の中にはお金という川の流れがあり、そこに手を入れ、その流れを自分の方へ変えてみないか?」と言われ、その肯定的かつ魅力的な考え方に共感し、斎藤一人氏の弟子として最初にまるかんの仕事をスタートさせる。国内、13都道府県(北海道・富山・長野・神奈川〈西部地区〉・東京〈17エリア〉・茨城・大阪・兵庫・岡山・香川・山口・宮崎・沖縄)のエリアを任され、統括するようになる。斎藤一人氏の教えである「常に楽しく、豊かな心で、ツイてる人生を…」「感謝する人、される人」を実践中。斎藤一人氏から教えを受けた経営ノウハウや精神世界等を著書や講演会など、様々なところで発表。2007年3月には歌手としてもデビュー!斎藤一人氏の教えがCDになりラップのメロディにのせた唄が、老若男女を問わず幅広い支持を受け、楽しみながら教えを発信し続けている。



posted by miura at 10:46| 山形 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 健康・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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