2009年03月16日

必読本 第873冊目 日本のおかず

必読本 第873冊目

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日本のおかず

西 健一郎(著)

¥1,680(税込み)

幻冬舎

ソフトカバー:111ページ

2008年3月20日 初版



●各界著名人が愛してやまない、

当代最高の割烹「京味」の主人による待望の「家庭料理」のバイブル。

●先日、NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」に出演されていたこともあり、

興味をそそられ手にした本。

日本を代表する和食料理の達人、西健一郎さんの

家庭で簡単に作れるおかずのレシピ本である。

●だしのとり方、調味料の解説という基本から始まり、

和え物、煮物、焼き物・揚げ物、鍋物・汁物、

ご飯物、甘味と、昔懐かしいおふくろの味、伝統的な日本の味とも言える

メニューが、1ページに一品の割合で解説されている。

驚かされるのが、高級な食材ばかりを使うのかと思ったら、

どこでも簡単に入手できる手ごろな食材ばかりが使われているということと、

力が抜けるぐらいにレシピがシンプルであることである。

本当にこんなあっさりとしたやり方で、

美味しい和食料理が完成するの?というぐらいに

短文で解説されているのである。

各メニューにあるワンポイントアドバイスも、何気ない言葉なのだが、

正鵠を突いていて見逃せないものが多い。

●それと同様に感銘を受けるのが、

基本を遵守する姿勢と、料理を味わう人々へのおもてなしの心であった。

やはり、日本料理はだしに始まり、だしに終わるというぐらいに、

料理の出来栄えにだしが大切なことがわかる。

また、現在ほど物資が豊かでない時代に、西さんの親御さんが、

愛情と手間と知恵を思う存分かけて料理を提供してきたという

子供の頃の思い出話には、食事というものが、どれほど

人間の健康、精神にとって重要なものであるかを痛切に思い知らされる。

本書のレイアウトやレシピなどをまとめた、

愛娘の西麻里子さんの「あとがき」と

父を傍らでサポートする写真にもホロリとさせられます。

●出来合いのお惣菜、冷凍食品ばかり買って調理を面倒がっていた方、

ちょいとした時間にすぐに作れる酒の肴を覚えたい方、

料理を難しく考えすぎていて、ずっと敬遠されていた方などには、

非常にお薦めの料理本です。


【マストポイント】

@一番だし(お吸い物や炊き込み御飯など。短時間でさっと煮出し、香り高い)

水5カップ 昆布10グラム かつお節10グラム

1、鍋に水と昆布を入れ、中火にかける。グラグラ沸騰させないようにする。

2、昆布が伸びたらかつお節を入れ、すぐ火を止める。

3、3分ほどおいてから、キッチンペーパーなどで漉す。

A八方だし(一番だしより倍ぐらい濃くとっただし。コクを出したい時などに)

水5カップ 昆布10グラム かつお節20グラム

作り方は途中まで一番だしと同じ。

かつお節を入れた後すぐに火を止めずに5分間弱火で煮る。


※ちなみに、昆布に付着する白い粉は旨み成分なので、

取ってはいけない。


(以上本文より。一部改変)



【著者略歴】

西 健一郎
昭和12年8月8日、伝説の料理人・西音松の四男として、京都市に生まれる。京都の名店「たん熊」に修業に入り、30歳で独立、東京新橋に「京味」を開店する。



ラベル:西健一郎 西音松
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2009年02月24日

必読本 第863冊目 「病気の値段」の怖い話 (講談社プラスアルファ新書)

必読本 第863冊目

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「病気の値段」の怖い話 (講談社プラスアルファ新書)

有村 英明(著)

¥880(税込み)

講談社

新書:176ページ

2008年12月20日 初版



●医療二極化時代に命を守る患者学を初公開!

医師不足、病院倒産時代が到来し、

今や日本の医療界は「上流・下流」に分かれた!

危ない下流病院・医師を見抜くためのマル秘情報が、

あなたと家族の命を守る。

●先月、保険適用外の高額治療をすることになり、

その際に対応した医師とのやり取りにやや戸惑ってしまったことがあり、

患者として、あまりにも治療や医療費というものについて無知だったと、

反省の意味も込めて読んだ本。

いわゆる、患者側にはなかなかわかりにくい、

医学界の内幕、医療費のからくり、

良い医者(病院)と悪い医者の見分け方を解説してくれる本である。

●著者は、医療関係のコンサルタントをされているのだが、

その息子さんが生まれながらの心臓病で、日本ではできない

心臓移植という大手術のために渡米。

ドナーが現れず、悲しくもその息子さんはかの地で亡くなってしまうのだが、

その時に請求された医療費が何と1億7千万円。

あまりにも法外で仰天してしまい、

藁にもすがる思いで来たという事情を話すと、

特に深い検討もされることなく、一気に1億円まで減額してくれたという。

この呆れんばかりのいい加減な医療費の仕組みに疑問を持った著者は、

日本の医療費、治療方針、薬品の実態を知るために取材を重ねる。

本書はその所産となった本。

●やはり、三流大学出身よりも一流大学出身の医師の方が信頼性が高い、

「生活苦」の医師が最近急増している、

患者にとって不要にもかかわらず、病院経営という身勝手な理由から、

検査、薬、手術などが乱発されている、

ジェネリック医薬品にはカラクリがあり、安いからといって効能を鵜呑みにはできない、

「その道の権威」だからといっても盲信できない、

何でもすぐに「切りたがる」とんでもない悪医も混じっているので、

セカンドオピニオンが欠かせないなど、

およそ患者側にとっては衝撃的な内容が続きます。

専門用語も特に多くなく、非常に小気味よく読んでいくことができます。

●銚子市立病院が倒産したわけ、妊婦の「たらい回し」死亡事件、

医療過誤、誤診、薬害などへの対応策、医師会の実態、

ホームドクターを持つ重要性、医院のHP、看板の見極め方など、

最近世間を騒がせた医療問題やすぐに役立つ情報も満載です。

病気、治療費という問題は、当事者になる前はどうしても軽く考えてしまいがち。

いざという時に泣かないために是非とも読んでおきたい本です。

●医療という問題とは直接関係ないのですが、

経営学的な意味で非常に興味深く読めたのが、

第4章「私が見つけた良い医師、悪い医師」の章。

キレイどころの女性ではなく、気が利く居酒屋店長経験者を受付に置き、

大繁盛している医院、誰よりも早く来院し、トイレ掃除に励むイケメン歯科医、

多忙な会社員の利便性を考え、朝7時から検査を実施する医院、

「納得シート」という、治療経過をわかりやすく書いたプリントを渡し、

診察室からわざわざドアをあけて呼び入れてくれる医師など、

患者の評判を得ることに成功した医師の実例が掲載されている。

本文にもあることだが、これほど医院過剰の世の中で、

患者側の口コミや情報交換が活発になされている中、

「お役所的な」意識のクリニックは、これからは間違いなく淘汰される。

商売繁盛を考える意味で、一読の価値があります。


【マストポイント】

@「セカンドオピニオンを求めるときに守らなければならないことは、

しがらみのない医師に意見を聞くことです。

医学界にはいろいろなしがらみがあります。

医師は、同じ大学出身者や親しい医師の診断に反する診断をまずしません。

典型的な村社会である医学界は、ほとんどの医師が先輩や仲間の診断に

異議を唱えることはまずしないのです」

A「日本は世界で一番、薬を処方している国です。

そしてそれは、他国よりも薬の副作用やいろいろな薬による危険に

さらされている機会が多いということにもなります。

複数の薬を長期で服用していたときの、10年後、20年後の副作用は、

じつは、誰もわからないことです。

ひとつずつの薬の副作用は、長い間、研究されているから、

ちゃんとしたデータも出ている。

けれども、それら複数の薬をいっぺんに飲んだときの副作用は、

未だかつて誰も研究したことがない。

現実に今の医療業界には、そのデータが何もないのです」

B「どんな腕のいい医師でも、失敗する可能性がある。

自分を守れるのは自分。だから、これからは自分で納得のいく病院を

選んでいかなければならない」

「医師はスーパーマンじゃないから、すべての深い知識を持っているわけではない」

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

有村 英明
1962年、北海道に生まれる。慶應義塾大学卒業。宮崎大学医学部講師。NPO法人日本移植支援協会理事。(株)アースクリニカルサポート代表取締役。1999年1月、3男勇貴君の心臓移植のため家族5人で渡米するが、同年4月に勇貴君が死去。2000年、患者家族、支援者らとNPO法人「日本移植支援協会」を設立。理事として臓器移植を必要とする患者と家族のサポートにあたり、また現在は、医療コンサルタントとして全国で医療モール設立に尽力している。



ラベル:有村英明
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2009年01月30日

必読本 第848冊目 ガンは治るガンは治せる 生命の自然治癒力

必読本 第848冊目

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ガンは治るガンは治せる 生命の自然治癒力

安保 徹 (著), 船瀬 俊介 (著), 奇 〓@47F7@成 (著, 原著)

花伝社

¥1,680(税込み)

ハードカバー:170ページ

2007年3月10日 初版



●患者の8割は、ガンそのものではなく、ガンの治療(手術、抗ガン剤、放射線)によって死亡している―。

お年寄りが飲んでもいい薬は一種類もない!心のありようで自然治癒力は飛躍的にアップする。

ガンは脱却できる時代。三大療法は見直しのとき。賢い患者学・予防学。

●昨年末発売された斎藤一人さん最新刊巻末(必読本第844冊目 参照)で推薦書として挙げられたこともあり、

にわかに注目されている本。

こういう高名な著者が取り上げない限り、マイナーな出版社で、反主流的な内容であることもあり、

おそらく世間からはすぐに忘れ去られる運命だっただろう。

しかし、一人さんは、自分からは多くを語らないが、

本業に少しでも関わることに関する資料、書籍は広く求め、

日夜、研究に余念がないようである。

●著者は、『免疫革命』などで有名な新潟大学教授安保徹さんと、

『買ってはいけない』など、世でタブー視されているテーマを敢然と糾弾することで

有名なジャーナリスト船瀬俊介さん、韓国での食事療法、ガンの民間療法の指導者奇●成さんの

3人の講演、鼎談、手記を一冊にまとめたもの。

手術、抗がん剤、放射線というガンの3大療法では、実はガンが治るどころか

それが原因で死ぬことになる、医師、薬品業界、政府の言うことをホイホイ信じるな、

己の直感を信じ、広く情報を求め、自己責任の精神を持つことが、

ガンにならない、ガンになっても治すことができるのだということをわかりやすく解説してくれます。

●医学系だが、一般向けに書かれたものなので、専門用語もほとんど出てこず、

非常に小気味よく読み進んでいくことができる。

第1章、安保先生のガンにならないための患者の養生法に関するくだりには、

非常にヒントになる記述が多い。

それに輪をかけて感銘を受けるのは、第2章の韓国人民間ガン療法指導者奇さんの

激動の人生(言われなき罪で何年も刑務所暮らしを送り、

死刑を何度も免れたという記述は涙無くして読めない)と、

健康観、人生観を語ったくだりである。

日本人には全くなじみのない方だが、彼の地では、西洋医学で見放されたガン患者を

奇跡的に蘇らせることで有名な代替医療家の権威であるらしい。

日本語もできることだし、単独の著書を執筆してもらってもいいのではないか、

それぐらいに素晴らしいことを述べられている。

マクロビオティック、食養生に関心のある方は必読です

(ちなみに、氏の2番目の漢字は日本語にはないものなので、●表記とさせていただきます。

専用HPもあるようなので、関心ある方はご自分で検索してみてください)

船瀬さんの部分は、例によって、舌鋒鋭く、

医学界、薬品業界、政府など、世の「巨悪」の問題点を徹底的に追及している。

おそらく、脅迫、嫌がらせ、取材、出版拒否の中で日々闘われているのだと思うが、

真実を世の人々に知らせたい、本当に困っている人々を救いたい、という使命感がなければ

とてもできない仕事ぶりである。「我が身かわいさ」だけだったら、ここまでは書けない。

●今、ご自身がガン闘病中、家族や知り合いにガン患者のおられる方にとっては、

間違いなく衝撃の書となるだろう。

日本における医療、薬品、厚生医療の実態、一般には喧伝されることのないその裏側の部分が

大胆に炙り出されている。

大手出版社で出版不可能だったことが納得の本。

既にそれなりの西洋医学の治療法に片足を突っ込んでしまった方で、

あまり精神力が強くない方は、ショックを受けるかもしれないので

読ませない方がいいかもしれない。

健康な時分に、後年、死ぬような痛み、粗悪医療で泣きを見ないよう、

「転ばぬ先の杖」、「備えあれば憂いなし」的に読んでおきたい本である。

●マイナーな出版社でいつ絶版になり入手困難になるかわからない。

可能ならすぐに購入し、購入後は、自分だけではなく、

家族や心ある友人同士で回し読みし、理論武装、自己防衛しておきたい。

はしがきで、船瀬さんの先輩作家が、舌ガンの治療とその後遺症の末、

言語に絶する悲惨な姿で亡くなったことを読むと、

やはり、人生は不真面目な心構えでは生きられない、

何でも人任せにはできない、と痛感させられます。


【マストポイント】

@安保「だいたい、間違った治療に入る人は生き方も他人任せの人が多いですね。

言われたことをなんでもハイハイと言ってやってきた人は、お医者さんに抗がん剤やれ、

って言われたら相変わらずハイハイと言って何でも言われたとおりです。

あと、もうひとつはインテリの人。進化した現代医学を真に受けて、

やはりハイハイって言うわけです。また芸能界なんかで有名な人は、

ステイタスが高くなってしまうでしょう。そうなると抗がん剤をいっぱい使う有名な

がんセンターなんか勧められてしまうんですね。

プライドが許さないから、なかなか逃げてこれなくて、早めに死んでいる人が多いですね」

A奇「人は心を改革しなければ体の問題はもちろん、

世界平和の問題など、いろいろな問題も解決できないのではないかと思います。

難病にかかっている人は、必ず身体の問題以上に、心に何かの欠点をもっています。

とても我がままで、否定的で、自分勝手で、そういう人が自分の心を統制することが

できないところから、いろいろな難病にかかります。特にガンにかかる人などはそういう人が多いように思います。

だから、そういう人の心を変えさせたいのです。心の持ち方が間違っていて、そのために病にかかっているのだから、

これから人によいことをしてあげなさい。感謝の念をもって生活し、人を赦しなさい、と言ってあげるのです。

そして生活を正して、そして自分で血を清める浄血法をしていると、奇跡的にだんだん治ってきます。

私は今まで、赦すことができない激しい感情の性格だったけれど、誰でも赦すように努力しました。

前は何か気に入らないことがあると、すぐにどなり散らしたりしていましたが、

今はそんな性格からは立ち直ろう、肯定的に人に何かをしてあげることによって、

自分を見直そうと、そういう気持ちで、まさに、いま私自身が実践しながら、

そういうことを教えてあげるんです。

人を憎むということは自分が苦しい、自分が醜くなる。

私は、日本を憎むとか、日本に対して憤慨していたときに、私自身が苦しかった。

軍事独裁政権に対しても、彼らが民主主義を不法に抹殺した仕打ちと悪業はゆるせないけれども、

あれをただ悪いといって憎むだけでは、自分が苦しいのです。

「私は「病気は、すなわち教師である」と考えます。

病気があることは、何か自分の心の歪みを、正すために出された、自然のメッセージです。

だから病気であることは、だれも他の人が責任を持つのではなくて、

自分が自分の責任のもとに、治さなくてはならない。

病気になるのは、自分の生活の仕方が間違っている、食事の仕方が間違っている。

そういうことを考えずに、ただ、治療の専門家は、医者だから、医者が病気を治してくれるという、

そういう考え方はだめです」

B安保「70歳ぐらいになってね、充分に生きた人が、ガンの検査するって、おかしいですよ。

歳を取ったら、人生の達人なんだから、調べない。あっても、なくても結構です、

って言えるお年寄りにならなくてはいけない。だから、少し無理なことがあったら、

体をいたわってあげたらいいんです。

お年寄りは、熱心に早期発見・早期治療をしてガンに引き込まれないようにしないといけません。

調べましょうか、と医者に言われたら、十分生きましたから、結構です、といわなくてはいけないですね。

団塊の世代もこれから歳を取ったら、お得意様にならないで、充分楽しみましたから、結構です、

と言った方がいいですね」

(ちなみに、安保先生曰く、ガンの原因は@悩み過ぎA働き過ぎB薬の飲み過ぎ、で、

ガンの3大治療法は、「笑うこと」「食事を改めること」「体を冷やさないよう、お風呂に入る」ことだという)

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

安保 徹
1947年、青森県に生まれる。東北大学医学部卒業。医学博士。新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(免疫学・医動物学分野)。

奇 ●成(キ・ジュンソン)
1926年、韓国で生まれる。戦時中は、政治犯として投獄。獄中での気づきから、「プハン」を考案する。韓国での正食運動(マクロビオティック)の第一人者。現在は、「癌自然退縮100日修練コース」を開催している。

船瀬 俊介
1950年、福岡県に生まれる。九州大学理学部入学、同大学を中退し、早稲田大学第一文学部社会学科を卒業。地球環境問題、医療・健康・食品・建築批評などを展開。




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2008年12月12日

必読本 第828冊目 三浦雄一郎流「生きがい」健康術 デブでズボラがエベレストに登れた理由

必読本 第828冊目

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三浦雄一郎流「生きがい」健康術

デブでズボラがエベレストに登れた理由

三浦 雄一郎 (著), 白澤 卓二 (著)

¥ 1,470 (税込)

マガジンハウス

単行本: 190ページ

2008年10月23日 初版

 

●究極の“なまけものダイエット”。

身長164cm、体重86kgの面倒くさがり屋。

エベレスト登頂は肥満と糖尿病との闘いだった。

高血圧、高血糖、高脂血症、不整脈のすべてを克服した、

高齢化社会を元気に生きぬく知恵の集約。

●75歳にして2度目のエベレスト登頂に成功された、

登山家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんの健康本です。

ステーキならば10人前、寿司なら50貫は余裕で平らげ、

酒も種類を問わず飲みまくるという大食漢&大酒飲み。

それらの暴飲暴食がたたって、身長164cmなのに体重86kgの超メタボ体型。

にもかかわらず、世界最高峰のエベレスト登頂に成功された秘訣とは何か?

詳しいことはわからないが、出版社がマガジンハウスなので、

元々は、系列の雑誌に連載されていたものかもしれない。

●第1章は、肥満、糖尿病など肉体上のハンディを数多く抱えながら、

エベレスト登山を達成された顛末を、

第2章は食事法、第3章では運動法のそれぞれ詳細な紹介、

最終第4章では、共著者で、三浦さん本人やその家族のホームドクターでもある

白澤卓二さんとの対談という構成になっている。

高齢者を念頭において書かれた本なので、

文字サイズは大きく、行間も広く取られている。

老眼の人にも非常に優しい作りになっている。

三浦さんの話の後に、専門家の白澤さんが医学的アドバイスを一言述べるという

構成を取っているのも非常に役に立つ。

各種写真やデータ類も適宜挿入され、190ページにも満たない本なので、

1時間ほどで読みきれるはずです。

●売れる時には100万部以上の大ヒットになるという

ダイエット本だが、本書は、その分野の本としては、

それほど世間で知られていないはずだ。

だが、ダイエットオタク、健康マニアの心を引きつける有用な情報が

随所に出てくる。

たとえば、明治乳業の赤ちゃん用粉ミルク『明治ほほえみ』が

そんじゃそこらのマルチビタミン剤が霞んでしまうほどの完全栄養食品で、

大人でもパンケーキなどにして食べると元気になるとか、

長寿の人は下半身、腰が強いという共通点があるが、

洋式トイレではなくできるだけ和式便所にし、

電気掃除機をやめて雑巾がけをする方が腰が鍛えられるとか、

1〜3kgのアンクルウェイトを足首につけて負荷をかけ、

脚力をつけるという話(バランスボール、チューブ、

ゴルフクラブ、バットでの素振り、リュックに重い荷物を入れて歩くなど、

お金がかからず、手軽にできる運動が数多く紹介されている。

アンクルウェイトなどは、テレビ番組で紹介され出したら売り切れ必至。

もっと注目されてもいいはず)など、見逃せない健康情報が目白押しで出てきます。

●著者の実践された食事法、運動法はもちろん参考になりますが、

それ以上に、101歳まで一人暮らしで自分で食事の調理もし、

現役スキーヤーとして活躍された父の敬三さんの

健康法、生き方には非常に心を打たれるものがあります。

酢卵スペシャルドリンク、鶏一匹丸炊き、

サンマ、サバなどの魚を骨まで食べる、納豆キムチ豆腐などは、

手軽にできるし、効果満点とのことなので、是非とも真似したいものです。

●食べること、酒を飲むことが何よりも人生の楽しみだが、

やはり、生活習慣病が心配、

それなりに食事を楽しみつつも、ハードな方法ではない

ダイエット、体力作りをしたい、

厄介な病気に罹らず、老後を安心して過ごしたいという

30代以降の社会人の方には非常におすすめの本です。

 


【マストポイント】

@ミジンコ、クモ、グッピー、ネズミなど、どの動物実験の結果からも、

摂取カロリーを60%に抑えると、明らかに寿命が延びるというデータが得られた。

延び率は、おおよそ1.4倍〜1.8倍(減らした分の割合が、

そのまま寿命の延びになると覚えると記憶しやすい。

例・摂取カロリーが70%ならば、減らした30%、つまり、1.3倍に寿命が延びる)。

人間であれば、腹6分目の食事習慣にすれば、

80歳の寿命が、112歳(=80×1.4)ぐらいになるという計算になる。

A「酒は百薬の長」という言葉は、酒飲みの体のよい言い訳に使われるが、

長寿の人の習慣の中に、たまたま、適量の酒を毎日飲んでいたというデータがあった

だけであって、酒を毎日飲んでいた人がすべて長生きしたわけではない。

同様に、赤ワインのポリフェノールが動脈硬化や心臓病に予防効果が

あるからといって、毎日適量以上に飲めば、

それ以上のマイナス面が出るのは当然の話である

(また、ポリフェノールは赤ワインだけに含まれているわけではない。

ココアなど、アルコール以外のもので摂取することは可能)。

酒にまつわる巧妙なロジックに騙されてはならない

(別に、酒造、食品メーカーを目の敵にしているわけではないが、

売上アップのために、商品の中のごく一部の効能だけを抜き出して、

拡大解釈的に宣伝することがよくあるので、

我々消費者は重々注意しなくてはならない)。

B長寿で健康を維持している人の共通点は

1、栄養のバランスのよい食事を心がけている。

2、継続して運動を行っている。

3、生きがいを持って、自立した生活を心がけている、だが、

意外なことに、女性よりも男性のほうがこの3つすべてを兼ね備えている人が多い。

女性は平均寿命は長いが、介護を受けている割合は、男性よりも

ずっと高いという現実がある。

つまり、上記3つの中で、3の重要度がより高いということ。

雄一郎さんの父敬三さんは、ただ長生きしたいがために

食事を節制したわけではなくて、100歳になってもスキーを極めたいという

飽くなき目標があったからこそ、徹底して食事を研究していたのである。

そういう意味でいえば、

目標なきウォーキング、ランニング、ダイエット、ジム通いは

継続するのは難しいと言える。

確固とした目標があれば(例・ホノルルマラソンに出場する、

スリムな体になり結婚式でウエディングドレスを着る、

10kg痩せないと人工透析になる(会社をクビになる))

継続することができるだろうが、

単なるウォーキングのためのウォーキング、

ダイエットのためのダイエットなど、

自己目的化した(あるいは無目的な)運動、方法論は継続していくことは難しい。 

 【著者略歴】

三浦雄一郎
プロスキーヤー、冒険家。’64イタリア・キロメーターランセに日本人として初めて参加、当時の世界記録樹立。’70年エベレスト・8000m世界最高地点スキー滑降を成し遂げ、その記録映画はアカデミー賞を受賞。’85年世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成。2003年、次男の豪太とともに世界最高峰エベレスト山(8848m)登頂。当時の世界最高年齢登頂(70歳)と初の日本人親子同時登頂の記録を樹立(ギネス掲載)。2008年5月、75歳にして2度目のエベレスト登頂成功。

白澤卓二
順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。医学博士。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生理学、アスリートの遺伝子研究。日本抗加齢医学会理事、バイオフィアリハビリテーション学会理事、基礎老化学会編集幹事、日本老年医学会評議員、他所属学会多数。

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2008年12月08日

必読本 第826冊目 運命を動かすためにわたしがしたこれだけのこと

必読本 第826冊目

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運命を動かすためにわたしがしたこれだけのこと

浦野 啓子 (著)

¥ 1,365 (税込)

ディスカヴァー・トゥエンティワン

単行本: 120ページ

2008年10月15日 初版

 

●その夏の日、わたしは突然、肺ガンで余命4カ月と宣言されました。

泣いて、泣いて、笑って、泣いて―、そして、奇跡は起こりました。

「はつらつ看板」を掲げてがんと向かい合った著者が、

奇跡の完治までの2年の間に気づいた、人生の輝くドラマのためのこれだけのこと。

●多作の方のようだが、私自身、全く初めて読む著者である。

書名のセンスが非常に良かったので、図書館から借りて読んだのだが、

いわゆるガン闘病記ものに分類してよい本である。

●著者は、コミュニケーション・インストラクターとして、

ビジネス界で華々しく活躍されている折、

非喫煙者にもかかわらず、余命4ヶ月の肺ガンと突然宣告される。

偶然だが、昨晩の日テレ系『スーパーうるぐす』でも、

父と同じガンに若くして冒されながらも、不屈の闘志で克服し、

アメリカのフィギュアスケートペアの代表として活躍されている

日本人女性(保険会社のCMでもお馴染み)の特集が放送されていたが、

本著者も、祖父、父親はヘビースモーカーで肺ガンで亡くなったが、

本人自身は全くの非喫煙者なのにもかかわらず、同じ肺ガンに冒されてしまった。

よく、「ガンは遺伝するのかしないのか」ということが論争の的になるが、

上記2例を見ると、先祖の悪い習慣を本人はマネしていないにもかかわらず、

同じガンに冒されてしまうという非常に不可解なケースである。

遺伝的要素はやはりあるのか、

ガンの発生原因は一様ではないのかと頭がこんがらがってしまう。

●本著者は、そういう絶望的な状況下にもかかわらず、

様々な代替療法を駆使し、母親、友人、恋人、師匠などの励ましなどもあり、

奇跡的にガンを消滅させてしまったという。

本書は、その闘病中に、著者が入院中の病床、通院中、仕事の合間などに

ひらめき、実行したことや心の葛藤などを成功法則本風にまとめた本である。

●この出版社お得意の、見開き2ページでひとつの話を掲載し、

それが全部で50個ほど列記されているという構成をとる。

読みやすさを最優先し、普段、読書習慣がない人も取り込もうという魂胆が見え見えの

スタイルだが、それはそれで、こういう軽いタッチの本を好んで読む人も多いだろうから、

あまりウルさい事は言わないことにする。

ただ、全体的な作りから見てこの価格はちょっとボリ過ぎ。

千円札1枚(税別)ぐらいが適正価格。

●文章は、女性らしい、詩的というか、日記風の文体。

余計なことを説明調にグダグダと述べず、

その場のひらめき、インスピレーションを重視して

書かれた文章となっている。

ただ、そのスタイルが逆にアダになり、

肝心な部分、つまり、この本に興味を持った大多数の読者が最も気になるはずの、

ビタミンC大量摂取でガンが消えたなど、

末期ガンの奇跡的治癒という核心の話が、

ほんのサワリぐらいの程度にしか触れられていない。

これは非常に残念な部分。

医者ではない単なる患者が、あまり突っ込んだ話をすると何かと問題になるので、

表面的な部分しか触れなかったのだと思うが、

治療経過や、祈り、アファーメーションなどの

精神療法的なことなど、もっと末期ガンが完治するまでの

具体的な内容を記してほしかった。

もしかしたら、別の出版社で詳細を記した後続本が出るかもしれない。

●また、全く初めて著者の本を手にした人には理解しづらい箇所が少なくない。

過去の著書を何冊も読んだ愛読者や、

個人的な知り合いに向けて書いたのではないかというぐらい、

一部、ある種の「お約束」みたいな感じで、話を端折ってしまっているところや

(本文に出てくる「はつらつ看板」に関する記述が全くない)、

感傷的になり過ぎているところが、ちょっと違和感を感じさせる。

また、お年を気にする女性著者には非常に多いことだが、

生年、年齢の明記がない。

今時、30代〜50代でも独身の素敵な女性は沢山いるわけだし、

若年で末期ガンになり、それを克服した、

というこの本最大のセールスポイントがあるのだから、

年齢を告白するという瑣末なことなど気にしないで、

何歳の時にガンになり、何歳で完治したなど、

実年齢、時期の表記はキッチリとするべきであった。

●欠点ばかり書き過ぎましたが、

末期ガン患者のガン克服モノ、

絶望、孤独に負けずに復活した勇者の体験記として読めば、

それなりに鼓舞される面は多いでしょう。

特に、著者と同じく、愛する恋人や夫がいるのに、

不可抗力の災難に見舞われたという女性の方が読めば、

心を揺さぶられるものがあるかと思います。

 

【マストポイント】

@放射線治療技師が著者にかけた何気ない言葉。

「あっという間に終わります」(注射、手術など、苦痛はすぐに終わりたいもの)、

「初めは、皆さん、同じです」(自分だけが痛み、悲しさを味わっているのではない、

仲間や経験者がいるという安心感、連帯感)

重症患者は精神的に非常に不安定で、ちょっとした一言にも

神経質になっている。

医者、治療家の何気ない仕草、視線、一言一句で、

地獄に落とされることもあれば、天にも上るような気持ちになることもある。

人に投げかける言葉には細心の注意が欠かせないということである

(特に、「大丈夫」という言葉は、

気弱な患者など、悩んでいる人、落ち込んでいる人には

最も頻繁に投げかけたい魔法の言葉である。

ウソでも「大丈夫、大丈夫」と呪文のように医者から言われ続けると、

ホントは大丈夫じゃない重篤な病気も治ってしまうことがある)

A「病の経験者として、名言を残したい。

病は気からではなく、結果論だが、病は恋で治すのだ。

意識不明の人以外、恋する気持ちがあれば、ある意味、

その集中力の狂気により治るのだ。

それを信じない人と、恋ができない人には無理だが」

(著者には最愛の恋人がいた。

昔、あのアンドルー・ワイル博士の代替療法の名著を読んでいたら、

末期の難病に冒された患者が恋に落ち、奇跡的に治ってしまったという話が

紹介されていた。

「笑いが病を治す」ことは今や有名だが、「激しく恋に落ちる」ことも、

人間の免疫力を上げ、奇跡的治癒に導いてくれるという意味で、

もっと注目されてもいいことだと思う。

自分の好きな人と思いきり恋愛をしたい、セックスをしたい、

病気で死んだらそれができないから死んでいられないという強力な思いが、

難病を克服するパワーを生むのだろう。

(半分冗談だが)治療法のない患者の入院病棟では、

独身者同士の自由恋愛を呼びかければ、治る人が続出するかもしれない)

B「がんとの戦いは、命をかける前に己の魂をかける、武士道にも似ている。

主治医の先生から、なぜ、そんなに明るくいられるのかと、聞かれたことがあった。

『がんは、わたし本人のことなのだから、わたしが奇跡をつくらなくて誰がする!』

この魂をかけた勝負に負けることはできない。

未来がかかっているのだから、やるしかない」

(ちなみに、著者は闘病治療中も、仕事を一回も休まなかったという。

前例がないこと、先駆者がいない分野のことは誰でも腰が引ける。

既にうまく行った成功者がいない、

革新的過ぎる、世の大勢から外れているということは、

それだけでハンディになり、やる気を挫かれるが、

「誰もやっていないからこそ私がやる」、

「誰も怖がってやらないから、私がパイオニアになってみせる」と

考え方をポジティブに転換することが、絶望的な状況を打破するカギになる。

上記A、Bは本文より引用。一部改変) 

【著者略歴】

浦野 啓子
コミュニケーション・インストラクター。株式会社東芝商事を経て、対話総合センター入所。上級インストラクターとして、多くの企業・団体で社員教育を担当。その後、独立し、現在に至る。おもに、管理職研修、接客対応研修、営業マン研修、新入社員研修、電話応対研修、インストラクター研修などを手がける。(株)日本電信電話ユーザー協会テレコミュニケーション講師。企業診断電話コンクール審査員講師。

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2008年09月18日

必読本 第775冊目 こころと脳の対話

必読本 第775冊目

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こころと脳の対話

河合 隼雄(著), 茂木 健一郎(著)

¥ 1,260 (税込)

単行本: 203ページ

2008年7月19日 初版

 

●脳科学と心理療法は現代人の苦悩を救えるのか。

人生を2倍楽しく生きるための、ココロとアタマの活用法を紹介した対談本。

月刊『潮』誌上の3度の対談を速記録から再構成。

●テレビなどでもおなじみの脳科学者茂木健一郎さんと、

2007年惜しまれつつも逝去された、臨床心理学者の河合隼雄さんの対談集。

本のタイトルと(わかりづらいが)カバーイラストでもわかる通り、

「脳と心の関係性」をテーマに語り合った、

実に興味深い内容の対話集である。

●構成的には、2005年〜2006年までに

全部で3回分行われた対談を一冊にまとめたものとなっている。

茂木さんがホスト的な役割を担当しているせいもあるが、

河合さんのお話がすこぶる面白い。

精神、心理を病んだ方々を、臨床的にどのように治療しているのかを

語ったくだりや、日本人の精神構造を分析したくだり、

箱庭療法と夢の関係、京大時代から、海外の一流の心理学者との交友まで、

時間を忘れるほどに刺激的なお話が続く。

さすが、日本を代表する知識人にして、文化庁長官を何期も

勤め上げただけのことはある。

●下のマストポイントにも面白いエピソードを何点か記載しましたが、

他にも「講演が上手くなったカウンセラーは本職の腕が落ちる」

という持論を持っていた河合さんは、

皮肉にも講演が大評判で、どうしても断りきれなかった講演会の時は、

全く準備をしないで、その場にいる人の顔を見てアドリブで話し、

時間きっかりになったらすぐに終わるという話、

離人症性障害で、どんな医者に行っても治らなかった美人の患者は、

河合さんと初対面であった時に、この人ならば治せると直感した。

なぜなら、外形的なもの(顔、服装、話の内容さえも)を一切取り払って、

その患者の「魂」だけを見ようとしていたからだという話、

現代人がイライラしすぎるのは、お金はあるけれども、

死んだ後にどうなるかを全く知らないからだ。

昔の人は大変不便で貧しい暮らしをしていたけれども、

死んだ後にどうなるかを知っていたから、逆に安心して生きていくことが

できたという話などなど、興味が尽きない話が続きます。

●「脳と心の関係」などと特に難しく構えることなく、

最近、なんか憂鬱だ、気分が不安定だという方や、

人並み以上に、繊細、神経質な性格の方、

対人関係に悩まれているような方に特にお薦めの本です。

全文口語体なので、時間を要せず一気に読める気軽さも

うれしいです。

 

【マストポイント】

@「僕は日本の神話をモデルに考えてましてね。

日本の神話の場合は、簡単にいうてしまうと、

三つの神様がいるなかで、ふたつの神様(天照大御神と須佐之男命)は

ものすごい葛藤とか対立があるんですよ。

で、三つ目の真ん中の神様(月読尊)が大事なんやけど、

真ん中は何もしないんですね。無為なんですね。

そういうのをずっと調べていって、

僕は「中空均衡構造」という呼び方にしたんです。

真ん中はプリンシプル(原理)もパワーももってないんですよ。

だから、全体がバランスがとれんるんだと。

これに対するのが、「中心統合構造」。

これは、センターが全部統合していると。

これは中心がプリンシプルとパワーをもっているわけです。

日本のモデルは「中空均衡」。あちらのモデルは「中心統合」。

いちばんよくわかるのは、日本の場合は、リーダーがだいたいなにもせずに、

みなさんのお伺いでやるでしょう(笑)。

向こうは本当にリーダーになるわけですよ。リードしていくわけですね」

A「河合「僕がよくいうのは、話の内容と、こっちの疲れの度合いの乖離が

ひどい場合は、相手の症状は深い、というんです。

たとえば、こられた人が「人を殺したい。自分も死にたい」とか

そんな話をしたら、しんどくなるのは当たり前でしょう。

そうではなくて、わりとふつうの話をして帰っていったのに、

気がついたらものすごく疲れている場合があるんです。

その場合はもう、その人の症状は深い。

それはやっぱり、こちら側が相手と関係をもつために、

ものすごく苦労してる証拠ですね。

話のコンテンツ(内容)は簡単なんですよ。

それではないところで、ものすごく苦労してるわけ」

茂木「河合先生の言葉、宝石のようです。

ああ、だから、あの人と話すと疲れるんだとか、

いろいろ当てはまる人がいる(笑)」

河合「だからね、そういう人はかわいそうに、やっぱり人に嫌われるんです」」

B河合「だからほとんど僕の場合は、

話を聞いているだけのことが多いです。

できるかぎり、まっすぐ聞こうと思ってます。

でもやっぱりね、できるかぎりといっても、なかなかまっすぐ聞けないですよ。

わかるでしょう。くるたびに奥さんの悪口ばかりいってたら、

「お前、ええかげんにせい。お前はどうや」といいたくなる(笑)。

それを何回きて何回奥さんの悪口をいわれても、できるかぎりまっすぐ聞く。

なかなかできませんけれど、その修練を僕はしてきたんじゃないかなぁと

思ってますね。

だからうまいこといっているときは、僕は聞いているだけで、

その人が自分で考えて、自分でよくなっていかれます。

本当にそういった人、いますよ。

僕はなにもいうてませんからね。自分でしゃべって、自分で考えて、

自分で解決されたからです。」


(以上本文より。一部改変) 

 

【著者略歴】

茂木 健一郎

1962年東京生まれ、脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)、東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。その他、東京大学、大阪大学、早稲田大学、聖心女子大学などの非常勤講師もつとめる。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組み、近年はメディアでの活躍も目覚ましい。『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。主な著書に『脳とクオリア』『生きて死ぬ私』『心を生みだす脳のシステム』『意識とはなにか――<私>を生成する脳』『脳内現象』『「脳」整理法』『クオリア降臨』『脳の中の人生』『ひらめき脳』『クオリア入門ー心が脳を感じるとき』がある。

河合 隼雄


1928(昭和3)年、兵庫県生れ。京大理学部卒。京大名誉教授。文化庁長官。日本のユング派心理学の第一人者であり、心理療法家。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深い。2007年逝去。

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2008年08月24日

必読本 第756冊目 心と体のことわざ養生術 50歳から貝原益軒になる

必読本 第756冊目

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心と体のことわざ養生術 50歳から貝原益軒になる

山崎 光夫(著)

¥ 1,470 (税込)

講談社

単行本: 238ページ

2006年11月25日 初版

 

●貝原益軒に学ぶ、心とからだの処方箋。

東洋のアリストテレスと称された貝原益軒。

『養生訓』をはじめとしたその著作をテキストとして、

益軒に魅せられた著者が、現代に通じる人生哲学、養生法を説く。

日本を代表すると言ってもよい、健康長寿法を記した極意書、

貝原益軒の『養生訓』。

私自身、当然、その名前を知ってはいたが、

一度も読む機会がなく、ずっと頭の隅で気になってはいた。

そんな折、図書館で適当な本が見つかったので、

本日一通り読んでみることにしました。

●貝原益軒(1630〜1714。

この時代、85歳までの長命を果たしたことは驚異的だ)は、

前記した『養生訓』だけが突出して知られているが、

それ以外の分野でも膨大な数の書物を残している。

本書は、それら貝原が残した書物の中から、

人生後半に差し掛かった中高年の人々に役に立つような

金言や人生訓の数々を全22話に分けて解説する内容。

●貝原さんの奥さんは22歳も年下だったが、

晩年、夫婦二人で諸国漫遊し、琵琶を弾きながら

温泉湯治を楽しんだとか、

貝原さんは、九州福岡から、江戸へ12回、京都へ24回、長崎へ5回も

歩いて通ったほどの健脚だったとか、

知らない分野がないというほどの博覧強記の人物だったが、

師匠と言える人物がおらず、文字通り独学で学んだとか、

その代わりに、伊藤仁斎など、

同時代の知識人とは広く交友を持ったとか、

様々な豆知識も豊富である。

●ただ、『養生訓』一本に絞った本ではないので、

健康法的知識だけを求めたい方は、

他の関連本をあたってみて下さい。

貝原さんの言葉ではないが、

著者がある高名な社長から聞いた

「社会で成功するのは簡単だ。つまらぬことを忘れることだな。

忘れる技術を持った者の勝ちだ」と言う言葉も

参考になるかと思いますので、最後に記しておきます。

 

【マストポイント】

@「稽古に神変あり」

(神変とは、通常では測りきれない変化のこと。

何の分野でも、稽古に稽古を重ねれば、能力以上の境地、

それも人間業とは思えない境地に達するものだということ)

A「知りて知らざれ」

(教養があってよく知っていても、必要以上に知ったふうを

しないほうが奥ゆかしいのでよい。

「知って知らぬが真の物知り」と同義)

B「誉れあらんよりそしりなかれ」

(他人から賞賛されるより、まず非難されないよう、

行いを慎むほうが大事だということ) 

【著者略歴】

山崎 光夫
1947年福井市生まれ。早稲田大学卒業後、放送作家、雑誌記者を経て、作家となる。1985年『安楽処方箋』で小説現代新人賞を受賞。とくに医学・薬学関係分野に造詣が深い。1998年『薮の中の家―芥川自死の謎を解く』で第17回新田次郎文学賞受賞。

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2008年06月15日

必読本 第699冊目 斎藤一人悩みから宝が生まれる

必読本 第699冊目

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斎藤一人悩みから宝が生まれる

みっちゃん先生(著), 斎藤 一人(著)

¥ 950 (税込)

ロングセラーズ

新書: 189ページ

2008年6月1日 初版

 

●心配ごと、悩みごと、苦労症、うつ病、だいじょうぶだいじょうぶ。

落ち込んだ心から気持ちよく抜け出す秘伝の法。

健康を呼び込む奇跡の言葉付き。

出たばかりの斎藤一人さん関係の最新刊。

シリーズ化されているKKロングセラーズからの新書である。

1,000円札一枚でお釣りが来る廉価、

ハンディなサイズ、平易な内容で、非常に人気が高い。

●今回の本は、今までのシリーズと比べて

若干変更点がある。

今までの本では、冒頭か末尾で、

師匠である一人さんの社交辞令的な推薦文を載せるのみだったが、

本書には、一人さんのおまけ話が巻末に掲載されているのである。

メインの著者は一応みっちゃん先生となっているが、

一人さんとの話との比率はおよそ7:3ぐらいの感じである。

ちなみに、一人さんのお話は、

講演した内容を文字に起こしたもので、

かつてよくおまけで付いていたCDのような内容になっている。

●今回のお話のテーマは、ずばり

「体の不調、精神的な悩みを解消するには

どうすればよいか」である。

かつてはうつ病に悩まされ、体重が40kgを切るほど激ヤセし、

いつも病気気味だったみっちゃん先生が、

一人さんと出会い、体を健康にするための数々の

秘法を伝授される。

それらを紹介する内容となっている。

●いい口ぐせを唱える、顔にツヤを出す、

きれいな服を着て、光り物を身につける、

トイレ掃除をする、などの

基本的な一人流成功法則がたくさん出てくる。

一人さん関係の本に長く親しんだファンには

新奇なところがほとんどなく、やや新鮮味に欠けるが、

まあ役に立つのは間違いないので、復習的に読めばよいでしょう。

●巻末には、最近では珍しく、

一人さんのお弟子さん以外の本の推薦がある。

下記に挙げておきますので興味ある方はどうぞ。

最近、書き下ろしの新刊が出る気配が

全くないのですが、一人さんの本はいつ出るのでしょうか。

待ち遠しいですね。

 

【マストポイント】

一人さん流「信じなくてもいいけど、

やってみれば効果テキメン」の奇跡を起こす言葉

@「今日はいい日だ」

A「だいじょうぶ、だいじょうぶ」

(特にはっきりとした理由がなくても

これらの言葉を先に何度も繰り返し唱えていると、

脳や体が命令を受け、その言葉通りの現実を

目の前に現すことができるようになる。

一人さんの本では出てこないと思うが、

些細なことにイライラしそうになったり、

細かいことが気になってしょうがない時は、

私は「気にしない、気にしない」という言葉を唱えるのも

非常に効果があると思う)

Bいい言葉を常に口ぐせにしている人は、

小さな光(幸せバリア、宇宙エネルギー、オーラ、波動とも言う)に

包まれるようになる。

これに包まれた人は、不幸を一切はねのけ、

幸せなことばかり引き寄せるようになる。 

 

みっちゃん先生
『銀座まるかん』販売代理店『みっちゃん先生商店』代表取締役。斎藤一人氏いわく「オムツをしている頃からの知り合い」で、現在に至るまで斎藤氏の生き方や考え方から商売・会社経営にいたるまで様々な教えを受ける。会社経営を始めて十数年。江戸川区の高額納税者番付トップ10の常連メンバーとなる(平成15年度の江戸川区高額納税者番付では7位)。本名はくろす・みちよ。



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2008年05月15日

必読本 第675冊目 人生が10倍良くなる照明の法則

必読本 第675冊目

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人生が10倍良くなる照明の法則

中島 龍興(著)

¥ 1,575 (税込)

講談社

単行本: 180ページ

2008年3月13日 初版 

 

●健康、ヤル気、視力回復など、

うまくつきあえばメリットも多い「明かり」。

24時間あなたを取り巻き、

生活や感情と密接な関係にある「明かり」や「光」の影響力と、

それを味方につける照明の法則を紹介。

●毎日生活していて、

こんなことを思ったことはないだろうか。

ある場所の鏡に映った自分の顔は、

非常に見栄え良く見えるのだけれど、

また違った場所にある別の鏡に映った自分の顔は、

同じ人間だと思えないぐらいに

全く醜く見えて、見るのも嫌になるということが・・・。

●また、こういうことを思ったことはないだろうか。

大企業などの、煌々と明かりのついた

広々とした社員食堂などで食事をすると、

何か全くリラックスできず、早く食べ終わって、

その場を去りたいような気持ちになるのだが、

ムーディな雰囲気のレストラン、喫茶店などに行くと、

妙に心地よく、いつまでもその場所に留まっていたい

というようなことが・・・。

●それは、照明、明かりが原因している場合が多いのである。

光り、明かりというものは、

同じ人間の外見を美しく見せもすれば、その逆になることもあり、

また、極めて強い人工的な光を浴びると、

人間の精神、体調にまで悪影響を与えることができるかと思えば、

暖かな光が、人間の精神を安定させてくれることもある。

本書は、光、明かり、照明が、

我々の健康や仕事にどのような影響があるのかを

その道の第一人者が解説した、一風変わった本です。

●「照明」という一点のテーマに絞って、

うつや不眠などの健康面、防犯、仕事の能率アップなど、

あらゆる分野を考察していくというその試みがまず非常に斬新である。

お店の入り口にはウェルカムライト(炎や、フットライトなど)を

灯して、お客様を効果的に入店誘導しよう、

プロのモデルさんが写真撮影時にレフ版を当てるように、

我々も屋外の光の強い場所で写真撮影する時には、

大きめサイズの白い封筒を膝に載せて写真を撮ってもらうと、

写真写りがとても良くなるなど、

知っておくと便利な裏技も満載です。

お肌を気にする女性ならば、

誰もが気になる紫外線に関する情報も

もちろん漏れなく解説されております。

●かわいいイラストや写真が豊富で、

なおかつ、文章も大変平易、

非常に読みやすい万人向きの本に仕上がっている。

200ページにも満たない薄い本ですが、

照明、光、明かりに関する入門的な知識は、

ほぼ押さえられております。


【マストポイント】

@白い光の、明るさが強い蛍光灯は、入眠を妨げる。

オレンジ色の光の、暖かい色調の白熱灯は、

リラックス効果抜群で、

非常に心地よい入眠作用がある

(どうも体の調子が悪い人は、蛍光灯から白熱灯に

部屋の電灯を変えてみる)。

A昼食直後の午後など、居眠りしがちな時間帯は、

(顔ではなく)パソコン、机など、

「作業面」に白い光のスタンドライトを集中的に当てると、

やる気をアップさせることができる。

B部屋の明るさは、太陽の一日の動きと同じく、

日中は一番明るく、夕刻から就寝前にかけては

段階的に明るさを落としていくことが望ましい。

 

【著者略歴】

中島龍興(なかじま・たつおき)
1946年東京生まれ。東海大学工学部光学工科卒業。ヤマギワ、LDヤマギワ研究所、TLヤマギワ研究所、ハロデザイン研究所を経て、88年中島龍興照明デザイン研究所を設立。現在、照明コンサルタントとして活躍。北米照明デザイン賞、JID賞(インテリアスペース部門)などを受賞。日本照明学会専門会員、北米照明学会会員、インテリアデザイン協会会員、大学の非常勤講師ほか。著書に『照明[あかり]の設計』(建築資料研究社)などがある。





ラベル:中島龍興 照明
posted by miura at 14:24| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日

必読本 第661冊目 「びっくり現象」こそ決め手―真実、対処法、未来が見える

必読本 第661冊目

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「びっくり現象」こそ決め手―真実、対処法、未来が見える

船井 幸雄(著)

¥ 1,575 (税込)

あ・うん

単行本:235ページ

2007年5月21日 初版

 

●ブログ『船井幸雄.com』を書籍化。

「万田酵素を使って野菜をつくると、

ふつうの50倍も巨大になり、しかもおいしい」とか、

「コトバと数の密接な関連性とルール」など、

74歳の著者がびっくりした現象を多数紹介。

●一日に数万アクセスもあるという

大人気のブログ「船井・COM」の中から、

世間ではそれほど有名ではないが、

時代を先取りしていて、

必ず知っておいてもらいたいと船井氏が

考える、ものや人の情報を一冊にまとめる。

以前ご紹介した本(必読本第619冊目参照)の

姉妹編ということで、作り的には全く同一です。

●全体は、テーマごとに、

健康、技術、人間、未来予測と4章に分かれる。

ブログの内容に少々加筆しただけの

わかりやすくシンプルなエピソードが羅列されているので、

非常にスイスイと読み進めていくことができる。

●しかし、一日に100人以上の人と

会っているというだけに、

この本で紹介されている「びっくり人間」の

バラエティの広さには驚かされる。

ほんの数週間で本当にオッパイが大きくなる下着店経営者、

アトピーが完全に治すことができる治療家、

ピタリと未来予測してみせる占い師、

糖尿病、高血圧抱えていても飲んでもいい、体に良いお酒、

人間性がガラリと変わってしまう大人気の自動車学校など、

次から次へと面白人間が紹介されている。

●それらの人々の著書や連絡先も

惜しげもなく紹介されているのも、例によって

船井さんの親切心の現われである。

特に、難治性の慢性病でお困りの方には、

この一冊に、船井さんお墨付きの、

数多くの治療家、健康食品などの

情報がつまっておりますので、

是非参考にしてみて下さい。

 

【マストポイント】

@船井流成功の3条件

1、すなお 2、勉強好き 3、プラス発想

世の中にはおびただしい数の健康上の悩みがあり、

それと同じぐらいの治療法、健康法がある。

「まずは、すなおに聞いてみる。

そして色々と自分で調べ研究し、

これだ!と思ったら、必ず良くなると思ってやってみる」ことを

モットーにした船井さんは74歳にもかかわらず、

体内年齢は35歳だと判定されたし、

積年の悩みであった前立腺肥大も、

メスを入れることなく、克服された。

A人間というのは本当にすばらしい。

そして、すばらしい力を持った人間はそれゆえに

人間の限界も知るということである。

限界を知るということは、謙虚になるということであり、

人間を超えた大きな力の存在を知るということである。

「思ったことは実現する」ことが真理ならば、

世の中を「よい方」にも「悪い方」にも変えることができるという

ことも言える。

人間の使命、役割は、「よい世の中を創ろうと思い、

世の中をよい方に進化させること」である。

B寿老人「自分の人生はこうあるべきだという目標、

目的をはっきり持ち、そのことに感謝し、計画を持って

人生を進みなさい」

毘沙門「自分の役割を見つけなさい。

それを知り、それに従って進みなさい」

福禄寿「正しく生きれば健康になる。

健康に生き、そのありがたさを知りなさい」

弁財天「セミプロではだめです。

プロになるまで自分を磨くのですよ」

布袋「自利よりも、利他の方が本当はたのしいのです。

そのことを経験を通じて一日も早く知ってくださいよ」

大黒天「どんな場合でも笑える人間になりましょう。

まず、どんな場合でも笑ってごらん。

すべてうまく解決します」

恵比寿「人間は共生して生きている。ギブ・アンド・テイクです。

これが経済行為、いわゆる商いです。もっとも大事な行為です。

このことを多くの人は忘れています。

正しい商いの仕方をあなたは知っています。

それを多くの人に啓蒙してください」

(仙酔島の、人生感が変わる宿「ここから」

(084−982−2111)というホテルの

案内書に書いてあった七福神のお告げ)
 

 【著者略歴】

船井幸雄
1933年大阪府生まれ。1956年、京都大学農学部農林経済学科卒業。産業心理研究所研究員、日本マネジメント協会経営指導部長、理事・関西事務所長を経て、1970年に(株)日本マーケティングセンター設立。1985年3月に船井総合研究所に社名変更。1988年経営コンサルタント会社として世界ではじめて株式上場。“経営指導のプロ”としてコンサルティングの第一線で活躍するとともに、社長、会長を歴任。2005年1月から同社最高顧問。同社を約350人の経営コンサルタントを擁する日本最大級の経営コンサルタント会社に成長させた。現在はグループ30余社の総帥であり、(株)船井本社の代表取締役会長。著書は『日本人が知らない「人類支配者」の正体』(太田龍氏との共著)、『心配不要、これからよくなる!』(西園寺昌美氏との共著)、『日本壊死』『昭和史からの警告』(以上、副島隆彦氏との共著)、『長所伸展の法則』(小山政彦氏との共著)、『まちはよみがえる』『にんげん』『夢、実現!!』『未来への処方箋』『この世の役割は「人間塾」』など300冊超。

船井幸雄.com ホームページ  http://www.funaiyukio.com/

ラベル:船井幸雄
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2008年04月04日

必読本 第645冊目 決定版 失敗ナシ!はじめての男の手料理 (今日から使えるシリーズ cooking)

必読本 第645冊目

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決定版 失敗ナシ!はじめての男の手料理

 (今日から使えるシリーズ cooking)

山本 麗子(著)

¥ 1,260 (税込)

講談社

単行本: 191ページ

2008年1月21日 初版

 

●初級から上級まで技術別厳選料理を和・洋・中101品の豊富なメニューで紹介。

作る楽しみ、食べる喜びを実感できる男性ならではの豪快料理満載。

基本テクニックとわかりやすい手順写真付き。

●新年度の4月になって、一人暮らしをスタートされる

学生さん、社会人の方は多いかと思います。

今まで、何不自由なく実家で3食食事を作ってもらっていたのに、

一人になって初めて、食事を作ってもらっているありがたみが

感じられている方も多いのではないでしょうか。

●男性は、包丁を握ったことがない、

皿もろくに洗ったことがないという方が少なくないでしょう。

しかし、いかに忙しい、面倒くさいといっても、

毎日のようにコンビニ弁当、ファーストフード、

牛丼、ラーメンなどのB級グルメばかりで済ませていたら、

早晩体に変調を来たしますし、

人並み以上のパフォーマンスを発揮することも叶わないでしょう。

やはり、栄養バランスの取れた美味しい食事を

毎日きちんと摂ることは、生活、人生の大基本です。

●そういうことも考えまして、

今回は男の手料理本を紹介いたします。

料理には非常に興味がある、

しかし、器具、調味料、切り方など、

ごくごく初歩の初歩から、人に習うのはいかにも

恥ずかしい、男の沽券が許さないという考えの人には

非常にピッタリの本です。

●内容的にも、

和風、洋風、中華、丼物、汁物、麺類、一品料理と

男性が好みそうなメニューはほぼ網羅されていて、

それらが、難易度ごとに初級→中級→上級と

順を追って解説されている。

全ページカラー印刷、豊富な写真とかゆいところまで

気配りの行き届いた解説文もあり、

非常に使い勝手の良い本です。

随所に配置された料理の常識、健康の常識コラムも

とても勉強になります。

内容のわりに安い定価もうれしいです。

●巻末には、野菜の切り方、出汁のとり方、

火加減の調整の仕方、それに料理番組でよく出てくるような

基本用語の解説集もついているので、

大げさではなく、これ一冊があれば、

独力で料理を作ることが出来ることはおろか、

相当のレベルの料理通になれることまで確実です。

●親元を離れ、初めての一人暮らしをされる大学生、社会人の方に、

家財道具と一緒に是非持たせてやりたいような本です。

また、最近は料理の一つもできないような男性は、

女性の評価も芳しくないようですので、

今年こそは料理を開始してみたいとお考えの既婚男性の

方にもオススメいたします。


※今回は、料理本ゆえ【マストポイント】は割愛いたします。

 

 【著者略歴】

山本麗子(やまもとれいこ)
1947年生まれ。日本体育大学女子短期大学卒業後、長年フランスへ通ってお菓子作りの道に入る。香港や東京での食べ歩きを重ね、広く和洋中の料理を探求。1979年から自宅でお菓子教室「スウィートハート」を開き、現在も続く。1994年長野県北御牧村に移住。雑誌、新聞、テレビ、講演等に活躍中。著書は『101の幸福なレシピ』『101の幸福なお菓子』『山の中の幸福なキッチン』『山本麗子のガーデニングクッキング』『スウィートハートのお菓子』(以上講談社刊)ほか多数。



ラベル:山本麗子
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2008年03月22日

必読本 第633冊目 フィトニクス―心と体のヘルス革命

必読本 第633冊目

フィトニクス1.jpg

フィトニクス―心と体のヘルス革命

マリリン ダイアモンド(著), ドナルド・B. シュネール(著),

松田 麻美子(翻訳)

980円(税込み)

読売新聞社

単行本(ソフトカバー): 337ページ

1997年11月13日 初版

 

●食事・思考・運動の統合的な新しい健康法を提案。

健康な食べ方と運動が結果として

エネルギーに満ちた魅力的な身体をもたらす、

生ジュースとシンプルな食事、ストレッチ運動だけでOKの健康法を紹介。

●本書は、古本屋さんでも特に念入りに

探していた難物中の難物で、

なかなかお目にかかることができなかった超希少本である。

今月、やっとの思いで発見した。

言わずと知れた健康本の金字塔

フィット・フォー・ライフ』(旧名『ライフスタイル革命』)の

続編とも言える本です。

●『フィトニクス』という言葉は聞きなれないものだが、

簡単に言うと、ナチュラル・ハイジーン的食事法を中心に、

瞑想、フィットネス、サプリメントなどを

組み合わせた、著者2人が創始した新しい形の

健康法のことである。

『フィット・フォー・ライフ』と同じく、本書の大半は、

野菜、果物など、生きている食品を中心にした

食事にしましょう、

砂糖、アルコール、炭酸飲料、インスタント食品などの有害食品を

極力排除しよう、肉とお米を同時に食べるのを

やめるなど、食事の組み合わせに注意しようなど、

食事の基本的なやり方に関して解説されている。

●元々、サプリなどの健康補助食品に関しては消極的な見方を

されていたはずだが、本書では

酵素を補助食品として積極的に取り入れましょう、

そして、一人で簡単にできる、催眠、瞑想、

ヨガ、ストレッチ、ウォーキングなど運動療法的なものを

推奨している部分が加わっているところが、新たなところです。

巻末には、例によって、各種レシピとストレッチのメニューが

付録でついているのもすぐに実践できるのでうれしいですね。

●絶版となった『ライフスタイル革命』のプレミアに呼応するかのように、

アマゾンでは一時、ありえないぐらいの高価格がついておりました。

今現在はそれほどではない価格で推移しております。

おそらく、今どこの古本屋さんに行っても

見つけるのは至難の業で、興味ある方は

安めな価格の内にゲットしておいた方がよろしいでしょう。

●最後に、本書を手にとって非常に気になったというか、

ちょっとショックだった点を書きます。

それは、著者紹介ページに、

マリリン・ダイアモンド女史が、本書の瞑想とストレッチの

執筆を担当された共著者のドナルド・B・シュネール博士

(写真で見る限り、マリリン女史より相当若い色男)と結婚したと

書かれてあることです。

これはつまり、マリリン女史は長年連れ添った

ハーヴィー・ダイアモンド博士と離婚して、

ドナルド博士という「若いツバメ」に乗り換えたということを

意味する(たしか、ハーヴィー氏との間にお子さんも3人いたはず)。

復刊した『フィット・フォー・ライフ』や

翻訳者の松田麻美子さんの最近の本にも

そのことに関するコメントが一言もなかったし、

これはちょっと日本の読者に関しては不実な感じがすると

思ったのは私だけか(本書においても、ハーヴィーさんと離婚したことは

おろか、『フィット〜』があたかもマリリンさん単独で執筆した

著書であるかのごとき書き方をされていたことも非常に気になった)。

●本書が絶版であることを考えると、

私のように、ハーヴィーさんとマリリンさんはいまだに

仲睦まじい夫婦として、そして健康法指導者の

ベストパートナーとして、お2人で活躍されていると

思い込んでいる読者は数多くいることだろう。

いかな離婚数が多いアメリカであっても、

このあたりの基本的かつ重要な私的婚姻関係に関しては、

ちゃんと外国の読者にも公表しておいて

もらいたいものである。

一連の著書の価値や輝きには大して影響のないことですが、

ちょっと気になったので、余談的に書いておきます。


※誤解があるかもしれないので、

上記の事情に詳しい方がおられましたら、

情報を是非ともお待ちしております。



【マストポイント】

@食事法は、ルール(規則)ではなく、ツール(手段)である。

絶対に厳守しなくてはならないルールだと思うと、

たった一回破っただけで罪悪感を感じてしまったり、

ことあるごとにぶちあたる「誘惑」の数々に息苦しさを感じてしまって、

最終的に挫折することが必定である。

本書で推奨されている食事法は

一度でも破ったら何か罰則があるかのような

がんじがらめのルールと捉えるのではなく、

時には脱線することがあっても、

利用すれば必ず絶大な効果が得られる、

便利なツール(道具)だと気楽に考えるとよい

(本書でも紹介されているように、

好きなものばかり食べる日と、一日中、果物、野菜だけの日を

毎日交互して健康的な生活を謳歌している人がたくさんいる。

柔軟性を持たせることが成功のポイント)。

A減量と健康のために昔から言われている

秘訣のひとつは、一口食べるごとに、

口に入れたものが液体になるまでよく噛むこと

(液体類も、唾液を混ぜるようによく噛んでから飲み込む)。

噛めば噛むほど、その後、胃などの消化器官がしなければ

ならない作業を省略することにもなる。

また、消化作業のエネルギーばかりか酵素の節約にもなる。

早食い、丸呑みは厳禁である。

B他の人を批判しない。

他人の食事に難癖をつけるのは百害あって一利なし。

人は、それぞれの趣味嗜好や、健康面、金銭面から

その人なりの食事を選んでいる。

インスタント食品はジャンクフードだとかコーヒーは有害だとか、

食い合わせが悪い寿司とかハンバーガーは

消化器内で腐敗するので消化にやたら時間がかかるなどと、

偉そうに最新健康理論を並べ始めたら、

まず間違いなく鼻つまみ者扱いされる。

あなたは自分のためだけに健康的な食事を

選択しさえすればよく、他人の生き方、食事法に

首を突っ込む必要は更々ない。

あなたが愛と幸せを発散し、心身ともに輝けば輝くほど、

まわりの人たちが、自然と、

どんな食事をしているのか聞いてくるようになる。
 

【著者略歴】

マリリン・ダイアモンド
ニューヨーク大学を次席で卒業、ファイベータカッパ(成績優秀な学生から成る米国最古の学生友愛会)会員。「アメリカ健康科学カレッジ」で栄養カウンセラーの免許取得。ダイエット/エクササイズ関連の著書多数を出版しているほか、人々に「愛・幸福・健康」を指導する活動を世界各地で積極的に行なっている。

 

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2008年02月15日

必読本 第606冊目 健康問答2 本当に効くのか、本当に治るのか? 本音で語る現代の「養生訓」。

必読本 第606冊目

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健康問答2

本当に効くのか、本当に治るのか?

本音で語る現代の「養生訓」。

五木 寛之(著), 帯津 良一(著)

¥ 1,470 (税込)

平凡社

ハードカバー: 256ページ

2007年12月14日 初版

 

●民間療法はホントに効くか?衝突する西洋療法と代替療法。

混迷する医療の現実に名医と作家が本音で迫る 

薬と治療法が気になる現代人必読の平成「養生訓」。

●ベストセラーになった五木寛之さんと帯津良一さんの

健康対談本(必読本第412冊目参照)の第2弾。

第1弾は水、温泉、サプリ、ウォーキングなど、

健康を語る上で誰もが興味を持つような基本的テーマを

網羅的に扱っていた本だったが、

本書はやや上級者向けというか、

一歩踏み込んだ内容となっている。

鍼麻酔、ホメオパシー、気功、祈り、ガン代替療法、

音楽療法、スピリチュアル・ヒーリングなど、

初心者がそう簡単には近づきがたい領域、

代替療法に相当興味を持たれている人以外は、

馴染みが薄い、やや高度でマイナーな分野を扱っている。

よって、第1弾を読んだ後に読むことが望ましいでしょう。

●対談テープをそのまま文章化し、

各話末尾に「医者の見解」と称して、

帯津さんの一言アドバイスを

載せるという構成は第1弾と同じ。

実にスラスラと読める本で、内容の楽しさもあり、

それほど時間を要せず読み切れる。

●しかし、前著と同じく、五木さんの

博覧強記の医学知識と健康意識の高さには驚かされる。

簡単には医者には行かない、薬は飲まないと

公言しているにもかかわらず、

自己流で瞑想、呼吸法を励行していたり、

その道の権威である帯津さんの

ちょっと込み入った専門分野の話にも

アドリブで対応できるなど、

自分の体は自分で守ろう、

必要な情報は自分で積極的に探し求めようという姿勢が、

終始一貫して強く感じられた。

改めて、医療関係者の言うことを鵜呑みにせず、

直感を大いに活用しながら、

自分の健康は自分で維持していかなければならないのだという

ことを我々は思い知らされますね。

●本書は、世にあまたある無数の健康法の真贋、

効果性の程度を比較検討する上では

非常に参考になる一般向けガイドブックだと思う。

健康情報も大変充実していて、

ガンなど、のっぴきならない重篤な病に冒されている方などには、

すぐにアクセスしたくなるような貴重な情報も多いが、

普通の健康読本として一般人が読んでも十分有用な本だと

思います。

●コチコチの西洋医学関係者ならば頑として認めるはずもない、

帯津さんのトンデモ系の話が数多く紹介されているなど、

スピリチュアル関係の話題も非常に多く、

その方面が好きな方には面白く読めると思います

(帯津さんがロンドンから遠隔治療で念を送って、

川越の重症入院患者を治したエピソードなど)


【マストポイント】

@五木「なんでも、自分自身でやってみる。

他人が自分の体の面倒を見てくれるわけじゃないし、

自分の体は自分で面倒を見るしかないですから」

帯津「ほんとうにそうです。医者は一緒についていく伴走者ですから」

(本文より抜粋)。

Aアンドルー・ワイル氏の名言

「絶対に効くという方法もないし、

絶対に効かないという方法もない」。

よって、これをやれば絶対に治りますよ、完治しますよと

平気で言い寄ってくる治療家、健康食品業者には注意を要する。

又、たとえ西洋医学の医者が一笑に付すような民間療法でも、

自分の直感が促している時には、躊躇なく試してみる。

B「少し話をしてみると、わかります。

なんでもそうですが、達人は、みな謙虚です」

(五木さんの「一目で鍼灸師の達人がわかりますか?」という

質問に対する帯津さんの答え。

又、本書でも前著でも、「人相がいい人かどうか」を

健康指導者、販売者の判断基準にするように、

口が酸っぱくなるぐらいに繰り返されている)。
 

 【著者略歴】

五木 寛之
1932年福岡県生まれ。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に聴講生として通学。ニューヨークで刊行された英文版『TARIKI』が2001年度ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に。2002年、菊池寛賞を受賞。2004年、仏教伝道文化賞を受賞。

帯津 良一
1936年埼玉県生まれ。61年東京大学医学部卒業。都立駒込病院外科医長などを経て、82年帯津三敬病院を開設し、現在は名誉院長。西洋医学に中国医学や代替療法を取り入れ、ホリスティック医学の確立を目指す。日本ホリスティック医学協会会長、日本ホメオパシー医学会理事長、調和道協会会長などを務める。

帯津三敬病院 公式ホームページ  http://www.obitsusankei.or.jp/

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2007年12月21日

必読本 第560冊目 ミネラル豆乳ダイエット―野菜に含まれるミネラルが効く

必読本 第560冊目

ミネラル1.jpg

ミネラル豆乳ダイエット

―野菜に含まれるミネラルが効く

赤星 たみこ(著)

¥1,260(税込み)

小学館

単行本:135ページ

2004年6月10日 初版



●野菜ジュースに豆乳を混ぜて飲むだけで、

体重が8kgも減った!

食欲が自然と減ってきて簡単にやせられる上、

お肌もきれいになる「ミネラル豆乳ダイエット」を紹介。

プレ更年期の20〜30代、更年期に効く!

●今年話題になった岡田斗司夫さんの

『いつまでもデブと思うなよ』(必読本第539冊目参照)の中で、

岡田さんの50kgものスーパーダイエットに貢献したということで、

再び脚光を浴びている本。

個人的には、自家製で野菜果物ジュースを作って飲んではいたのだが、

それに豆乳を加えるという視点が全くなかったので、

新たな知識を投入するという意味もあって

本日読んでみることにする。

●著者自身が漫画家であることもあり、

イラストを豊富に挟み込んで非常に読みやすい内容。

世のダイエット本と同様、

太っていた時期の苦闘物語(多くの女性の例に漏れず、

あらゆるダイエット法に挫折の連続だった)、

ダイエット開始後のサクセスストーリー、

本ダイエット法の詳細な解説など、一通りのことは

漏れなく記されております。

カバー裏返しに著者の使用前、使用後の

お約束の写真がバッチリと掲載させられており、

何よりも本書のダイエット法の

信用力を高めている(同時に始めた夫と

著者アシスタントの女性にも目に見えた効果があった)。

巻末には本ダイエットを体験して効果が出た

一般人8人の体験談も記載されております。

●自家製ジュースを作ろうと思っている人に

とってハードルとなるのが、

野菜、果物をいちいち選んで買ってくる手間と、

それの皮むき、そして、

野菜や果物を切ってジューサーで

絞った後の器具類の掃除の面倒臭さにあるかと思う。

しかし、本書において著者は、

それができない時には、市販の野菜ジュースを

利用すればよいとキッパリと言い切っている。

多忙な人やものぐさな人は、

自家製で作ることに固執せず、

市販野菜(果物)ジュース+豆乳で十分効果があるだろう。

言うまでもなく、毎日継続することが肝要である

(ついでに言うと、私は、

これらに、すりおろし黒ゴマを更に加えてみようと思っている。

もう一つ余談で言うと、いつまでも若々しい歌手の郷ひろみさんは、

豆乳+メロンパンが定番の朝食だとこの前テレビで

言っていた(毎月18万円もサプリにお金をかけている

ことも併せて記しておきます))。

●この本の中で特に称賛したいのが、

野菜ジュースを作った後で大量に残る

絞りカスを使ったレシピが第4章で数多く紹介されていること。

自家製ジュースを毎日作っている人ならば、

あのジュースを絞った後に残る絞りカスがどうももったいない、

何か有効利用することが出来ないものかと、

誰もが思うはずだが、まさにその悩みにピッタリ応えてくれる。

同種の本ではここまで書かれている本は非常に少なく、

エコや省エネが声高に叫ばれている昨今、

何ものをも無駄にしない、使えるものは徹底的に使おうという

著者の姿勢は大いに評価してよい。

●もう今年もあと10日あまり。

忘年会も連日のようにあるし、来週にはクリスマス、

再来週はお正月を迎え、食べて飲んで寝ての日々が続きます。

何もしなければ、激太りするのは必定です。

来年こそは醜い肥満体を何とかしたい、

肥満を解消するだけではなく、

体調も良くしたい、お肌も輝かせたいとお考えの

方すべてに推薦致します。


【マストポイント】

@朝の空腹時に

豆乳野菜ジュースを飲むと、

脳の満腹中枢を刺激し、以後の食事において

大食いするのを防止できる。

又、これを習慣化すると、食事の好みが変わり、

油っこいものや甘いものが欲しくなくなってくる。

A現代人は、たんぱく質、脂質、炭水化物は何の苦労もなく

たくさん摂取しているが、

ビタミン、ミネラルは圧倒的に不足している。

朝の一杯の豆乳野菜ジュースで、

一日に必要なビタミンミネラルが

ほぼまかなえる。

Bダイエットは、死ぬまで苦痛なく続けられるものでなければ

意味がない。

簡単で、低コストであるかどうかが重要なポイントである。



【著者略歴】

赤星 たみこ
漫画家・エッセイスト。1957年、宮崎県生まれ。’79年、ギャグ漫画家でデビュー。現在、緑豊かな千葉県で、夫と猫とエコロジカルな生活を送っている。エコ生活をテーマとした講演やテレビ出演も多数。’97年に子宮がんの手術で、子宮と卵巣を摘出。その結果、40代前半から更年期障害に悩まされる。

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2007年11月26日

必読本 第539冊目 いつまでもデブと思うなよ

必読本 第539冊目 

いつデブ1.jpg

いつまでもデブと思うなよ

岡田斗司夫(著)

¥ 735 (税込)

新潮社

新書: 223ページ

2007年8月20日 初版

 

●1年間で50kgの減量に成功した著者が語る、

ヤセるための究極の技術と思想。

必要なのはメモ帳1冊。

それだけで運動不要、持続可能なダイエットは始められる。

過去のダイエット本を無力化する、驚異の書。

●今年を代表するベストセラーの中の1冊。

本年8月出版だが、

いまだに冷めやらぬ世のダイエット熱もあり、

各書店で根強く売れ続けているようだ。

個人的には、著者の名前は知ってはいたのだが、

オタク系の本を書いているぐらいの情報しかなく、

ほぼ初めてその著書を読むことになる。

●48歳男性(詳しいところはわからないが、

本書の内容からおそらく独身)、

身長171センチで117kgだった著者が、

わずか1年で50kg減のスーパーダイエットに成功する。

よくもまあこれほどまでに食べることができるものだと

呆れるするほど、コンビニのジャンクフードを

日夜食べ続けていたらしい。

重篤な病気やひどい虫歯に今までならなかったのか?と

誰もが心配になるぐらいの「悪業」を積み重ねてきたようである。

●冒頭の、「見た目重視社会」だという指摘は、

オタク評論家の面目躍如たる名論考である。

現代は良くも悪くも見た目で決まるという事実は、

誰もが否定しようがないことだろう。

一昔前の東大生は、冴えない格好で、

ド近眼の銀縁メガネ、いわゆるガリ勉丸出しの風情でも、

その肩書きだけで周囲から敬意を払われたものだが、

今の東大生はそんなことではお話にならない

(実際、最近の東大生は男女ともに相当のオシャレさんが多い)。

社会人でも事情は同じで、

見た目がどうしようもないと、仕事も低評価となりがちで、

人間関係、とりわけ異性との関係において大いに支障をきたす。

あらゆる意味でメリットがない。

デブは文句なく損をするという一連のお話は、

ダイエットに関係なく面白く読める。

●第3章から最終章までは、

著者考案のダイエット法を詳細に解説していく。

口に入れたものをすべてメモ帳に記録すること、

毎日体重を計ること、

そして、コンビニ、ファーストフード、

ファミレスの栄養成分表のカロリーを事細かに

観察計測しながら、1日の基礎代謝量(著者の場合は1500kcal)以内で、

朝昼晩のメニューを抑えていくというのが、

簡単に言えば、著者が唱える「レコーディング・ダイエット」の根幹である。

●読破して思うのは、

細かいデータを取り、論理を積み重ねていくことが得意な

文系オタク人間がいかにも考え出したと思わせるような

ダイエット法であるということだ。

好むと好まざるとにかかわらず、

これほどまでにコンビニ、ファーストフード、ファミレスを

利用する機会の多い現代人ならば、誰もがそそられるダイエット法であろう。

●又、既存の本では書かれていなかったことが

数多く記載されているという意味において、やはり白眉の書である。

特に、最後の方の、

スリム人間と肥満人間の空腹感や満腹感を

比較検討した箇所と、

「欲望」型人間と「欲求」型人間の対比は秀逸

一読の価値はあります。

●少々難癖をつけてみる。

酒を全く飲まないタイプの男性が書いたダイエット本であることは

やはり注意を要するでしょう。

どうしても酒飲みは、酒オンリーだけというわけにいかず、

ツマミを相当量食べてしまい、

それが中年太りの原因になってしまうという悩みを持っている。

又、アルコールが入ってしまえば、メモ帳もへったくれも

ないぐらい酔っ払ってしまうはずで、そこらあたりの欠陥もある。

●それと、喫煙が体重増加を抑える効果があるのは、

喫煙派ならば誰もが主張するはずで、

そこらへんの考察がなかったのは、少々残念。

更に言えば、便通に関するコメントが皆無だったのも

物足らないところだ。

シモ系の話を意識的に避けたのだろうが、

やはり宿便、便秘は、ダイエットにおいて不可避の問題なので、

そこらへんの経過報告も是非ともほしかった。

●様々な毀誉褒貶はあると思う。

しかし、自分でやりもしないで、

ああだこうだ批判してもつまらない。

個人的には、健康補助食品、『ビリーズブートキャンプ』などの

人気グッズに安易に頼らず、

必要最小限の「装備」で、

やる気があれば誰でもできるということを示したという意味において、

相当評価してもよいと思う。 

又、タイトルのセンスの良さは今年の本の中で、

ナンバー1だろう。

バカ売れしたこともあり、

本書の足らない部分を補う続編が出そうな予感もありますね。



【マストポイント】

@体重計(体脂肪率、基礎代謝量が出るものがベスト)と

メモ帳がダイエット必勝のポイント。

何でも数値管理し、食べたものはどんなものでも

メモ帳に記録する。

これだけで、食事と体重を完璧にコントロールすることが可能となる。

Aスリムな人は、空腹感を覚えて初めて何かを食べる。

肥満体の人は、満腹感がちょっと軽減しただけですぐに

口に何か入れる

(又は、口寂しさから常に何かを食べてばかりいる)。

B豆乳(きなこ+黒ゴマでも可)と野菜のミックスジュースは、

ダイエットのみならず、健康維持の観点からも、

最強にして、最高のドリンクである。

 

【著者略歴】

岡田斗司夫(おかだとしお) 

1958(昭和33)年大阪生まれ。85年、アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを設立、92年退社。大阪芸術大学客員教授。著書に『オタク学入門』『「世界征服」は可能か?』など。

岡田斗司夫さん 公式ホームページ http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/

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2007年10月12日

必読本 第500冊目 チョプラ博士の老いない「奇跡」――「意識パワー」で永遠の若さを生きる

必読本 第500冊目

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チョプラ博士の老いない「奇跡」―

「意識パワー」で永遠の若さを生きる

D. チョプラ(著), 沢田 博(翻訳), 伊藤 和子(翻訳)

¥ 1,890 (税込)

講談社

単行本: 364ページ

2007年8月29日 初版

 

心と体を変えるチョプラ理論の原典。

意識のもち方で老化のスピードは変えられる。

加齢は老化ではなく、老化は衰えではない。

世界的なスピリチュアル・マスターが説く「長寿」のバイブル。

●やはり、チョプラさんは、外国人の作家の中で、

現在最も人気が高い人の一人であることもあり、

過去の絶版本が続々と復刊されている。

本書は、以前このブログでも書評させて

いただいた『エイジレス革命』(必読本第257冊目参照)

の復刊本です。

●著者は、アメリカにおいては、

スピリチュアルの分野においてカリスマ的な存在であることは

今やご存知の方は多いでしょう。

本書は、その著者の医学分野、健康分野における

核となる本。

テレビに出演した次の日に、本書が「1日で」10万部以上も

売れたという伝説があるという代表作です。

デミ・ムーア、ダナ・キャランなどセレブにも

信奉者が多く、最近では、あのバージングループ総帥の

リチャード・ブランソンと共同で、

子供たちにも読めるスピリチュアルコミックまで

創刊しているとのことです。

●全5章にわたって、

永遠の若さを保持する健康テクニックを指南してくれる。

ヨガ、呼吸術、食事法、メンタルテクニックなど、

情報量は圧倒的。

360ページの分厚さで、一家に1冊、

一生モノの価値がある。

著書の本の人気の要因のひとつに、

常に章末にエクササイズの類が添付されていることが

挙げられようが、

本書でも、「実習」と称して、本書内容を実生活に

落とし込んでいくための各種エクササイズが紹介されている。

読むだけではなく、是非実践したい。

●本書は、医者や薬に頼らず、自分の健康は自分で保持したい

とお考えの方や、長寿法、アンチエイジングを独自に

研究されている方などのバイブルになりうる本です。

ハーヴィー・ダイヤモンドさんやアンドルー・ワイルさんなど、

自宅で一人でできる、優れた健康改善本の名著は

何冊かありますが、まず間違いなく本書もその1冊に

加えてよろしいでしょう。

いつまでも黒髪を維持し、青年のような若々しい肌を

保っている帯の著者顔写真を見れば、

誰もが本書の内容を実践してみようと思うはずです。

●『エイジレス革命』の方が現在手元にないので、

確認はできませんが、翻訳に改変はないようです。

訳者の前書き解説だけ新たに付け加えられておりますが、

本文内容は同一なので、無理してプレミアがついている

絶版本を購入することもないでしょう。

本書で事足ります。

 

【著者紹介】

ディーパック・チョプラ

医学博士。インド出身。ボストン・リジオナル・メディカルセンター主任スタッフを経て、1980年代には内分泌学で実績を上げる。90年代には米国アーユルヴェーダ医学協会会長を務め、身体と心を総合的に癒す独自の論を展開、実践のためのプログラムを提唱。現在はカリフォルニアに非営利組織「チョプラ・センター」を創設し、非局所性の科学的研究に取り組んでいる。また、ハーバード・メディカル・スクール主催などの国際的医療イベントで精力的に講演活動を展開。全米のスピリチュアル・リーダーとして絶大な人気を誇る彼の著書は、35の言語に翻訳され、全世界に2000万人以上の読者をもつ。おもな邦訳書に『迷ったときは運命を信じなさい』(小社)、『人生に奇跡をもたらす7つの法則』(PHP研究所)などがある。

ディーパック・チョプラ 公式ホームページ http://www.bodymindspirit.co.jp/chopra/index.htm

ラベル:チョプラ
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2007年09月29日

必読本 第489冊目 病の神様―横尾忠則の超・病気克服術

必読本 第489冊目

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病の神様―横尾忠則の超・病気克服術

横尾 忠則(著)

¥ 1,700 (税込)

文藝春秋

単行本: 189ページ

2006年4月25日 初版

 

 ●病は芸術に通ず。

恐れるに足らず、病気は僕を守ってくれる!

喘息、顔面神経症、膝痛など数々の病を患い、

そして奇跡的に克服してきた体験を綴った、横尾流病気克服術。

『本の話』『Expert Nurse』連載に加筆。

●医師など、その分野の専門家ではない素人が

実体験を元に書いた健康本は昔から結構好きで、

それなりに名が通った著名人の本は

できるだけ読むようにしているのだが、

この本もそんな感じで偶然見つけた本。

言わずと知れた現代前衛アートの巨匠、

横尾忠則さんの本である。

記憶にないので、

ほぼ初めてその著書を読むことになるかと思う。

●著者は、子供の頃から、
文字通り「病気のデパート」というぐらいに、

あらゆる病気や怪我や事故を体験し続けている。

そしてこれが面白いのだが、

早期治療を信条としているのか、病気を極度に恐れているのか、

何か体調に少しでも異変があると、

すぐにしかるべき専門医のところに飛んでいくことを

旨としているのである。

入院することも大好きで、旅行感覚で頻繁に入院を楽しまれる。

病院、薬嫌いで、断固としてその手のものを

拒否している五木寛之さん(必読本第412冊目参照)とは対極にあたる方である。

●あとがきを含めて、1話読み切り、全45話から成る。

元は雑誌に連載されたエッセイであることもあり、

1話当たり4ページのショートストーリーとなっており、

大変読みやすい作りになっている。

文章は、実に軽妙洒脱で、

いっぱしの小説家顔負けの名文である。

深刻な病気とは全く対極の、爆笑話連発で、

読み始めたら止まらない面白さがある。

●親交があった三島由紀夫、柴田錬三郎、美輪明宏、

北原照久など、著名人との健康にまつわる思い出話や、

足切断の危機を救ってくれた、変わり者のあんまの名医、

幼き日の著者の大怪我を自力で治した母君、

他にも著者が出会った数々の名医、美人医、奇医(?)、

など、とにかく興味深いエピソードが全篇にわたって出て来る。

霊能力の強い著者だけに、

お地蔵さんにお祈りし、そこで購入した護符を患部に当てたら、

膝痛が奇跡的に治ったり、

10年周期で事故に遭うなどのジンクス話など、

不思議系の話も盛り沢山に出てきます。

●今まで健康本に関しては、

何冊か、是非とも読むべき傑作をこのブログでは

紹介してきましたが、本書もそのうちの1冊に加えても

よろしいでしょう。

好物の甘いものを食べたら、急病が治るのではないだろうかという

直感に従い、ウソのように全治してしまった話など、

「論より証拠」的な養生訓が目白押しで紹介されております。

●あらゆる病気に冒され続けながらも、

極めて迅速に対処し、なおかつ自らの体を冷静沈着に

観察、分析してみせる著者の病気治療の姿勢には、

目を見張るものがあります。

「一病息災」という言葉がありますが、

著者は「多病息災」型人間だといみじくも自認しておられる。

数々の持病を抱えつつも、悲観主義や自暴自棄に陥らず、

このようなある種の達観を持つ生き様というのは、

何かと病気がちな人の多い日本では、参考になるのでは

ないでしょうか。

生来病弱な方、厄介な持病に悩まれている方、

難病に侵され、絶望的な気分に陥っている方などに

強く推薦したい本です。

 

【著者略歴】

横尾 忠則
1936年兵庫県生まれ。グラフィックデザイナーからスタートし、81年に画家に転向。パリ、ベニス、サンパウロ、バングラデシュ等、世界各地のビエンナーレに出品。毎日芸術賞受賞、ニューヨークADC賞受賞など、国際的に高い評価を受けている。ここ数年、美術館の個展が続いており、2006年3月よりパリのカルティエ現代美術財団で個展開催。

横尾 忠則さん 公式ホームページ http://www.tadanoriyokoo.com/

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2007年08月18日

必読本 第450冊目 医者いらず老い知らずの生き方

必読本 第450冊目

医者入らず.jpg

医者いらず老い知らずの生き方

安保 徹(著), 船井 幸雄(著)

¥ 1,575 (税込)

徳間書店

単行本: 253ページ

2006年11月30日 初版

 

●あなたの医学常識は間違っていませんか?

薬を使った対症療法だけでは病気は治らないのです。

健康の達人と免疫学の泰斗による、

年をとるほど元気になれる本物健康法のすすめ。

●とにもかくにも、恐るべき情報量を誇る本。

船井氏が前立腺肥大や痛風を、直感に従い、

医者や薬に頼らず治した話から始まって、

驚くべきガン代替療法体験談の数々、

そして、医療畑の安保教授がこんなことまで喋っても

大丈夫なのか?と心配になるぐらいに忌憚なく語る、

現代医学の問題点と、医師や薬に頼らず、

安全で安価で簡単にできる養生法など、

1,575円は絶対にお買い得なぐらいに

全篇に情報が詰め込まれている。

●船井氏の本の特徴の一つだが、太っ腹と言うか、

本書でも、船井氏自身が実践し、

信用できるとお墨付きをつけた健康食品、

治療法に関する連絡先の情報が惜しげもなく

多数記載されている。

善は急げで、興味があるものにはすぐにアクセスしてみたらどうでしょうか。

●本書のキーワードでもあるが、

自分の「直感」でピンと来たものに

素直に従うというのは極めて大事な姿勢ですね。

医師の言うことを鵜呑みにせず、自分で

承服できないことには絶対に従わないという態度は、

難病治療には極めて大事なことのようです。

●医師でもない船井氏の健康本が

なぜこれほどまでに絶賛されるかというと、

やはり無数の名医、先端企業、研究者、

超能力者、占い師、出版社などから

集められた膨大な情報の中から、

船井氏自身の直感と実地の調査研究を通した上で、

真贋がビシッと判定され、

厳選されたホンモノ情報だけが世に紹介されているからに他ならない。

えてして健康本は、ある特定の思想、

時に一般人には受け入れ難い異常な方法論を

頑固に唱えて、それをやらずば命は助からまじとでも

言わんばかりの偏執狂的、排他的、威圧的な指導者のもと

治療が行われたりするのだが、そんなある特定の治療法や思想に偏向しないところ

(又は、中立的な立場で、各種の治療法のイイとこ取りするところと言ってもよいか)が、

船井氏の本が一般受けする要因であると言える。

肉もよし、酒もよし、女もよし、

ある程度人生の贅沢を謳歌しつつ、

自立的に健康を維持したい向きにはピッタリの著者であろう。

●先日紹介した五木さんと帯津さんの

対談本(必読本第412冊目参照)と、本書を2冊同時に併読すれば、

昨今の現代人の医学的迷妄状態、混乱状態は

とりあえず脱することができるのではないだろうか。

それぐらいの快作である。

●病院、薬、テレビ、健康食品などに

頼るのはもう疲れた、何とかして健康を自分の手でつかみとりたいと

心底望んでいる方々ならば、絶対に福音書となりうる。

この本を基点として、

自分の健康観、養生法を組み直していけば、

必ず現状を打開し、新たな光が見えてくるはず。

最近の健康関連書では、真っ先に手に取るべき、

白眉の傑作でしょう。



【著者略歴】

安保 徹
1947年、青森県生まれ。1972年、東北大学医学部卒業。1991年より、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学講座・免疫学・医動物学分野)。米アラバマ大学に留学中の1980年、「ヒトNK細胞抗原CD57に関するモノクローナル抗体」を作製。1989年、胸腺外分化T細胞を発見。1996年、白血球の自律神経支配のメカニズムを解明。2000年、胃潰瘍の原因が胃酸であるとの定説を覆して注目される。

船井 幸雄
1933年、大阪府生まれ。1956年、京都大学農学部農林経済学科卒業。日本マネジメント協会経営指導部長などを経て、1970年に(株)日本マーケティングセンター設立。1985年3月に(株)船井総合研究所に社名変更。1988年、経営コンサルタント会社として世界ではじめて株式上場。“経営指導のプロ”としてコンサルティングの第一線で活躍するとともに、社長、会長を歴任。2005年1月から同社最高顧問。同社を東証、大証の一部上場企業であり、わが国最大級の経営コンサルタント会社に成長させた。現在グループ40余社の総帥的立場にある。

船井幸雄さん 公式ホームページ http://www.funaiyukio.com/


ラベル:船井幸雄 安保徹
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2007年08月09日

必読本 第442冊目 水はなんにも知らないよ

必読本 第442冊目

水はなんにも.jpg

水はなんにも知らないよ

左巻 健男(著)

¥ 1,050 (税込)

ディスカヴァー・トゥエンティワン

新書:182ページ

2007年2月20日 初版

 

●水に「ありがとう」と言うと美しい結晶ができる?

マイナスイオンは健康に良い?

検定外教科書のベストセラーで知られる科学教育の第一人者が、

怪しい水ビジネスを徹底検証。

まん延するニセ科学を喝破する!

● かつて、美しい水の氷結写真の

本が出版されて、大変に話題になったことがある。

それなりに本を読んでいる方ならば、

誰でも知っている江本勝氏の本(必読本第28冊目参照)
である。

その本を契機として、「ありがとう」とか「愛」とかの

美しい言葉、きれいな言葉を使う重要性が

色々な成功者から声高に叫ばれ、

又、わかったようでわかりにくい「波動」という

概念も大ブームになった。

●しかし、この本の著者は、その手の思想、

理論、商売には、実にマユツバモノのインチキ学説が満ち満ちていて、

ずっと前々から苦々しく思っていたという。

冒頭から、江本氏の本に対する批判を

歯に衣着せぬ強い口調で大々的に展開する。

関連して、世に溢れる波動水、マイナスイオン水、

浄水器、活性器など、水関連商品を一刀両断で断罪する。

関係業者の方々が読んだら、

商売上がったりだと思われるのは確実で、

業界の裏側にまで果敢に突っ込んでいる

その勇気は一応評価してよい。

水にしろ、野菜にしろ、健康食品にしろ、

インチキ商法で濡れ手に粟のボロもうけをしている連中には

警鐘を鳴らす効果はあるだろう。

●この本を読んだ感想は人それぞれだと思う。

本書の主張も、著者の言うところの「科学的」観点で言えば、

間違っているところはほとんどないのでしょう。

しかし、誤解してほしくないのは、

本書は、いわゆる「ツキを呼ぶ言葉」や、

成功法則で言われるところの「波動」理論全般を

より突っ込んで探求したり、いわんや否定している本ではないこと。

水にいい言葉を示せば、

よい結晶を結ぶということを理論的には証明できないよ、

又、効果が怪しい水関連商品を安易に信用するな、

又、むやみに学校教育にその手のことを使うな、

ということが主眼の本です。

著者のスタンスを見誤ったらいけない。

●人体と水との関係、水道水、市販のミネラルウォーターなどの、

生活に必要不可欠な、「水」の正しい情報や知識を

得られると言う意味では一応は使える。

いわゆる学校教育的な正しい「理科」的知識を

広くアナウンスする意味では、本書の存在価値はあるかと思うが、

それ以上の本ではない。

●えてして、この手の学校教育一辺倒の大学教授や、

データ重視型の評論家、ジャーナリスト、ライターが

書いた本は、批判、揚げ足取りに終始し、

あまりスカッとした読後感は得られない。

こんな本を出されたんじゃ江本さんや関連業界の人々も

立つ瀬はないだろうから、遠からず

反論本が出されることだろう。

直感では(直感とか言うと、又、本書著者から批判されそうだが)、

そんなに江本さんは悪い人だとは思えないので、

より信頼性のある反論を聞きたいものである。

とにかく、「見えないもの」の存在をはなから信用してない、

よくいがちな学校教師の書いた科学本なので、それだけはお忘れずに。
 

【著者略歴】

左巻健男

1949年栃木県生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。編著に「たのしくわかる化学実験事典」「おいしい水、安全な水」など。

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2007年08月04日

必読本 第437冊目 究極奥義

必読本 第437冊目

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究極奥義

加藤 鷹(著)

¥ 981 (税込)

KKロングセラーズ

新書:186ページ

2001年11月1日 初版

 

●吹けば飛ぶようなAV業界の中で、

25歳でデビュー後、

20年にもわたってトップ男優として君臨し続ける加藤鷹。

「潮吹かせ」の達人として、そのゴールドフィンガーには、

男性も女性も羨望と驚嘆の眼差しを送る、比類なきカリスマです。

今まで5,000人以上もの女性と直に「対戦」した経験から

導き出した、120%女性を満足させ、

モテモテ男になるための奥義を伝授してくれます。

豊富な写真と図解入りなので、

誰もが容易にマスターできるはずです。

●しかし、これほど人間にとって大切なことであるにもかかわらず、

セックスに関して、正当な情報が真剣に語られることが

少ないのはなぜだろうか。

いわゆるセックスハウツー本に関しても、

軽薄なものばかりで、

信用するに足る本が極めて少ない。

俗説や迷信の類が一人歩きし、一人悶々と悩んでおられる

諸兄は世の中本当に多い。

●鷹さんの本はほぼ初めて読みましたが、

ただエッチするだけが目的のナンパな連中とは

一線を画する真剣さの持ち主であることがわかり、

非常に驚かされました。

単なるセックス本だと侮れないようなハイレベルの内容です。

常に、女性側の快感を満足させることが第一で、

己の欲望処理は二の次である思いやり深さ。

五感を総動員し、あらゆるものをフルに利用する

冷静沈着で緻密な分析家。

何ら大きなスキャンダルもなく、この業界で

1の地位を維持し続けられるのも、むべなるかなという感じですね。

●細部には、鷹さんの体調管理術や、

プロしかわからない業界裏話的なエピソードも数多く

掲載されていることもファンにはたまりません。

たとえば、西洋医学を全く信じておらず、自己治癒力で

病気を治すために、薬は一切飲まないという話や、

女性とのソフトタッチの感覚を高めるため、

指の指紋が消えるぐらいに軽石で手を磨くなどの話は

特に参考になるでしょう

(人差し指と中指を特に深爪にしているということは

言うまでもない有名な話ですよね)。

他にも、前戯と後戯の重要性、

混同されがちなエクスタシーとオーガズムの違い、

無茶な減量でダイエットした女性のあそこの締まりは

とても弱くなるなどの話が、個人的には非常に印象に残りました。

●まあ、書店で堂々と購入するのはやはり

憚られるような類の本なので、ネットなどで

購入してみて下さい。

男性対象の本ですが、肉体的にも心理的にも、

性の奥深さを知らしめてくれるという意味において、

女性にもオススメできます。

●余談ですが、

全くの偶然で、鷹さんの愛用している香水が、

私が愛用しているものと同じなことにビックリしました

(あえてここでは名前は出しませんが、

鷹さんのホームページで確認してみて下さい)。

この香水は「大人の男性」を気取りたい方には超オススメです。

あのブラッド・ピッドが愛用していることでも有名ですね。

 

【著者略歴】

加藤  鷹
1962年5月1日秋田生まれ。身長180cm、体重68kg。若者に絶大な人気を誇るAV界のカリスマ的存在である。10年以上もトップAV男優としての体験から語られる言葉は「愛」と「性」の本質を衝く。現在は、明るく、誠実な人柄で各メディアに進出し、TVの司会やバラエティ番組出演など精力的に行なっている。

加藤 鷹さん 公式ホームページ http://www.katotaka.com/

posted by miura at 13:22| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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