2007年05月16日

必読本 第359冊目 成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者

必読本 第359冊目 

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成功はゴミ箱の中に―

レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者

レイ A.クロック(著), ロバート・アンダーソン(著),

野崎 稚恵(翻訳)

¥ 1,500 (税込)

プレジデント社

単行本: 386ページ

2007年1月24日  初版

 

● 「レイ・クロックは頭がおかしいか、夢追い人か、その両方だ」と

周囲からささやかれていた男が、

後に世界最大のハンバーガーショップチェーンを率いることになる――。

本書は、現在世界100カ国以上に約3万店を展開するマクドナルド王国を

一代で築き上げた事業家の足跡を追った半生記。

●多忙な毎日を送っていると、

この手の400ページになんなんとする分厚い自伝などというものは、

購入しても読まずにほったらかしになりがちである。

しかし、ずっと放置しているのももったいない話なので、

本日、意を決して手をつけてみることにしました。

●分量的に一日で読み切るのは無理かなとも心配したのですが、

読み始めたら止まらない必読の傑作自伝!

翻訳者の訳出力の手腕なのか、

原書自体、流麗な文章なのかわからないが、

実に読みやすい文章!

途中で止めるのがもったいないくらいの面白さで、

結局半日かけて読破してしまいました。

●個人的に成功者の自伝モノは、あまり

読まない方だが、この本は経営者、起業を目指す若者

すべて必読の書であると断言してよかろう

(ちなみに、本書は、

アメリカの学生にはバイブル的に愛読されているとのことだ)。

●本書は自伝という形の中に、

セールス、人材採用、マーケティング、商品開発、

金融、自己啓発など各分野の成功のテクニックが

そこかしこに凝縮されている、実に内容充実の1冊。

孫さん、柳井さんが愛読書にしているというのはまさに納得です。

●しかし、このレイ・クロックという人物は、

実に愛すべき性格の好人物である。

52歳という隠居してもおかしくない老齢になってから、

マクドナルドを創業したハングリー精神も驚嘆だし、

実にユーモア精神にあふれ、短気で頑固者だが、

性格的に裏表のない、実に人好きのするような人間であることがわかる。

●又、本書を通読して特に興味深いのが、

氏の、天才的というか、超人的とも言える人物鑑定眼と人間関係術である。

「人を見る」ということに関しては、恐るべき観察力を持つ。

私個人としては、著者が成功した筆頭の要因だと思ったぐらいだ。

数々の反対分子との社内外での苦闘物語には、

人間関係で悩まれている方ならば、かなりのアドバイスを

得ることができるはず。

是非参考になさってみて下さい。

●後半、2度の離婚を経て、

1度はふられた一目惚れの恋人と劇的な3度目の結婚を果たす場面は、

非常にドラマティックで、すべての人の心を打ちます。

物質的な栄光をすべて掴みつつも、

唯一手にすることができなかったもの、最愛の恋人の愛を

手に入れるという奇跡は、

神様からの贈り物かと思わせるほどです。

恋愛映画を見ているかのようなとても心暖まるエピソードで、

なおかつ、クロック氏の、どんなことがあっても

最後まで諦めないネバーギブアップ精神を連想させ、非常に印象的な話です。

●巻末の柳井正さんと孫正義さんの

特別対談、ならびに、柳井さんの本書解説も

本文以上に、見逃せない重要メッセージ満載です。 

本書を読み終えると、

すぐにマクドナルドへ駆け足で行きたくなることは確実でしょう。

そして、毎日通っていたそのお店を見る目が必ず変わる。

今まで、何ていうこともなかった、ハンバーガーやポテトフライの平凡な味に、

クロック氏の努力と継続の結晶を垣間見ることができるはずです。

 

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2007年04月04日

必読本 第317冊目 D・カーネギーの自分を磨く本―5分間人物伝

必読本 第317冊目

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D・カーネギーの自分を磨く本―5分間人物伝

デール カーネギー(著), Dale Carnegie(原著), 高牧 俊之介(翻訳)

560円(税込)

三笠書房

文庫:266ページ

2006年9月10日 初版




●「人生の師」D・カーネギーが厳選した

成功者31人の「夢の描き方・実現法」。

特別な才能がなくても、「ものの見方」「やり方」さえ覚えれば、

誰でも夢は叶う! 

あなたは、この本のエピソードから何をつかむか?

●あの歴史的2大傑作『人を動かす』(必読本第35冊目参照)、

『道は開ける』(必読本第105冊目参照)

の著者デール・カーネギーが執筆したシンプルな体裁の偉人伝。

アインシュタイン、アンドルー・カーネギー、

クラーク・ゲーブル、ヘレン・ケラーなど、

世界に大いなる足跡を残した31人の知られざるエピソードを

読みやすい文章で紹介する。

●タイトルにあるように、一人あたり、

ものの5分あまりでさらっと読み終えることができるように、

要点を簡略化してまとめられている。

(たしか『道は開ける』の巻末に、

多くの有名人の悩み克服のエピソードがまとめられている

箇所があったと記憶するが、あんな感じの本)。

●前述のように、その偉人を象徴する特徴やエピソード、

我々一般人も参考にしたい独特の努力、成功の秘訣、

本人だけが味わった苦労話などがコンパクトにまとめられております。

一話読み切りなので、

細切れ時間にあたる移動時や休憩中に、

ササッと読むには格好の本です。

●560円の安価な文庫本ですが、

実に侮れない本ですよ。

新年度はじめにあたり、やる気アップさせたい方、

現状打破を目指す方にとっては、

極めて役立つ本かと思います。

世に名を残した偉人の人生の中から、

運のつかみ方、苦労の乗り越え方など、

様々なヒントを得てみて下さい。

 

【著者略歴】

デール・カーネギー
アメリカのウォーレンバーグ大学を卒業。1912年、ニューヨークで話し方講座を開いて以来、世界中のいたるところで「話し方コース」「セールス・コース」「管理者・経営者コース」などを開設。大統領から高校生に至るまで何百万人という人たちが受講し、社会全体に大きな影響を与えた。



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2007年02月17日

必読本 第271冊目 吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録

必読本 第271冊目

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吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録

川口 雅昭(編集)

¥ 1,200 (税込)

致知出版社

単行本: 251ページ

平成18年12月22日 初版

 

●激動の時代、吉田松陰の行動と言葉が全国の若い志士の心に火をつけ、

新しい時代を拓く端緒となった。「人の禽獣に異る所以」「独り身之れに坐せん」

「何か心得になるほんなりとも」など、松蔭が残した名辞の数々を収録。

●致知出版社から、坂村真民さんの一日一話集(必読本 第265冊目 参照)と

同日に発売された本。

幕末という激動の時代の中で、

来たる未来を見据え、松下村塾という私塾を主宰して、

後の日本をリードする有為の人材を多く育て上げた、

「最高の教育者」吉田松陰の傑作語録集です。

●松蔭と同郷にして、

30年来の研究者である川口さんの現代語訳、解説、注釈、が

実に読みやすい好著。

毎月の巻頭にある、松蔭ゆかりの写真も、

歴史ファンにはうれしい。

●福沢諭吉、二宮尊徳の本のように、

現代人には読みにくい古語体で、

読破するのは大変かなぁ?と購入時に心配しましたが、

一編一編にわかりやすい現代語訳が付記されているので、

ひと安心。誰でも問題なく読める。

●あまり歴史には詳しくないので、

細かいことはご自分でお調べいただきたいのだが、

29歳で死刑に処されたという短い生涯だった吉田松陰。

しかし、この本を読むと、

その短い人生の中で、よくもこれほどまでの、

悟り、気づき、卓見を得たものだと驚嘆せざるをえない。

現代の若者の中で、30歳そこそこにして、これほどまでの

気概と知識を兼備した人間は果たしているだろうか。

今更ながら、夭折したことが惜しまれる大人物である。

●また、誰もが心を打たれるのは、

どんな艱難辛苦があろうとも、

私心を一切捨て、日本という国のために

自分のすべてを尽くしたいという強い使命感である。

現代の政治家は、この本を精読し

松陰先生の爪の垢でも煎じて飲んでほしいぐらいだ。

●会社や学校での訓示など、公の席で引用したいような

名言がそこかしこに散りばめられております。

有名な辞世の句

『身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂』を

はじめ、自分の中でピンと来たものはメモするなりして、

いざという時に披露するといいでしょう。

ほぼすべての名言が、一言二言の

実にシンプルな言葉ばかりなのも、憶えやすくて何かと便利ですね。

●下田で黒船に密航しようとした(いわゆる下田事件)目的は、

一般に海外事情を広く見聞するためだったと言われているが、

実はペリーを暗殺するためだったという著者の見解は、

歴史に詳しくない私としては新しい知識となりました。

 

 

【著者紹介】

 

吉田松陰

文政13年8月4日(1830年9月20日)安政6年10月27日(1859年11月21日)。長門国萩藩士杉百合之助の次男。山流兵学師範だった叔父の死後、吉田家を相続して兵学師範となる。九州・江戸に遊学。嘉永4年(1851年)藩の許可なく東北行を敢行して御家人召放となる。安政元年(1854年)ペリーが和親条約締結のため再航した時、密航を企て失敗して入獄。1年後、叔父玉木文之進の松下村塾の主宰者となり、高杉晋作、久坂玄瑞、入江杉蔵、野村和作、前原一誠、伊藤博文など、幕末から明治期に活躍した人材を教育する。日米修好通商条約の調印を批判し、藩に老中要撃の計画を提起したりしたため再入獄。翌年、幕府から藩に松陰東送の命が下り江戸に送られ、訊問に際しペリー来航以来の幕府の一連の政策を批判して処刑される。享年29歳。

川口 雅昭

昭和28年山口県生まれ。同53年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。山口県立高校教諭、山口県史編さん室専門研究員などを経て、平成10年岡崎学園国際短期大学教授。同12年より人間環境大学教授。吉田松陰研究は30年に及ぶ。

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2007年02月16日

必読本 第270冊目 五日市剛の人間訪問 運命を変える言葉―世界一のエステティシャン今野華都子さんに聞く

必読本 第270冊目

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五日市剛の人間訪問 運命を変える言葉―世界一のエステティシャン今野華都子さんに聞く

五日市 剛(著), 今野 華都子(著)

¥ 1,000 (税込)

致知出版社

単行本: 111ページ

平成18年11月18日 初版

 

●クチコミだけで90万部突破の講演録小冊子

「ツキを呼ぶ魔法の言葉」の五日市剛が、

もっとも尊敬する人、世界一のエステティシャン今野華都子と

語りあった。『致知』掲載の対談記事をもとに構成。

●五日市さんの第2作目。

正確に言うと、著者本人の書というよりも、

氏が最も敬愛するという、

仙台でエステ店を経営されている今野さんという女性の

話を聞くというインタビュー形式の本です。

100ページあまりの本で、

字体も大きく、30分〜1時間ほどで読めます。

本屋さんでもずっと前から気になっていた本ですが、

安すぎる値段と、全く知らない名前の女性が出ていたので、

大したことはないだろうと中身も見ずに侮っていたのですが、

読むのが遅すぎたと歯噛みした超傑作。

処女作(必読本 第164冊目参照)しか読んでいない方は急いで入手してほしい。

●エステの世界大会で優勝するぐらいの人物だから、

何かと派手派手しく、鼻持ちならないような

(叶○妹や神○うの的)高慢ちきな女でも

出てくるのかと思っていたら、とんでもない。

こんな心ある人間が仙台にいたのか、

すごすぎる!!と、もろ手を上げて大絶賛したくなるような

素晴らしい女性の体験談です。

絶対に涙がこぼれてきますから、公共の場所では

読まない方がいいでしょう。

●現在の美しい笑顔からはとても考えられないような

過酷な過去を持つ今野さん。

とても今まで生存してこれたとは思えないような虚弱で、

病気続きだった肉体(2度もガン克服されたとのこと!)、

大切な我が子を死産し、同時期に

父を不慮の事故でなくするというダブルショックを味わうという悲劇、

しかし、絶対に自分に負けず、

本当の幸せを掴んだ今の姿があった。

薄い本なのでこれ以上ネタ晴らしすると、読む感動が薄れますので、

詳細はご自分でお確かめ下さい。

ともかく、こんな過酷な過去がありつつも、

今の栄光をつかんだということに、ただただ驚嘆の思いに

駆られること確実です。

●この本は、定着率の悪い業界で働かれている

管理職の方、経営者の方には是非とも読んでいただきたい、

必読の教科書になりうる本です。

誰が見ても一発でクビにしなくてはならないような

素行不良の女の子を、根気よく根気よく

我が子のように面倒を見続け

(今野さんはそれを「拾い子をする」と呼んでいる)、

最終的に一人前以上の人材に育て上げた話は

圧巻の一言。

人材育成、人間関係の要諦がズバリと示されております。

人の育て方で苦労されている方には、

参考になるヒントが盛り沢山です。

●大成功しても、車も電子レンジも

エアコンも指輪もブランド品も一切持たない、

東京進出も考えていない、という出世欲や金銭欲皆無の

質素な性格にも驚きの一言。

五日市さんには、こんな凄い人を

世に知らしめてくれたという意味に

おいて、「ありがとう」「感謝します」と

ただただ、お礼の言葉を捧げたくなるばかり。

五日市さんは盛岡、今野さんは仙台出身。

東北人は粘り強いとはよく言われるが、

こんな田舎の東北にも数多くすごい人が埋もれているんですね。

今野さん、五日市さん、本当に「ありがとう」!!

みんなにこの本を薦めます!



 

【著者紹介】

五日市剛

昭和39年7月生まれ。
国立宮城高専を卒業後、豊橋技術科学大学に編入学。その後、アメリカのマサチューセッツ工科大学へ留学。工学博士。
某大手企業で新規事業および研究開発に従事、その後、自ら会社を興し、現在6社の顧問も兼務している。26歳の時のイスラエル旅行での出会いがきっかけで人生がガラリと好転。ツキを呼ぶ魔法の言葉を知ったことが原因と氏は語っている。

今野 華都子
昭28年宮城県生まれ。平成10年仙台市青葉区にエステティックサロン「サロン・ド・ノア」を開業。平成15年事業拡張のため移転。「エステルーム・パセオ」に変更。翌年第1回LPGインターナショナルコンテスト(フェイシャル部門)で日本最優秀賞、フランスの審査で最優秀グランプリを受賞。日本エステティック業協会認定講師。日本エステティック業協会インターナショナルエステティシャン。エステティックサロンオーナーへのセミナーも開催している。

エステルーム パセオ(今野華都子さん)ホームページ  http://www.paseo4871.com/index.html

 

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2007年02月11日

必読本 第265冊目 坂村真民一日一言―人生の詩、一念の言葉

必読本 第265冊目

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坂村真民一日一言―人生の詩、一念の言葉

坂村 真民(著)

¥ 1,200 (税込)

致知出版社

単行本: 221ページ

2006年12月22日 初版

 

●詩人・坂村真民の全詩集、全著作の中から、366語を選び出し、

「一日一言」としてまとめた。

真民97歳までの人生の骨格を成すもの、生きざまを全身全霊で発信する。

●昨年12月に、惜しまれつつも、

97歳で老衰のため大往生を遂げられた

(詳しくは
こちら)坂村さんの、

奇しくも遺作となった一日一話集。

氏の数多くの詩集の中から、代表的な

名詩、名文を選び、1冊にまとめられました。

●昨年も、安岡正篤、本多静六、吉田松陰など、

数多くの、使い勝手のある一日一話集が

発売されましたが、その中でも

是非とも1冊は買い求めておきたい珠玉の名言集です。

真民さんの詩集の多くは、マイナーな出版社や自費出版が多く、

又、中にはかなり高価な本がありますので、

なかなかすべてを揃えるのは大変かと思う。

そういう意味においても、

本書は、大変コストパフォーマンスの

高い本だと言えます。

●相田みつをさんなどと比べ、

ほとんどマスコミに登場することもない「商売気」が皆無な方だった坂村さん。

仙人のような生活を続け、

真夜中に自らの体に宿った「宇宙意識」に従い、

自分の仕事を淡々とこなす。

大変地味で、神秘的な活動をされていた方だった。

●しかし、この詩人ほど、言行一致を死ぬまで貫き、

世の心ある経営者、実業家から愛された

詩人もいないと思う。

それほどまでに、一つ一つの言葉が

すべての人間の魂に響き渡るほどの重み、真実性を持っている。

薄っぺらな言葉だけの、世の多くの職業詩人とは、

対極の位置にいる。

●毎月頭に、真民さんがしたためられた

筆文字の言葉が掲げられているのだが、

これも、本当に力強く、見る者を圧倒する

迫力に満ちている。

前述の相田氏のように、日めくりカレンダーなどに商品化して、

数多く世に発売した方がいいと思うぐらいに、

達筆の文字である。

関係者の方には是非とも御一考願いたい。

●はしがきに、真民さんの娘さんが推薦の言葉を

寄せられている。

身内の者から見た、真民さんの実像の一端が

垣間見れるので、ファンとして実に参考になるはずだ。

●しかし、実に惜しい方を

我々日本人は亡くした。

こういう「魂の詩人」の作品は、

その師匠であった森信三さんの本とともに、

永遠に読み継いでいかなければならない。

 

【著者紹介】

坂村 真民
明治42年熊本県生まれ。昭和6年神宮皇學館(現・皇學館大学)卒業。25歳の時、朝鮮で教職に就き、36歳で全州師範学校勤務中に終戦を迎える。帰国後、21年から愛媛県で高校教師を務め、65歳で退職。以後、詩作に専念。四国に移住後、一遍上人の信仰に随順して仏教精神を基調とした詩の創作に転じ、37年月刊個人詩誌『詩国』を創刊。平成11年愛媛県功労賞、15年熊本県近代文化功労者受賞。惜しまれつつも、2006年12月11日に老衰のため97歳にて永眠する。

 

ラベル:坂村真民
posted by miura at 18:28| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝・一日一話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

必読本 第246冊目 オカン、おふくろ、お母さん

必読本 第246冊目

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オカン、おふくろ、お母さん

文藝春秋(著)

1,400円(税込)

文藝春秋

単行本:197ページ

2006年12月5日 初版




●安西水丸、角田光代、重松清、加藤登紀子、松尾スズキ、

小池百合子、樹木希林、米長邦雄…など、各界著名人87人が

「母」について語った短編エッセイ集。

『文芸春秋』に掲載したものを加筆修正して単行本化する。

●ファンの美輪明宏さんのエッセイが含まれていたこともあり、

図書館から借りてきて読んだ本。

まだ存命でも、既に亡くなっていても、

自分を産んでくれた大いなる存在、

「母」に感謝するために是非読みたい、

感動的なエッセイ集です。

昨年末に発売されたばかりです。

●どれも、2〜3ページぐらいの短い文章で、

自分の母親にまつわる印象、思い出を簡明に

綴った内容となっております。

今までマスコミでほとんど披露していなかったような

秘話的エピソードが多く、とても面白く読めます。

●特に、就職難で途方に暮れていた時に、

夢枕に母親が出てきて適切なアドバイスをくれたという

俳優の児玉清さんの話と、明治のあの時代に、家族を捨て

不倫の恋に命を捧げた母親だったという山田洋次監督の話に

非常に感銘を受けました。他にも、

涙がチョチョぎれるような、心暖まる話が沢山出てきます。

●リリー・フランキーさんの大ベストセラーに

乗っかったようなタイトルに、

ちょっとひっかかるものを感じるが、

まぁそれはご愛嬌としても、文句なく万人に推薦できる、

素敵な本です。

現在、関係が険悪でも、ほとんど口をきかない空気の

ような存在でも、やはり母親は大切なもの。

「親孝行したい時に親はいない」とも言うし、

たまにはこういう本でも読んで、

親の存在のありがたみに感謝してみたらいかがでしょうか。


posted by miura at 21:56| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝・一日一話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

必読本 第233冊目 苦境からの脱出―激変の時代を生きる

必読本 第233冊目

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苦境からの脱出―激変の時代を生きる

安藤 百福(著)

1,260円(税込)

フーディアムコミュニケーション

単行本: 258ページ

平成4年6月1日 初版

 

●日清食品創業者安藤百福が贈る21世紀への指針。

成功、失敗、そして転機…。

知的冒険に満ちた、半世紀を越える体験、

その凝縮された知恵のすべてをここに語る。

●著者は、本年2007年お正月早々、天寿を全うされた、

チキンラーメン、カップラーメンの生みの親。

日本の、いや、世界の食文化を変えたとまで言われる

歴史的企業家の波乱万丈の人生と成功哲学を学んで下さい。

●内容は、過去にあった著書と社内教育用資料から再構成された、

安藤さんの成功法則を記したものとなっております。

合計115個の氏の語録を章の頭に載せ、

興味深いエピソードを数多く交えつつ、

人生論や商売のコツなど、親しみやすい文体で説いてくれます。

●誰もが毎日のように口にするカップラーメンや

インスタントラーメン。

その開発には、余人には知りがたい、並々ならぬ努力、

血を吐くような苦闘、そして神がかり的な幸運などの

ドラマがあった。

一人の日本人経営者の自伝として読んでも面白い、

出色の名著です。

時間を忘れてのめり込んでしまうはずです。

●歴史的な商品を発明するほどの偉人には、

やはり学ぶべきことが多いです。

両親を早めに亡くするも、それにへこ足らずに

勉学労働に励む姿。

常に時代の流れを読み、何が人々に求められているか

鋭く分析する観察眼。

これはと思った商品を思いついたら、睡眠時間4時間の

毎日でも、寸暇を惜しんで開発に命を賭ける姿勢など、

実にヒントとなる話が多い。

●惜しむらくは、絶版で入手が困難なこと。

ブックオフなど古本屋を地道に探してみて下さい。

マクドナルドの藤田田と共に、日本の食文化を創造した立役者として、

学ぶべき点は多い方だと思います。

 

【著者紹介】

安藤 百福
1910年3月5日生まれ。立命館大学専門学部経済科修了。立命館大学名誉博士。1948年中交総社(現日清食品)を設立。1958年世界初の即席めん「チキンラーメン」、1971年世界初のカップめん「カップヌードル」を発明。日清食品創業者会長、(社)日本即席食品工業協会会長、IRMA世界ラーメン協会会長、(財)安藤スポーツ・食文化振興財団理事長。1982年勲二等瑞宝章、1992年科学技術庁長官賞(功労者賞)、1999年大阪府池田市名誉市民賞、2002年勲二等旭日重光章。海外からはロサンゼルス名誉市民称号、ブラジル政府グラン・クルス勲章、タイ王国ディレクナポン勲章を授与される。1996年新しい食品開発やベンチャーを奨励・表彰する「食創会」設立、1999年大阪府池田市に「インスタントラーメン発明記念館」を作り、子ども達に発明の大切さを教え、食育を進める。

日清食品 ホームページ http://www.nissinfoods.co.jp/

 



 

ラベル:安藤百福 日清
posted by miura at 18:20| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝・一日一話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

必読本 第220冊目 きょうの杖言葉 一日一言―百歳の人生の師からあなたへ

必読本 第220冊目

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きょうの杖言葉 一日一言―百歳の人生の師からあなたへ

松原 泰道(著)

1,500円(税込み)

海竜社

単行本: 222ページ

2006年12月13日 初版

 

●かけがえのない1日を、つまづいたり転んだりしないように、正しく楽しく暮らせるように…。

100歳を迎える名僧が、経典の聖句や禅語のほか、

和歌・俳句・川柳などから選んで贈る珠玉の「心の杖言葉」。

●昨今、お寺の和尚さんで、講話、訓話を

出来る人が少なくなっているのは嘆かわしいことだ。

ただの職業坊主、商売坊主に堕している僧侶が実に多い。

そんな中、仏教のみならず、他の宗教や哲学、文学などの知識をも包含して、

人の生きる道を説くことで定評のある著者の一日一話集が発売されました。

●本文は、日本、中国の小説、古典、詩句などを引用しつつ、

その日に合った戒め、アドバイスを記した内容となっております。

一日一話集にしては、文章量が多く、

サラリと読み飛ばすわけにはいかない充実した内容です。

質的にも、他の一日一話集に引けを取らない傑作だと思います。

タイトルに「杖言葉」とあるのは、

艱難辛苦の長い人生を歩く時に、自分を支える

杖となってほしいという著者の願いが込められておるためです。

●やはり、だてに100歳まで生きているわけじゃないですね。

あらゆる知識に秀でた博学の僧侶だけに、

語られる内容は、仏教、キリスト教、小説、新聞の投稿欄

出典不明のことわざなどあらゆる分野にわたります。

孔子などの中国の古典、お釈迦様などの仏教の話に親しまれている方には

特におススメの本ですね。

言葉は知っているけれども、誰が言った言葉か

わからなかったものが数点判明したことが、

個人的には特に喜ばしいことでした。

●折々に引用したいような名言が実に多く、

気に入ったものはメモなどするなりして、

記憶に留めておきたいところです。

結婚式のスピーチや朝の訓示などの際には役立つ文句がすごく多いですよ

(参考までに、松原さんは、出先で気に入った言葉を見つけると、

すぐに手帳にしたためるとのことだ。我々も見習いたい習慣です)。

●各月巻頭の扉絵は、奥様と三女の方の作品だそうです。

親子3人の合作となり、著者も感慨ひとしおのことでしょう。

●必読本 第193冊目216冊目にも

現代の名僧の著書を紹介しております。

あわせてどうぞ。

 

【著者紹介】

松原泰道(たいどう)

明治40年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。岐阜・瑞龍寺で修行。東京・龍源寺住職、臨済宗妙心寺派教学部長を歴任。平成元年第23回仏教伝道文化賞受賞。平成11年禅文化賞受賞。 現在は、日月庵主管、「南無の会」会長。白寿を迎えた今もなお講話を行い、禅のこころ、仏教的生き方をやさしく説いている。 主著としては『般若心経入門』『公案夜話』『般若心経という生き方』『母を訪ねて山頭火』『道元』『生きるための杖ことば』『遺教経に学ぶ』『松原泰道全集』(全六巻)など多数。



ラベル:松原泰道
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2006年12月25日

必読本 第217冊目 一日一文 英知のことば

必読本 第217冊目

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一日一文 英知のことば

木田 元(編集)

¥ 2,625 (税込)

岩波書店

単行本: 398ページ

2004年1月7日 初版

 

 ●古今東西の思想家・作家・科学者など,

大きな仕事をなしとげた人たちが残したことばは,

深く,厳しく,温かく,明晰であり,時に底知れぬ苦悩を湛えます。

そうした先人たちのことばを1年366日に配列しました。

短い章句ですが,どれも生き生きとした力で読む者に迫り,

私たちの人生に潤いや生きる勇気を与えてくれます。

●我々は毎日実に多忙だ。

ゆっくり本を読みたくても、なかなか読書する時間を捻出できない

方も多いことだろう。

そんな方々にはうってつけの、世界の先哲の名言を集めた本です。

●366日分の名言が掲載されているのですが、

それぞれの日が、名言を書いた著者の生誕日や命日、

著作の中に出てくる日づけと関連づけられているのが、面白い。

●未知の賢人の名前と顔写真を多く知ることが

できること、名前は知っているけれども、

どういう功績を残した人なのか、イマイチ

わからなかった偉人のプロフィールが判然とすること、

偉人同士の生存時期を比較できること

(例・孔子とブッダが同時代人であったこと)など、

百科事典的にも利用できる便利な本だと思います。

●個人的には、1月15日の徳川家康『東照宮遺訓』の

文句が最も心に残りました。

『人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。~』

で始まる有名な言葉です。

皆様も、気に入った言葉をメモして、座右の銘にしたり、

なにかのスピーチの際の引用文として使用されると

よろしいかと思います。

ちょっと値は張りますが、その価値は十分にある

堅牢な装丁と中身充実の本です。

【著者紹介】

木田 元
哲学者。中央大学名誉教授。1928年、山形県に生まれる。1953年、東北大学文学部卒業。

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2006年12月12日

必読本 第205冊目 マザー・テレサ―愛と祈りのことば

必読本 第205冊目

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マザー・テレサ―愛と祈りのことば

マザーテレサ(著),ホセ ルイス・ゴンザレス・バラド(編集),  渡辺 和子(翻訳)

定価1,229円(税込み)

PHP研究所

単行本: 181ページ

1997年2月6日 初版

 

●「持ち物が少なければ少ないほど多く与えることができます。これが愛の論理なのです」

苦しみ、淋しさ、生と死、家庭と家族、使命…。

神との深い一致を実践する中で語られた思いの数々と、その魂の軌跡をたどる。

●言わずと知れた人類最高の博愛主義者マザー・テレサ

残した不朽の名言の数々。

何物も所有せず、執着せず、ただイエス・キリストや神の存在をバックに、

弱者救済のためだけに一生を捧げた聖人の、魂の言葉を噛み締めよう。

●拝金主義、物質主義が横行する現代人必読の傑作!

我々恵まれた国日本では、飢えや難病、孤独に苦しむ人間がこの世にいることなど、

えてして忘れがちで、日々どうでもよいような贅沢な悩み、苦しみで

一喜一憂しております。

しかし、生きるということの真実の意味をわからせてくれる、

マザーテレサの言葉には、甘えた気持ちなど一瞬にして吹っ飛ぶような

力強さが込められております。

大切なものを思い出したい方、心を浄化したい方などにもおススメです。

●マザーテレサの凄さは、キリスト教以外の宗教信者をも

分け隔てなく救済した度量の広さ。

そして、ノーベル賞を受賞し、世界最高の名誉と地位を

確保してもなおかつ、現場に立ち続け、私有財産を保持せず、すべての金品を

弱者救済に注ぎ込んだ徹底した無私の精神にあるでしょう。

ちょっと金が儲かったぐらいで天狗になっているような

ベンチャー企業の社長などは、その爪の垢でも煎じて飲んだ方がよろしいですね。

●一つ一つの言葉も簡単明瞭で、

読破するのもそう時間はかからないはずです。

だからと言って一読してそのままにするのではなく、

人生で迷いを感じた時に、折に触れて読み返したい名著だと思います。

【訳者紹介】

 渡辺 和子
昭和2年2月、教育総監・渡辺錠太郎の次女として旭川市に生まれる。昭和26年、聖心女子大学を経て、昭和29年、上智大学大学院修了。昭和31年、ノートルダム修道会に入りアメリカに派遣されて、ボストン・カレッジ大学院に学ぶ。昭和49年、岡山県文化賞(学術部門)、昭和54年、山陽新聞賞(教育功労)、同年、岡山県社会福祉協議会より済世賞、昭和61年、ソロプチミスト日本財団より千嘉代子賞、平成元年、三木記念賞受賞。ノートルダム清心女子大学(岡山)教授を経て、平成2年3月まで同大学学長。現在、ノートルダム清心学園理事長。

 

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2006年11月21日

必読本 第184冊目 鍵山秀三郎「一日一話」―人間の磨き方・掃除の哲学・人生の心得

必読本 第184冊目

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鍵山秀三郎「一日一話」―人間の磨き方・掃除の哲学・人生の心得

鍵山 秀三郎(著), 亀井 民治(編集)

¥ 1,050 (税込)

PHP研究所

単行本: 221ページ

2004年3月5日 初版

 

●「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」 大切なことは、一歩を踏み出す勇気。

一歩を踏み出さなければ、前に進むことはできません。

具体的には、足元のゴミを拾う実践から始めることです…。一日一話形式の名言集。

●PHP研究所や致知出版社からは、定評のある

一日一話集の名著が数多く出版されており、私のブログにおいても

過去何冊か紹介してきましたが、

個人的に一番愛読し、折に触れて読み返す本です。

私が私淑している鍵山さんの哲学、信念があまねく凝縮された

不朽の言葉の数々に、読むたびに、身が引き締まります。

●多忙で、なかなかじっくり本を読めない、

又は、今まであまり読書習慣がなくて、

いきなり分厚い本など読んでも挫折しそうな気がするなどという方は、

自分の感性に最も合う一日一話集をお買い求めになられて、

繰り返し繰り返し熟読されることをおススメ致します。

(私の過去の書評も大いに御参考下さい。

必ずピッタリの本が見つかるはずです。)

●最近、舛田光洋さん、松居一代さん、小林正観さんなどの本で、

掃除の重要性、開運力が注目され、

猫も杓子も掃除だけすれば幸せになれるとばかりに、

自分の家や部屋だけ掃除されて、自分だけ幸せになれば

いいとのエゴの人が多く散見されるのですが、

そういうことではないのです。

勘違いされているそういう方々は、

「掃除哲学の教祖」とも言うべき著者の、掃除が持つ

本当の凄さ、真の意味を根本から学んでいただきたいと思います。

 

 

【著者紹介】

鍵山 秀三郎
昭和8年東京生まれ。27年疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。28年デトロイト商会入社。36年ローヤルを創業し社長に就任。平成9年社名をイエローハットに変更。10年同社相談役となる。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、近年は掃除運動が内外に広がっている。「日本を美しくする会」相談役。

亀井 民治
昭和21年、鹿児島県生まれ。昭和45年、東京電機大学(二部)機械工学科卒業。高周波熱錬を経て、昭和50年に環境整備機器の製造販売を行うエッチアンドケイを設立、社長に就任。平成14年、ローヤルを改組設立。平成15年、ローヤルをシステムジャパンに社名変更し、社長に就任。5Sをベースにした人材育成や経営コンサルティング、講演活動に忙しい日々を送っている。薩摩大使。

 

日本を美しくする会 ホームページ http://www.souji.jp/index.html

イエローハット ホームページ    http://www.yellowhat.jp/

 

ラベル:鍵山秀三郎
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2006年11月13日

必読本 第176冊目 イチロー262のメッセージ

必読本 第176冊目

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イチロー262のメッセージ

『夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会(著)

¥ 1,050 (税込)

ぴあ

単行本: 278ページ

2005年3月19日 初版

 

●イチローの言葉はどうしてこんなに心に響くのだろう。

メジャーリーグ挑戦以後の発言を

「精神と目標」「準備と訓練」「不安と逆風」「形と野球観」「技術と結果」の5部構成でまとめた、

読めば勇気のわいてくる本。

●日本が、世界に誇るスーパーアスリート、イチローの名言集。

昨年春に発売されてから1年以上経過しておりますが、

スポーツ選手のみならず、トップを目指すことを

目論むあらゆる分野の方々にも、大絶賛された本です。

いまだに売れ続けております。

●松井秀喜などと比べ、インタビューもめったに受けず、

ファンサービスにも積極的な姿がほとんど見られないため、

えてして誤解を受けがちな孤高の天才イチローですが、

その心の奥底には、徹底して、自分が命を懸けた野球道を

究めたいという姿勢が一貫している。

そのためならば、その他のすべてを犠牲にしてもいいと言わんばかりに。

●だから、本文にもあるように、

たとえヒットを打っても、結果オーライの安易な心は全くなく、

自分が理想とする姿で達成しなくては絶対に納得できないんだという、

妥協なき厳しい姿勢が存在するのである。

「まぁこんなもんでいいか」的甘えを持って仕事をされている方々には

耳に痛い話ではないでしょうか。

●一言一言は実に簡潔なのですが、

一読して素通りしてしまうのにはもったいないような含蓄のある言葉が

実に多いですね。

一つの道を究める人間を目指すならば、是非ともかくありたいものです。

●昨晩たまたまNHKの『サンデースポーツ』を見ていたら、

柔道の期待の新星、石井慧(さとし)選手がこの本を愛読しているという

場面に出くわし、あらためてこの本を座右の書としている

スポーツ選手が実に多いことを再確認致しました。

野球に限らず、他のスポーツでも優秀な成績を残そうとお考えの

アスリートの方は、まず必読の本ですね。

極めて有名なベストセラーですので、未読の方は急いでどうぞ。

 

 

ラベル:イチロー
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2006年10月29日

必読本 第161冊目 中原淳一 美しく生きる言葉

必読本 第161冊目

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中原淳一 美しく生きる言葉

中原 淳一(著), 中原 蒼二(編集)

¥ 1,050 (税込)

イーストプレス

単行本: 175ページ

2004年5月1日 初版

 

●1950年代、日本中の少女を魅了した、雑誌編集者兼イラストレーターの中原淳一。

時を超えて伝わってくる、女性にとって「大切なこと」とは、外面とともに内面も美しくあること。

女性として輝きつづけるための一冊。

監修は、著者の次男である中原蒼二氏が担当しております。

●『美の伝道師』美輪明宏さんが自著で絶賛。

帯に、以下の推薦文を寄せております。

「これは”美意識を司る神”中原淳一のメッセージです。

「美しいものをいつも見聞きしていると、 美しい心身の人になってしまうのです。」

その方法が記されている美の聖書です。」

●中村天風、岡本太郎の一言名言集のヒットで

有名な出版社が贈る、美しくなりたい女性のための必携書です。

ヴィトンなどのブランドものの財布やバッグを持ち、

流行の歌手や女優のファッションをそのまま真似するのが、

一流のおしゃれ人間だと勘違いしているような、

浅はかな知識しかない女性などは是非とも読まれた方がよろしいでしょう。

独身男性などは、交際相手が、

この本で挙げられているような条件を満たしている

間違いない女性なのかどうか判断するのにいいかと思います。

●女性が幸せに生きるためには、常に美しいものに触れること。

美しいとは、生まれながらの外見の美醜のことではなく、

すべてのものへのあふれるような愛情、

細かいことにも気を配れる思いやり、見えない部分にも手を抜かない徹底した気遣い、

そしてお金をかけなくてもできる生活上のさまざまな工夫などのことを言うのです。

小学生にもわかるような簡潔な言葉なのですが、

一言一言が、実に心を打つような、愛情溢れるメッセージばかりですね。

繰り返し繰り返し読んで暗記した方がいいでしょう。

●全く本論と関係ない蛇足なのですが、

若い頃の中原さんの写真が、赤塚不二夫に

ソックリで、ついつい爆笑してしまいました。

(だからと言って、本書の価値が落ちるわけでないので

誤解なきよう・・・。)

 

 

 

【著者紹介】

中原 淳一
1913年、香川県生まれ。幼少時より絵や造形に才能を示し、18才の時、趣味で作ったフランス人形がきっかけで雑誌「少女の友」の挿絵、口絵、表紙絵、付録等を手掛け、一世を風靡する。終戦後、女性に夢と希望を与え、賢く美しい女性になってほしいとの理想に燃え、雑誌「それいゆ」(1946年)、「ひまわり」(1947年)、「ジュニアそれいゆ」(1954年)、「女の部屋」(1970年)を相次いで創刊。編集長として女性誌の基礎を作っただけでなく、イラストレーター、ファッションデザイナー、人形作家、プロデューサー、ヘアメイクアーティスト、スタイリスト、インテリアデザイナーなど多彩な才能を発揮、その全ての分野において現代につながる先駆的な存在となる。昭和30年代半ば病に倒れ、長い療養生活の後、70歳にて逝去。

 

中原 淳一さんホームページ http://www.junichi-nakahara.com/

 

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2006年10月28日

必読本 第160冊目 安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う

必読本 第160冊目

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安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う

安岡 正篤(著), 安岡 正泰(監修)

¥ 1,200 (税込)

致知出版社

新書: 231ページ

2006年6月2日 初版

 

●安岡正篤の著作の中から金言警句を厳選し、366の語録を抜粋。

国のあり方や指導者の資質といった骨太のテーマから、

読書、親子、師友、健康といった身近な話題まで、多岐にわたる言葉の数々は、短くも味わい深い。

●安岡氏は、歴代の総理大臣の影のブレーンとして絶大の信頼を置かれ、

(安岡を師と仰いだとして知られる政治家には

吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、福田赳夫、大平正芳などそうそうたる面々がいる。)

政財界に強い影響力を持っておりました。

昭和20年8月15日の終戦の詔書(玉音放送)の草案に対して加筆したとされ、

 新元号「平成」の名を考案したとされることでも大変有名です。

●最晩年に、有名占い師の細木数子異例の結婚をし、

親族とドロドロの裁判沙汰を繰り広げたという汚名を

残して死んでいった過去があるだけに、

個人的には、どうしても安岡氏に対して、イマイチ全面的に信頼できない

違和感を覚えてまして、ほとんど全くと言ってもいいほど、

今まで氏の著作に触れたことはなかったのです。

(併せて、マヌケな顔(失礼)もどうしても好きになれなかった。)

しかし、その点を大目に見たとしても、

この本の内容は実にいいです。

万巻の古典書に通じた安岡哲学の総決算とも言えるような

傑作です。

●『寸言こそ人を感奮興起させる』。

後書きで、致知出版社社長の藤尾秀昭さんが

安岡氏の言葉を借りて述べられておりますように、

長々しい大著よりも、ほんの短い一言の名言の方が、人間に感動を与え、

行動に変化を及ぼす力があるものです。

この手の名言集好きの方なら必ず満足するであろう、

古今の知識満載の本です。

定価以上の価値がある本ですよ。

●大変売行きも好調のようで、短期間で

順調に版を重ねているようですね。

氏の本は、現代人にはなじみが薄い古典の解説書が多く、

内容も難解のようなので、わかりやすい自己啓発本を

求める現代人には、ちょっと距離があるかと思う。

よって、手っ取り早く、安岡氏の言わんとするエッセンスだけを

吸収したい向きには格好の本だと言えます。

 

 

【著者紹介】

安岡 正篤
明治31年大阪市生まれ。大正11年東京帝国大学法学部政治学科卒業。昭和6年日本農士学校を設立、東洋思想の研究と後進の育成に努める。戦後、昭和24年師友会を設立、政財界のリーダーの啓発・教化に努め、その精神的支柱となる。その教えは人物学を中心として国民の各層に深い感化を及ぼし、国民的教育者として今日なお日本の進むべき方向を示している。58年(1983年)12月死去。

安岡 正泰
昭和6年東京都生まれ。31年早稲田大学第一法学部卒業。同年日本通運(株)に入社。平成元年取締役就任。平成3年常務取締役、5年常務取締役中部支店長、7年退任。日本通運健康保険組合理事長を経て、11年より(財)郷学研修所・安岡正篤記念館理事長。

 

ラベル:安岡正篤
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2006年10月25日

必読本 第157冊目 指導者の条件

必読本 第157冊目

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指導者の条件

松下 幸之助(著)

1,000円(税込み)

PHP研究所

単行本: 226ページ

2006年2月27日 初版

 

●一視同仁、カンを養う、気迫を持つ、謙虚である、公明正大、

出処進退、信賞必罰、天命を知る、方針を示す、理外の理など、

松下電器創立者の松下幸之助が、先人に学びつつ、指導者のあるべき姿102か条を説く。

●この本は、はっきり言いまして、

松下氏隋一の大傑作と言われている

『道をひらく』(PHP研究所)より全然いいですよ!

会社の社長や政治家のみならず、

一人でも部下を持つ中間管理職や、個人で仕事をされている

自営業の方の自己啓発本としても白眉の名著です。

最近の本の中では、特に興奮して一気に読破しました。

それぐらいにおススメです。

●日本と中国の歴史上の人物に材をとり、

指導者とはどのようにあるべきかを、

見開き2ページで1話ごとにわかりやすく解説してくれます。

山あり谷ありの波乱万丈の人生において、

自分を見失わず、リーダーたる務めを確固として

果たすために、常に傍らにおいて、

悩んだり迷ったりした時に紐解きたいような書です。

(例によって、PHPの粋な計らいで、この手の名言集の

装丁は堅牢にできておりますので、

バッグに放り込んでいても、通常の本より傷みにくいのがうれしい。)

必読本 第73冊目にも松下氏の本の書評をさせて

いただいておりますので、併せてどうぞ。

 

 

【著者紹介】

松下 幸之助
1894年11月27日、和歌山県生まれ。1918年、松下電気器具製作所(のちに松下電器産業株式会社)を創立。1946年、PHP研究所創設、PHPの研究と運動を始める。1979年、(財)松下政経塾を設立、理事長兼塾長に就任。1989年、94歳で永眠。

 

松下幸之助 関連ホームページ松下電器より)  http://panasonic.co.jp/cgi-bin/person/index.cgi

 

ラベル:松下幸之助
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2006年10月23日

必読本 第155冊目 森信三 魂の言葉 二度とない人生を生き抜くための365話

必読本 第155冊目

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森信三 魂の言葉 二度とない人生を生き抜くための365話

寺田 一清(編)

PHP研究所

1,155円(税込み)

単行本:218ページ

2005年4月27日 初版






●全国に教育講演行脚を行い、生涯全一学徒として

人生のあらゆる分野に真理探究の光を照射し続けた森信三。

「人生二度なし」等、彼が残した「見方」「考え方」「人生の生き方」に

関する言葉を1年365日の語録としてまとめる。

●ご存知のように、森信三(明治29年〜平成4年)先生は、

教育者・哲学者として地道に活躍され、

「人生二度なし」「両方よいことはない」「世の中正直・天は公平」といった

平易な言葉で自らの思想を語るとともに、「挨拶をすること」

「紙くずを拾うこと」「履物をきちんと揃えること」「腰骨を常に立てること」

といった当たり前のことを励行する大切さを説き続けた国民教育者でした。

●森先生の説かれた教えを実行していくことによって、

目に見えて生まれ変わる学校が数多くあり、教育関係者には

一際人気がある。

のみならず、人を指導する立場にある会社経営者などにも

絶大な人気を誇り、「森教信者」とでも言うべき、熱烈なファンも多い。

●最近、定評のある先哲の名言集を読む機会が

続いておりましたが、その中でも、とりわけ強く推薦したい傑作です。

単なる一自己啓発書ということにとどまらず、

生活、人生で出合うであろう、あらゆることに関してのアドバイスが

網羅されております。(「お寿司の食べ方」なんてのもある。)

ここで収められているアドバイス365個をすべて忠実に実行すれば、

まず間違いなく、社会に出た後、ひとかどの人物になれるはずです。

●戦前あった「修身」という科目がなくされ、

大して役にも立たない「道徳」なんて科目で、

日本の学校教育は子供たちの精神面、人格を教育してきたのですが、

はたしてそれがどれほど役に立ってきたでしょうか。

●イジメ、少年犯罪、引きこもり、ニート、教師の事件など、

毎日のように、教育を取り巻く悲しむべきニュースが報道されております。

又、偏差値は高くとも、マナー、礼儀、倫理観の欠如した

名ばかりのエリートが、あらゆる面で問題視されております。

●現状の学校教育が知識偏重に偏っていて、多くを期待できない以上、

やはり、このような人格を陶冶する名著を

個別的に読んで、人間を磨いていかなくてなりません。

お子さんの教育に関心が強い親御さん、これから就職を控える学生さん、

スポーツ指導者の方などにも是非オススメ致します。




【編者紹介】


寺田 一清
昭和2年、大阪府生まれ。旧制岸和田中学校を卒業。東亜外事専門学校に進むも病気のため中退。以後、家業(呉服商)に従事。昭和40年以来、森信三氏に師事し、著作の編集発行を担当する。社団法人「実践人の家」元常務理事。不尽双書刊行会代表。



ラベル:森信三
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2006年10月22日

必読本 第154冊目 ほんとうの心の力

必読本 第154冊目

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ほんとうの心の力

中村 天風(著)

1,050円(税込み)

PHP研究所

単行本: 269ページ

2006年6月9日 初版 




●天風哲学は、「五輪書」を範とした武士の思想をベースに、

いくつかの思想や宗教をブレンドしたもの。

人生を思い巡らす人のために、中村天風の言葉の中から、

わかりやすく、心に響く言葉を収録する。

●本年、既出の鍵山先生(144冊目参照)や本田宗一郎氏の本などと共に、

千円札一枚(税別)という廉価で発売されたPHPの名言集シリーズの1冊です。

本屋のみならず、コンビニでも置かれているので見かけた方は多いでしょう。

●中村天風のあまたある著作の中で、

特に有名な言葉、極めて重要だと思われるメッセージを

約120話ほど厳選し、いつでも持ち歩けるポケットサイズにした名言集です。

見開き2ページで1話を収録し、読書が苦手な人もとっても

気軽に読める本です。1時間もかからず読破できます。

天風ファンにとっては、自分を律するために

折にふれて読み返し、できれば暗記したいぐらいの充実した内容です。

●天風哲学のエッセンスをコンパクトにまとめた使いやすい良書ですが、

天風氏を全く知らない初心者の方にとっては、

前後の文脈から切り離して、名言だけ抜粋しただけの本なので、

天風が伝えたかった“真意”がつかみづらいものもあるかもしれないですね。

そんな方は、やはり109冊目に紹介済みの基本書などを

読み進んで、天風理論の本当の凄さを学んでいってほしいものです。

●巷間、さまざまな日本人が執筆した成功法則本が

数限りなく発売されておりますが、

結局何だかんだ言っても、その源流は中村天風に行き着くことでしょう。

それぐらいに、日本の成功哲学の歴史に

強力な影響を与え続けた偉人です。

言葉や心の影響力の仕組みをわかりやすく解明した、

「日本最高の哲人」の理論をマスターして、

公私にわたって充実した人生を歩んでいきたいものです。







【著者紹介】


中村 天風
1876年(明治9年)7月30日、東京府豊島郡(現東京都北区王子)で生まれる。本名、中村三郎。1904年(明治37年)、日露戦争の軍事探偵として満州で活躍。帰国後、肺結核を発病したことから人生を深く考え、真理を求めて欧米を遍歴する。その帰路、ヒマラヤの麓でヨガの聖者カリアッパ師の指導を受け、病を克服。帰国後は実業界で活躍するも、1919年(大正8年)、社会的地位、財産を放棄し、「心身統一法」として、真に生きがいのある人生を生きるための実践哲学についての講演活動を始める。同年、「統一哲医学会」を創設。政財界の有力者をはじめ数多くの人々の支持を受け、天風哲学として広く世間に認められるようになる。1968年(昭和43年)12月1日逝去、享年92歳。

天風会ホームページ http://www.tempukai.or.jp/



ラベル:中村天風
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2006年10月12日

必読本 第144冊目 ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる―心を洗い、心を磨く生き方

必読本 第144冊目

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ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる―心を洗い、心を磨く生き方

鍵山 秀三郎(著), 亀井 民治(編集)

¥ 1,050 (税込)

PHP研究所

単行本: 259ページ

2006年7月7日 初版

 

 

●豊かな人生とは、その人の持つ生活感の質と量とによって決まる。

全国に広がる「日本を美しくする会」の相談役が、

よい習慣を身につける法、掃除の5つの功徳、よい縁のつくり方、心の鍛え方など、

「心の磨き方」の要諦を伝授する。

●あらためて詳細な説明が不要な、「掃除哲学の最高権威」鍵山さんの、

最新名言集です。

私のような、鍵山さんの本をほぼすべて収集し、常に愛読している

者からしますと、読むたびごとに涙が滲んでくるような、

深くて暖かい「魂の言葉」ばかりです。

●中村天風著『ほんとうの心の力』(PHP研究所  1,050円(税込み))とともに、

コンビニの本コーナーでよく目にする本ですよね。

両氏とも、日本の自己啓発界の巨人とも言える

超有名な方ですが、共に著作が多いので、

時間、費用などの面で、すべての本を読むことができない方

向けの名言集として使用されるといいかと思います。

●ファンの方は、外出先でも持ち歩けるポケットサイズですので、

常に携帯して、「お守り」代わりに持ち歩いたらいかかでしょうか。

イライラしている時、大切なものを見失いそうになる時、

ページを開いてみれば、必ずあなたを救ってくれる言葉に出合えますよ!

 

【著者紹介】

鍵山 秀三郎
昭和8年、東京生まれ。昭和27年、疎開先の岐阜県立東美濃高校卒業。昭和28年、デトロイト商会入社。昭和36年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9年、社名をイエローハットに変更。平成10年、同社取締役相談役となる。創業以来続けている「掃除」に多くの人が共鳴し、近年は掃除運動が内外に広がっている。「日本を美しくする会」相談役。

日本を美しくする会 ホームページ http://www.souji.jp/

イエローハット ホームページ    http://www.yellowhat.jp/

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ラベル:鍵山秀三郎
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2006年10月09日

必読本 第141冊目 夜と霧 新版

必読本 第141冊目

夜と霧.jpg

夜と霧 新版

ヴィクトール・E・フランクル(著), 池田 香代子(翻訳)

¥ 1,575 (税込)

みすず書房

単行本: 169ページ

2002年10月25日 初版

 

 

●『心理学者、強制収容所を体験する』

飾り気のないこの原題から、世界で600万部も売れた、永遠のロングセラーは生まれた。

“人間とは何か”“生きるとはどういうことなのか”を描いた

静かな魂の書を、新訳・新編集で送る。

●身の毛もよだつような悲惨な収容所の話だからと、読むのを敬遠されている方が

少なくないと思いますが、戦争を糾弾したり悲惨さを訴える自伝というよりも、

むしろ、ビジネス書、自己啓発書的角度から読むと興味深い本です。

極限状態における人間の心理状態、行動傾向を、

同じ立場で観察し続けた精神分析医の貴重な記録とでも言えばよいでしょうか。

●人間というものは、ほんの些細な相違点によって、善人にもなれば、悪魔にもなりうること、

未来に希望が失われると、人間はあっという間に“死滅”してしまうこと、など、

人間の精神の脆弱性を学ぶ上で、格好のテキストと言えます。

●ただユダヤ人だという一点の理由だけで、

強制収容所送りとなった精神科医。

美しい若妻、2人の子供をガス室(もしくは餓死)によって殺されながらも、

そこで行われるナチスの非道な行い、同じ収容所仲間の行動形態を、

疲労や絶望、飢餓、病苦の連続の中、冷静な視点で

観察し続けていった、凄まじき職業魂にも特に拍手を送りたいものです。

我々がもし同じ状況下だったら、このような仕事が果たしてできたでしょうか。

必読本 第134冊目の土井英司氏が挙げる必読の

名著30冊のうちの1冊としても紹介されております。

同じタイトルの、アラン・レネ監督の傑作ドキュメンタリー映画や、

ナチス、ホロコーストを扱った映画、本と併せ、

今一度戦争の無意味さ、生きることの根源的意味について深く考えてみたいものです。

●はからずも、本日、隣国北朝鮮において、

性懲りもなく地下核実験が強行されたという恐ろしいニュースがあった。

憲法9条を保持し、恒久平和を標榜する我が国の隣に、

このような危険思想を持った独裁国家が存在するという

現状に憂慮の念は消えない。

また、世界の至る所において、いまだに不毛な戦争が毎日のように行われ、

大規模なテロの危険も心配されている。

我々が日々謳歌する平和の尊さ、また、戦争の悲惨さ、愚かさを

再考する意味でも、このような人類の遺産とも言うべき名作は、

連綿と読み継がれていかなければならないだろう。

 

【著者紹介】

ヴィクトール・E.・フランクル
1905年ウィーン生まれ。フロイト、アドラーの影響を受け、精神科医となる。第二次大戦下、ナチスによって強制収容所に送られ、妻を始め家族の多くを失う。その後精神療法医として独自の「ロゴセラピー」を展開、ウィーン・ポリテクニック神経科部長、ウィーン大学教授、合衆国国際大学特別教授などを歴任。1997年没。

ラベル:夜と霧
posted by miura at 15:31| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝・一日一話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月02日

必読本 第73冊目  松下幸之助「一日一話」―仕事の知恵・人生の知恵

必読本 第73冊目

DSC06801.JPG


松下幸之助「一日一話」―仕事の知恵・人生の知恵

PHP総合研究所

¥ 720 (税込み)

PHP研究所

文庫: 388ページ

1999年4月 初版



●日本を代表する大経営者、

いわずと知れた松下グループの創始者である、

松下幸之助の真髄をわかりやすく説明した、

一日一話形式の名言集です。

●松下幸之助の多くの著作の中では、

『道をひらく』(同じ出版社)があまりにも有名ですが、

正直、僕はピンとこなくて、表題本の方が、

氏の名言が網羅されているのでおススメだと思います。

松下氏の中であえて一冊となれば、この本を大推薦致します。

●巻末には、内容索引と出展一覧が付属しておりますので、

資料としても、大変便利です。

無数の松下氏の著作をすべて読破するのが難しい多忙な方には、

特に重宝するはずです。

必読本ベスト10 日本人作家篇 の第10位にも

ランキング入りさせていただいております。

併せてご覧いただけましたら幸いです。



松下幸之助 関連ホームページ(松下電器より) 

http://panasonic.co.jp/cgi-bin/person/index.cgi


ラベル:松下幸之助
posted by miura at 19:39| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝・一日一話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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