2011年10月19日

必読本 第1005冊目 死を語り生を思う

必読本 第1005冊目

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死を語り生を思う

五木 寛之

角川書店

¥1,260

単行本(ハードカバー): 161ページ

2011年8月5日 新版

●少年の頃から死に慣れ親しんできた著者。

宗教・文学・芸術・免疫学の第一人者と本気で向かい合い、

人間はどこからきて、どこにいくのかという永遠の問いを真摯に語り合う。

●本当に久しぶりの五木寛之さんの書籍。

1994年にNHKのETVスペシャルで放送された、死をテーマとする、

やや精神世界めいた内容の対談を書籍化したものである。

対談者は、揃いも揃って豪華というか、

小説家の小川洋子さん、画家の横尾忠則さん、

小説家で僧侶でもある瀬戸内寂聴さん、

そして免疫学者の多田富雄さんである。

ファンだった小林正観さんが先日急逝されたこともあって、

人の人生の幕引きである、死や死後の世界を

今一度考えてみたいという思いに駆られ、本書を手にしてみました。

●病院秘書で、人の生死にかかわる医師と常に触れ合う機会の

多かった小川さん、

宗教家として、信者の深い悩みにいつも対応されてきたはずの瀬戸内さん、

病弱ながらも、非常にスピリチュアルな能力に長けている横尾さん、

免疫学の権威として、あくまで医療家の立場から、

人の生命に関する考えを冷静沈着に述べられる多田さん。

こういう生きにくい時代を生きる我々凡人に、

各界最高峰の立場から、生きるとは何か?

人間は輪廻転生するのだろうか?

死後の世界はあるのか?など、

誰もが興味ある深いテーマに関して、様々な示唆を与えてくれます。

五木さんも、ご高齢にもかかわらず、対論者に負けないぐらいの

非常に鋭い意見を随所に述べられていて、やはりさすがだと思わされます。

●個人的に学ぶ点の多かったのが、

何冊かその著書を読んだこともある、横尾さんと瀬戸内さんのお話だった。

横尾さんは、小林正観さんに通じるような、精神世界の深い部分のお話を

非常にユニークな視点で語られておられる。

やはり、横尾さんは、相当にスピリチュアルな能力が高いようである。

不思議系好きには特に面白く読める部分だろう。

死を深刻なものと捉えず、いつものようなあっけらかんとした感じで、

五木さんとやり合う瀬戸内さんのお話にも、

とても元気づけられます。

●対談本だけに、口語体ですこぶる読みやすいのも

長所ですね。

全5回分の対談が収められておりますが、

内容的にも、一般の人が理解できるように、

専門用語などを極力使わず、非常に平易なものとなっております。

近親者や友人の死に落ち込んでおられる方、

死に不安を感じている方などには、

非常に参考になるはずです。

 

 【マストポイント】 

@小川洋子「実は、子供の産声は非常に悲しみに満ちているんですね。

私、子供を産みましたときに、

子供が生まれてすぐ泣くのは、これから自分に与えられる苦しみを

悲しんで泣くのだとよくいわれますが、私もそう感じました。

生まれるということは喜びばかりではない。

すでに死を含んだ生をここに自分は授けられている。

生命の誕生は決して死と無縁ではない、

人間が宿命的に背負わされている、死にまつわる、せつなさのようなものを、

赤ん坊の産声は表現しているな、と思いました」

A五木「死というのは決してものごとの終わりではなくて、

やっぱりわれわれにとって未知の、すごく新しい体験への旅立ちというふうに考えたいということです。

そうすると、どきどきしながら死を待てますからね」

横尾忠則「むこうの世界から見れば、死は誕生でしょう。

地上からぴょーんっとあがってくるから誕生だし、

逆に、むこうの世界から転生して地上に生を受けるのは、

もしかしたら死かもしれないですよ。

だから実体をどちらにおくかで考えが割れますね」

B瀬戸内寂聴「このごろ、死ぬことがちっとも怖くない。

法話に来る人にもいいますよ。

皆さんね、私たち全部、平等の運命はみんなここにいる人たちが

死ぬことよ、って。

ひとりも残らないんだからいいじゃないの。

みんなで渡れば三途の川も怖くないわよっていうんですよ」

(以上本文より。一部改変) 

 

【著者略歴】

五木 寛之
1932年、福岡県に生まれる。47年、朝鮮より引揚げ。早稲田大学文学部露文科中退。66年、『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞受賞。『青春の門筑豊篇』で吉川英治文学賞をうける。第一エッセイ集『風に吹かれて』は刊行40年をへて、現在総部数約460万部に達するロングセラーとなっている。ニューヨークで発売された、英文版『TARIKI』は大きな反響を呼び、2001年度「Book of the YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた。



ラベル:五木寛之
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2011年07月13日

必読本 第996冊目 愛すること、生きること 全訳『愛と心理療法』

必読本 第996冊目

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愛すること、生きること 全訳『愛と心理療法』

M・スコット・ペック(著), 氏原 寛(翻訳), 矢野 隆子(翻訳)

¥1,890

創元社

単行本: 352ページ

2010年9月10日 初版



●精神的成長という“往く人の少ない道”(本書の原題)をいかに歩むか…

「ニューヨークタイムズ」ベストセラーリストに13年連続ランクインした古典的名著、

待望の完訳版。

●世界の名だたる自己啓発本のエッセンスを紹介することで人気のあるこの本(→こちら)の中で

紹介されていて興味を持ち、図書館で借りて読んだ本。

精神分析療法が活発なアメリカでは大変評判になった本のようで、

相当長い間ベストセラーリスト入りしていたという、この分野を代表する名著。

●内容的には、著者が治療を行った患者との臨床場面での興味深いエピソードを

数多く紹介しながら、

各種の精神疾患、ストレス、人生の辛さを克服するにはいかにすればよいのか、

とりわけ、昔から各種の本でその重要性が言われ続けている「愛」というものが、

なぜ人を癒す力を内包しているのか、人の精神的成長を促す力を持つのかを、

医学者らしい論理だった筆致で解説してくれる本です。

●アマゾンのレビューでは、一部読みづらいという意見もあったようだが、

私はそれほどチンプンカンプンな本だとは思わなかった。

第1部の「訓練」などは、うつ病などの治療現場を例示しながら、

人生で起こる苦労や困難から逃げずに、いかにしてたくましく生きていけばよいのかを、

非常にわかりやすく解説してくれている。

終始一貫して、精神医学的視点から書かれているので、

一般の自己啓発本のイメージとはかけ離れている本だが、

この第1部はそういうオールマイティな読み方ができる部分で、非常に参考になった。

●続く第2部は本書のメインテーマである「愛」の概念を考察した部分。

本書全体を貫く重要な章で、特に精読したい。

第3部と第4部は、宗教やスピリチュアル現象を織り交ぜながら

解説してくれる章だが、キリスト教になじみがない人や、

セレンディピティなど、精神現象にまつわる解説にややまとまりを欠き、

ちょっとしんどい部分かもしれない。

特に最終章は、今回の完訳版で初めて掲載された内容とのことで、

結局、結論は何なのだ?というぐらい冗長な文章がラストまで続き、

じれったささえ感じた。

同様な感想を覚えたら、飛ばし読みでいいかと思う。

●後半部分はやや話に飛躍があったり、専門的すぎる内容であることもあり、

ちょっとしんどさを覚えるかもしれないが、

心の悩みに一人苦しんでいる人や、誰にも言えない性的な問題を抱えている人

(特にその症例が数多く掲載されている)などには、

得るところが大きい本だと思う。

昨年に発売されたばかりで、あまり注目度が高くないような気がするが、

精神科、心理療法の門を叩くことに躊躇しているような方には、

是非とも手に取っていただきたい。

今までの苦しみが一気に晴れるような、

キラリと輝くメッセージをそこここに見出せるはずである。


【マストポイント】

@「誠実であればあれるほど、誠実であり続けることはたやすくなる。

それは、嘘をつくほど嘘を重ねなければならないのと同じである。

真実に忠実な人は、その率直さによって堂々と生きている。

隠し立てなく生きる勇気をふるうことで、

彼らはおそれとは無縁である」

A「心理治療によって治るためには、

今まで与えられなかった純粋の愛の、少なくともいくらかが

治療者によって与えられなければならない。

治療者が患者を純粋に愛することがなければ、

純粋の治療は起こらない。

どんなに信用のある、訓練を積んだ治療者でも、

愛を通して患者にまで自分自身を広げることができなければ、

その治療は概して思わしくない。

逆に、信用もなく、訓練もほとんど受けていない素人の治療者でも、

愛する能力を働かすことで、もっとも優れた精神科医に

匹敵するほどの治療結果を達成することがある」

B「誰もが愛されたいと望んでいる。

しかしまず愛すべき存在にならねばならない。

愛されるように用意しなければならない。

自ら愛すべき訓練された人間にならなければならない。

愛されることを求めれば―愛されることを期待すれば―それは叶えられない。

依存し、しがみつき純粋に愛することをしなくなるからである。

しかし、報酬を求めるそもそもの気持ちなしに、

自他を育めば、われわれは愛すべき存在となり、

求めてもいなかった愛されるむくいがわれわれを見出すのである。

それは人間の愛について言えることである。

神の愛についても同じである」

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

スコット・M・ペック
ハーバード大学卒業。ケース・ウェスタン・リザーブ大学で医学博士号を取得。ヴェトナム戦争当時の米軍に精神科医として9年間勤務した後、コネチカット州で心理療法家、精神科医として活動。1978年、The Road Less Traveledを発表後、コミュニティと世界の平和・理解を促進するための非営利団体“コミュニティ・エンカレッジメント財団”を設立し、全米各地で講演、ワークショップを行うかたわら、文筆活動を続けた。2005年没。



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2011年06月08日

必読本 第984冊目 ライフ・ヒーリング

必読本 第984冊目

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ライフ・ヒーリング

ルイーズ・L. ヘイ 中西 珠佳江

たま出版; 〔新装版〕版

¥ 1,470

単行本: 342ページ

1993年11月15日 初版

●米国でニュー・エイジ・ムーブメントの代表的活動家として有名な著者は、

「もしあなたがメンタルワーク(精神力の活用)を行使できるなら、

きっと健康と幸福を実現できる」という信念を持っている。

メンタル・ワークで万病を癒すクリエイティブキーワード。

●先日ご紹介した本(必読本 第976冊目参照)の著者を代表する傑作。

のみならず、あまたある世界の自己啓発本のなかでも、

指折りの名著50冊の中の1冊に選定されているという誉れ高い本(こちらから)。

現在絶版のため、アマゾン、ヤフオクでは非常に高価で取引きされている。

ブックオフでもまずお目にかかれない希少な品だが、

先日運よく安価で入手できた。

●やや直訳的というか、拙劣な翻訳であることに少々失望させられるが、

そんなことがあまり気にならないほどに、

やはり内容は期待に違わぬレベルの高さで、先へ先へと読書欲をそそる。

●この本で主張されている理論を一言でまとめるのは難しいのだが、

あえて自分なりに要約してみると、

「我々が社会的に成功できなかったり、健康を享受できないのは、

『思考のパターン』が間違っているからであり、

それを是正することによって、現実の世界、自分に起こる事態を

変革することが可能である」ということにでもなるかと思う。

我々が幸福感を感じられないのは、子供のころに焼き付けられた

間違った「思い込み」に固く縛られているからで、

それを解き放ち、なりたい自分、得たい物などを強烈に「信じ」込めば、

必ず現実にそれを得られる、などという記述も、大いなる希望になる。

●自分を変えるための具体的な方法として挙げられているのが、

いわゆる口ぐせの言葉、アファーメーションの言葉であり、

本書でも極めて多くの数の言葉が紹介されている

(例えば、「自分を受け入れます」という言葉を、

一か月毎日300回〜400回唱える、など)。

また、なぜその言葉を唱えることが「思考のパターン」を変えることに結びつくのかを、

論理的にわかりやすく解説してくれている点も、

類書ではなかなか見かけない部分で、本書に説得力を持たせている。

●他にも、人を許すこと、鏡を使う技法、愛の大切さ、

食事のポイントなどなど、単なる口ぐせ本に終わることなく、

成功法則のメソッドがバランスよく詰め込まれている。

各章末に、その章の内容を象徴的にまとめた著者の自作詩が

掲載されているのだが、これを朗読するのも大いに効果がありそうだ。

 ●本書の後半部分には、本書を全世界的なスーパーベストセラーに

押し上げた主因である、様々な病気の発生要因と、

そしてそれを改善させるための新しい思考パターンと口ぐせの言葉が、

多くの紙数を取って列挙されている。

ある意味、おまけ的な扱いになるかもしれないが、

自己啓発的なメイン部分よりもある意味重宝がられる、医学百科的な使い方ができる内容で、

慢性病、難病などに悩まれている方などは、このためだけでも、高額な書籍代を払う価値はあるだろう。

「病気」に対して、今までと違った視点、示唆を確実に与えてくれる。

●著者の半生を記した最終章は、

レイプ、虐待、私生児の出産と別れ、離婚、ガン闘病など、

よくぞこれほどまでの過酷な人生から、成功哲学指導者までのし上がったものだと

感嘆しないではいられないもので、

そこらへんの有名人の自伝よりも、よっぽど心を打つ。

今、絶望状態の人ならば、自分の悩みがちっぽけに思えてくるだろう。

●本書は、2004年にPHPからも

違ったタイトルで再発売されているが、原著は同じである。

PHPの方が翻訳はやや洗練されているようなので、

後は好みの問題だろう。

どっちを選んでもそう効果に大差はないと思う。

心ある出版社からの復刊にも期待したい。

本書は、必読本1000冊目突破記念で紹介するために、

取っておきたかったような掛け値のない傑作です。

 

 【マストポイント】

@「過去を解き放ち、人に対して自分自身に対して寛大にならなければなりません。

自分のことも他人のことも快く許すことが心を清める第一歩です。

私たちが本当に「ありのままの自分」を認め、慈しみを受け入れたならば、

何もかもうまくいきます。

小さな奇跡がいたる所で起こるかのようです。

私にとって自分を愛するとは、何に対しても批判しないことを意味します。

批判とは、変わろうとする私たち自身を封じ込めて鍵をかけてしまうことです。

理解すること、自分に優しく接することであらゆることがうまくいきます。

努力などしなくてもそうなるのです」

A「たいていの人は、雨降りの朝に目を覚ますと、

「あーあ、うっとうしい日だなあ」と言いますが、あなたもその一人ですか。

でもうっとうしい日ではないのです。

しっかりとレインコートを着て気分を一新させれば、雨降りも楽しくなります。

雨降りをうっとうしいと心底信じていると、雨が降れば気分が沈むでしょう。

その時の出来事に身を任せられず、一日中争い事が絶えないでしょう。

「好」天気も「悪」天気もないのです。

ただあるのは、天気と天気に左右される私たち自身です」

B「<私の人生観の要点>

自分の経験には100%責任を負う。

考えることは未来を創造すること。

いつもこの瞬間に力を発揮できる。

誰にでも自己嫌悪や罪悪感はある。

心の奥底では、誰でも『自分はできがよくない』と思っている。

それは一つの考えにすぎない。そして考え方は変えられる。

恨み、批判、罪悪感が最も有害なパターン。

恨まなくなれば、ガンさえも治る。

心から自分を愛したときに、なにもかもうまくいく。

過去を解き放ち、人を許せるようでなくてはならない。

自分の愛し方を学ぶ気持ちにならなければならない。

自分自身を認め、受け入れることが、前向きに変わる鍵。

いわゆる『病気』は自分自身が造り出している

(本書冒頭に記されている言葉)」

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

ルイーズ・L.ヘイ
1925年貧しい家庭に生まれ、虐待を受けて育つ。高校を中退するも、成人してからはファッションモデルとして活躍。結婚し幸福な生活が続くと思われたが、14年後夫の浮気で離婚。その後、子宮頚ガンとなる。しかし、ガンは子供のころからの恨みや怒りを持ち続けていることが原因だと確信し、その恨みや怒りを手放し、自然療法による健康回復に全力を尽くすことで、ガンを克服した。1984年には出版社ヘイ・ハウスを創設。

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2011年06月02日

必読本 第980冊目 小林正観さんの「奇跡のセイカン」―生まれてきた本当の意味がわかる本

必読本 第980冊目

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小林正観さんの「奇跡のセイカン」―生まれてきた本当の意味がわかる本

西本 真司

マキノ出版

¥ 1,400

単行本: 140ページ

2011年1月15日 初版

 

●ホリスティックな医療を実践している現役医師が、

旅行作家のかたわら潜在能力や超常現象などの研究を続けている

小林正観にまつわる出来事を軸に、不思議な体験の数々を紹介する。

●ファンならば既に御存じでしょうが、数年前、

あの小林正観さんは、瀕死の大病により入院治療を余儀なくされ、

講演など、一切の公的活動を休止するという事態に陥ったことがありました。

その時に、いち早く正観さんの異変を見抜き、

治療を渋る本人を説得して、一命を救ったのが本著者である。

本書は、正観さんの治療を担当したときの模様が核になる部分で、

他にも、著者本人が実際に体験した、

守護霊、輪廻転生、幽体離脱などの不思議現象の数々を紹介しながら、

人間の生きる意味、幸せになるための心構えなどを説いてくれる内容となっております。

●自分の大学合格祈願のために神社に向かおうとしていた祖母をひき逃げ事故で

失うという悲劇を学生時分に味わうのだが、

直後から、 その祖母が守護霊のように背後に現れたり、

夢でお告げを授けてくれたりなどの超常現象を経験する。

念願叶い、医学部へ見事入学し、医師になることができるのだが、

激務が祟り、潰瘍性大腸炎という難病に侵され、闘病生活を強いられる。

が、これもまた、様々なスピリチュアルな体験や、

独特の代替療法が奏功し、奇跡的に治癒を果たす。

●次から次へと紹介される、本人にまつわる超不思議な現象にも当然驚かされますが、

他にも、正観さんの本を好んで読まれている方ならばお馴染みの、

足立育郎、中川雅仁、関英男、飯田史彦、

越智啓子さんなどの不可思議なエピソードが沢山紹介されております。

前世、守護霊、言霊、幽体離脱、宇宙人、代替医療などを

考える上で非常に示唆的な本です。

後半には、正観さんの本でこれもお馴染みの、

名前のアナグラムと、誕生日による相性診断がおまけ的に紹介されております。

余興的にやってみると面白いでしょう。

●極めて薄い本で、一息に読破できますが、

読後は、人生や病気のことなど、シミジミと考えさせられる本です。

普段、健康や幸せについて積極的に語ることが多かった正観さん自身が、

先日逝去された俳優の児玉清さんのように、体調不良を自覚していても

あえて病院に診てもらうことを拒否する医者嫌いの姿勢を通すのだが、

それが実は、自分は61歳で天国に召されるということをかなり昔に

「情報」として知らされていて、その時期がまさに眼前に訪れ、

その運命に素直に従っていたからこその行動であったという事実には、

やはり、ファンとして、大きな衝撃を受けます。

●著者をはじめとする周囲の仲間の粘り強い説得に応じ、

最後には、その運命を覆すことを承諾し、

人工透析さえも含む現代医療を受けて、生き長らえることを

選択する正観さん。

高度な超能力を保持する人は、

やはり、自分の寿命が事前にわかっているのだ、

そして、有名なスピリチュアリストほど、その寿命が意外に短く、

あっけないぐらいの短命で亡くなってしまうのでは・・・などと、

色々と考えてしまう本でした。

とにかく、正観さんには、もっと長生きしていただきたいと祈念すると共に、

今回の件で感じた心境も是非著書で詳述してほしいものです。

 

 【マストポイント】

@「『笑い』は、神道でいう『祓(はら)い』(災厄などを心身から取り除くこと)に通じます。

私が潰瘍性大腸炎という難病にかかり、

気候の合宿に参加し始めたころ、

中川雅仁先生も「病気はただ笑っていればいいんだよ」と

おっしゃっていました 」

A「出会った人の生きざまや、その人との間に起こった出来事から、

何かを学ぼうとする姿勢を常に持ってください。

加えて、意識とは関係なくこみ上げる感情、その場所、

その人から受ける感覚を敏感にキャッチすることも、

魂からのメッセージを逃さないコツだと思います。

そのためには、アンテナを張って感受性を豊かに

しておくことが大切です」

B「魂が伝えようとしているメッセージに気づくと、

病気になったことにも意味があることがわかり、

「病気=不幸」というイメージが変わっていきます。

私のように自分の役割に気づくために病気になる場合もあれば、

痛みや苦しみを味わうことで成長しようと、

病気になる人生を選んで生まれてきている場合もあるでしょう。

もしかすると、この世での役割を果たすうえで、

重要な人物に出会うために病気になる必要があったのかもしれません。

そう考えると、痛みや苦しみもすべて魂がめざす目標へと

つながっていることがわかります」

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

西本 真司
1961年、和歌山県生まれ。近畿大学医学部卒業。熊本大学医学部附属病院麻酔科、熊本赤十字病院麻酔科、山鹿市立病院をへて、1996年、西本第2クリニックを開業。2006年、西本クリニックと西本第2クリニックを統合し、西本クリニック院長に就任。自らの潰瘍性大腸炎の闘病体験をいかしたホリスティックな医療を実践する。西洋医学的な治療としては、ペインクリニックの技術をいかして星状神経節ブロック、硬膜外ブロックを行い、交感神経過緊張症状の改善に努める。

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2011年05月03日

必読本 第975冊目 仏の発見

必読本 第975冊目

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仏の発見

五木 寛之(著), 梅原 猛(著)

平凡社

¥ 1,470

単行本: 256ページ

2010年2月25日 初版

 

●ブッダとは誰なのか。仏教の救いとはなんなのか。

親鸞の眼を通して肉薄する作家と、仏教史の常識を覆す知の巨人とが、

仏教思想の秘密を語り合い、悪の時代を生き抜くための7つのヒントを提示する。

●平凡社から好評発売中の五木寛之さんの「発見」シリーズ最新刊。

今年2011年2月に発売された。

学者梅原猛さんとの仏教にまつわる対談集です。 

しかし、改めて感心させられることだが、

五木寛之さんは、売れる小説を書く物書きとしても超一流、

売れる企画を次々と立ち上げるプロデューサーとしても超一流だということです。

出版社側からは非常に重宝されるタイプの稀有な作家さんでしょう。

●それぞれお二人の代表書、『地獄の思想』、『ヤマトタケル』、

『青春の門』、『蓮如』、『親鸞』などの

著作を著した経緯、創作上の秘密などを随所に挟みながら、

仏教思想とはそもそも何なのか、何のために存在するのか、

人が仏になるとはいかなることなのかなど、

誰もが感じる仏教にまつわる素朴な疑問を、

門外漢にもわかりやすいような平易な言葉で語り尽くしてくれます。

文壇、学会で注目されるようになった若かりし頃の日々を振り返ったり、

なかなか人に語ることが憚られるような生誕の秘密を語ったりなど、

お二人のファンには非常に楽しめるような内容が盛り沢山です。

●それぞれ、80,90近いご高齢で、学会、文壇の大家にも関わらず、

パワースポット、仏像ガールなどのトレンディな話題にも

通暁しているなど、老いを全く感じさせないお二人の好奇心、

情報感度の高さにも驚かされます

(作家の中には、変に難しい言葉をもったいぶって使う方が

よくいますが、いつもわかりやすい現代的な言葉を使う五木さんは、

個人的に非常に好感が持てる)。

●2人が直接に交流のあった、

川端康成、三島由紀夫、水木しげる、美空ひばりなどの

一般には知られていない秘話がわんさか紹介されているのも

読みどころのひとつ。

各人の意外な素顔に驚かされる読者は多いはず。

特にノーベル賞まで受賞した国民的作家川端が、

実はどうしようもない女好き、変態癖の持ち主

(今ならば確実にセクハラで逮捕されるぐらいに、

手の付けられないお触り魔だったらしい。

加賀まり子、NHKの女子アナもやられたと、本文で記されている)で、

恐ろしい心の闇を抱えた「魔界」の人だと語った個所は、

個人的に特に興味を惹かれた。

●対談集ということもあり、口語体で非常に読みやすく、

私は二日あまりで一気に読破してしまった。

震災、原発事故、大不景気、ビン・ラディン暗殺と、

日々混沌とした日々が続いております。

今一度、仏教の存在意義を考え直したい方におススメの本です。

 

 【マストポイント】

@「梅原『45年間、仏教を勉強してきましたよ。

最近になって、ようやく少しだけ、

仏教とは何ぞや、ということがわかりかけてきた。

仏教とは要するに、「仏になる」ということなんやな』

五木『なるほど、仏になるですか。

宗教学者の蒲田東ニさんは「神は在るもの、仏は成るもの」と言っています』」

A「五木『蓮如は、ものすごくわかりやすいことばで、いろいろ言った人です。

たとえば「人は慣れると、手ですべきことを足でするようになる」なんていうのは、

蓮如の言葉ですよね。

これは難しいことでも何でもない。

私なんかも冷蔵庫を足で閉めるたびに、あ、蓮如さんに叱られるって、

こう思ったりします(笑)』」

B「梅原『仏教の思想の根底に、

世界は苦であるがその苦の原因は、人間の欲望にある、という考えがある。

この欲望を完全にコントロールするのが仏です。

私は現在、日本人で欲望のコントロールを完全に実行しているのは、

イチローではないかと思います。

マリナーズのイチロー選手は、仏に近いといっても、

お釈迦さんは反対しないと思います』」 

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

五木 寛之
1932年、福岡県生まれ。両親と共に朝鮮半島へ渡り、小学校時代をソウルですごす。中学1年の時ピョンヤンで敗戦を迎え難民生活ののち、38度線をこえて南へ脱出、福岡へ引き揚げる。1952年、早稲田大学に入学するも学資が続かず中退。ルポライター、放送作家、編集者など多くの職業を経て、66年、小説現代新人賞、67年に直木賞を受け、衝撃的なデビューをはたす。その後ジャンルをこえた文芸活動で圧倒的な支持を集め、吉川英治文学賞を受賞した長編『青春の門』は、総発行部数が2200万部をこえるロングセラー。

梅原 猛
1925(大正14)年、宮城県仙台市に生まれる。生後1年9ヶ月で伯父夫婦に引き取られ養子となり、愛知県知多郡で育つ。私立東海中学、旧制八校(現・名古屋大学)を経て1945年京都帝大の哲学科に入学する。入学直後に徴兵されるが、敗戦によって9月に復学、48年に新制京都大学を卒業し大学院に進む。1967年、中公新書から『地獄の思想』を刊行しベストセラーとなる。その後、文芸誌などを舞台に古代史研究の評論連載を開始する。1972年『隠された十字架』を刊行、毎日出版文化賞を受賞する。

ラベル:五木寛之 梅原猛
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2011年04月30日

必読本 第974冊目 美しいお経

必読本 第974冊目

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美しいお経

瀬戸内寂聴(著)

嶋中書店

¥1,000

単行本: 189ページ

2005年10月5日 初版

 

●疲れた時、淋しい時、心に屈託を抱えている時、そっと開いてみて下さい。

寂聴尼、待望の書き下ろし。

功徳のあるお経の話。

●御無沙汰しております。

ゴールデンウィーク中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ブログのアップにやや間隔が空いてしまいましたことをお詫び申し上げます。 

●今回は、最近、大物女優、男優の突然の悲劇的な死去、

又、例によって、東北大地震での大切な人との離別など、

人の生死にかかわるニュースを頻繁に耳にすることが多く、

何か命のはかなさ、諸行無常を感ずることがよくあったので、

瀬戸内さんの仏教関係の本を紹介したいと思います。 

●内容的には、仏教の経典の中で有名な文句や、

名僧の言葉、合計70あまりをはじめに

掲載し、その現代語訳と、瀬戸内さんの解説、感想をつけるという

配置の、仏教関係の名言集とでも言える趣の本である。

タイトルに「お経」とあるので、

何か年寄り臭い本かと思ってしまいがちですが、

寺山修司、井伏鱒二、宮沢賢治など、

一見あまり仏教とは縁がないような作家、詩人などの味わい深い言葉も

同時に収録されており、肩がこらずに読み進めていくことができます。

●本書で瀬戸内さんが仰られているように、

本というものは、ただ黙読するのみならず、

実際に声に出して念仏のように音読してみると、

ざわついた心が静かに落ち着いたり、

いわゆる言霊の法則で目に見えない不思議な功徳があったりすることがあるものです。

本書には、意味不明だが、

霊験あらたかなマンダラの言葉も沢山掲載されております。

ご興味ある方は是非手にとって、毎日唱えてみて下さい。(ちなみに、カラフルなカバーデザインは知遇の深い横尾忠則さんが担当されました)

 

 【マストポイント】

@「仏心は慈と悲なり

大慈は即(すなわ)ち楽を与え

大悲は即ち苦を抜く(空海)

(仏のみ心は慈と悲です。

仏の大いなる慈しみは人々に楽しみを与え、

仏の深い悲(あわ)れみは人々の苦しみを抜き去ってくださいます)」

A「気は長くつとめはかたく色うすく、

食細うして心ひろかれ(天海僧正)

(短気は短命のもと、気は長くしてゆったりした心を持ち、

自分の仕事はなまけずしっかり勤め、

性欲はほどほどに、大食しないようにして、

心は常に広く持ち、何かにつけかっかと怒らないようにせよ)」

B「耐え忍ぶことこそ 最上の行

苦しさに耐え忍ぶこそ

この上なき涅槃なり(『法句集』184番)」 

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

 瀬戸内寂聴
1922年、徳島市生れ。1943年、東京女子大学卒業。1957年「女子大生・曲愛玲」を発表して以来、『田村俊子』『かの子撩乱』『青鞜』『美は乱調にあり』など伝記小説を多数執筆。1963年、『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年、平泉中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。1987年~2005年、岩手県天台寺住職を務める。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞。1998年、現代語訳『源氏物語』(全10巻)を完成。2001年、『場所』で野間文芸賞を受賞。『瀬戸内寂聴全集』(全20巻)刊行。2002年、『釈迦』刊行。2006年、イタリアノニーノ賞、文化勲章受賞。2007年、世阿弥を描いた『秘花』がベストセラーに。

ラベル:瀬戸内寂聴
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2010年10月05日

必読本 第925冊目 すべては宇宙の采配

必読本 第925冊目

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すべては宇宙の采配

木村 秋則 (著)

¥1,500

東邦出版

単行本:198ページ

2009年8月8日 初版



●神秘体験を通じて高位の精神世界へ。

高い精神的境地に達していく著者の魂の変遷。

宇宙的・霊的な話ばかりではなく、極めて人間的な泣けるエピソードも満載。

●NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演や、その関連で出版された

大ベストセラー『奇跡のリンゴ』(必読本 第875冊目参照)で一気に有名になった

無農薬・無肥料栽培農家、木村秋則さんの、昨年夏に発売された一風変わった書物。

実は、昨年、出版直後に図書館から借りてきていたのだが、

忙しさにかまけて読まずに返却してしまった。

今月、都内で著者の講演会があり、私自身参加するつもりなので、

予備学習的に是非読んでおいた方が良いと思い立ち、

再度借りて本日一気に読んでみました。

しかし、木村さん関連の本は、ここ数年の間に大量に出版されているようですね。

人気の高さを物語っております。

●前記したように、本書は、リンゴを無農薬・無肥料で栽培する意義や経緯を記したものというよりは、

木村さん周辺に起こり続けたスピリチュアルな、オカルト的な話を集めたものである。

とにかく、冒頭から、木村さんに寄り添ってきた守護霊(人魂?)の話から始まり、

時間がストップし、道端に突如龍神が現れた話(前もこのブログのどこかで書いたことがあるが、

龍の神様というものは、出る人の所には本当に出るらしい。

その皮膚や顔立ちのリアル感たるや、見た人にしかわからないぐらいに凄まじいものらしい)、

UFOや宇宙人との遭遇体験、霊地青森独特の占い儀式、

運送業のバイト時代に幽霊を乗せて運転した話、幽体離脱後の臨死体験など、

奇妙奇天烈な話のオンパレード。

小林正観さん好きの読者ならば、喜びそうな体験談がわんさか出てくる。

●しかし、本書で個人的にとりわけ興味をそそられたのは、木村さんが宇宙人?に遭い、

地球の滅亡時刻を告げられ、それが意外に遠くない未来であることを知ったエピソードである。

昨晩、テレ東京系『やりすぎコージー』で、古代マヤ文明は地球滅亡年を2012年であると予言し、

その信憑性を面白おかしく芸人が紹介するというコーナーがあり、

それをたまたま見ていたものだから、尚更、興味をそそられた。

木村さん曰く、宇宙人に、その正確な年を口外することを固く禁止されたらしく、

奥さんにも話していないとのこと。そして、木村さんが休日をほとんど取らず、

日夜日本のみならず世界中を飛び回っているのは、

「時間がない」という切迫感を常に持っているからだととも告白されている。

エピローグで、謎の美女から、木村さん自身が気づいていない「使命」を告げられる場面と共に、

非常にインパクトのあるお話であった

(しかし、ここ1,2年の短い間に日本や世界で起こった様々な事件や出来事を概観してみると、

今や地球は、今までとは比べ物にならないようなスピード感で、

終末期に向かっていると考えても全く不思議ではない気がする。

私も、自堕落な生活などしているヒマなどない、時間は有限であるという危機感を

持たなくてはならないと自省した次第であった…)。

●他にも、耳を疑ってしまうような不思議系の話がわんさか紹介されている。

別に自慢するわけでもないが、私も小学生のころ、夏のプールの授業中、

UFO(良く言われる、銀色の円盤型)を一度だけ見たことがあるから、

木村さんの話は真実だと思ってしまうのだが(本人だけではなく、

家族などが同時に見ていることからも本書のエピソードのほとんどは信じざるを得ない)、

本書を読むと、つくづく、

大きなミッションを神さまから与えられた人というものは、

自殺しようとしてもその場で逆に最高のプレゼントを授けられて奇跡的に復活するし、

大事故で即死してもおかしくない場面でも奇跡的に命が救われるし、

餓死寸前、一家心中も仕方あるまいという危急の時でも、誰かしら助け船を出してくれる。

何か見えないもの、大いなる守護霊から守られているとか言い様がない。

●では、なぜ、こんな不可思議な現象が頻繁に起こり、

超常的な存在から守護されているのかと考えてみますと、

木村さんの、素直で、思いやりがあり、打算性がない人柄に起因しているからだと思う。

畑の昆虫も我が子同然に愛で、

罠にかかったタヌキやネズミも殺さずに逃がしてやる動物愛があるし、

そもそもリンゴの無農薬、無肥料栽培だって、

一発儲けてやろうという山師的な発想から始めたことではなく、

奥様が農薬被害で散々な目に遭い、それを救いたいという思いやり、優しさからであった。 

アポなしで突然リンゴ畑を見学に来る団体客にも鷹揚に対応し、

まさに邪念や私心がないとしか言い様がないお人柄なのであろう。

よく、占い師や霊能力者で、最初は人助けのつもりが、徐々に金儲けに走り、

最後には自滅してしまうというケースを見ますけれども、

木村さんはその対極に位置するお方なのでしょう。

●信念をやり通せば必ず成就する、言霊はやはり大事で、

人間や動物や、心を持たないと思われる車などの機械類にさえ、

常に優しい、温かい心で話しかける気持ちが大事など、

多くのメッセージが詰まった本です。

全く勉強不足で、最近は木村さんの本などとんと御無沙汰でしたが、

これからは手に入る限り読みたいと思います。



【マストポイント】

@「言葉や思いはだれにでも、たとえ相手が動物や植物でも、伝わるものだと思います。

これは絶対にそうだといい切れます。

キュウリのヒゲは指を差し出すと、子供とか無垢な人には向こうから絡んできます。

巻きつけてこないときは、優しく撫でてあげると、しーっと絡んでくれることもあります。

わたしは絡んでもらえますが、だれでも知っている大きな宗教系の方々が試したときは、

お弟子さんたちは全員絡んでもらえたのだけれども、

一番偉いトップの方には絡んでもらえませんでした

(又、他の箇所では、ベテラン職工がミスばかりするのを、

普段使用する道具に愛着を全く持ってないせいだからと著者が見抜き、

それを指摘してから後、人が変ったようにミスが激減するというエピソードも紹介されている)」

A「(末期癌で、医者にも見放されてしまった知り合いが)

「もう一年も、もたないくらいにダメだ…」と諦めていました。

しかし、私は「ダメだと思ったら負けなんだ」と諭しました。

そして、言葉療法を提案したのです。

治療をして排除しようとするから、癌はしゃかりきになって進行するのかもしれません。

自分の癌に向かって、「俺のからだが完全にダメになったら、お前たち癌細胞も生きていけないんだよ」と

よく言い聞かせてみればいいのではないかと思ったのです。

ヘタな化学療法を行うより、手術ができないほど進行してしまったなら、

「共生してさぁ、末永く共に生きていこうよ」と仲良くなったほうがいいに違いないと思ったのです。

彼は癌に毎日のように話しかけ、すごく元気になりました。

余命1年と宣告された直後は死人のように生気がなかったのですが、

見た目にも元気を取り戻し、3年経ったいまもまだピンピンしています」

B「『食の大切さ』は少しずつ見直されてきますが、もっと真剣に取り組む問題だと思うのです。

食べ物は、人間のからだだけではなく、心も作っているのです。

いま、日本はとても殺伐としています。

いつからか、「ありがとう」「すいません」が自然にいえない社会になってしまいました。

たとえいっても上辺ばかりで、薄ら寒い世の中です。

心が荒んでいるのは、食べているものが荒んでいるから…そう思うのです。

農家や畜産家には作る責任とモラルを持ってもらいたいですし、

食べる人には、食の大切さについて本気で知ってもらいたいと思うのです」

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

木村 秋則
農家。1949年、青森県中津軽郡岩木町生まれ。弘前実業高校卒。川崎市のメーカーに集団就職するが、一年半で退職。71年故郷に戻り、リンゴ栽培を中心とした農業に従事。農薬で家族が健康を害したことをきっかけに78年頃から無農薬・無肥料栽培を模索。十年近く収穫ゼロになるなど苦難の道を歩みながら、ついに完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功する。現在、リンゴ栽培のかたわら、全国、海外で農業指導を続けている。


木村 秋則さんオフィシャルホームページ http://www.akinorikimura.net/







ラベル:木村秋則
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2009年02月25日

必読本 第864冊目 人間の永遠の探求―パラマハンサ・ヨガナンダ講話集

必読本 第864冊目

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人間の永遠の探求―パラマハンサ・ヨガナンダ講話集

パラマハンサ ヨガナンダ (著)

¥4,830(税込み)

森北出版

ハードカバー:489ページ

1998年2月16日 初版



●聖者パラマハンサ・ヨガナンダが、

自己実現同志会(SRF)本部などで行った講話の中から57講話を厳選し、

この一冊に編集したもので、

ヨガに関心のある読者にとっては貴重な一書です。

理論面、実践面など、ヨガのあらゆる分野を理解することが出来ます。

また、ヨガに関する用語についても詳しく言及しています。

●以前書評した本(必読本第782冊目参照)の著者、ヨガナンダ氏が

生前各地で行った講演を一冊にまとめたもの。

前回の本は図鑑のような分厚さと高価格に驚かされたが、

本書も、それと同様に、ちょっとやそっとでは読破できないほどの分厚さ、

それに、文庫本のような細かな文字がページに2段組みでビッシリと収められている。

細切れ時間にちょいちょい読み進めていた本。

●内容と言えば、まさに「現代版聖書」といっても過言ではない本です。

あらゆる部分に金言名言が散りばめられております。

我々が人生の岐路に立たされた時、悩み苦しんでいる時、

願望を達成したい時、どのような心構えで切り抜ければよいのか、

神という崇高な存在に対して、どのような心構えで対応すればよいのかを、

具体的かつ平明な言葉で解き明かしてくれます。

末尾には、ヨガの専門用語集もあり初心者にも親切です。

●全57章+自作詩1つの構成ですが、

扱われているテーマが非常にバラエティに富んでおり、

たとえば、「断食の肉体的および精神的効用」、「人に好かれるには」、

「誘惑をかわすには」、「幽霊とは何か」、「記憶力を養うには」、

「時間を浪費するな」など、各章タイトルが現代人の興味をそそるものばかりで、

難解なヨガの教書を読んでいるという苦痛さを全く感じさせません。

著者は、あのアップル総帥のスティーブ・ジョブズが信奉したことでも有名ですが、

ジョブズが世に生み出した製品のヒントになったであろう言葉が散見され、

彼も、常日頃からこの本を再読三読していることが容易に想像されます。

●結論として言えば、「一読してハイそれまでよ」というタイプの本ではない。

一生かけて繰り返し繰り返し読み返すに値する本。

宗教などという狭い枠組みにとらわれず、

精神世界、神様を考える上で、やはり外せない一冊と言えそうです。

前述したヨガナンダ氏の自伝や、その師であるスワミ・スリ・ユクテスワ氏の本と

併読すればより一層理解が進みますが、

揃いも揃って高額本ですので、本書単独でも十分に事足ります。


【マストポイント】

@「私の先生はこう言われました。

「何をするにも、人まねではなく、自分の独自の方法でやりなさい」と。

あなたがたも、この考え方で行動すれば成功します。

たいていの人は、他人のした事のまねばかりします。

あなたの独創性を発揮しなさい。

そうすれば、何をしてもうまくゆくでしょう。

神に意識を合わせれば、すべての物事があなたと調和して働きます」

A「祈るときの第一の法則は、

正当な願い事だけをもって神に近づかなければならない、ということです。

第二は、乞食のような態度ではなく神の子として、

「私はあなたの子です。あなたは私の父です。あなたと私は一つです」

と言って願い事の成就を求めることです。

深く祈りつづけると、心の底から大きな喜びが湧いてくるのを感じます。

この喜びが湧いて来ないうちに、途中でやめてはなりません。

あなたの心を完全に満足させるこの喜びが感じられたら、

それが、あなたの祈りが神に届いたしるしです。

そうしたらこう祈りなさい。

「主よ、これは私に必要な事です。

私は、そのためには何でも喜んでします。

どうかこの願いが成就するために、私が正しく考え、

正しく行動するようお導きください。

私はあなたから頂いた理性と意志の力を使って行動します。

どうか私の理性と、意志と、行動とが、

正しい方向に働くようお導きください」

これが私のいつも実行してきた祈り方です」

B「われわれは、とかく自分のことを第一に考えがちです。

しかし、他人をも含めた幸福を常に考えるべきです。

一人一人が心からの善意をもってそうするとき、

相互の思いやりの精神が広がります。

愛の力によって人の心を征服することが、人生における最高の勝利です。

いつも他人のことを先に考えるよう心がけなさい。

あなたがこの世に生まれたとき、あなたは泣き、周りの人たちは喜びました。

しかし、今度あなたがこの世を去るときは、

世の中の人々が泣いてあなたがほほ笑んでいられるように、

この一生を人々のために働き、奉仕しなさい。

このことをいつも心に留めて、

自分のことよりも他人のことを先に考えるよう心がけなさい」


(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

パラマハンサ・ヨガナンダ(1893-1952)

1893年1月5日インド生まれ。米国に渡り一生をヨガの伝導に賭けた。その著書『あるヨギの自叙伝』は、エルヴィス・プレスリー、ジョージ・ハリソン、アップルコンピュータ創業者ティーヴン・ジョブズたちの座右の書となり、世界中の霊性探求者たちに影響を与えた。1952年、マハサマディの瞑想に入り自ら命を絶ったが、その肉体は死の20日後も腐敗しなかったという証言がある。


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2009年02月20日

必読本 第860冊目 冠婚葬祭とお参りのマナー お寺と神社の作法ブック

必読本 第860冊目

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冠婚葬祭とお参りのマナー お寺と神社の作法ブック

田中 治郎 (著)

¥1,365(税込み)

学習研究社

ソフトカバー:223ページ

2008年11月4日 初版



●お焼香はどうするのが正しいの? 神社で鈴を鳴らすのは、お賽銭の後?前?

お布施やお香典の相場はどれくらい? 

神社でのお参りは、いつお願いすればいいの?

戒名の種類って? 値段はどこで違うの?

手や口を清めるにも作法があるってホント?

今さら人に聞けないお寺と神社の作法・常識がこの1冊に。

●日本人ならば誰もが馴染みのあるお寺、神社であるが、

いまだによくわからない、正式な作法を知らないという部分というものは誰でもあるものである。

仏教と神道の知識の曖昧性を正すために図書館から借りてきて読んだ本。

●この手の見開き2ページ、イラストと文章で、

難しい学問をわかりやすく解説してくれる図解本というものは、

世の中にたくさんあるはずだが、

本書の際立った特徴は、一緒にまとめて論じられることの少ない

仏事と神事を一冊の中で扱っていることである。

構成的には、本書は前半部分で仏事関係を、

後半では神事関係を解説してくれる。

相互を比較対照できるなど、何かと便利な使い方ができる。

●冠婚葬祭でのマナーやタブーは、その手の専門書を精読しないで

いきなりその場に臨むと、とんだ赤っ恥をかいてしまうことがあるものですが、

(仏壇で拍手を打ってしまうとか、

「平服」を「カジュアルな普段着」だと誤解してしまうとか)

本書にはその手の知識が豊富に記載されております。

この手の知識というものは、学校などでは絶対に教えてくれることはありませんから、

いざという時に慌てないために、購入しておくとよいでしょう。

個人的には、神社での参拝の手順が、

「軽い会釈→賽銭→鈴→二拝二拍手一拝→会釈」ということを

知ることができたのが収穫でした。



【マストポイント】

「神社参拝時や毎朝毎夕神棚をお参りするときには、

「祓(はら)いたまえ、清(きよ)めたまえ、幸(さきわ)えたまえ」

という祓詞(はらえことば)を3度唱えることが基本となる。

「祓いたまえ」とは、さまざまなけがれを払い除き、

災厄に遭わないようにしてくださいという祈り。

「清めたまえ」とは、自分のけがれや不浄を取り除き、

心身を清めて生命力を強化してくださいという祈り。

「幸えたまえ」とは、自分や家族を幸せにしてくださいという祈りです。

私たちは、毎日正しく生きようと思っても、

いつの間にか人に悪意を持ったり、

ものごとを悲観的にばかり考えて暗くなったりしがちです。

その積み重ねがけがれを作り、ひいては罪を作って不幸を招くことになります。

だから、そのけがれを祓い除いて自分の心身を清め、

まっすぐに明るく生きられるように祈るのです。

それが幸せにつながるのです。

神さまはいかなる罪やけがれであれ、

祓い清めることによって許してくれるといいます」

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

田中 治郎
1946年、宮城県出身。文筆家。日本ペンクラブ会員。横浜市立大学卒業後、出版社に勤務して主に児童書、仏教書の編集に携わり、現在は、仏教書、エッセイなどの執筆や講演活動にあたる。






ラベル:田中治郎
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2008年12月04日

必読本 第823冊目 アホは神の望み

必読本 第823冊目

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アホは神の望み

村上 和雄 (著)

¥ 1,680 (税込)

サンマーク出版

ハードカバー: 204ページ

2008年9月30日 初版

 

●役立たずで、ムダなものこそ大きな突破口になる。

素直で正直、器な大きなアホであれ!

バイオテクノロジーの世界的権威が辿り着いた、

苦しいこの世を生き抜くための究極の知恵。

●サンマーク出版の『生命の暗号』シリーズで

有名な遺伝子研究の第一人者、村上和雄さんの9月末に出された最新刊。

全く恥ずかしいことに、氏の本は初めて読む。

2005年ぐらいまでは、ろくに読書するという習慣がなかったこともあり、

名だたるベストセラー、不朽の名著と呼ばれる本でも、

手つかずのままになっているものが私の場合結構ある。

ちょっと反省の意味も込めつつ、本日一通り読んでみることにしました。

●しかし、思い切ったタイトルをつけたものである。

いかなサンマーク出版といえども、

大いに異論が噴出しただろう、非常に冒険したネーミングである。

西田文郎さん関係の本でも、「バカ」いう言葉をつけた本がたしかあったはずだが、

一般に、書店の店頭で、こんな誹謗中傷めいたタイトルの本を読者層が

目にすれば、「人を馬鹿にしているのか」、「不真面目な本なのか」と

反感を買うのは必至であろう。

著者ぐらいの権威と実績があればこそ実現できたタイトルである

(あの『バカの壁』以降、あえて挑発的なタイトルをつけるのも

ひとつのブームとなっている)。

●内容を一言で言ってしまえば、

ムダを省く、効率重視、要領のよい人間が成功するという

最近の若手成功者の論理に異を唱えるかのような本です。

少しぐらいはドン臭くても、クソ真面目でも、ドジばかりしている人間でも、

利他の心、ユーモアセンス、謙虚さなどを忘れずに、

一見遠回りに思えても「ゴーイングマイウェイ」の人生を送っている人が

最後には成功する、幸せに生きることができるということを

中心に語られた本です。

●路線的には、稲盛和夫、小林正観、

斎藤一人、船井幸雄さんの本に近いものがあります。

これらの著者を好んで読まれている方には、

共感できる部分が多いことでしょう。

小難しい漢字ばかり使う論理人間が増えてきているが、

「いただきます」「おかげさま」「もったいない」「ありがとう(=有り難う)」

という「ひらがなの力」を取り戻すことが大事だ

(ちなみに、以上の言葉は外国語に翻訳することが難しいとのこと)、

生物学者がコンピューターにシミュレーションさせたところ、

最後まで生き残る集団は、力が強い人、競争に勝ち残った人、

自分のことを優先させる人ではなく、「ゆずる心をもった人」であったということ、

ダライ・ラマ14世、マンデラ大統領の、敵をも許す、包み込んでしまう度量の広さ、

など、心に響くお話が非常に多いです。

著者が薫陶を受けた師匠や同僚との交遊録、吉本興業との「笑い」の医学的実験、

海外留学時や研究上の様々な因縁めいたエピソードなど、

非常に広範な内容に満ちております。

●口述したものを編集者が文章にしたのではないかと思われるほど、

文体は滑らかで読みやすい。

それなりに分量はあるが、平易な内容もあり、

読み始めたら一気に読破できます。

重要文が太字になっているのも非常に親切。

笑い、健康、科学、成功、見えない世界(神様、守護霊)などの

相互関係性に興味ある方ならば外せない一冊と言えそうです。

最近読んだ本の中では特にお薦めですよ。

 

【マストポイント】

@「いい仕事をする人、すぐれた成果をあげる人は、

謙虚で控えめで、日が当たろうが当たるまいが、

いばることなく、くさることなく、自分の信じる道を尺取り虫みたいに

コツコツと歩む―

そんないっけん『でくのぼう』にも見える特性を備えている人なのだと

思います」

(ちなみに、本文には日本のノーベル賞受賞者の共通点を

1、外国での評価が高いわりには日本での認知度が低い。

2、その分野では主流派ではない。

3、受賞の知らせが突然来た。全く期待されていなかった。

4、人柄が謙虚で控えめである、だそうである)

A「単純とは力のことだと私は思っています。

複雑な思考能力やものごとを疑う力は万物の霊長である人間の特徴で、

人間を進化させてきた源でもありますが、それは人間の苦しみや生きにくさも

もたらしました。

ですから、腹が減ったら飯を食い、家に帰りたくなったら帰り、

眠くなったら眠る。ときには、そんな動物みたいな単純明快で、

『大愚』な生き方をすることが人間を生きにくさから解放し、

私たちに生きる強いエネルギーを充填してもくれるはず。

生き方上手な人とは、単純であることの効用をよく知っている人のことなのです」

B「『一生懸命やれば、天が悪いようにはしないだろう』という安心感に近い

気持ちがありました。私は、自分のしたことの結果については

『天にまかせる』という思いが強い人間で、きっかけはどうであれ、

こうしよう、そうであろうと懸命に努める人間を神が粗末に扱うことは

ないだろうという確信がありました。それが私の楽天性の源になっていたのです。

人はいい結果を得ようとしたら、いいプロセスを経るしかない。

逆にいえば、いいプロセスさえ経れば、おのずと結果はついてくる。

だから、うまくいくだろうか、この先どうなるのだろうかと不安やマイナス思考に

とらわれるヒマがあったら、いいプロセスを積み上げていくことに力を注ぐべきだ。

そういう思いが私の背中を強く押していたのです」

(以上本文より。一部改変)

【著者略歴】

村上 和雄
1936年生まれ。筑波大学名誉教授。63年、京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻、博士課程修了。同年、米国オレゴン医科大学研究員。76年、米国バンダビルト大学医学部助教授。78年、筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に取り組む。83年、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子の解読に成功、世界的な業績として注目を集める。96年、日本学士院賞受賞。

ラベル:村上和雄
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2008年11月18日

必読本 第813冊目 ヒマラヤ聖者の生活探究 第4巻自由自在への道

必読本 第813冊目

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ヒマラヤ聖者の生活探究 第4巻自由自在への道

ベアード T.スポールディング (著), 仲里 誠吉 (翻訳)

¥ 2,100 (税込)

霞ケ関書房

単行本: 347ページ

1969年12月25日 初版

 

●『ヒマラヤ聖者の生活探求シリーズ』第4弾。

今までの第1巻から3巻までは、ヒマラヤ現地での、

数々の不思議現象をリポートした日記風の内容であったが、

本書は、それらの経験を通して得た、

著者の思想、研究の総まとめ的な内容となっている。

●前回第3巻(必読本 第807冊目参照)での書評の際には、

何か易しい本であるかのごときニュアンスのことを書いてしまいましたが、

よく読んでみると、やはり、それなりに深遠かつ難解な内容に満ちております。

「言葉の力」「意識」「生命」「宇宙」「人間」など、

興味深いテーマごとの章に分けられ、

ヒマラヤでの不思議な体験を通して得た、

著者の考えが、できるだけコンパクトにまとめられております。

各章の末尾には、訳者の講義指針と語義の注釈なども付けられており、

理解の助けとなります。

●アマゾンのレビューにもありましたが、

素直に第1巻から読んでいくと、場合によっては

挫折する可能性がありますので、

総まとめ的、解説書的な第4巻と第5巻から先に読んでしまって、

その後に第1〜3巻を読むという手もありますね。

どういうわけか、アマゾンでは新刊の在庫がないようですが、

ヤフオクなどでは、5巻セットで出品されていることも結構あるようですので、

興味のある方は是非トライしてみて下さい。


【マストポイント】

@「東洋の哲人達が教えるように、

よく選ばれた言葉を使うようにしていると微塵も原理〔神〕より離れることは

ありえなくなり、従って又口より出づる言葉はすべていよいよ選びぬかれた

ものとなり、もはや消極的状態〔病・不幸・恐怖・嫉妬等〕に

エネルギーを与える愚を

犯さなくなり、只善美なる終極目標の実現にのみエネルギーを与えるように

なるのであります。

消極的な言葉は時間の浪費であって、催眠状態を増すばかりである。

理想が高ければ高い程考え方もより多く光明化され、より強力になる。

一番明るい言葉が一番真理を含んだ言葉なのである」

A「大抵の人々は完全なる状態(健康・幸福・歓び・光りなど)を

一応口にするけれども、

すぐに又反対状態(病気・不幸・悲しみ・闇など)を振り返るものだから、

「完全」が現の証拠となって現れては来ないのです。

『今後は永久に完全のみを見なさい』とイエスは云われました。

わたしたちが「完全のみ」を観る習慣がしっかりと出来上がった瞬間に

内在のキリスト〔実相なる神我〕が厳然として立ち現れるのであります。

一方が確立されればそれにつれて他方も確立されるものです。

何故なら神我の中の既成の真実〔実相〕が形となって現れたからであります」

B「ヒマラヤの大師方は、『見かけのものがそのまま実存するのではない』

と云っておられます。

大師方は人類の抱いている意見や、人類に現れて見える見かけの状態などに

洗脳されはしないのです。それは実在を知っておられるからです。

大師方は実在する真実の世界でもの事を決められ、

丁度コロンブスが地球の端を渡った様に時間・空間を渡ります。

地球に果てはなかったのです

(大昔の人々は、地球は平たいと考え、地平線の果ては大きな割れ目になっていて、

そこに行くと、地球の端より転げ落ちてしまうと思い込んでいた)。

その様に、大師方に取っては時間・空間なるものは存在しないのです。

端のある平たい地球が妄想であった様に、時間・空間も又妄想なのであります。

限定をしている意識はすべて限定している程度だけ催眠術にかかっている。

人間は太初から一切のものに対する力と支配権とを与えられた自由にして

全能なる存在である。それを限定するものは他ならぬ自分自身の意識だけである。

故に、意識を解放する事が人間を解放する事である」

(以上本文より。一部改変)

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2008年11月10日

必読本 第807冊目 ヒマラヤ聖者の生活探究 第3巻―自由自在への道 (3)

必読本 第807冊目

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ヒマラヤ聖者の生活探究 第3巻―自由自在への道 (3)

ベアード T.スポールディング (著), 仲里 誠吉 (翻訳)

¥2,100(税込み)

霞ケ関書房

単行本: 290ページ

1969年10月25日 初版

 

●『ヒマラヤ聖者の生活探求』シリーズ第3弾(必読本第792冊目795冊目も参照)。

長編もので、なおかつスンナリと理解しづらい内容ということもあり、

なかなか読み進めていくことができないのだが、

細切れ時間を見つけては少しずつ読むようにしている。

ようやく、3巻目が読破できましたので書評したいと思います。

●前2冊と同じく、不思議現象、奇跡的現象の類の

オンパレードの内容はお馴染みの通り。

写真が皆無、翻訳もこなれていなくて(誤字脱字の類も散見される)、

現場状況の描写がいまいちわかりづらいこともあり、

シリーズ屈指の難物となっている。

特に意味不明な記述の多い前半部分は、

睡眠不足、疲労時に読むと、間違いなく眠気を催します

(宇宙や天体などの話は、

超難解な足立育朗さんの本を想起させます)。

●ただ、中盤を過ぎると、

下記に記したような、心にグッと響くメッセージを頻繁に見出せる。

一章ごとの分量は大したことがないので、

我慢しながら読んでいくことが肝心です。

●まだ、パラパラとしか目を通していないのだが、

続く第4巻は、今までの総まとめ的と言いますか、

ヒマラヤ聖者の教えの要点を

1冊に集約したような内容となっており、

非常に読みやすそうな感じがありました。

読後ご紹介しますので、ご期待下さいませ。

 

【マストポイント】

@「世界には二つの出来事しかない、

人間の意識が確立する以前に既に存在して、現在も実在し未来も存続するものと、

人類が人間の智慧で今日まで考えて来、又将来も考えて行くものとの二つである。

意識が始まる以前に在ったものは久遠常在であるが、

人間の考えるものは無常不確実である。

意識以前に在ったものこそ真理であり、

人間が真理だと考えるものは人間にとってのみ真理なのである。

偉大なる真理の法則が意識されると、今日までの人間の誤った考えは

全部雲散霧消してしまう」

A「人はこの普賢、英智に満ちた大霊を神(グッド)、

即ち善(グッド)その他何とでも名前をつけるがよい。

人間はすべてのものに名前をつけなければ気がすまないからである。

人間がものにひとたび名前をつければ、彼はそれを実現する力をもつに至る。

人間がもしすべてのものに、敬い尊び礼賛する心をもって命名するならば、

彼は命名した通りのものになるし、またなるのである。

かくして人は自らの選択によって神にも動物にもなることがわかる。

彼は自らの従うべきものとした理想像になる。

かくのごとく考えて行けば、人は神の一人子であるし、一方また

動物の一人子でもあり得ることは、見易い道理である。

又かくのごとくして、人は自らの撰ぶがままに、

悪を見れば悪(イーブル)、即ち悪魔(デヴィル)となり、

善(グッド)を見れば神(ゴッド)となる」

B「現在が将来の一切を握っているというのが、

われわれのヴィジョンである。現在成就したもの以外に、

未来を形成するものはない。かくして人類には一本の道があるのみである。

即ち、現在を完全なるものとすれば、

未来もまた必然的に完全になるということである。

完全な未来は、現在完成し得るものを将来完成されるまで延ばすことではなく、

現在を意識的に完全にすることによって実現するのである。

どこに行っても現在を完全に生きた人々がいるものである。

彼らの場合、全未来は現在成し遂げたことと完全に一致したものであって、

未来がそれ以外の方向をとることはあり得なかったのである。

『未来のことを思い煩うなかれ』という教訓はここから生まれたものである。

これらの人々の教えは皆、

『現在を真実に生きよ、未来は現在あるが如し』ということに尽きる」

(以上本文より。一部改変)

 

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2008年11月05日

必読本 第803冊目 幸せを呼ぶ「つぶの法則」

必読本 第803冊目

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幸せを呼ぶ「つぶの法則」

藤川 カオル (著)

¥ 1,365 (税込)

ごま書房

単行本: 195ページ

2007年12月7日 初版

 

●「運がいい」「ツイテル」ってなんだろう。

幸せになりたい人、難病を克服したい人、様々な問題を抱えている人へ、

万物の法則である「つぶの法則」を知り、

幸運をつかむ方法をイラストを交えて解説します。

●詳しいことは忘れてしまったのだが、

『読書のすすめ』清水克衛さん関係で

たしか推薦されていた本。

ずっと、アマゾンの「ほしい物リスト」に入れていたのだが、

今の今まで後回しになっていた。

先週ブックオフで見つけたので、

サラリと読めそうな軽い本だったこともあり、

一気に読んでみました。

●スピリチュアル、不思議系好きには

興味が湧くこと確実の「つぶの法則」というタイトル。

「つぶ」とは、簡単に言ってしまえば、

昨今ごくごく当たり前のように誰もが使っている、

「気」とか「オーラ」とか「波動」を構成する基礎単位のことをいう。

我々の人体も土地も植物も動物も天体も先祖も守護霊も、

この「つぶ」という微粒子のような存在によって取り囲まれていて、

たえず放射と拡散、相互に影響し合っているのだという。

●CDサイズの絵本のような外装と、

文章を抑え目にして、かわいいイラストを抱負に掲載し、

極めて難解な理論をわかりやすく解説しようとした意図は

大いに評価したい。

だが、「つぶ」そのものの掘り起こしがあまりにも浅く、

イマイチ物足りなさを感じさせる。

シンクロニシティ、直感、類は友を呼ぶ、イヤシロチとケガレチ、

言霊の法則などと「つぶ」の因果関係をもっとしっかりと解説しないと、

この手の本を好む読者からの共感は得られない。

更に突っ込んだ解説をするなど、この点は、次回作以降に期待したい。

●ただ、後半に出てくる

『「つぶの法則」を使いこなすための「7つのきっかけ」』は、

ツキUP、幸運成就の簡単な方法がまとめられていて、

非常に使いやすくまとめられている。

下記にも何点か記しますが、この部分をしっかりとおさらいして、

自分の生活で実践したいものです。

 

【マストポイント】

@「生活の中にギャグを入れる」

(「楽しいことがあるから笑うのではなく、

(無理やりでもいいから)笑っていると、毎日が楽しくなる!!」。

よって、お笑い芸人のように、

何でも笑いの種にできないか、工夫してみる。

一見悲しくなること、腹が立つようなことでも、

笑いに転換できないか頭をひねって考えてみる

(一発ギャグ、ダジャレ、モノマネ、口笛、面白い顔や動作etc)。

どうせ長い人生を生きるなら、

悲観的になったり、イライラするより、笑いにしてしまった方が断然得である)

A「口元下がっていませんか?」

(何気ない時のあなたの顔がムスッとしていれば、

それが周囲のすべての人に、

あなたの普段の顔として認識されてしまう。

仏頂面は、それだけで敵を作ってしまい、不幸を招く。

特に記念写真の際に、自然なスマイルを作れない人は要注意。

他人の視線を全く感じないような一人の時でも、

口角を上に上げてニコニコしているように心掛ける)

B「苦境に立たされることもある」

(不思議なことだが、後年、大物になる人ほど、

若い頃に不幸や苦労を味わっている例が多い。

今ものすごく辛いことに遭っていれば、

それに押しつぶされるのではなく、

これ以上底には落ちようがない、後は上に上がるだけだ、

今は谷の状態で、すぐに山の状態が待っている、

これは大人物になれる前兆だと達観することが大事

(難しいことだが))


(以上、本文「つぶの法則」を使いこなす「7つのきっかけ」より抜粋。

一部改変。

他にもたくさん紹介されておりますが、

個人的に是非実践したいもの、感心したものを3個だけ抜き出しました) 

【著者略歴】

 藤川 カオル

山口県下関市出身。大学卒業後、証券会社に入社し産業調査部に配属。その後健康産業に興味を持ち、カイロプラクティックを学ぶ。二年間カイロプラクティックの学校講師を勤めた後、独立開業。多くの患者と接しているうちに、患者にある共通点が見られることに気付き、身体のエネルギーの流れを研究し始める。長年の研究結果から独自の理論「つぶの法則」を完成。多くの方々にこの理論を知っていただくため本書を出版するに至った。現在は、「つぶの法則」を広げる活動を進める傍ら、健康アドバイザーとしても活躍中。

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2008年10月22日

必読本 第795冊目 ヒマラヤ聖者の生活探究 第2巻 (2)

必読本 第795冊目

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ヒマラヤ聖者の生活探究 第2巻 (2)

ベアード T.スポールディング(著), 仲里 誠吉(翻訳)

霞ヶ関書房

単行本: 253ページ

1969年9月25日 初版


●先日ご紹介したばかりの本(必読本第792冊目参照)のシリーズ第2弾。

全5冊シリーズゆえ、読破するには時間がかかるのだが、

細切れの時間を見つけてはチョコチョコと読んでいる。

本日第2冊目をやっと読み終えることができたので、

サラリと書評したいと思います。

●本書は、著者が3年半余りの極東滞在中の2年目にあたる

年に経験した体験談がまとめられたものである。

例によって、不可思議体験、奇跡現象の類が

わんさか紹介されている。

何もない所から金貨を発生させたり、とうの昔に死んだはずの

イエス・キリストと釈迦が現代に蘇り、「夢の競演」を演じるなど、

ほんまかいな?という仰天エピソードが次から次へと

語られております。

●前回も書きましたが、初版が約40年前の古い本ゆえ、

写真が全くなく、翻訳もイマイチこなれていなくて、

読みづらいことこの上ないが、

神様からのメッセージ的な金言名言の類は

沢山出てきますので、やはり非常にタメになります。

瞑想、呼吸法、スピリチュアル、宗教、

不思議現象系に興味をお持ちの方は、

一度は目を通しておく価値のある本です。

●全くの余談だが、本日昼にテレビを見ていたら、

ヒマラヤで雪男イエティの足跡が発見されたというニュースが

報道されていた(人間の足跡よりもサイズが小さいこともあり、

体格も小柄なのではないかということも併せて語られていた)。

こういう本を何冊か読めば、彼の地に

雪男ぐらいいるだろう、そして、瞬間移動、不死も

お手の物の彼らにしてみれば、

人間ごときに生け捕りにされるような間抜けなことを

演じるはずはないだろうなという感想も得たのであった。


【マストポイント】

@「すべての愛を合計したものが大原理、即ち神である。

神はすべての情愛、すべての湧き立つ思い、

すべての愛に満ちた思い、眼差し、言葉、行いの総計である。

大いなる愛にせよ、小さな愛にせよ、また高尚なる愛にせよ、

低俗なる愛にせよ、すべての愛の行為は、やがてそれは

無限の愛を引き出す。われわれが己を忘れて愛した時、

宇宙愛の完き海がわれわれと共にある。

最も小さきものと思われたものでも、無我の愛により

絶対的完全さへと急速に移ってゆく。

その故に、それは最も大いなるものである。

こうして愛の全宇宙がわれわれを意識してわれわれと共にある。

この地上においても、また天上においても、

純粋の愛ほど大いなるものはない。

純愛のあるところ地は天となる。

天こそ人の真の住家である」

A「人がただ神のみを知り、神のみを見つめて、

不動の信念をもって毅然として立つ時初めて、

神は彼の観ずるものを実現し給うのです。

故に、『父なる神よ、貴神の他に何も知らず、おお父なる神よ、

貴神を見詰めて、わたしは確固として立つ。

わたしはありしあらゆるものの中に、貴神の他には何も見ない。

貴神の愛と、生命と、智慧の外は何も知らず、

聖なる山の中にわたしはしっかりと立つ。

貴神の聖霊は常にわたしに満ち溢れ、常にわたしを取り巻き、

わたしの中にも外にも豊かに富む。

それはわたしだけでもなく、貴神の子等すべてがそうであることを、

父なる神よ、わたしは知る。

私には神の子等に有るもののみが有り、

万物に取っても神のほか何物もなきことを、父なる神よ、

わたしは知る。吾れ、貴神に感謝す』―

これがわたしたちの思想です」

B「望みというものは、正しい法則をとって表現すれば叶えられるものです。

その法則というものは、

『汝の悟れる程度に、汝の祈りは叶えられたり』、

『又、汝、何を望むとも、そを祈るに、既に受けたりと知れ、

然らばそを得ん』である。

心配、不安、不信を以ってではなく、自分の必要なものはすでに

自分のものとなっていると知り、歓び、晴れ晴れとした感謝の心を以って、

己自らの魂深く沈潜することです。

また、それを得るための秘訣は、神と一体となることです。

神との一体感になり、たとえ地球上の人々がこぞって反対しようとも、

神との一体感をしっかりと持ち続けて離さない。

神を信じよ、信じて疑うべからず、信じて恐るるべからず、

神の力に限りなきことを忘るるべからず。

神は『すべてを為し能う』のです。」

(以上本文より。一部改変)

 

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2008年10月17日

必読本 第792冊目 ヒマラヤ聖者の生活探究 第1巻

必読本 第792冊目

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ヒマラヤ聖者の生活探究 第1巻

ベアード T.スポールディング(著), 仲里 誠吉(翻訳)

¥ 2,100 (税込)

霞ケ関書房

単行本: 248ページ

1969年9月25日 初版

 

先日ご紹介した船井幸雄さんの本(必読本第767冊目参照)の中で、

船井さんご自身の座右の書として紹介されていた本。

馴染みの大型書店などでも在庫がなく、

どうしたものかと困っていたら

灯台下暗し、よく調べてみると、

近場の図書館に5冊セットで置いてあった。

本日はちょっと忙しくてバタバタとしていたが、

急いでシリーズ第1巻目を読んでみることにしました。

●あらすじを簡単に記すと、

著者は、アメリカ人で、1894年に極東を訪れた11人の調査団の中の一人。

3年半あまりの滞在中、ヒマラヤの奥地で、

超人的な力を持つ数多くの大師たちに会い、

その摩訶不思議な体験や貴重な教えの数々を克明にまとめたものである。

奥付を見ると、初版は「昭和44年(1969年)9月25日」で、

私が手に取ったのは「平成12年9月5日  15刷」となっている。

40年近くも愛読されてきた、知る人ぞ知る、

この分野の隠れ名著である。

●先日ご紹介した同系列の本(必読本第782冊目参照)と比べ、

時代的に古く、翻訳もややこなれていない。

また、登場人物などの写真も皆無である。

よって、読んでいても難解さを感じることが多く、

正直、信憑性に乏しいことも否めない。

一読しただけではちょっとピンと来ない本だと思いますので、

船井さんのように、繰り返し再読するしかないだろう。

●ただ、目次には、

「水上歩行」、「雪男よりの救出」、「一千歳の超人」、

「四百歳の美女の生活」、「一年前設立の廟」などという、

不思議系の話好きにはたまらないような

エピソードが盛り沢山で挙げられているので、

読書欲をそそるのは間違いないです。

前記したように、翻訳がちょっと読みづらく、描写がやや抽象的なので、

なかなか実際の情景をイメージしにくく、

目次タイトルほど驚かされるようなことにはならないと思うが、

実際このような人々がヒマラヤ奥地にいまだ存在しているかと

想像するだけでもワクワクしてしまうことでしょう。

第2巻目以降も、機会があれば書評したいと思います。

●スピリチュアル、神様、ヨガ、超能力などに

興味をお持ちの方は、読んでいないとモグリだと思われるぐらいの

定番書のようですので、一度は目を通しておいたらよいでしょう。

5冊全部揃えると、1万円を超えますが、

私のように図書館に置かれている例もありますので、

がんばって探してみて下さい。

【マストポイント】

@「沈黙は力である。

わたしたちが心の中にある沈黙の場に達したとき、

わたしたちは力の場―そこではすべては一つの力である―

即ち、神に達するのです。

集中された力は神である。

散乱した力は騒音となり、集中した力は沈黙となります。

沈黙の中において神につながるのです。

神と一つになるのです。

わたしたちは、集中によってすべての力と一つになるのです。

これは人間が神より受けついだ遺産であります」

A「この村には平癒の廟というものがあった。

建立以来この廟の中ではただ生命、愛、平和、完全という言葉のみが

口にされてきて、それが極めて強烈な波動となって蓄積され、

廟を通り抜けるだけで殆んどすべての病気が立ちどころに

癒されるというのである。

この廟では生命、愛、平和という言葉だけが、かくも長年月に

わたって語られてきているので、

それから出る波動は極めて強烈であり、

たとえ不調和や不完全を意味する言葉を

何時なんどき使ってみたところで、何の影響も及ぼせないそうである。

人間の場合にしてもその通りで、事実わたしたちは

不調和な言葉を使ってみようとしたが、その都度それは言葉にならなかった」

B大師「わたしどもはあなた方と同じ人間にすぎないんですよ。

どうして皆さんはわたしたちを強いて変わった存在だと

見たがるんですか。

わたしどもは決して変わってはいないんです。

只、わたしどもは神から与えられた力を皆さんより余計発達

させただけなんですよ」

著者「それじゃ、あなた方と同じことがわたしたちにできないのは、

どういうわけでしょうか」

大師「わたしどもと知り合う人達が、私どものあとにならい

同じ業(わざ)をしないのは何故でしょうか。

わたしどもは自分の生き方を人に押し付けることはできないし

また押しつけようとも思いません。

人間の生き方は皆自由だし、それぞれの行きたい道を

行けばよいのです。

わたしどもはただ易しくて簡単な道、

わたしどもがこれまでやってみて非常に満足の行く道を

示そうとしているだけです」

(以上本文より。一部改変)

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2008年10月05日

必読本 第785冊目 経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

必読本 第785冊目

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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

マッテオ モッテルリーニ(著), 泉 典子(翻訳)

¥ 1,680 (税込)

紀伊國屋書店

単行本(ソフトカバー): 320ページ

2008年4月20日 初版

 

●最新の行動経済学と神経経済学のエッセンスをクイズ形式で説く。

お金と経済に関わる心の法則のポイントも紹介。

さまざまな局面での人間の癖と、相手のだましのテクニックがわかる!

●今年4月に発売後、アマゾンなどで非常に売れ行き好調だった本。

著名な経営者や作家に推薦されたせいもあるだろう、

いまだに高い人気を誇る

(帯にはセブンイレブン鈴木敏文さんの推薦文あり)。

半年過ぎて、やや遅まきながらという感もないではないが、

図書館から借りて本日ザッと読んでみました。

●内容は、タイトル(ちなみに、原著タイトルは『感情の経済学』)に

単刀直入に示されているように、

合理的思考法で意思決定をしていると思われがちな、

「万物の霊長」である我々人間が、

実は「感情」というあやふやなものによって、

非合理的な決断、選択をしているということが

意外に多いということを懇切丁寧に解説してくれる書。

●昨今テレビでも人気の、

二者択一のクイズ形式で話を進めるというスタイル、

本文でキーワードとして出てくる経済専門用語を、

随時脚注で解説するという親切さ、

全18章あるのだが、各章が、多すぎず、少なすぎずの

適度な分量で、なおかつ内容的に独立しているので

読書時にストレスを感じさせない、

各章末尾には「教訓」として、そのポイントがコンパクトにまとめられている、

グラフや図表類も豊富で理解しやすいなど、

売れているのも納得の、実に読みやすい作りの本。

本文には、各種の実験データの引用も非常に多いのだが、

それらの引用元をゴチャゴチャと巻末などで列記せず、

シンプルさに徹したのも読みやすさにつながっている。

●人間が商品を購入する、物事の意思決定をする際に、

どのような心理過程を辿るのか、

また、売り手側にはどのような戦略、トリックがあるのかを

示しているという意味で、

知る人ぞ知る名著『影響力の武器』(必読本第519冊目第12冊目参照)を

髣髴とさせる本です。

2冊併せて読むと、この分野では相当賢くなれるかと思います

(例・本当に買わせたい商品がある場合、

3つの価格帯の真ん中の価格にすると、効果的に売れるようになる)。

●どんなに有能な人間であっても、

知らないことは必ずあり、間違いを必ず犯し、

理性的であるよりも、感情的になって判断していることが非常に多い。

また、売り手側ならば、

ちょっとしたパッケージ、数字表記、言語表現の違いによって、

劇的に商品の売上げに差を生じさせることができる、

消費者ならば、その手のトリックに騙されない賢い消費者になる。

以上のようなことを初心者にもわかりやすく示してくれる、

非常に秀逸な書です。

310ページとそれなりにボリュームがありますが、

一読してからすぐに再読したくなるような内容充実の本です。

【マストポイント】

@「お金の価値は一定である」は幻想。

同じ1万円でも、人は状況と文脈によって

違った価値を感じる。

研究結果によれば、X円の損失が引き起こす嘆きは、

同じ金額を得た時に感じる喜びの2倍以上だという。

つまり、非常に単純化して言えば、

1万円の損失が生んだ憂鬱を払拭するには、

1万円の2倍、2万円以上の利益を得なければならないということである

(ギャンブルで負け続けた人が、最後に大穴で一発逆転を

狙う傾向や、無名時代に彼女にフラれたミュージシャンが、

その子を見返すために、音楽業界で成功し、

もっと美人の女性をゲットしようと考えるのも、

結局、同じことを表している)。

Aその現象の肯定面を強調するか、否定面を強調するか

(「生存率は95%」あるいは「死亡率5%」)。

同じ事物を%表示するか、実数表示するか

(病気の発生率が「0.01%」あるいは「1万人に1人」)。

商品を値引きする場合、比率表示か、値引き表示か

(「一律5%割引き」あるいは「500円割引きか」)で、

人の受け取る印象、判断は全く違ったものになる。

マスコミ報道、商品の宣伝など、

社会の多くの分野で、消費者の錯覚につけ込むかのような

トリックが巧妙に仕掛けられている。

普段から、直感的な判断だけではなく、

多面的なものの見方をできるようになろう。

B人は、どうしても、自分に都合のいい面だけを見たがり、

自己に関係するものに対する評価は甘くなりがちである。

自分の子供は、他の子供よりも、

外見、勉強、スポーツが優れていると思いたがり、

自分が所有しているものには、世間の相場以上の価格を

勝手に付けたがり(例・テレ東『開運!なんでも鑑定団』、

自家用車を中古車屋に売る時)、

自分が所有している株が下落し続けても、

いつか必ず上がると一人信じて、塩漬けにし、

更に値を下げてしまうことになる

よって、知ったかぶりをせず、知らないことははっきり知らないと言う。

成功は、自分の手柄だけではなく回りの支援や運もあることを認める。

また、失敗した時は、他人のせいにせず、

自分の落ち度だとすぐに認め、挽回するように努める

過信やうぬぼれは、百害あって一利なし。 

【著者略歴】

1967年ミラノ生まれ。ミラノ大学で科学哲学、ロンドン大学で経済学を修める。カーネギー・メロン客員准教授などを経て、現在はミラノのサン・ラファエレ生命健康大学の准教授。科学史・科学哲学、認識論、論理学、ミクロ・マクロ経済学などを研究分野とする。著書に『方法論のプラスとマイナス』(1990)『医学的判断の合理的限界』(共著、2005)『経済の合理性批判』(2005)『認知と実験の経済学』(2005)などがあり、本書を2006年10月に刊行、たちまちベストセラーとなった。

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2008年09月27日

必読本 第781冊目 巫女さん入門 初級編

必読本 第781冊目

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巫女さん入門 初級編

神田明神(監修)

¥ 1,470 (税込)

朝日新聞出版

単行本: 173ページ

2008年7月17日 初版


●東京・秋葉原の氏神様である神田明神で開かれ、

女の子に大人気の「巫女さん入門講座」の公式テキスト。

「神道」と「神社」の基礎・応用知識から、

食事作法、大祓詞の奏上、行事作法までイラストや写真で解説する。

●神社や神道のことを詳しく知るために手に取った本。

私はその手の事に関して全く興味がないので、

詳しいことはわからないのだが、

最近は、アキバなどのコスプレの中には

巫女さんの格好をする人もいるらしい。

まあ、軽い遊び心でやっている女の子が多いのだろうが、

それにしても、スチュワーデス、看護婦などと並び、

巫女さんという職業には、老若男女問わず、

何か人を文句なく信服させるのに十分な威厳、

崇高さ、清廉さを感じさせる。

●全体はおまけ部分を除いて、全5章あるのだが、

前半第1講、第2講の「「神道」と「神社」の基礎知識と応用知識」が

ごくごく基礎の基礎の部分がわかりやすく解説されていて、

この手のことを知ろうと思っている人には非常に勉強になる。

日本の神様信仰の起こり、本神社と摂社、末社の関係性、

多神教としての神道と一神教としてのキリスト教、ユダヤ教、イスラム教などの

思想の違い、神社参拝時の行儀作法の実際などなど、

初歩的なことはほぼ網羅されている。

写真、図解、漫画など読みやすい工夫が施され、

実に使い勝手のよい本に仕上がっております。

●付録には、実際に神田明神で巫女として働いている

女性の方々へのインタビューや、

巫女さんに就くためにはどうしたらいいかのガイダンス、

神事関係の専門用語解説まである。

一から、神社関係のことを知るための教則本としては、

文句なく役立つ本である。

(メインの写真モデルを勤められている女性が、

非常に凛々しい典型的な和風美人で、

その手のマニアにはたまらないだろう。

ただ、神田明神の実際の巫女さんなのか

ただのモデルさんなのかは不明)。

●神様を数える単位は「〜柱(はしら)」であるとか、

巫女さんは独身者しかなれず、職業として

従事している女性は大体28歳ぐらいで辞める人が多いとか、

秋葉原電気街が近いこともあり、

フロッピーディスクやメモリーなどの電子部品を元にして

作ったお守りが神田明神では発売されているとか、

マメ情報も満載の本である

(最後に、こんなことを書くと神様からバチを当てられそうですが、

巫女さんは下着を着用しているのかどうかという

男性ならば誰もが気になることに関しては、

至って真面目なコンセプトの本なので、当然ながらコメントはなかったですw)。

 

【マストポイント】

@【神道の特色】

1、敬神崇祖(神様を敬い、祖先を崇めること。

神の恵みと祖先の恩に感謝し、神の仕事をさせてもらっている者として

世のため人のため、世界の共存共栄を実現すべく生きること)

2、浄明正直(清らかで明るく、正しくまっすぐな心を持つこと)

3、自然との共生(神様は昔から、

森、滝、湖、大木、岩、雲、太陽などの自然物に宿ると言われている。

よって、自然愛護の精神を忘れないこと)

4、言挙(ことあ)げせじ

(「言挙げせじ」とは難しい理屈を説かないこと。

白か黒か、勝ち組か負け組か、○か×かの

二者択一的な西洋合理主義とは違い、

日本神道は、ゆるやかな曖昧性を特色とする。

白か黒かだけではなく、真ん中の灰色の部分も大事にする。

時にはイエス、時にはノー、バランスよく対応できる柔軟性、

合理性だけで判断せず、美しい心で素直に直感的に受容する

度量の広さ、全的感覚、リラックス感などを「言挙げせじ」という。

余談だが、ビートたけしさんは、厳密に細部を定義せず、

いかようにも解釈できる日本国憲法(9条)の曖昧さ、柔軟性が

逆に最大の長所なのだというようなことを、昔、著書で書いていたと記憶する)

A1、神様への真心をもって奉仕すること。

2、いつも笑顔で人に接すること。

3、感謝の心を大切にすること。

4、明るく親切にして奉仕の心を抱くこと。

5、常に謙虚な姿勢を忘れないこと。

(神田明神が巫女さんを採用する際に、

是非とも持っていただきたいと考える心構え5原則)

B1、「ハイ」という素直な心

2、「させていただきます」という奉仕の心

3、「ありがとうございます」という感謝の心

(お正月初詣の時に、神田明神が

アルバイトの巫女さんたちにお願いしている心構え3原則)

 

※神田明神 公式サイト http://www.kandamyoujin.or.jp/

 



ラベル:巫女 神田明神
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2008年09月22日

必読本 第777冊目 パイロットが空から学んだ運と縁の法則

必読本 第777冊目

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パイロットが空から学んだ運と縁の法則

坂井 優基(著)

¥ 1,575 (税込)

インデクッス・コミュニケーションズ

単行本(ソフトカバー): 176ページ

2008年1月15日 初版

 

●運勢とは一番遠い世界のように見えるパイロットの世界。

本書では、パイロットである著者が、

運すら味方にしてしまおうと研究を始め見出した、運と縁の法則を紹介。

運を育てる7つのタネも掲載。

●世の中には、いわゆる「運、ツキを良くする法則」系の本はゴマンとあります。

目に見えない、非常に摩訶不思議で深遠な分野のことだけに、

誰もが興味をお持ちかと思いますが、

実際の話、それだけを専門に、手を変え、品を変え、

色んな切り口から本を粗製濫造している著者も多いですよね。

著者自身の実体験、実績などがほとんど描かれておらず、

誰かの受け売りとか、単なる思い付きで書いたような、

毒にも薬にもならないような本も相当数目にします。

●本著者の本業は、国際線のパイロットである。

何かいい本はないかと、図書館をブラブラしている時に

偶然見つけた本。

私も初めてその存在を知ったぐらいだから、

一般にはそれほど有名な著者ではないだろう。

自身の先祖の不思議話や職業上の実体験を豊富に紹介しながら、

運勢を良くする方法をシンプルに纏め上げた本です。

●内容的には、ごくごく当たり前の、運を良くする法則が紹介されている。

特段、新奇なところがない平凡な法則がズラッーと列記されていますが、

逆に、何か、ちょっとやそっとでは崩れないような、

どっしりとした安定感を感じさせます。

また、「成功者」を前面に出すような鼻持ちならないところが微塵もなく、

終始一貫して、謙虚、客観的、落ち着き払った口調を維持しているところにも、

好感と信頼感を読者に与えてくれますね。

文章量が少なめだし、宇宙だの神様だの波動だの潜在意識だの、

マニアックなスピリチュアル話がほとんど出てこない平易な内容のため、

高校生ぐらいから余裕で読めるでしょう

●万が一、2人とも食あたりに遭って、操縦桿を握れなくなるとまずいので、

機長と副機長は、機内で同じ食事を摂らない

(片方が肉ならば、片方が魚というように)、

昔の名パイロット、航空関係の面白エピソードが沢山紹介されているなど、

航空関係者以外でなければわからないウンチク、豆知識も

所々に出てくるのも読んでいて非常にためになります。

飛行関係マニアの方にもお薦めです。

本職でしっかりと名声を得つつも、

この手の分野の研究にも余念がなかったという意味で、

ソニーの天外伺朗さん(必読本第131冊目参照)と感じが似ているとも言えます。

【マストポイント】

@「ふつうであることは、有り難い」

「世の中には、宝くじに当たるとか、会社で昇格するとか良いことが

起きることだけが良い運だと思っている人がいます。

これは大間違いです。良いことが起きることよりも

悪いことが起きない方がはるかに重要です。

ふつうとは、あり得ない「幸せ」なのです」

(総入れ歯になって初めて、自分の歯でしっかりとご飯を食べることができたという

「ふつう」の状態をしみじみ感謝できる。

巨大台風が来て、自宅が倒壊、床上浸水するような状態になって初めて、

災害のない毎日の平々凡々たる「ふつう」の日々をありがたいと思える。

一生に一回大きな幸運を得るよりも、大過ない日々が一生続く方が、

何百倍も価値があるということ)

A「下心があってもマイナスにはならない」

「人の心の中には菩薩も住んでいれば鬼も住んでいます。

下心があろうがなかろうが、他人の役に立つことを行うのは良いことです。

下心があるのはいけないからと何もしないよりも、

下心があっても人の役に立つことをした方がはるかに世の中は良くなります。

運命の女神もこちらの方が好きなようです」

(我々はそう簡単に聖人君子にはなれない。

表向きは「利他の精神」を謳っても、

何パーセントかは見返りを求める気持ちを誰でも持っているものである。

森に木を植えています、貧しい国に援助しておりますと

企業がボランティア活動を行うのも、

何かしらのフィードバックが必ず自分たちにあるから、やっているのである。

そんな時には、善心があっても何もしないことよりも、

下心をまわりに悟られても、何かを実際に行った方が何倍も良い)

B「失敗は成功の母」

「「人生最大の失敗は何も失敗しないこと」という格言があります。

失敗しないために一番良い方法は何もしないことです。

何もしなければ絶対に失敗はしません。

その代わりに何一つ成功することもありません。

できるだけ多く挑戦して、できるだけ多く失敗することこそ

成功への近道です」

(三振、凡打(=失敗)を恐れて、あるいは、

四球狙い(=棚からボタ餅)でバットを一度も振らなければ、

絶対にヒット(=成功)が生まれるはずがない。

見逃し三振(=何もチャレンジしないこと)は誰からも共感されないが、

空振り三振(=何かにチャレンジして失敗すること)したバッターを

非難する人はほとんどいない。

逆に、次に三振しないように、

コーチやチームメイト(=既に成功した先人や友人などの支援者)が

色々なアドバイスを贈ってくれるものだ) 

【著者略歴】

坂井優基(さかいゆうき)
国際線ジャンボジェットパイロット。世界中の街が見てみたくてパイロットを目指す。
一番好きな時間はパリのカフェでカフェオレを飲みながら、好きな本を読んでいるとき。
著書に『パイロットが空から学んだ一番大切なこと』『機長の教え』(インデックス・コミュニケーションズ)、『高度3万フィート、思うがまま』(講談社)などがある。

ラベル:坂井優基
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2008年09月17日

必読本 第774冊目 秘伝公開!神社仏閣開運法

必読本 第774冊目

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秘伝公開!神社仏閣開運法

山田 雅晴(著)

¥ 1,365 (税込)

たま出版

単行本: 215ページ

2008年6月2日 初版

 

●問題解決や仕事、受験に効果的な「二一日間産土(鎮守)神社参拝法」や、

古神道の最奥義「自神拝」と運身開運法など、

状況・目的別に神さま、仏さま、

ご先祖さまのお力をお借りして開運するテクニックを大公開。

●本書は、あの清水克衛さんの『読書のすすめ』サイト内を

たまたま見ていた時に、推薦されていたので興味をそそられて購入した本。

著者の名前は全く初めて聞く。

●斎藤一人さん、江原啓之さんなどの影響もあり、

神社仏閣、観音様、聖地巡りなどが、

老若男女を問わず、ここ最近ブームとなっている。

どんなに容姿端麗、お金持ち、身体頑健な方であっても、

人間の力だけではなかなか解決し難い問題を

一つや二つは誰でも抱えているものです。

そんな時には、やはり、謙虚な気持ちで、

神様、仏様にお願いに行くしかないでしょう。

しかし、実際の話、

神社仏閣を参拝し、現実に霊験を得るための、

効果的なお祈りの方法を指南してくれる解説書というものには、

なかなか本屋さんでお目にかかることがありません。

●本書の特長として、

目的、状況別の祈り詞、真言が、数多く記載されている、

神社仏閣への参拝の仕方、心構えなどが、

理論的な裏づけも取りながら、丁寧に解説されている、

イラストや図表類も多く、とても読みやすい、などが挙げられる。

Q&A形式で、初心者から必ず出てくるだろう疑問に答える

コーナーもあり、とても親切さを感じさせます。

一部、ちょっと占星術と絡めすぎたり、

専門的過ぎて理解困難なところがありますが、

総体的に見ると、かなり実用性が高い本と言ってよいでしょう。

●どうしてもこの手の本というものは、

胡散臭い新興宗教教祖や自称超能力者が、

己れの教団や商品の宣伝活動を目的に書いたような本が多く、

霊感商法的であまり近づくべきではないのですが、

本書は、祈りの言葉、祈願の方法など、

素人にもわかりやすいように具体的かつ実践的に解説されているので、

とても安心できる本です。

ある宗派、思想だけを偏向的に賞賛したりせず、

あくまでも中立的な立場で、

神道、仏教、心理学、占星術、成功哲学、超常現象などの

信じうる部分を絶妙にブレンドして話を展開しているのも、

説得力を持たせることに成功しております。

【マストポイント】

@「おかげ様で、ありがとうございます」という言葉は、

最高の開運+守護力アップの言霊となる。

「おかげ様」というのは、要するに、

自分の背景に存在する、神・仏・先祖三位一体の

守護的存在のことをいう。

この言葉を唱えることによって、

成功、幸せは自分の力だけではないという謙虚な気持ちになり、

過信、慢心に陥ることを防いでくれる。

また、お天道様、おかげ様の存在を常に意識することによって、

悪事を行うことを未然に防止する効果もある。

人からほめられたり、何かしてもらったりした時は、

「おかげ様で、○○しております」「おかげ様で、ありがとうございます」を

口ぐせにするとよい

(この言葉を一日1000回、21日間連続して行うと、

運命の質が間違いなく変化するという)。

Aどんな神社、お寺で御参りする時にも、

冒頭を「おかげ様で、ありがとうございます」ではじめ、

最後は「私は○○という目標に向かって、積極的に○○をいたします。

大いなる後押し、どうぞよろしくお願い申し上げます」で締めるのが、

標準的なお祈りの言葉となる。

B神社や仏閣で、ただぼんやりと他力本願的に祈願するだけでは

願望や夢など実現はしない。

どうしても実現させたい夢があるならば、

「○○を必ず実現してみせる」という断固たる決意の気持ちと、

何をやるにしても、練習段階、予行演習だと思わず、

これは本番なのだ、毎回が本番なのだという

「本番思考」で事にあたるという2点がポイントとなる。 

 

【著者略歴】

山田雅晴

開運カウンセラー協会代表、神道教師。昭和32年生まれ、広島大学教育学部卒。有限会社メンタルサイエンス代表取締役。まほろば研究会を主宰する。長年の神道思想の生理学的・心理学的研究を評価され、平成11年に米国・ホーソン大学より、Ph.D.(ドクター・オブ・フィロソフィー・イン・サイコロジー=名誉心理学博士)を贈呈される。

〔著書〕
『決定版・神社開運法』『太陽の神人・黒住宗忠』『神々の聖地』『超カンタン神社ヒーリング』『バージョンアップ版神社ヒーリング』『超日本人の時代』(以上、たま出版)、『足し算&かけ算思考で、あなたの人生は変わる!』(メタモル出版)、『古神道のヨミガエリ』(徳間書店)、『バージョンアップ版古神道の行法と科学』『運命を開く古神道の秘密』(以上、BABジャパン)、『時霊からの警鐘』『光の東京大結界』(以上、コボリ出版)、『鎮守の森ルネサンス』(ジュピター出版)など。

ラベル:山田雅晴 神社
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2008年09月05日

必読本 第767冊目 いま人に聞かせたい神さまの言葉

必読本 第767冊目

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いま人に聞かせたい神さまの言葉

船井 幸雄(著), 中矢 伸一(著)

¥ 2,100 (税込)

徳間書店

単行本: 541ページ

2008年3月31日 初版

 

●聖書の暗号に

「船井幸雄・中矢伸一・岡本天明・出口王仁三郎・出口なお」共に現れる!

聖書を超える「神示の世界経綸書」の全貌がいまここに明らかに…。

●船井さんの著書の中で盛んに紹介されていることから、

前からずっと気になっていた「日月神示」。

これは、ウシトラノコンジンさんという人間思いの神さまが、

全地球人に向けて発した、予言的なメッセージのことをいう。

聖書、ノストラダムスを超えるというその壮大な内容は

誰もが興味津々のはずである。

その研究の第一人者ともいえる中矢伸一さんの本は、

早く読もう、読まなければと頭の隅でずっと気になっていたが、

なかなか縁がなかった。

運良く図書館で借りることができましたので、

本日は船井さんと中矢さんの合作本を紹介したいと思います。

●我々は、極めて軽い意味合いで、

「神さま」という言葉を日常的に使うが、

実際のところ、「神さま」というものが実在すると

本気で信じている人、あるいは、

その存在を四六時中意識しながら、慎ましく生きている人というのは

どれぐらいいるだろうか。

江原啓之さん、小林正観さんなど、

極めて高度な霊能力をお持ちの方以外、

普段の日常生活において、

「神さま」「守護霊」の存在を実感として感じられる、

あるいは、直でメッセージを受け取るなど、

その手の超常的な存在とコミュニケーションが可能だという方は

ほとんどいないだろう。

「苦しい時の神頼み」とばかりに、

何か困ったこと、どうしても叶えたい願望がある時だけ、

思い出したように神社をお参りし、

特段困ったことがない場合は、のんべんだらりと生きているという人が

実際のところ大半である。

そんなことではいけない。

●ちょっとした辞書はあろうかというような

540ページの分厚さなので、

読む前には相当たじろいでしまうが、

意を決して読み始めると、

意外にもスイスイと読み下していくことができる。

特に、船井さんと中矢さんの対談部分である第1部と、

中矢さんの執筆担当部分である第2部は、

初心者でも抵抗なく読める。

ただ、船井さん担当部分の最終第3部は、

同様のテーマを扱った船井さんの近刊を何冊か制覇しておかないと、

素人には理解しづらい部分が多々あるので要注意。

●竜神様が現出したかのような不思議な形をした雲

(数年前、霊山として有名な山形県湯殿山の上空に、

竜そっくりの白い雲が現れたことがあり、

県外の旅行者が撮影した写真が、地元新聞に掲載されたことを

今ふと思い出しました)、

神社に現れた霊鳥、精霊かと思われる心霊写真、

出口なお、出口王仁三郎の実物写真、

日本国と竜神の相似形のイラスト

(北海道部分が頭で九州大陸が尾の部分となり、

日本国はまさに竜の姿そっくり)、

聖書に隠された暗号文字など、

写真、図解も豊富で理解の助けになります。

●「宇宙船」で見聞きした予言的メッセージを伝える匿名の少年、

竜神や伊勢神宮にまつわる不可思議現象

(私の地元の霊能者の方から直接聞いた話をちょっとだけ披露しますと、

竜神というものは普段目には見えない存在ですが、

時に、ヤマトノオロチのようなダイナミックな姿で現れ、

そのウロコの生々しい触感がリアルに感じられるなど、

人間の目の前に現前するということは実際にあるそうです。

滝や湖など、水辺にいるということでも有名ですよね)、

UFO、宇宙人、爬虫類人、地下国家など、地球外生命体の話、

日本国、日本人、天皇家の起源、

仏教、キリスト教、イスラム教、神道などの相互関係性、

人類や地球の未来など、予言書的なこと、

言霊や食事や波動の重要性など、

扱われているテーマは極めて多岐にわたる。

船井さんのライフワークでもある、

「人間存在のあり方とは?」、「生きる上で本当に大切なこととは?」を

総括したような内容で、

ファンならば是非とも手にしておきたい必読書です。

【マストポイント】

@〔洗心〕 宇宙創造神の御教え

○常の心 「強く正しく明るく、我を折り、宜(よろ)しからぬ欲を捨て、

皆仲良く相和(あいわ)して、感謝の生活をなせ」

●御法度の心 「憎しみ、嫉み、猜み(そね)、羨み、呪い、怒り、

不平、不満、疑い、迷い、心配ごころ、咎めの心、

いらいらする心、せかせかする心を起こしてはならぬ」

(船井幸雄、関秀男、中村天風さんなど、数多くの著者の本の中でも

出てくる有名な教え。これだけを守っていれば、一生平穏無事に

生きられるというぐらいに大事な教えなので、

いつも目に付く場所に大書して貼っておく価値がある)

A伊勢神宮にお参りしたら、

外宮では多賀宮(たがのみや)、

内宮では荒祭宮(あらまつりのみや)をお参りすることを

忘れないこと。

そこには、荒魂(あらみたま)というものが別に祀られていて、

数多くの霊能者が体がブルブルと感応するほどの圧倒的な霊気が漂うという。

B「今までの様な宗教や教の集団はつぶれてしまうぞ、

神がつぶすのではないぞ、自分でつぶれるのざぞ」

「死後のみ説く宗教はゼロの宗教ぢゃ。

迷うでないぞ。この世で天国に住めんもの、

天国に行ける道理ないのぢゃと申してあろう。

神は人間の命、人間は神の容れものであると申してあろう。

人間の極まるところは神であるぞ。

霊人は中間の存在ぞ。人間は神への土台ぞ」

「迷うのは欲からぢゃ。

体験と理解のみ財産ぞ。神示腹に入ったら、もうそれでよいぞ」

「皆天国に行くようになっているではないか。

この世でも天国、あの世でも天国、目出度いなあ。

地獄説く宗教は亡びるぞ。

地獄と思うもの、地獄つくって地獄に住むぞ」

「産土(うぶすな)さまによくお願いなされよ。わすれてはならんぞ。

宗教にこり固って忘れる人が多いぞ。

他の神を拝してはならんと云う、そなたの信仰はそれだけのもの

早う卒業結構」

「真の理解に入ると宗教に囚われなくなるぞ。

形式に囚われなくなるぞ。

真の理解に入らねば、真の善も、真の信も、真の悪も、

真の偽りも判らんのぢゃ」

(以上、本文より日月神示のことば。一部難解な表現、字句改変)

【著者略歴】

 船井幸雄
1933年
大阪府生まれ。1956年、京都大学農学部農林経済学科卒業。産業心理研究所研究員、日本マネジメント協会経営指導部長、理事・関西事務所長を経て、1970年に(株)日本マーケティングセンター設立。1985年3月に船井総合研究所に社名変更。1988年経営コンサルタント会社として世界ではじめて株式上場。“経営指導のプロ”としてコンサルティングの第一線で活躍するとともに、社長、会長を歴任。2005年1月から同社最高顧問。同社を約350人の経営コンサルタントを擁する日本最大級の経営コンサルタント会社に成長させた。現在はグループ30余社の総帥であり、(株)船井本社の代表取締役会長。著書は『日本人が知らない「人類支配者」の正体』(太田龍氏との共著)、『心配不要、これからよくなる!』(西園寺昌美氏との共著)、『日本壊死』『昭和史からの警告』(以上、副島隆彦氏との共著)、『長所伸展の法則』(小山政彦氏との共著)、『まちはよみがえる』『にんげん』『夢、実現!!』『未来への処方箋』『この世の役割は「人間塾」』など300冊超。

中矢 伸一
「日本弥栄の会」代表。特定非営利活動法人「アース・マインド協会」理事長。3年間に及ぶ米国留学生活を通じ、日本と日本民族の特異性を自覚。帰国後、英会話講師・翻訳・通訳など、英語ベースの業務に従事する一方、神道系の歴史、宗教、思想などについて独自に研究を重ねる。1991年、それまでの研究をまとめた『日月神示』(徳間書店)を刊行。以後、関連した著作を相次いで世に送り出す。これまでに刊行した著作は30冊以上。現在、著者執筆の傍ら、主に自著の固定読者からなる有志のネットワーク「日本弥栄の会」を主宰、月刊誌『たまゆら』を発行している。

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