2008年09月02日

必読本 第764冊目 「人生を楽しむ」ための30法則

必読本 第764冊目

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「人生を楽しむ」ための30法則

小林 正観(著)

¥ 1,500 (税込)

講談社

単行本(ソフトカバー): 190ページ

2008年8月26日 初版

 

●幸せは「私」が感じたときだけ存在します。

全部自分の味方だと思えたら、世界は一変します。

本当の幸せは良い仲間といることです。

人生を楽しくする、究極の30法則。

●先月8月末に出たばかりの小林正観さんの最新刊。

帯にデカデカと記載されている通り、

本書は弘園社、宝来社などの本で

過去既に一度掲載された話を再編集したものではなく、

「新作語りおろし」である。

一読してみると、最近各地で行った講演会の模様を

収めたもののようだ。

●人生を「楽しく生きる」ためにどうすればよいのか。

正観さん流生き方の極意を、平易な言葉で

淡々と語っていく。

章はテーマごとに5つに分かれ、タイトル通り、

30話分のお話が収録されている。

障害児として生まれた長女をどのように受け入れていったのかの話と、

死後の世界、輪廻転生の話が、

個人的には新鮮で、特に心に響きました。

重要ポイントが太字になっているなど、

読みやすさにも工夫が施されております。

●個人的な話を最後にちょっとだけ書かせていただきます。

先月8月17日と18日2日間にわたって、正観さんが、

私の地元山形県鶴岡市を訪れ、講演会を開催されたのです。

私は都合があって、残念ながら参加することができなかったのですが、

私の代わりに両親二人が参加することができました。

その両親によると、正観さんは、

本そのままの、落ち着いた語り口の、

大学教授のような感じの人だったとのことです。

最近見た映画の話や、奥様の話など、

著書ではあまり詳しく語られないようなことまで

突っ込んでお話されるようなので、

やはり、講演会でお話を聴くのは、

著書を読むのとは又違った趣きがあるようです。

近場で開催予定のある方は、

是非参加されることをおすすめいたします。

【マストポイント】

@「「嬉しい、楽しい、幸せ、大好き、

愛してる、ありがとう、ついてる」という

言葉を、一万回言ったとすると、

その言葉を好きなのね、と神は思うらしい。

神には感情がないので、その人がいつも口にしている言葉を、

もっと言わせてあげようと思うだけなのです。

なぜなら、神は人に「喜ばれると嬉しい」というエネルギーだけの

存在だから。

その人にとって、嬉しいと思われる現象をセットしてくれるのですから、

肯定的な明るい言葉を言っていたほうが、

宇宙全体が味方になってくれて得です。

否定的な言葉だけを口にしているからといって、

意地悪でバチを当てるために現象を起こすのではありません。

どんなに否定的な言葉を言っていても、

神は敵には回りません。ただ、味方にならないだけ。

そういう意味で、神はとても寛大・寛容な存在です」

A「神さまは見ているみたいです。

そして、一千もの喜びと幸せをあげているにもかかわらず、

なぜ一回も感謝をしたことがないのかな、と思う。

それに腹を立てたりしません。

ただ、方程式として、この人に一千の喜びを与えているものについて、

一つ取り上げてみるのです。

そうするとそこで九百九十九の喜びと幸せをいただいたことに

気がついた人は、突然にその一つ分がドンと片付きます。

九百九十九のことについて、幸せで喜びで感謝で、

ということをやっていくと、この一つはクリアされる。

でも、この一つや二つに対して文句を言っている人は、

残りの九百九十八に対してまったく感謝をしない。

悩み苦しみとは、実は気に入らないその一つや二つだけを

ピックアップして「何とかしろ」といっている状況のことです。

これを悩みというのです」

B「(子供には)「頑張って必死になって努力して、

思い通りのことを成し遂げる人間が強い子なんだ」と教えるよりも、

「人生には思い通りにならないこともたくさんあるけれども、

そのときに落ち込んだり嘆いたり悲しんだり、

自分はダメだと思う必要はないよ。

それを淡々と、自分の目の前の現象を受け入れて、

笑顔で生きていく、ということが、

人間の本当の強さというものみたいだよ」ということを親が

子どもに教えたなら、この子どもは本当に強い子どもになって

生きていけるのではないでしょうか」(以上、本文より。一部改変)

【著者略歴】

小林正観

1948年東京・深川生まれ。中央大学法学部卒。心学研究家、コンセプター、デザイナー。博士(心理学、教育学、社会学)、旅行作家。全国で毎日のように講演を頼まれ、各地を回り続けている。ソフトな語り口で、ものの見方を楽しく、わかりやすく、面白く伝えている。著書には、『楽しい人生を生きる宇宙法則』『喜ばれる』(以上、講談社)、『100%幸せな1%の人々』(中経出版)、『笑顔で光って輝いて』(実業之日本社)、『悟りは3秒あればいい』(大和書房)、『「き・く・あ」の実践』(サンマーク出版)、『宇宙が応援する生き方』(致知出版社)など多数。

ラベル:小林正観
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2008年08月30日

必読本 第761冊目 島田秀平の手相占い

必読本 第761冊目 

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島田秀平の手相占い

島田 秀平(著)

¥ 1,260 (税込)

河出書房新社

単行本: 160ページ

2008年7月20日 初版

 

●実力派お笑いコンビ「号泣」の一人、

島田秀平が、「エロ線」「KY線」「セレブ線」「不倫線」など

ユニークなネーミングの手相の線から

ズバリ運命を鑑定! これを覚えれば、

恋人や友人との話題も盛り上がること必至の占い本!

●一頃、手相にハマッていた時期がある。

なぜハマッたかというと、

他のメジャーな占い、たとえば、星占い、血液型占いなど比べ、

手相は同じものが二つとしてない、

その人オリジナルのもので、

それだけ的中率、正確性が高いと思ったからである。

●本書は、テレ朝系『草野☆キッド』 (帯には、草野仁さんの推薦文あり)

をはじめ、本業のお笑い芸人としてよりも、

手相占い師として登場することの多い、

島田秀平さんの手相占い本である。

●島田さんの手相占いの特徴は、

「エロ線」、「セレブ線」、「イチロー線」など、

他の手相占い師には見られないような、

ユーモラスなネーミングをつけていることである。

一般の手相本は、

手相の基本6線(生命線、頭脳線、感情線、運命線、金運線、結婚線)

に分けて、一つ一つの線の意味を解説するスタイルをとるのが一般的だが、

本書は、恋愛、仕事、結婚、将来、金運、健康と

手相の線にこだわらず、テーマごとに解説するという構成をとる。

よって、他の手相本では必ず出てくるような、

特殊な手相や十字紋などがすべて網羅されていないという欠点もあるが、

スッキリと読みやすいという意味では、

極めて初心者向きの作りとなっている。

●1000人の芸能人を鑑定したというだけのことはあり、

所属事務所ホリプロの大御所、和田アキ子

(そもそも、手相占いを始めたきっかけが、

芸人として全く売れず、やめようか悩んでいた頃、

アッ子さんから、お笑い以外にもう一つ特技を持てば?という

アドバイスをもらったからだという)をはじめ、

大橋巨泉、みのもんた、久本雅美、スザンヌ、

小島よしお、岸辺四郎、ザ・たっち、神田うのなど、

著名人の手相の実際が

随所に紹介されているのも芸能界好きにはたまらないでしょう。

●韓国では手相の整形手術まである

(一時流行した、手の平にマジックで線を書くのは

効果的かどうかについてもコメントがある)、

徳川家康は初陣の時、敵から切りかかられた時に、

とっさに手で相手の刃先を受けてしまい、

その時に手の平の真ん中に長い運命線のような傷が生じた。

その後、運命が急激に好転した(ホントか?笑)、

双子でも手相は全く違う

(前述したザ・たっちの二人も全く違う相だという)、

それと、右手で診るか、左手で診るかという、

手相占いでは誰もが悩む、根源的な疑問に関しては、

島田さんは、ずばり「左手」であると断言されていることも

忘れずに記しておきましょう。


※本日の【マストポイント】は、占い本なので割愛いたします。
 

島田秀平さん 公式ホームページ http://com.horipro.co.jp/profile/38shimada.html

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2008年07月28日

必読本 第737冊目 無意識はいつも君に語りかける

必読本 第737冊目

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無意識はいつも君に語りかける

須藤 元気(著)

¥ 1,575 (税込)

マガジンハウス

単行本: 150ページ

2008年4月12日 初版

 

●この世界はあなたの投影物であり、

幸福になるのも不幸になるのもあなた次第。

自分に起こる出来事をすべて肯定的に受け止めるという観点をテーマとして、

著者がこれまで様々な機会に使ってきたキーワード70を語る。

●著者のことは、元格闘技選手というぐらいの情報しかない。

引退後、作家に転向、

出した本が立て続けにベストセラーになったらしいが、

基本的に、芸能人、スポーツ選手が

余業的に書いた小説風の読み物には、

一部の例外を除き、ほとんど興味がないので、

どういう系統の本を書いているのか皆目見当がつかなかった。

だが、以前、ダウンタウンのバラエティ番組に

著者が出演していた時に、

やたら守護霊だとかスピリチュアル系の話を

真剣に語っている姿が妙に印象的で、

頭の隅っこで気になってはいた。

本書も、タイトルからして私好みの内容なので、

図書館から借りて読んでみることにしました。

●マガジンハウスからの本なので、

何かの雑誌に連載していたものを

1冊にまとめたものなのだろうか。

見開き2ページでひとつのテーマを語るシンプルスタイルである。

ページの中央部分に、

須藤さんが考えた名言を大きい字体で掲載し、

左ページにその解説文を短くまとめるというスタイルになっている。

よって、右ページはほとんど余白である。

150ページという薄さもあり、あっという間に読破できる。

●冒頭、中学生の時から、

自分で決断がつかないような選択を迫られた時には、

中国古典の『易経』の教えに従い、

100円玉を3枚投げて、吉凶を判断し、

それがことごとく的中していたということ、

相当の本好きでないと知らないような

欧米の物理学者、精神医学者の名前が次から次へと

出てくることなどからわかるように、

著者は、いわゆる世の中を支配している黄金法則、

成功法則の研究、訓練を昔からずっと続けていたのだろう。

●直感に従う、原因と結果の法則、先に与える、

シンクロニシティ、愛と感謝の重要性、

思い立ったらすぐに行動、など、

世に出回る数多くの成功哲学のエッセンスが

この1冊に凝縮されている。

著者の他の本を全く読んでないので、

あまり詳しいことも書けないのだが、

軽いタッチのスピリチュアル現象、不思議系の本を

お探しの方にはお薦めできる本です。

【マストポイント】

@「与えれば、得られる。」

与えれば得られるなんてあたりまえ。

あなたはそういいながら、自分が愛を注ぎ込むことよりも

自分が愛されないことばかりに不満を抱いていないだろうか。

この宇宙を一台の巨大なコンピューターとして考える説もあるが、

僕はこの世界を巨大な愛の貯金箱として考えるのが好きだ。

あなたが惜しみなく愛を投入すれば、

やがてそれは予想もしないカタチで必ずあなたのもとに

返ってくる。

なぜなら、この現実はあらゆる局面で、

自分とは異なる何かと影響し合っているからだ。

A「ネガティブな行いをする人がいたら、

その人を反面教師にして、

心のなかで「教えてくれてありがとう」という。」

この物理現実はすべて波動としてのエネルギーでできている。

その起点は意識そのものだ。

共時性の原理に示されているように、

見ているすべての現実は僕らの意識と結びついている。

意識が、僕らの体験する現実の質を左右するといったら

良いだろうか。

考えるに、人間の意識のなかで波動が高い状態は、

愛と感謝の気持ちなのだ。

だから、ネガティブな行いには感謝の言葉と気持ちで応える。

そうすれば、僕らの意識の波動はより高い状態へと浄化される。

自分に関わる全てに、ありがとう。

B「本当のリラックスとは、

そのことについて考えない、見ない、触れないことである。」

あなたがもし日々不安や苛立ちに悩まされているのなら、

静かに座って呼吸を深く長くする簡単な瞑想を

毎日実行することをお勧めする。

が、いかにリラックスするかについて考えてはいけない。

ただ呼吸とリズムとお腹に意識を集めることが基本だ。

世の中には考える必要がないことがどれだけあることか。

(以上本文より抜粋。一部改変。) 

 

【著者略歴】

須藤元気

1978年東京生まれ。格闘家として活躍していたが、2006年突如リング上で引退を表明。現役時から役者、モデル、書道展入選などマルチに活躍。著書『幸福論』『風の谷のあの人と結婚する方法』『神はテーブルクロス』『レボリューション』『バシャール スドウゲンキ』が相次ぎベストセラーになるなど、現在は主に作家として活動している。

ラベル:須藤元気
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2008年06月23日

必読本 第706冊目 空から眺める「世界遺産」 (ビジュアル+好奇心!BOOKS)

必読本 第706冊目

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空から眺める「世界遺産」 (ビジュアル+好奇心!BOOKS)

世界博学倶楽部(著)

¥ 1,000 (税込)

PHP研究所

単行本(ソフトカバー): 96ページ

2008年3月28日 初版

 

●人類が、そして自然が残した様々な世界遺産。

本書では、通常あまり見ることのできない上空からの視点、

迫力ある空撮写真を中心に、後世に残したい世界遺産の数々を紹介。

世界遺産の新たな魅力が味わえる1冊。

●テレビ番組でも、書籍でも、 ある一定の数字を確実に取れる

「鉄板」ネタであることもあり、

世界遺産関係のものは、大変数多く目にします。

今回は、その世界遺産関係のムックを紹介したいと思います。

●あまたある世界遺産関係の本の中で、

本書の際立った特徴は、

ページ一杯に大写しで掲載された空撮写真が

あるということです。

たとえて言うならば、ちょうどグーグルアースのような

感じで、世界遺産を空中から撮影しているのです。

一瞥してみれば、ただただ、その世界遺産の壮観さに

誰もが圧倒されることでしょう。

●地図や説明文も掲載されておりますが、

ゴチャゴチャと無駄に長く書かれておらず、

必要最小限度に抑えられている。

写真重視の構成になっております。

●エジプトピラミッドの建築は、

一般に、時の王が奴隷たちに命じて作らせたと

信じられているが、実はその当時、奴隷は存在せず、

農閑期に農民に作らせたものであるとか、

フランスヴェルサイユ宮殿の庭園の中には、

ミッキーマウスの顔が浮かび上がるとか、

アメリカイエローストーン国立公園は、人為的な力を加えないで

生態も景観も自然のままに保つために、

たとえ大規模な山火事が起こっても、

消火活動をしないで自然鎮火するまで放置するとか、

いろいろなウンチクも知ることができます。

世界遺産ファン、海外旅行好きにはおススメの1冊です。

※今回はガイドブックゆえ、【マストポイント】は割愛させていただきます。 



ラベル:世界遺産
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2008年06月06日

必読本 第692冊目 日本の風俗起源がよくわかる本

必読本 第692冊目

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日本の風俗起源がよくわかる本

樋口 清之(著)

¥ 1,260 (税込)

大和書房

単行本:206ページ

2007年7月5日 初版


●日本では、挨拶の時、なぜお辞儀をするのか、

敷居を踏んではダメなのか、

還暦で赤いちゃんちゃんこを着るのか、

そばは音を立てて食べるのか・・・。

この1冊で日本古来の知恵としきたりがわかります!

日本人が育んだ叡智を再発見できる1冊です。

●毎日生きていると、

その真の意味、起源をサッパリ理解していなくても、

ただ昔から行われてきたから、というだけの理由で、

ずっと続けられている習慣、風習などがあると思う。

神社でなぜ拍手を打つのか、

めでたい場では、なぜ尾頭付きの魚や赤飯を食べるのか、

なぜ、祭りの時に盛大に神輿を担ぐのか、

なぜ、死んだ者には戒名をつけるのか、

そのそもそもの起源を正確に述べることができる方は

どれほどいるでしょうか。

●本書は、それらの日本古来の伝統、風習を、

服装、言葉、食事、婚礼、年中行事など、

テーマごと全10章に分けてエッセイ風にまとめた本です。

非常に平易な文章で、関連したイラストも豊富、

豆知識、雑学の類がてんこ盛りで紹介されております。

テイスト的には、

先日紹介したばかりの本(必読本第690冊目参照)に近いですね。

ちょっとした休憩時間、移動時間中に、

サラリと読む本としては非常に最適です


【マストポイント】

@「ありがとう」という言葉は「有り難し」が語源で、

「世にも極めてまれなことは、神や仏の力で実現されることが

多い。いわゆる奇蹟が起こる。霊験あらたかである。

そういう場合に、神仏の前で「ありがたし」と手を合わせて拝む」

(国語学者 岩渕悦太郎)というのがそもそもの意味である。

つまり、「ありがとう」という言葉は、

そもそも神仏をたたえる言葉であった。

※いわゆる「ありがとう」を口ぐせにすると、

良いことが起こるというのも、以上の事情から説明できる。

A年賀状や中元状(暑中見舞い)は、

言語呪術信仰から生まれた。

古代の日本人は、言葉は単なる記号ではなく、

語られた言葉は実体を持つと考えていた。

だから、「おめでとう」という言葉を言ったり、

送ったりすることによって、相手が本当にめでたくなると

思うわけである。

※@と関連が深い。いわゆる言霊信仰、

口に出した言葉は現実化するということは昔から信じられてきた。

B「村八分」の語源は、

共同体にとって益にならない者、ルールを破った者に対して、

火事と葬式以外は付き合いません。

つまり十の行事のうち、二つは付き合うが、

残りの八つは付き合わないということから来ている

(火事は一切の財を失ってしまう災難、

葬式は悲しいものだから、最低限この二つだけはつきあう)。

また、昔から人が罪を犯すのは、その人間自体が悪いのではなく、

その人間に悪魔が入ったからと考える。

そして、その悪魔さえ追い出せば、その人は救われる。

その悪魔を追い出すためのひとつの方法として、

「笑い講」という習慣があった。

この習慣の背景には、「笑いが神を招く」という思想がある。

おかしくもないのに、ワッハッハとただ大笑いしていると、

良い魂が増幅されて、悪魔が追っ払われるというのである。

 

【著者略歴】

樋口 清之
明治42年奈良県に生まれる。国学院大学文学部史学研究科を卒業。同大学文学部名誉教授。文学博士。静岡県の登呂遺跡発掘をはじめ、考古学の黎明期に多大の業績を残し、専門の考古学、民俗学では最高権威者の一人である。マスコミでも幅広く活躍し、“樋口史観”と呼ばれ、豊富な知識に裏付けられた数々の著作にはファンも多く、「梅干博士」の愛称で親しまれた。1997年没。



ラベル:樋口清之
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2008年06月04日

必読本 第690冊目 茶柱が立つと縁起がいい―語り継ぎたい「日本の言い伝え」

必読本 第690冊目

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茶柱が立つと縁起がいい

―語り継ぎたい「日本の言い伝え」

黒塚 信一郎(著)

¥ 1,680 (税込)

原書房

単行本:297ページ

2005年10月1日 初版


●豊かな抒情性のなかに織り込まれた、

先人たちの「よりよく生きるための叡智」。

祖父母から孫へ、親から子へと語りつがれてきた言い伝えが、

いま消え去ろうとしている。

この情緒あふれる言の葉四九を厳選し、

哀惜の思いを込めて綴る蘊蓄エッセイ。

●どんなに科学、文化が発達しても、

昔から連綿と受け継がれてきた

伝統や言い伝えというものがある。

家を建築する時は、地鎮祭を行うし、

街中で霊柩車を見ると無意識に親指を

隠してしまう。

雛人形はできるだけ早めに片付けろ、

夜に爪を切ったり、口笛を吹いてはならぬ、

ミミズに小便をかけると、チンチンが腫れる、

などの言葉は、祖父母に言われた経験のある方は多いことでしょう。

そんなことは迷信だ、バカバカしいと一笑に付すのは簡単ですが、

それらの伝統、言い伝えを真っ向から

否定できますか?と問われれば、

やはりどんな人でも自信を持てないものです。

●何百年も、何千年も伝えられてきた

風習、言い伝えには、

やはり、それなりの根拠、再現性があるからゆえに、

風化されることなくいまだに伝えられてきたのであって、

それらの来歴を知ることも無駄なことではないと思います。

本書は、現代人でもいまだによく聞く、

ジンクス、言い伝えの類を49個集め、

その起源や意味するところをエッセイ風にまとめた本です。

300ページありますが、サラリと読めます。

●本書のタイトルになっている言い伝えなど、

誰もが知っている有名なものであっても、

その意味や起源が曖昧になっているものが

たくさんあるかと思いますが、

それらの内容を実にわかりやすくかつ端的に解説してくれております。

ちょっとした時に、トリビア的に

知り合いに披露したら喜ばれる知識が満載の本です。


【マストポイント】

@「夜中に合わせ鏡をすると、魔が出る」

鏡は昔から非常に霊的な力を持つと言われている。

神社のご神体が鏡であることや、巫女やシャーマンの

必需品であることからもこのことはわかる。

また、鏡は異界への入り口と言われる。

鏡同士を写すと、多くの出入り口ができ、

いろいろな魔物が出入りすることになる。

夜中の12時ちょうどに三面鏡に顔を映し、

そのたくさんの顔の中から右から7番目の顔が、

その人の死んだ顔で、その顔だけは目をつぶっている

というジンクスもある。

A「便所で唾や痰を吐くと、罰が当たる」

便所には、「厠(かわや)の神」がいると言われる。

この厠は「川屋」から転じたもので、

昔の便所は、川の上に掛けて作られていた。

人間の排泄物は、川に流れて行き、その後、

海、山、地下などの漠然とした他界、黄泉の国、

死の国に流れ着くのだと信じられていた。

従って、他界に通じる厠には、神々がいると

信じられきたのである。

どんな暑い時でも裸で便所に入るな、

唾を吐くな、痰を吐くな、それらの無礼をすると、

厠の神が怒って、災いがあると恐れられた。

また、和歌山県などでは、「咳払いしてから便所に入れ」という風習がある。

これは、厠の神様に、「これからトイレに入りますよ」という

合図、あいさつであるという。

トイレ掃除をするといいことが起こるというのは、

以上のことからもわかる。

B「猫は化けて出る。殺すと七代まで祟る」

猫は非常に強い獣性と神秘性があり、

その目や顔つきを見てみればわかるとおり、

非常に霊妙な力を備えている動物だと言われている。

猫を殺したことによって、昔から猫又、化け猫といって

祟られた例は枚挙に暇がない

(元マラソン選手の瀬古◆彦さんが、学生時代に

多くの小猫を残忍な方法で殺してしまい、

ひどい罰が当たったということを何かの本で読んだことがある)。

猫の中でも、特に三毛猫を殺すのは最悪で、

必ず祟られるという(オスの三毛猫は

まれにしか生まれないため、非常に貴重で、

昔から霊性が非常に高く評価されていたため。

また、猫が日本に伝えられたのは奈良時代頃で、

寺院に収められた大切な仏典がネズミにかじられてしまうことに

難儀した僧侶たちが、ネズミ退治のために

輸入されたと言われている)。

 

【著者略歴】

黒塚 信一郎
東京生まれ。出版社勤務をへて図書の企画・編集事務所設立、多くの図書を企画・編集。『日本霊異記』に魅了され、古典や神仏に興味をもち執筆もはじめる。難解だと思われているものをポピュラーな形にして提供しようと心がけている。



ラベル:黒塚信一郎
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2008年05月10日

必読本 第670冊目 「き・く・あ」の実践―今すぐ幸せになれる方法

必読本 第670冊目

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「き・く・あ」の実践―今すぐ幸せになれる方法

小林 正観(著)

¥ 1,575 (税込)

サンマーク出版

単行本: 199ページ

2008年4月20日 初版



●すべてを受け入れれば、世界は一瞬で変わる…。

「競わない」「比べない」「争わない」を基本的な価値観とし、

この瞬間だけでなく、未来にわたって継続できるような、

楽しい生き方をするための実践法を紹介する。

●小林正観さんの大手出版社から出された本である。

サンマーク出版からは2冊目だろうか。

一般書店売りされる本は、過去に宝来社、弘園社などで

書かれた話を再編集したものばかりだから、

いい加減、新刊を出すのは終了してもよさそうなものだが、

出せば必ず一定数は売れるのか、

今年になっても、色々な出版社から次々と新刊が

売り出される。

本がなかなか売れない昨今、大手出版社にとっては、

出せば必ず売れる、「手堅い」作家の一人として、

非常に珍重される存在なのだろう。

●サンマークの以前の本は、「そ・わ・かの法則」(必読本第39冊目参照)と、

掃除、笑い、感謝することをメインテーマに書かれた本だったが、

本書のテーマは、「き・く・あの実践」、

つまり、「競わない、比べない、争わない」人生を生きるためには

どうすればよいかを主題にまとめられた本である。

●昔から正観さんの本を数多く愛読されているファンにとっては、

既読の話がやはり非常に多い。

そういう意味では、あえて買う必要がないとも言える

(ただし、書き下ろしのあとがき部分は、

例によって感動的で、長年のファンの方であっても、

目からウロコの気づきを得られる)。

しかし、それほど正観本に親しみのない方には、

やはりジンワリと味わい深いものや、

心が震えるような感動があると思う。

●学校時代にテストの点数や偏差値を

他の同級生やライバルと比べ、競い、争い合い、

社会人になってからも、他人と、年収、恋人、車、貯金、

自宅、子供の成績、進学先などを

常に回りの人と比較し、それを凌駕することだけに

価値観を見出しつつも、結局は心の充実感が得られなかった、

虚無感だけしか感じられなかった、という方々には

非常に得るところの大きな本です。

●ストレスをためず、肩の力を抜いて

リラックスして生きる、自然体の生き方を会得したい

方には是非ともお勧めしたい本です。

200ページですが、一息で読めますし、

読後も非常に清々しい気分になれるかと思います。


【マストポイント】

@「仕事も順調、人間関係もよい、健康にも問題なく、

睡眠も足りている。

そんなときにニコニコしているのは、誰でもできます。

しかし、仕事もトラブル続き、家では家族とけんかをし、

友人ともうまくいかず、体も重たくて寝不足。

そんなときにニコニコしていられるかどうかが、

まさに「実践」なのです」

(知識だけは有り余るほど持っていても、

何一つ現実に実践していない「頭でっかち」ではダメで、

常に知識を行動化しているかどうかが

最も大事だと正観さんは言われている)

A「「人を裁かない」「人を糾弾しない」ということは、

とても重要なことに思えます。

(理不尽なことをしている人を見ても)何もしないのではなく、

「ああいうことは、自分はしない」と決意することが、

たぶん最も重要なことなのでしょう。

実践者として、自分が「道義」として許せないものは、

それに反する人を糾弾するのではなく、

「自分は、絶対にしないようにしよう」と決意することです」

(世の犯罪者、迷惑者など「不条理」な存在に対しては、

激しく非難したり、糾弾したりしても、

その人が変わることは非常にまれであると言われている。

それよりも、そういう人を見た人それぞれが、

ああいうことは自分は絶対にしまいと固く決意することが

より良い社会を作る上で、一番大事だとのこと)

B「人間の鼓膜の大きさは約10ミリ。

人間の声帯の大きさは、男性の場合、約20ミリ。

つまり、耳で聞いた「ありがとう」「愛してます」の音からは

10ミリ+10ミリ=20ミリの影響を受けるのに対し、

自分の声帯を振るわせた「ありがとう」「愛してます」の音からは

40ミリ(声帯は2枚ある)の影響を受ける。

人から言われた言葉より、自分で言った言葉の方が、

自分の体に2倍の影響があるということです」

(いわゆる「天国言葉」は、まわりの人を幸せな気分にする

以上に、自分にとって一番効果があることが、

以上のことからわかる)


【著者略歴】

小林正観

1948年、東京生まれ。中央大学法学部卒。心理学博士、教育学博士、社会学博士。学生時代から人間の潜在能力やESP現象、超常現象に興味を持ち、心学などの研究を行なう。講演は、年に約300回の依頼があり、全国を回る生活を続けている。著書には、『22世紀への伝言』『幸せの宇宙構造』『で、何が問題なんですか』(以上、弘園社)、『究極の損得勘定』『心がなごむ秘密の話』(以上、宝来社)、『釈迦の教えは「感謝」だった』(風雲舎)、『宇宙を味方にする方程式』『宇宙を貫く幸せの法則』(到知出版社)、『楽しい人生を生きる宇宙法則』(講談社)、『この世の悩みがゼ
ロになる』『楽しく上手にお金とつきあう』(以上、大和書房)、『「そ・わ・か」の法則』(サンマーク出版)、『神さまに好かれる話』(五月書房)など、 多数。

うたし会ホームページ 
http://www.utashi.com/

ラベル:小林正観
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2008年04月12日

必読本 第652冊目 神道 感謝のこころ

必読本 第652冊目

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神道 感謝のこころ

葉室 頼昭(著)

¥ 1,260 (税込)

春秋社

単行本: 192ページ

2000年8月31日 初版

 

●全てのものと一緒に生きる「共生」という考えによって、

豊かな自然観・人間観を育んできた日本人。

その原点に復って素晴らしい日本人の「こころ」に目覚めるエッセイ集。

じんわりとしみわたる54話を収録。

斎藤一人さんの近刊(必読本第328冊目参照)にて

推薦書として挙げられたこともあり、

一般の人にも広く知られるようになった、

形成外科医にして、春日大社宮司であられる

葉室頼昭さんの傑作エッセイ。

個人的には、一時、葉室さんに相当心酔し、

著書を見つければ手当たり次第に読んだものだが、

最近とんとご無沙汰だった。

運良く図書館で本書を見つけることができましたので、

本日午前中に一気に読んでみました。

●本書は短文のエッセイを54個集めた本で、

今までの葉室さんの本と比べて、

非常にやさしい語り口になっている。

一話あたり、3〜4ページとごくごく文章量は

少なくなっておりますので、

ちょっとした移動時間、休憩時間に読むのに実に最適。

1時間も要せず読破できます。

●内容的にも、やはり、

目からウロコというか、

ホレボレするようなお話が実に数多く掲載されております。

宗教や神さまの話、日本という国の特質や美点、病気の治し方、

人体や自然の仕組み、人類や宇宙の起源などなど、

子供でもわかるような平易な文体にもかかわらず、

話されている内容は実に奥深く、ハイレベルで、

非常に勉強になります。

●以下のマストポイントに何点か重要な言葉を

挙げておきましたが、3つに絞りきれないほど

他にも名言至言が数多く、

葉室さんの熱烈なファンのみならず、

全く初めての葉室本として読むも良し、

一人さん、正観さん、美輪さんなど

スピリチュアル系の本を好んで読まれている方などにも

非常にオススメの本です。

●以前も書いたことがありますが、

葉室さんのお話は、いわゆるトンデモ系の人が

何の根拠も論証もなく、

単なる思いつきや直感で書いたような薄っぺらなものではなく、

西洋医学と東洋医学共に通じた

徹底的な科学者という立場に依拠しながらも、

目に見えない存在である、神さま、精神世界などの

不可思議現象を我々一般人の腑に落ちるように

わかりやすく解説してくれるという

点にあるといえるでしょう。

●最近、また、テレビによく出る理系の大学教授とやらが、

江原啓之さんがニセモノだ、裁判で徹底的にそのウソを

暴き立ててやるなどと一人息巻いているようですが、

本書で葉室さんが指摘しているように、

「目に見えないのだからそれは非科学的だ」という

人こそ非科学的なのだ、ということです。

一時的なマスコミ報道だけで、誰がニセモノだ、

誰がホンモノだとすぐに妄信即断してしまうことなく、

自分自身の目と頭で、正しく物事を判断できるように

しておきたいものです。

【マストポイント】

@万人に平等に与えられている神さまの恵みも、

感謝することによって、はじめてその人の前に

現実に見えてくるのです。

幸福が与えられたから感謝するのではなく、

感謝するからこそ幸福が与えられるのです。

このことに気づかない人が多いようですが、

感謝には、理屈や理由は不必要なのです。

いろいろな理由をつけての感謝は乱感謝です。

理由のない全感謝、理屈のない無我の感謝が

真実の感謝なのです。

A仕事を「労働」だと捉えると、

病気になったりして寿命が縮まり、決して充実した

人生にはなりません。

「労働」するからこそ疲れるのです。

一方、「働く」というのは本来、神さまに楽しんでいただくこと。

そして周囲の人を楽にさせる(傍たを楽にさせる)ために働けば、

疲れることはありません。

感謝の気持ちで働いたら皆から喜ばれ、

感謝されます。

今「労働」している人は、もし健康に長生きをしたければ発想を

転換させ、「させていただく」感謝の心をもって

「働く」ことが大切です

(同様に、葉室さんは、ジムなどに行って

体を「鍛える」ことは我欲につながるので、

体を痛めたりなど、逆効果になることが多く、

そうではなくて、(おそらく掃除やボランティアなど)

「使う」「させていただく」ことが

大切だと言われている)。

B神社では、神さまに「健康にしてください」と

ご祈祷においでになる方が多いようですが、

しかし、こんな方はなかなか神さまのお恵みを受けることが

できません。

なぜなら、「健康にしてください」ということは、

自分が病気だと思っている現われだからで、

心で病気をつかんでいたら、いくら神さまにお祈りをしても、

お恵みは得られません。

「神さま、健康にしていただいてありがとうございます」と

感謝するのが、本当のことなのです。

心を放せば神さまのお恵みがいただけます。

いつも心の病気をつかんでいる人は、病気になりやすく、

すべてを良い方向に考え、感謝をしている人は

病気になりにくいのです。


(以上本文より引用。一部改変)

 

【著者略歴】

葉室 頼昭
昭和2年東京に生まれる。昭和28年学習院初・中・高等科をへて、大阪大学医学部卒業。昭和30年大阪大学医学部助手。昭和33年医学博士。昭和38年大阪市大野外科病院長。昭和43年葉室形成外科病院を開業。平成3年神職階位・明階を取得。平成4年枚岡神社宮司。平成6年春日大社宮司。平成11年階位・浄階、神職身分一級を授けられる。

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2008年04月11日

必読本 第651冊目 ほっとする老子のことば―いのちを養うタオの智慧

必読本 第651冊目

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ほっとする老子のことば

―いのちを養うタオの智慧

加島 祥造(著)

¥ 1,050 (税込)

二玄社

単行本: 151ページ

2007年1月15日 初版



●いま、老子の思想がとても新しい―。

老子の書「道徳経」81章の中から、

人の心をほっとさせる言葉の数々を選び、

現代口語に仕立て直して紹介。

現代の文人・水墨画家加島祥造が優しく説く、

心に沁みる老子の教え。

●最新の本、現代的な本ばかり読んでいると、

時として、人生の原理原則を述べた

古典書に立ち戻りたくなる時がある。

本書の著者の本は一度も読んだことがなかったが、

アマゾンで「老子」を検索すると、

上位で出てくることもあり、以前からちょっと気になっていた。

本日、図書館から借りて読んでみることにしました。

●「老子道徳経」81章の中から、

とりわけ有名な言葉を35個厳選し、

その直接的な訳文を載せるのではなく、

ある種の詩のような文章に意訳し冒頭に掲載、

それに水墨画を添える。

それに続けて簡単な解説文を2ページほど配置するという

構成で進んでいく。

イメージ的には、

新井満さんがかつて出された本(必読本第319冊目参照)に

近いと言えるでしょう。

●何ら痛痒を感じることなく

スラスラと読破できる本だが、

「老子」の全文は掲載されていないので、

他書で一通り「老子」の全体像を掴んだ人が

気軽な感じで読むのに最適な本です。

著者在住の長野県南部伊那谷の

自然風景を描いた水墨画も、いい風情を醸し出しております。

安い定価もうれしいですね。

●最近、テレビや新聞を見ていると、

オリンピック聖火ランナーの火を守るために

回りを護衛する警護隊、その火を消そうと

虎視眈々と狙うチベットの自由化を訴えるグループとの

争いが連日報道されている。

もちろん、チベットの無辜の人々を殺戮した

中国政府の姿勢が批判されるのは当然だ。

しかし、この、ある種、お祭り騒ぎのように、

チベットの自由を訴えて騒いでいる連中の異様さ、

正体の怪しさというのは一体何なのだろうか。

「不争」という有名な言葉をはじめ、

老子の爪の垢でも煎じて、

彼らに飲んでもらいたいような気持ちに

本書読後、駆られてしまいました。


【マストポイント】

@あえて強さをとらず(老子道徳経第30章)

戦うことなんてほんとに自分を守る時だけでいい。

暴力に反抗して命を守る時だけでいい。

だからなにかに勝っても驕らない。

争うのは止むをえずする時だけのことだ。

そして目的をとげたって得意にはならない。

よく見てごらん、暴力や力ずくでしたことなんて

みんな長つづきしないじゃないか。

A清静が正す(老子道徳経第45章)

かっかと熱した心に勝つのは

静けさなんだよ。

じつに清く澄んだ静けさが世の中の狂いを正すのさ。

B人間関係の騒ぎなんて(老子道徳経第23章)

まわりの人たちがあれこれ言ったって

気にしなきゃあいいんだ。

台風は上陸したって半日で過ぎ去る。

大雨はいくら降っても二日とはつづかない。

大自然でさえこの程度なんだ。

人間関係の騒ぎなんて気にすることはないのさ。


(以上本文より抜粋)



【著者略歴】


加島 祥造
1923年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部卒業。信州大学、横浜国立大学、青山学院女子短大にて英文学を教える。詩人、タオイスト、墨彩画家。47年、詩作グループ「荒地」に参加。その後、壮年期まで翻訳を中心に行い、フォークナーの五作品をはじめ百点近くを手がける。95年より信州・伊那谷に独居。

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2008年03月25日

必読本 第636冊目 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

必読本 第636冊目

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引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

ジェリー・ヒックス(著), エスター・ヒックス(著),

吉田 利子(翻訳)

¥ 1,785 (税込)

ソフトバンククリエイティブ

ハードカバー: 328ページ

2007年10月30日 初版

 

●どんなものでも所有できる、どんな人にもなれる、どんなことでもできる!

 宇宙を支配する強力な法則「引き寄せの法則」をうまく使って、

望みを実現する方法を明かす。

また、人生のメカニズムについてもわかりやすく説明する。

●昨年からずっと話題の『引き寄せの法則』関係の本だが、

アメリカでも指折りのスピリチュアリストである

ヒックス夫妻の本である。

それなりに精神世界、不思議系の本に興味がある

私だが、今まで夫妻の本は読んだことがなかった。

『ザ・シークレット』DVD版を鑑賞していたら、

やたらエスター・ヒックスさんが登場されるので、

あまたある『引き寄せ』本の中でも、

石井裕之さん監修の本に続く第2番目(必読本第611冊目参照)として

本書を読もうと前々から思っていた。

図書館から借りて本日読んでみました。

●副題に『エイブラハムとの対話』とあるが、

このエイブラハムとは、

アメリカ随一のマーケッターである、ジェイ・エイブラハムの

ことではもちろんない。

いわゆるサムシング・グレートというか、

見えない世界から人間世界に様々な情報を伝えてくれる、

超生命体とも言える存在のことである。

エスター夫人は、もともとこの手の怪しげで非科学的な

精神世界のことを徹底的に毛嫌いしてきたのだが、

瞑想の訓練を何ヶ月も続けていると、

その手の見えない世界の存在と

チャネリングすることに成功する。

●世の中には、体外離脱して前世を見てきたり、

手が勝手に文字を書く、

いわゆる自動書記で神様のメッセージを伝えたり、

夜寝ている時に光に包まれて、神様、守護霊から

お告げをいただくというようなとても不可思議な能力を

授けられる方がいるようだが、

エスター夫人がこの手の能力を得ることができるようになった

そもそものきっかけが、自分の呼吸だけに集中する

15分間の簡単な瞑想を毎日行っていたからだというのは

非常に興味深いことだと思う。

このあたりの経緯は本書の第1章で細かく記載されているのだが、

誰でもこの部分を読めば、もしかたしたら

私にもチャネリングができるのじゃないかと思って

絶対に真似してみようと考えることだろう。

まあ、その手の超能力が実際に授かるかは別にしても、

瞑想が健康や直感を得ることに効果的なのは確かなので、

未経験の方は習慣化されるとよろしいでしょう。

●第2章から最終第5章までは、

夫のジェリーさんが、長年書き留めていた

精神世界のこと、人生成功の仕組みなどの疑問の数々を

エイブラハムに質問し、それに対して、

エイブラハムが具体的に

回答していくという一問一答式の流れで進む。

●エイブラハムは、永久普遍の宇宙の法則である

「引き寄せの法則」、「意図的創造の方法論」、

「許容し可能にする術」、「節目ごとの意図確認」を

順を追って事細かに説明してくれるのだが、

第1章の読みやすさと違って、第2章以降は、

途端に読みづらさというか、

一読して腑に落ちないような抽象的な話、

雲をつかむような話が続く。

●翻訳文自体は読みやすく、300ページ以上の分厚さだが、

2時間ほどあれば読破できると思う。

ただ、内容的には結構しんどいと思う。

エイブラハムの言葉がほぼ一言一句漏らさないぐらいに

すべて記載されているので、

ちょっとまどろっこしさ、くどくどしさを感じるのである。

重要部分は太字になっているので、

下記に記載したマストポイントなど、

ピンと来た重要な所だけを覚えておけばよいでしょう。

●私は未読だが、

上記のような不満を解消するためなのか、

本書の続編ともいえる実践編も刊行されているようなので、

より深い理解を求めたい方は続けて読んでみたらよろしいでしょう。

 

【マストポイント】

@欲しいものに焦点を定めていれば、

何であれ欲しいものが引き寄せられる。

欲しいものが「欠落」していることに焦点を定めていれば、

ますます「欠落」が引き寄せられる。

欲しいもののことを考えていれば、心地よい。

欠落について考えていれば、心地よくない。

A望まないことが起こらないようにするには、

望まないことは考えないこと、望まないことに思考を向けないこと。

関心は対象を必ず引き寄せるからだ。

それについて考えれば考えるほど、思考は強力になり、

強い感情を伴い、現実化を促進する。

だが、人間は「象のことを今考えないで下さいね」と

言われると、必ず象のことを考えてしまうように、

このことは簡単なようで意外に難しい。

よって、大事なことは、自分が望まないことを考えないように

しようと力むより、自分が望むものだけを常に考えていようと

意識することである。

B「許容し可能にする」とは、

自分の中に自分が見たいと思うものを見る意志を持ち、

他人の中にも自分が見たいと思うものを見る意志を持つということ

である。

 

【著者略歴】

エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス
見えない世界にいる教師たちの集合体であるエイブラハムとの対話で導かれた教えを、1986年から仲間うちで公開。お金、健康、人間関係など、人生の問題解決にエイブラハムの教えが非常に役立つと気づき、1989年から全米50都市以上でワークショップを開催、人生をよりよくしたい人たちにエイブラハムの教えを広めている。エイブラハムに関する著書、カセットテープ、CD、ビデオ、DVDなどが700以上もあり、日本では『サラとソロモン』(ナチュラルスピリット)、『運命が好転する 実践スピリチュアル・トレーニング』(PHP研究所)が紹介されている。

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2008年03月19日

必読本 第630冊目 100%幸せな1%の人々 

必読本 第630冊目

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100%幸せな1%の人々

小林 正観(著)

¥ 1,500 (税込)

中経出版

単行本(ソフトカバー): 276ページ

2008年1月19日 初版

 

●「悩み」・「仕事」・「病気」・「お金」・「イライラ」・「子ども」…。

すべてのことを受け入れて、

100%幸せに生きる「1%の人」になるための59の法則を紹介する。

●今年初めて発売された正観さんの新しい本。

出版オファーが数多くあったことに応えるかのように、

全く初めての中経出版から出された本です。

●270ページと結構な厚みがあるので、

読破まで相当時間がかかるかなぁと思ったのだが、

一篇あたり3ページという短い分量のエッセイが

59個並べられているシンプルな構成なので、

例によって平易な言葉もあり、一気に読めてしまった。

●内容的にも、神様の話、お金の話、

ありがとうの話、病気の話など、今まで正観さんが

色々な所で語った、摩訶不思議だけどとても役立つ

お話がコンパクトに1冊にまとめられている良書です。

全く初めての正観本としても、

長年のファンの方が購入しても十分楽しめます。

●この本、本編もすごく面白くてタメになるんですけど、

「あとがき」がそれに輪をかけてすごく感動的。

読む楽しみがなくなるので、内容は明かしませんが、

よくありがちな社交辞令的なあいさつで

終わることなく、非常に示唆に富むお話になっている

(おそらく、この本用に書き下ろしたものだと思う)。

是非読んでいただきたい。

 

【マストポイント】

@他の存在物に迷惑をかけないで生きている人など

この世に一人としてありえない

(他の動物、植物の命を奪って人間の食物にしているように)。

よって、

「人に迷惑など絶対にかけたくない」と意気込むより、

「自分は無力でたいしたものではない。

人に迷惑をかけながらでしか生きられない」と謙虚に思い、

まわりのすべてに感謝して生きていくことが大事。

A昔から、日本人の良さのひとつは、

「き・く・あ」の心を持っていたことにある。

き 競わない

く 比べない

あ 争わない

そして、いつも笑顔で和の心を持って生きていたこと。

西洋的な、「勝ち、負け」「正義、不正義」「善し、悪し」を

ハッキリさせないことが美点のひとつなのである。

B「私は何を食べても絶対に太らないんです」と言って

食べると、実際太ることがない

(この言葉を口ぐせにしている正観さんは

18歳から体型も体重も変わっていない)。

「私は食べれば食べるほどやせていくんです」と

言って食べると、実際ドンドンやせていく。

「私は何を食べても○○kg(理想体重)までやせちゃうんです」と

言いながら食べると、その体重まで近づいていってしまう。

逆に、肥満に悩んでいる人は、

食べる時に、この言葉と全く反対の言葉を唱えながら、

罪悪感を持ちつつ食べるので、

食物が体を太らせてしまう現象となってしまう。

 

【著者略歴】

小林正観(こばやし せいかん)

1948年、東京生まれ。中央大学法学部卒。心理学博士、教育学博士、社会学博士。
学生時代から人間の潜在能力やESP現象、超常現象に興味を持ち、心学などの研究を行なう。講演は、年に約300回の依頼があり、全国を回る生活を続けている。著書には、『22世紀への伝言』『幸せの宇宙構造』『で、何が問題なんですか』(以上、弘園社)、『究極の損得勘定』『心がなごむ秘密の話』(以上、宝来社)、『釈迦の教えは「感謝」だった』(風雲舎)、『宇宙を味方にする方程式』『宇宙を貫く幸せの法則』(到知出版社)、『楽しい人生を生きる宇宙法則』(講談社)、『この世の悩みがゼロになる』『楽しく上手にお金とつきあう』(以上、大和書房)、『「そ・わ・か」の法則』(サンマーク出版)、『神さまに好かれる話』(五月書房)など、 多数。

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2008年03月08日

必読本 第620冊目 ツキを呼ぶセラピー―読むだけでどんどん良くなるうまくいく

必読本 第620冊目

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ツキを呼ぶセラピー

―読むだけでどんどん良くなるうまくいく

斎藤 一人(著)

¥ 950 (税込)

ロングセラーズ

単行本: 150ページ

2008月3月1日 初版



● 「ついている」という言葉をいつも口にしていると、

知らない間にとてもハッピーになっている。

出会う人すべてに愛ある言葉を話そう。

いつもの名調子のひとり節をさらに簡単にコンパクトにした本なので、

いつもどこでも持ち歩いて自分自身にバシっと身に付けるのに最適な本です。

●ロングセラーズから好評発売中の、

斎藤一人さんセラピーシリーズ最新刊です。

「お金持ち」「幸せ」「愛」と来て、

今回は「ツキ」を呼び寄せる方法を教えてくれます。

●シリーズ既刊本を読まれた方ならば

ご存知のように、1ページにひとつのお話という

シンプルな形の本。

例によって平易な文体もあり、読破までには1時間もかからない。

さらりと読めるだけに、一読してそのままになりがちだが、

バッグにでも常に入れておいて、

折に触れて読み返したいような含蓄ある本です。

●長年のファンにとっては、取り立てて

新奇なところのない一人さん名言集的な内容の

本ですが、やはり、カラフルなカバーデザイン、

何度読んでもシミジミ心に染み渡るそのお言葉など、

是非とも一度は目を通しておきたいところです。

千円札1枚でおつりが来る廉価もうれしいですね。

●相互の関連性が深いという意味において、

先頃ご紹介したばかりの小林正観さんの

近刊(
必読本第618冊目参照)と、

テイストは非常に似ております。

併読すれば、より理解が進むことでしょう。


【マストポイント】

@すごいと思われたいこと自体、すごくないの。

すごい生き方をしなくたっていいじゃない?

なんで人にすごいと思われなくちゃいけないの?

人間、必要な分だけ持っていればいいのであって、

必要じゃない余計なもの(地位や名誉など)を

持っても荷物になるだけ。

すごい必要なんかないの。

A「三出せ主義」がつきを呼ぶ。

1、お金を出さずに知恵を出す。

2、知恵がなければ、汗を出す。

3、汗も出ないやつは、追い出す。

Bあなたが仕事を選ぶのじゃない。

仕事があなたを選び、あなたを呼んでいるんです。

そのときどきに、あなたにとって必要だと思われる仕事に

呼ばれているんです。


(以上、本文より抜粋)


【著者略歴】

斎藤一人
「スリムドカン」などのヒット商品でおなじみの『銀座まるかん』創設者。1993年以来、毎年、全国高額納税者番付(総合)10位以内にただひとり連続ランクインし、2003年には累計納税額で日本一になる。土地売却や株式公開などによる高額納税者が多いなか、納税額はすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。



斎藤一人さん 公式ホームページ http://www.hitorisangayatteru.com/

ラベル:斎藤一人
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2008年03月07日

必読本 第619冊目 いま一番、大事な情報―これだけ知れば、時流も生き方も分る

必読本 第619冊目

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いま一番、大事な情報

―これだけ知れば、時流も生き方も分る

船井 幸雄(著)

¥ 1,575 (税込)

あ・うん

単行本: 236ページ

2007年4月1日 初版

 

●世の中の真実、先人の知恵…。

2005年から2006年の2年間を通じて、

著者が見、聞き、考えたことが凝縮。

生きるヒント、仕事や世の中の動きを見る指針が得られる1冊。

『船井幸雄.COM』のコラムを書籍化。

●船井幸雄さんは大変多作な方で有名だが、

本書は、昨年、早く読みたい、読まなくてはと

頭の隅っこでずっと気になりつつも、

後回しになって読まずにきた本。

1日2万アクセスも誇るという

船井さんの公式ブログの中から、

とりわけ面白い話、有用な話を厳選して

1冊にまとめた本である。

●一話ごとに、エッセイのようにサラリとした

滑らかな文章で、その時々に船井さんが

気になっていること、興味あること、

感銘を受けた人や書籍などを紹介するような

形で進行していく。

各話末尾には「いま一番気になること」と題して、

ポイントがまとめられているのもうれしい

(マストポイントに一部掲載しておきます↓)。     

●腕振り運動、オーリングテスト、

未来予測、スピリチュアル現象など、

とにもかくにも内容的に興味をそそられる

テーマのお話が多いです。

これからの未来に必ず起こるであろうこと、

あらかじめ準備しておいた方がよいことなどを

ザッと概観することができるという意味において、

有為な方々には是非ご一読を推薦したいと思います。

●あとがきに、

船井幸雄さんの普段の生活を知りたいという

読者の質問に応えるという形で、

船井さんの実娘の船井ゆかりさんが書かれた

熱海での日常風景を活写したエッセイが

おまけ的に掲載されている。

温暖で自然豊か、海や山の幸にも恵まれ、

元気いっぱいの子供たち、人情あふれる大人たちという

熱海という場所の素晴らしさに、誰もが

憧憬の気持ちを抱くはずです。

温泉もあり、風光明媚な土地で余生を送るのは、

最晩年に達成したい夢のひとつですよね。


【マストポイント】

@人は、素直によく働くのが一番だ。

精神世界に興味を持つことも大事だが、

よく働き、自ら稼いで生きることが基本なので、

すべての人は、そのことを忘れないように。

A健康、経営、そして人生は、

物的要因だけでも、心理的要因だけでも、

完全にはならない。

その両方において、よきは生かし、悪しきは取り除いていこう。

Bマスメディアに出てこないものが

時流を左右していることが多々ある。

それを見抜くには、表面的な情報だけではなく、

その背後にどんな動きがあるかを知ることだ。


(以上、本文より抜粋)

 

【著者略歴】

船井幸雄
1933年大阪府生まれ。1956年、京都大学農学部農林経済学科卒業。産業心理研究所研究員、日本マネジメント協会経営指導部長、理事・関西事務所長を経て、1970年に(株)日本マーケティングセンター設立。1985年3月に船井総合研究所に社名変更。1988年経営コンサルタント会社として世界ではじめて株式上場。“経営指導のプロ”としてコンサルティングの第一線で活躍するとともに、社長、会長を歴任。2005年1月から同社最高顧問。同社を約350人の経営コンサルタントを擁する日本最大級の経営コンサルタント会社に成長させた。現在はグループ30余社の総帥であり、(株)船井本社の代表取締役会長。著書は『日本人が知らない「人類支配者」の正体』(太田龍氏との共著)、『心配不要、これからよくなる!』(西園寺昌美氏との共著)、『日本壊死』『昭和史からの警告』(以上、副島隆彦氏との共著)、『長所伸展の法則』(小山政彦氏との共著)、『まちはよみがえる』『にんげん』『夢、実現!!』『未来への処方箋』『この世の役割は「人間塾」』など300冊超。

船井幸雄.com ホームページ  http://www.funaiyukio.com/

ラベル:船井幸雄
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2008年03月06日

必読本 第618冊目 喜ばれる―自分も周りも共に幸せ

必読本 第618冊目

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喜ばれる―自分も周りも共に幸せ

小林 正観(著)

1,500円(税込み)

講談社

単行本:192ページ

2008年1月28日 初版



●自分の周囲にいい思いを投げかけると、

それは倍になって返ってきます。

周りに喜ばれれば、みんな楽しくなるし、

宇宙もそのような人を応援してくれます。

人生を楽しく生きる「宇宙の法則」を紹介する。

●一時、個人的には相当ハマッていた

小林正観さんだが、

市販されている本はどれもこれも

過去にどこかで読んだことがある話を

再編集したようなものばかりで、

正直、相当辟易していた。

本書もまた同じ系統の本かと

購入をずっと見合わせていたのだが、

どうも、講演会などでお話された内容を

まとめた、全くの語り下ろし作品のようだったので、

遅まきながらも読んでみることにしました。

●元々、正観さんの文章は

万人向けというか、非常に読みやすいことで定評があったが、

本書も、講演録をテープアップしたものなのだろう、

口語体でとても滑らかな読みやすい文章である。

平易な内容もあり、1時間も要せず読破できます。

●幸せな人生を歩むためには、

自分の執着を捨てて、

「うれしい、ありがとう、ツイてる」などの肯定的な言葉だけを使い、

いつもニコニコ頼まれやすい笑顔でいること。

まわりに喜ばれるような存在であることに努めれば、

ドンドンドンドン良いことばかりが自分に戻ってくる。

眉間にしわを寄せてシャカリキに頑張っているのに、

なぜかツイていない、いいことが全く起こらないという

ような空回り人生を送っている方々に特に推薦したい本です。

●ありがとうの話、笑顔の話、執着を取る話、

お金の話、掃除の話、頼まれ事の話など、

長年のファンにはすでに親しみがある内容の

オンパレードですが、前述したように、

宝来社、弘園社などの過去本から、

そっくりそのまま転載した話ではなく、

全く新しい語り口のお話ばかりなので、

購入して損をすることはありません。


【マストポイント】

@「決めごと」を捨てる。

自分が勝手に設定した決めごとをクリアしないと、

次のステップに行けないと思い込んでいる人が多すぎる。

画家になりたいならば、美術学校に行かなくてはならないという

決めごとを捨てて、いきなり絵を描いてみればよい。

プロのカメラマンになりたいのならば、

写真専門学校に行かなくてはならないという決めごとを捨てて、

いきなり写真を撮ってみればよい。

○○が得られないと幸せになれないという決めごとを捨てて、

今現在、既に幸せなんだと思えば、もう幸せになれる。

頑固に思い込んでいる自分なりの「決めごと」から解放されれば、

楽な生き方ができる。

A潜在能力を思う存分発揮するために

必要なことは、「リラックスして笑うこと」。

一方、最もタブーなのが、「執着する」こと。

絶対にそうあらねばならないという執着心を持った途端に、

あらゆる能力や願望の実現
がパッタリと止まってしまう。

B「意識の密度が現象の密度である」。

つまり、自分の意識で常に思っているものが、

自分のまわりに現前化することが多くなる。

お茶を淹れて、

20回に1回でも茶柱が立つのを大喜びできるような人は、

なぜかいつも不思議と茶柱が立つことが多くなる。

一方、20回の内、茶柱が立たない19回の方ばかりあげつらって、

たった1回茶柱が立った幸運を素直に喜ばないような人は、

なぜかいつも茶柱が立たなくなる。

たまの日本晴れの天気を大喜びするような人には、

出先で晴天に見舞われることが多いが、

いつも「雨が降って嫌だ」の、「風が強くて寒い」などと言ってばかり

いる人には、なぜか出先で悪天候に見舞われることが多い。

幸福の方ばかりにフォーカスすれば、

ラッキーなことばかりが現れ、

不幸の方ばかりにフォーカスしていれば、

嫌なことばかりが現出する。


【著者略歴】

小林正観(こばやし・せいかん)
1948年、東京・深川生まれ。中央大学法学部卒。心学研究家、コンセプター、デザイナー、博士(心理学、教育学、社会学)、旅行作家。全国到る所で毎日のように講演を頼まれ、各地を旅している。著書には、『楽しい人生を生きる宇宙法則』(講談社)『宇宙を解説◆百言葉』(弘園社)『心がなごむ秘密の話』(宝来社)『釈迦の教えは「感謝」だった』(風雲舎)『宇宙を貫く幸せの法則』(致知出版社)『楽しく上手にお金とつきあう』(大和書房)『「そ・わ・か」の法則』(サンマーク出版)『神さまに好かれる話』(五月書房)など多数。

うたし会 ホームページ 
http://www.utashi.com/

ラベル:小林正観
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2008年02月20日

必読本 第611冊目 引き寄せの法則

必読本 第611冊目

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引き寄せの法則

マイケル・J・ロオジエ(著), 石井 裕之(監修)

¥ 1,260 (税込)

講談社

単行本: 208ページ

2007年11月21日 初版

 

●あなたが注意と意識とエネルギーを向けるものは、

良いものも悪いものもすべて、人生に引き寄せられる。

幸せを引き寄せるための実践的な方法を紹介。

本当に人生を変えたい人のためのノウハウがつまった本。

●『ザ・シークレット』(必読本第599冊目参照)を端緒として、

「引き寄せの法則」に関する本が大ブームであるが、

その中でも特に人気が高い本。

あの石井裕之さんが監修を務められていること、

安い価格なこと、シンプルなのに実践的な内容のためであることが

原因だと思われる。

●私自身、「世間のブームには踊らされないぞ」という

意味も込めて、他の「引き寄せ」本は意識的に全く読んでいないのだが、

本書は、『ザ・シークレット』で言葉足らずだった部分や、

抽象的でわかりづらかった部分がかなり鮮明になったというか、

実際に日常生活でどのようにこの法則を実行していけば

よいのかが実に具体的に解説されている。

わかりやすい図表類も豊富で、

読んだだけでハイおしまいとならないよう、

書き込み式の練習ドリルを行いながら、

3ステップ式に「引き寄せの法則」を学習していくことができます。

●後半、「お金」と「恋愛」という、誰でも頭を悩ます

2大悩みを例に挙げて、「引き寄せの法則」

活用テクニックが解説されてあるのもうれしい。

巻末には、子供に教えるための方法まで記されている手抜かりのなさ。

●200ページあまりだが、

実に拍子抜けするぐらいに短時間で読破できる本で、

後は、いちいち意識せずとも実践できるよう、

本書の内容を熟読し、日々トレーニングするしかないでしょう。

『ザ・シークレット』読了後、類書の中でどれか迷った後に、

本書を選んだとしても、

そう失望するような事態にはならないと思います。


【マストポイント】

@波動の低い人が、不平を言ったり、自分の望まないことを

話し、こちらの波動が悪影響を受けそうな時は、

「それなら、何が望みなの?」と相手に問いかける。

A決して疑いを抱かないこと。

疑わない心が、願望を実現するスピードを

グングン上げていく。

B「人は生きた磁石だ。頭の中に占領した思考に則した

人や状況や環境を、人生に引き寄せる。

何であれ、意識の上でこだわっていることを、

たくさん経験することになる。 byブライアン・トレーシー」(本文より)

 

【著者監修者略歴】

マイケル・J・ロオジエ
カナダ、ニューブランズウィック州のブルーカラー労働者の住む地域で子ども時代を過ごす。NLP(神経言語プログラミング)の公認プラクティショナー、LOAのトレーナー。LOAについて電話を介して学べるテレクラスを開くほか、スピリチュアルセンター、企業、コンベンションでの講演、テレビ、ラジオのトーク番組への出演など、さまざまな活動を行っている。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州、ビクトリア在住。


石井裕之
1963年、東京生まれ。パーソナルモチベーター。セラピスト。有限会社オーピーアソシエイツ 代表取締役。45万部突破のベストセラーシリーズ『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』、『なぜ、占い師は信用されるのか?』、26万部突破の『「心のブレーキ」の外し方』(以上フォレスト出版)のほか、『コミュニケーションのための催眠誘導(光文社)、『ダメな自分を救う本』(祥伝社)など、十数冊の著書をもつ。催眠療法やカウンセリングの施療経験をベースにした独自のセミナーを指導。人間関係、ビジネス、恋愛、教育など、あらゆるコミュニケーションに活かすことができ、誰にでも簡単に実践できる潜在意識テクニックを一般に公開。企業からの講演依頼も多数。「社員のモチベーションや営業力、コミュニケーション技術の向上のための斬新なノウハウ」と高い評価を受けている。主催するセミナーは、高額にもかかわらず常に半年先まで予約が埋まるほどの大盛況。CDプログラム「ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム」も、異例の大ヒット教材となる。日本テレビ「おもいッきりテレビ」、フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」、テレビ東京「サイコラッ!」、よみうりテレビ「史上最強の恋愛ドリル」シリーズ、ABC「ビーバップ!ハイヒール」など、テレビ出演も多数。
『プレジデント』(プレジデント社)、『anan』(マガジンハウス)など、雑誌への寄稿も多数。

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2008年02月05日

必読本 第599冊目 ザ・シークレット

必読本 第599冊目

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ザ・シークレット

ロンダ・バーン(著),

 山川 紘矢(翻訳), 山川 亜希子(翻訳), 佐野 美代子(翻訳)

¥ 1,890 (税込)

角川書店

単行本:318ページ

2007年10月30日 初版 

 

 ●プラトン、ダ・ヴィンチ、シェイクスピア、ガリレオ、アインシュタイン…。

歴史に名を刻んだ錚々たる偉人たちが手にしていた「偉大なる秘密」を明かす。

お金、健康、人間関係など人生のあらゆる面で秘密をどう使うかがわかる。

●関連書を含め、昨年から大ブームを

巻き起こしている話題の書である。

例によって、へそ曲がりの性格ゆえ、

世間のベストセラーを尻目に、

ずっと静観を決め込んでいたのだが、

先日知り合いの方に本書のDVD版を

偶然いただき、「これも何かの導きなのか?」という

シンクロニシティめいたものを強力に感じたので、

急いで読んでみることにしました。

●ハリー・ポッターかアラジンの魔法のランプにでも

出てきそうな謎めいたカバーデザイン。

本文も全ページカラー印刷で重厚なハードカバー、

価格も1,890円(税込み)と、

かなり「本気度」が伝わってくる本である。

いかにも、「秘伝書」を買ってしまったという

ワクワク感を感じさせる。

●既に読破した方も多いかと思うので、

簡単なあらすじだけ書くと、

本書でいうところの「秘密」とは、

「引き寄せの法則」のこと。

要は、ナポレオン・ヒルやジェームズ・アレンでおなじみの、

「思考は現実化する」、「原因と結果の法則」を

現代風にわかりやすく解き明かしたような感じの内容である。

●文章は、スピリチュアル関係の翻訳で名高い

山川夫妻によるものなので、実に読みやすい。

300ページだがあっという間に読破できる。

ボブ・プロクター、ジャック・キャンフィールド、

ニール・ドナルド・ウォルシュなどの有名どころの成功哲学者と、

アインシュタイン、ウォレス・ワトルズ、ジョン・フォードなど

過去の偉人の名言を随所に紹介しながら、

わかりやすく「引き寄せの法則」の仕組みを解説していく。

全10章あるのだが、各章末には、

「秘密のまとめ」が箇条書きで列挙されているので、

読破後はこの部分だけでも繰り返し熟読したい。

●内容的にも、

「引き寄せの法則」を具体的に使いこなす方法から、

健康、お金、人間関係、心の問題など、

誰もが関心あるテーマが満遍なく

1冊に凝縮されている。

全体的なバランスは非常に良く、売れているのも納得の作りである。

●成功哲学書を読み慣れている人には、

笑い、愛、感謝、ありがとう、宝地図、アファーメーションなど、

「ああ、これ、どっかで読んだことあるある!」という

法則、教えが連発で出てくる。

非常に盛り沢山の内容。

しかし、「知っている」人に限って、

意外に「実行している」ことが少ないもの。

確認の意味で、きちんと読んでおきたい。

●また、この手の啓発書、スピリチュアル本に

あまり親しみがない学生さんにも

非常にお勧めの良書(中学3年生ぐらいから読書可能)。

小難しい専門用語もなく、

非常に万人向けに作られた、敷居が低い成功哲学書である。

こういう「秘伝の教え」は、

学校はおろか、親から教えてもらうことも皆無でしょうから、

本書で紹介されている実践例をまねして、

無意識的に使えるような訓練をしてみるとよいでしょう。

●お金を引き寄せたかったら、お金のことだけを思う

(小切手だけ送られてくると思って、請求書のことを考えない)。

素敵な彼女を引き寄せたかったら、

その女性のことばかり思う(嫌いなタイプの女性のことは一切考えない。

理由はマストポイント参照)。

楽しく実践することがカギです。

 

【マストポイント】

@愛はあなたが放射することのできる最高の波動です。

愛を強く感じれば感じるほど、また、愛を発すれば、

発するほど、あなたはより大きな力を利用することが

できるようになります。

A期待には強い引き寄せの力があります。

ですから欲しいものを期待し、

欲しくないものは期待しないようにします。

Bあなたが否定的なものに焦点を合わせていたのでは

世界を救うことはできません。

世界中の否定的な出来事に焦点を合わせると、

それをさらに悪化させるだけではなく、

あなた自身の人生にも否定的なものを引き寄せてしまいます。

(以上、本書「秘密のまとめ」より抜粋)

 

【著者、翻訳者紹介】

ロンダ・バーン RHONDA BYRNE
1945年生まれ。オーストラリア人。モーニング・ショーなどTV番組のプロデューサーとして活躍をしてきたが、父の死、仕事のいきづまりや人間関係の瓦解、会計士からの破産の警告など、様々な苦難に見舞われていた。失意に沈んでいた50代のある夜、当時24歳だった娘が自室からある本のコピーを取り出してきて、「いいから読んでみて」と手渡した。この本がきっかけとなり、とてつもない『答え』が見つかろうとしているという直感的な確信を得、歴史上のありとあらゆる偉人や賢者についての調査に取り憑かれたように没頭。行き着いた思いがけない答えをテレビ映画にして、全世界のすべての人々に提供した。

山川紘矢(やまかわ こうや)
1941年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、大蔵省に入省。1987年に退官し、以来、亜希子夫人と共にスピリチュアル・ブックを日本に翻訳紹介し続ける。

山川亜希子(やまかわ あきこ)
1943年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵省勤務の夫と共に外国生活を経験し、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどの勤務を経て翻訳に携わる。

佐野美代子(さの みよこ)
英国で幼少期を過ごす。上智大学英文科卒。外交官の夫と海外を転々とし、同時通訳20年と精神世界の通訳も多数経験している。

ザ・シークレット 参考ホームページ http://www.kadokawa.co.jp/thesecret/

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2008年02月02日

必読本 第596冊目 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

必読本 第596冊目

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第1感

「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

M・グラッドウェル(著),

沢田 博(翻訳), 阿部 尚美(翻訳)

¥1,575(税込み)

光文社

単行本:263ページ

2006年3月1日 初版



●「第六感」という言葉は、

理屈で理解可能な、身体的な五感の優越を前提として、

理屈を超えた六つ目の感覚を想定している。

しかし、五感に優越する、

誰もが心の底のどこかで抱いている、

「第1感」が存在することを検討する。

●先日ご紹介したばかりの

勝間和代さんのベストセラー(必読本第594冊目参照)の中で

推薦されていた本。

『ティッピング・ポイント』で名高い

マルコム・グラッドウェルの本です。

私自身、常日頃から「直感」に関しては、

極めて関心が高かったこともあり、

図書館から借りて読んでみることにしました。

●本書でまず興味深いのは

数多くの紹介されている実例の数々である。

冒頭の、アメリカの美術館が、散々科学的検査を重ねた結果、

本物だと断定し、超高額で購入した古代ギリシャの彫刻が、

高名な美術鑑定家たちがほんの一瞥しただけで、

贋作だと見抜いた話、

夫婦にほんの15分間会話させただけで

15年後に離婚するかどうかを予測する話

(ちなみに、本書によれば、

「批判する」ことよりも、「軽蔑がある」か否かが

離婚するか否かの判断材料になるとのこと。

覚えておいて損はないでしょう)など刺激的なエピソード満載です。

特に、最終章の、エクマン教授が開発した

「表情記述法」の話は驚きである。

よく「顔には心が表れる」というが、

それを理論的に証明してみせたのである。

この理論によって、クリントン元大統領や

O・J・シンプソン被告がほんの一瞬顔に表した表情によって、

心の奥底の本音、真の性格傾向などを

ずばりと当てて見せたエピソードは実に面白かった。

これによって、ほんの一瞬顔に出した表情で、

心に思っていること、真実の姿が一発で判明する。

嘘発見器よりもよほど正確に犯人を当てられるのではないのか。

●私のように、第一印象、直感、

先入観、偏見などのテーマに

常日頃から関心が高かった人には

おすすめできる本である。

直感の優れた点、そして逆に注意しなくてはならない点などを

いろいろな角度から解き明かした相当の労作です。

翻訳文も読みやすく、それほど読破に時間はかかりません。

●ただ、難点は、よくアメリカの翻訳本にありがちな、

文章量はギッシリだけど、

実験結果やエピソードをばかり羅列し、

焦点がややぼやけていること。

主張や論理に明確さとまとまりを欠き、

ただの、面白エピソード紹介に終始しているきらいがある。

章末にポイントがまとめられていたりなど、

読みやすい工夫があれば良かった。

前述のように、実験データは面白いものが多いので、

それだけを飛ばし読みするだけでもいいかもしれません。

【マストポイント】

@「理由をはっきりと説明できない。

でも、そう感じる」。

長時間かけて理論的に検証、熟考を重ねるよりも、

ほんの一瞬のひらめきで、物事の実相を正確に掴むことができるという

「第1感」という能力が我々にはある。

A正しい判断を下す時には、

1、熟考と直感的な思考のバランスが必要である。
2、優れた判断には、情報の節約が必要である。
  無数の雑多な要素があったら、ごく単純な要素に絞り込んで
  判断材料とすること。

B第1感の力は一朝一夕には獲得できない。

美術鑑定家、スポーツのベテランコーチ、

高名な科学者など、無数のデータを長期にわたって

見続けてきた結果によって養われることが多い。

素人の単なる「勘」は、

ただの先入観、偏見、思い込みであることが多く、

第1感とは似て非なるものである。



【著者略歴】

マルコム・グラッドウェル
イギリスに生まれカナダで育つ「ワシントン・ポスト」紙のビジネス・サイエンス担当記者を経て、雑誌「ニューヨーカー」の専属ライター。著書『ティッピング・ポイント』は世界的なベストセラーとなった。現在はニューヨーク市在住。

沢田 博
1952年、東京生まれ。東京都立大学人文学科卒、東京大学新聞研究所修了。「ニューズウィーク日本版」編集長、「エスクァイア日本版」編集長を歴任。現在、「ニューズウィーク日本版」編集顧問。

阿部 尚美
1959年、三重県生まれ。南山大学文学部英語学英文学科卒。シラキュース大学コミュニケーション学部広報学科修士課程修了。会社員を経て翻訳者に。


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2008年01月18日

必読本 第585冊目 世の中がわかる!社会心理学 (図解雑学)

必読本 第585冊目

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世の中がわかる!社会心理学 (図解雑学)

齋藤 勇(著)

¥ 1,449 (税込)

ナツメ社

単行本:223ページ

2006年11月1日 初版




●現代社会に生じている多くの問題や疑問について、

社会心理学的な見方からその本質を探り、

深層心理を解明し、解決のヒントを提示。

興味深いテーマをイラストとともに、わかりやすく解説。

●毎日生きていると、万物の霊長と言われる

我々人間であっても、何でこんな不合理な行動をするのか?

どういう原理が働いてこんな結果になってしまうのか?

と首を傾げてしまうような現象、事件に出合うことが少なくない。

たとえば、以下の質問に論理立てて答えることが

できる人はどれぐらいいるだろうか?

「大阪人は何で東京を目の敵にするのか」

「テレビで見るようなゴミ屋敷はなぜできるのか」

「家にいると、ついテレビのスイッチを入れてしまうのはなぜか」

●本書は、上記3つのような、

現代社会でよく見られる現象、問題に関して、

心理学的観点から解き明かした雑学本である。

過去何度かご紹介したナツメ社の本です。

見開き2ページでひとつのテーマを語り、

片方のページに説明書き、もう片方に図解を載せる配置なので、

例によって大変読みやすいです。

●他にも実に興味深いテーマが多く、

「ブログはなぜ流行するのか?」

「なぜ「泣ける」話を読みたがるのか?」

「なぜ、これほどまでにケータイが普及したのか?」などの

デジタル問題や、

「DV増加の原因とは?」

「引きこもり増加の原因とは?」

「なぜストーカー犯罪が起きるのか?」などの

世評を反映した問題など、実に

バラエティ豊かに取り上げられております。

●心理学の専門用語を使いつつも、

素人にも実に抵抗なく読める本なので、

知り合いに教えてあげたら

喜ばれるウンチクが満載です。

社会現象に興味がある方、

ニュースを見ていても疑問に思うことが多い方などに

オススメしたいと思います。


【マストポイント】

@人間の脳には自動行動システムがあり、

自分が言っても、他人から言われても、

何度も同じ文句を聞き続けると、

無意識にその行動をしてしまう。

善用すれば、口ぐせ習慣、アファーメーション、

自律訓練法などとして利用することが出来、

悪用すれば、洗脳、催眠、フット・イン・ザ・ドアなどの

悪徳セールス法となる。

A目は心の中の世界を映す。

幽霊が見える人と、見えない人の差は、

究極的に言うと、「幽霊が存在する」と思っている人、

「幽霊を見たい」と思っている人は、

心の構えが出来ているので幽霊が必ず見える。

そう思っていない人には一切見えない。

ものを見る時、人間は「心の目」も使う。

つまり、心構えひとつで見えるものは違ってくるのである。

外界の事物に対して、万人が同じものを見ているわけではない。

B友達選びは本当に大切。

本人が自覚している以上に、

友人からの有形無形の影響を受けるからだ

まさに友人によって、

外形的にも(服装、しゃべり方、仕草)

内面的にも(価値観、趣味、思想、知性)

自分の姿が変えられてしまう。

付き合う友達は本当に慎重に選びたい。


【著者略歴】

齋藤 勇
1943年、山梨県に生まれる。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1978年、1986年、カリフォルニア大学留学。立正大学心理学部教授(文学博士)。多数の編著書、訳書がある。

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2007年12月31日

必読本 第569冊目 KO・NO・YO (このよ)  2008年 01月号 [雑誌]

必読本 第569冊目

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KO・NO・YO (このよ)

2008年 01月号 [雑誌]

¥1,000(税込み)

新潮社

単行本:210ページ

2008年1月1日 初版



●昨年、新潮45の別冊として、

江原さん責任編集の『A・NO・YO』というタイトルの

雑誌が発売されたことがありましたが、

本書はその続編となる本。

前回の本が文字通りあの世、死後の世界を

解説した本だとしたら、今回の本は、

現世世界のことを解説した内容となっている。

●巻頭には、本書の目玉である

美輪明宏さんとのスペシャル対談を収める。

『オーラの泉』ファンならば、番組と重なるような

テーマが熱く語られておりますので、必読の内容です。

他にも、国分太一、的場浩司、高嶋正宏、

奥田瑛二、義家弘介、池口恵観さんなど、

江原さんと関係が深い有名人のインタビューも豊富に

掲載されております。

●前回もそうだったが、今回もおまけとして、

江原さんの音声CDがついているという太っ腹のよさ。

前回は講演会の模様を収録したCDだったが、

今回は、「江原啓之 80の言葉」と題して、

江原さんが一人語りで、

名言集を朗読されている(約32分間)。

本書の巻末にはCDのメッセージが文章としても

掲載されているので、目と耳両方で、

江原さんの愛のメッセージを堪能できる。

一文一文シンプルな言葉ながら、

江原さんがいつもテレビなどで話されているスピリチュアル

メッセージがほぼ網羅的に語られているので、

繰り返し繰り返し、暗記するぐらいに聞き込みたい。

●正確に言うと、本書は一般書籍ではなく、

雑誌の部類に属する本なのですが、

中間部分に「スピリチュアル歳時記百科」として、

年末年始の行事の意味が解説されているのも

この時期としてはタイムリーで魅力的でしょう。

何げなく過ごしがちなクリスマス、除夜の鐘、初詣、彼岸、

成人式などの意味が正確に記されているので、

この際しっかりと学んでおきたい。

他にも結婚、子育て、コミュニケーションなど、

興味をそそるテーマに関してもQ&A形式でしっかりと解説されている。

●雑誌であることもあり、完売してしまえば、

おそらく重版されません。

前回の本も現在アマゾンでは結構なプレミアがついています。

本書も1,000円札1枚の廉価にもかかわらず、

音声CDがついているというお得感もあり、

大手書店では続々と売れ尽くされ、

既になかなか見かけなくなっている。

見つけたら即ゲットするべきでしょう。


【マストポイント】

@出会う人とは出会うし、別れる人とは別れます。

波長の法則によって出会いも別れも決まっています。

(「江原啓之80の言葉」より。以下同じ)

A不幸の数をかぞえる人は小我の人です。

幸せの数をかぞえる人は大我の人です。

B人間がこの世に生まれた最大の理由。

それは愛を学ぶためです。

 

【著者略歴】

江原 啓之
スピリチュアル・カウンセラー。世界ヒーリング連盟会員。1964年東京生まれ。和光大学人文学部芸術学科を経て国学院大学別科神道専修2類修了。1989年にスピリチュアリズム研究所を設立。英国で学んだ学問としてのスピリチュアリズムも取り入れ、カウンセリングを行う。また『an・an』などの雑誌誌上で、恋愛や結婚、仕事、人間関係などについてアドバイスもする。テレビ、ラジオにも多数出演し、幸せな人生についてのレクチャーを行っている

江原 啓之さん 公式ホームページ http://www.ehara-hiroyuki.com/guest/index.html

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2007年12月15日

必読本 第555冊目 寂聴訳 絵解き般若心経

必読本 第555冊目

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寂聴訳 絵解き般若心経

瀬戸内 寂聴(著), 横尾 忠則(イラスト)

¥ 1,000 (税込)

朝日出版社

単行本(ソフトカバー): 93ページ

2007年7月10日 初版



●瀬戸内寂聴が、266の文字に秘められた智慧の全詩篇を、

美しい日本語で初めて現代語訳。

横尾忠則が般若心経の世界を

ダイナミックな連作絵画で物語的に描き出した決定版!

●内容的には、

はじめに般若心経の全文と現代語訳を載せ、

その後に、訳語だけではわかりづらい難解な部分を

12項目に分けて寂聴さんが細かく解説してくれる。

そして、最後の部分では、

写経をする際のごく基本的な約束事を説明してくれる。

写経の手本もおまけでついているので、

独習する際の参考になります。

●書店に行きますと、

般若心経関係の本はたくさん発売されておりますけど、

その中でも、本書が秀でている最たる理由は、

やはり、現代アートの巨匠、横尾忠則さんの、

般若心経の世界観を表現した、

神秘的なイラストが

数多く挿絵として掲載されていることにあるでしょう。

吸い込まれてしまうような感覚さえ覚える、

その不思議なイラストは一見の価値があります。

このことだけでも、本書の価格は安いと言えるでしょうね。

●この手の般若心経の現代語訳本は、

新井満さんの本(必読本第481冊目参照)を今年読みましたけど、

全体的な作りは、かなり似ていますね

(装丁、価格、本文構成、本の薄さなど)。

初心者が、般若心経とは何ぞやと、

ごくごく基本的な事項を学ぶためには最適なテキストに

なるかと思います。


【マストポイント】

@般若心経は、持経(持つこと)、読経(声に出して唱えること)、

写経(お経を写して書くこと)、

どれもすべて功徳がある。

Aマントラというものは、訳してはいけない。

意味を訊いてしまうと、効力がなくなる。

意味がわからなくとも、ただただ唱える。

B煩悩に心がかき乱される時、

苦しくて苦しくてたまらない時、

写経をすると、心が鎮まる。

道具類や形式にこだわることなく、

真心をこめてやることが大事。


【著者略歴】

瀬戸内寂聴
1922年、徳島市生れ。1943年、東京女子大学卒業。1957年「女子大生・曲愛玲」を発表して以来、『田村俊子』『かの子撩乱』『青鞜』『美は乱調にあり』など伝記小説を多数執筆。1963年、『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年、平泉中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。1987年~2005年、岩手県天台寺住職を務める。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞。1998年、現代語訳『源氏物語』(全10巻)を完成。2001年、『場所』で野間文芸賞を受賞。『瀬戸内寂聴全集』(全20巻)刊行。2002年、『釈迦』刊行。2006年、イタリアノニーノ賞、文化勲章受賞。2007年、世阿弥を描いた『秘花』がベストセラーに。

横尾 忠則
1936年兵庫県生まれ。グラフィックデザイナーからスタートし、81年に画家に転向。パリ、ベニス、サンパウロ、バングラデシュ等、世界各地のビエンナーレに出品。毎日芸術賞受賞、ニューヨークADC賞受賞など、国際的に高い評価を受けている。ここ数年、美術館の個展が続いており、2006年3月よりパリのカルティエ現代美術財団で個展開催。

posted by miura at 12:33| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神世界・不思議系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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